小室哲哉第二回公判
昨日3/12、大阪地裁で小室さんの第二回公判が行なわれました
その様子はMSN産経ニュースのサイトに出ていますので、
それを見ながら少し感想などを書こうと思います
ちなみに「諸事情」により、
「ある部分」には触れることができないので、
そこらへんはご忖度いただきたいと思います
今回は被告側の情状証人出廷がありました
当初は法廷に立つのはKCOと思われていましたが、
フタを開けると、なんとavexの松浦勝人社長と千葉龍平副社長でした
まずファンの立場からは、
松浦さん、千葉さん、本当にありがとうございました
と言いたいです
今回明らかになった最大のポイントは、
第二回公判直前の3/10に、被害者Sに、
詐欺被害額5億、民事裁判で支払いを命じられた慰謝料1億、
遅延金4866万3919円の、合計約6.5億円を、
松浦さんが用立てて貸してくれたという点です
週刊誌などでも弁済の目処がついたという情報は流れていましたが、
松浦さんだったんですね
松浦さんが金銭的支援を決意したのは1・2ヶ月前(1~2月)のことでした
小室さんとKCOは千葉さんの家に居候しているので、
松浦さんは何度かお話をしていたそうですが、
ある日小室さんがピアノを弾きたいと言ったので、
avexの経営するレストランに閉店後に連れて行ったそうです
小室さんはその時朝までピアノを引き続け、
それを見た松浦さんは小室さんの音楽への思いを感じ、
昔のことを思い出して援助を決意したとのことです
ところが被害者Sは、
「誠意が足りない」と言って示談には応じず、
松浦さんは非常にショックを受けたと言っています
「誠意」というのも抽象的で、どうにでも解釈可能な言葉ですが、
松浦さんが代理弁護人から聞いたところ、
この場合の「誠意」とは「お金」のことであると言われたと証言しています
ウホッ、さすがヤ…いや、「諸事情」でコメントは差し控えます
しかし示談の成否は裁判官の心象に多少の影響はあるかもしれませんが、
これは被害者の感情の問題であって、
民事裁判の判決による弁済額は満たしたことになります
もちろん詐欺の事実と民事裁判判決による弁済の踏み倒しの事実は消えないとしても、
これは大きいことだと思われます
また松浦さんと千葉さんは、
今後も再犯のないように小室さんを監督すること、
KCOも含めて生活を改めるように指導すること、
小室さんが仕事に専念できるようにすでに専用部屋を用意したこと、
今後は3人で新しいアーティストを発掘していくつもりであること、
などを発言しています
こうして再犯に及ぶことを防止する態勢を提示することで、
執行猶予を期待しているものと思われます
avexが前払いしたプロデュース料7億円も、
今後の活動によって償却させる考えで、
ただちに返済を要求することはないようです
「お金に困るとクリエーティブなことはできなくなる」という趣旨の発言も何度かしていますが、
金銭面・生活面での安定が音楽活動の復活、
ひいては債務弁済への道を開くものと考えているものと思います
現在の小室さんの負債の大部分は、
avex前払い金(6.9億)、Sへの返済・慰謝料(6.5億)、
asamiへの慰謝料・養育費(現残額は4~5億くらい?)の三つでしたが、
これで強制的に取り立てる大口の債権者はasamiのみになりました
asamiに関しては毎年著作権使用料1億を差し押さえる権利がありますから、
ほおっておいてもいずれは弁済されるでしょう
もしも執行猶予が得られれば、
松浦さん・千葉さんの考えの通りにすることで、
今後の小室さんの再生の道は、たしかに開かれそうな気はします
裁判と言う場でもあり、割り引いて考える必要はありますが、
小室さんは今も曲を作っており、良い曲だということです
千葉さんの発言を引用しておきます
二人は本当に色々と尽力してくれたわけですが、
avex・松浦さん個人の債権合計13億円以上が、今後弁済される保証はありません
さらにこれで小室さんに執行猶予が付かなければ、
松浦さんが工面した6.5億は、当分の間回収不能になります
おそらく今回の件は、特に松浦さんにとっては、
ほとんどメリットがある話ではなかったはずです
松浦さん・千葉さんが今回の援助に至ったのは決して打算などではなく、
(avexとの関係を強めることで債務償却を図らせる側面があるとしても)
少なくとも第一には小室さんへの義理と好意によるものと思います
二人とも小室さんとの出会いによって今の地位を築くきっかけを得たとしても、
また多くの財産を持っているとしても、なかなかできることではありません
このような関係者がまだいたというだけで、小室さんは本当に幸せ者です
松浦さん・千葉さんと小室さんの決別は、
すでに松浦さん自身によって語られており、
詳細は分かりませんが1997年7月頃、小室さん側の問題があったようです
この頃から小室さんは「人が変わったように傲慢にな」り、
豪遊・発散ぶりも半端ではなかったようです
もちろん小室さんと決別した後の松浦さんの視点という点は考えるとしても、
TKブーム全盛の中で、昔の音楽仲間との関係がこじれていった様子は見て取れます
小室さんとの決別後の松浦さん・千葉さんは、
プライベートな付き合いはほぼなかったようで、
事件のことも報道で知ったといいます
逆に言えば、逮捕されてから数ヶ月の間に関係を修復し、
6億以上のお金を工面したということになります
もっとも松浦さんにはスタッフから借金のお願いはあったようです
しかし松浦さんは、そのスタッフが「あまりにも信用できなそうな人だった」ので、
これに応じなかったとのこと
木村のことですか?
いや、木村や平根に限らず、全体としてそういうスタッフが多かったんでしょうね
それにしても、人を見る眼がありますね松浦さん…
松浦さんはほかにも、
スタッフを「僕たちと一緒に仕事できるタイプの人たち」ではなかったと評しており、
傍目から見る者も感じるのと同じ印象をやはり感じていたようです
そして今回資金援助を決意した一因は、
そうしたスタッフが一掃され、
小室さんに直接接触できるようになったこともあったとのことです
必ずしも具体的なことは言われませんでしたが、
松浦さんも千葉さんも、小室さんの周囲の人間について疑問を臭わす発言をしており、
「小室さんというネームバリューやお金に寄ってきた人たちのようにしか見えませんでした」(松浦)
「僕から見て『よろしくない人たち』が周りにはびこるようになりました」(千葉)
とまで言っています
仮にも自らミュージシャンだった松浦さんとすれば、
音楽への興味がないのに単なるビジネスとして小室さんに近づく連中には、
さぞかし嫌悪感を覚えたことでしょう
たぶんビジネスとしての小室哲哉という世界が確立していく中で、
松浦さんが違和感を感じる世界が、小室さんを囲い込むようになったのだと思います
ともかく松浦さんと千葉さんは、
小室さんを全面的にバックアップすることを法廷でアピールしました
執行猶予の可能性がどれくらいあるかは分かりませんが、
第二回公判では現状でほぼベストの状態で望むことができたと思います
少なくとも、被害者に対する金銭面での解決の意志と今後の活動の展望については、
かなり前向きなものとして示されたという印象です
松浦さんとの仲違いの話は有名だっただけに、
まさかここまでしてくれるとは思っていませんでした
まさにこれ以上はないサポートでした
特にピアノ云々のくだりは、感激しました
音楽で始まった関係は、音楽によってまた結ばれたわけです
次回の第三回公判は4/23、
被告人である小室さんへの質問と、被害者の証人尋問が行なわれます
いよいよ小室さん自身の言葉で、事件が語られることになります
被害者も(本人自らかは分かりませんが)登場するので、
小室さんにとっては正念場ということになります
ここまで来たら、なんとか良い方向に向かって欲しいものです
ちなみに木根さんが3/6に「2時っチャオ」に出演して、
小室さんについて少し語りました
保釈翌日に小室さんから電話をもらい、何度も謝られたそうです
やはり木根さんには謝らないといけないと思ったのでしょう
木根さんも待つつもりだということです
ここまで来たら、こちらも待っていこうと思います
それではまた次の更新で
その様子はMSN産経ニュースのサイトに出ていますので、
それを見ながら少し感想などを書こうと思います
ちなみに「諸事情」により、
「ある部分」には触れることができないので、
そこらへんはご忖度いただきたいと思います
今回は被告側の情状証人出廷がありました
当初は法廷に立つのはKCOと思われていましたが、
フタを開けると、なんとavexの松浦勝人社長と千葉龍平副社長でした
まずファンの立場からは、
松浦さん、千葉さん、本当にありがとうございました
と言いたいです
今回明らかになった最大のポイントは、
第二回公判直前の3/10に、被害者Sに、
詐欺被害額5億、民事裁判で支払いを命じられた慰謝料1億、
遅延金4866万3919円の、合計約6.5億円を、
松浦さんが用立てて貸してくれたという点です
週刊誌などでも弁済の目処がついたという情報は流れていましたが、
松浦さんだったんですね
松浦さんが金銭的支援を決意したのは1・2ヶ月前(1~2月)のことでした
小室さんとKCOは千葉さんの家に居候しているので、
松浦さんは何度かお話をしていたそうですが、
ある日小室さんがピアノを弾きたいと言ったので、
avexの経営するレストランに閉店後に連れて行ったそうです
小室さんはその時朝までピアノを引き続け、
それを見た松浦さんは小室さんの音楽への思いを感じ、
昔のことを思い出して援助を決意したとのことです
ところが被害者Sは、
「誠意が足りない」と言って示談には応じず、
松浦さんは非常にショックを受けたと言っています
「誠意」というのも抽象的で、どうにでも解釈可能な言葉ですが、
松浦さんが代理弁護人から聞いたところ、
この場合の「誠意」とは「お金」のことであると言われたと証言しています
ウホッ、さすがヤ…いや、「諸事情」でコメントは差し控えます
しかし示談の成否は裁判官の心象に多少の影響はあるかもしれませんが、
これは被害者の感情の問題であって、
民事裁判の判決による弁済額は満たしたことになります
もちろん詐欺の事実と民事裁判判決による弁済の踏み倒しの事実は消えないとしても、
これは大きいことだと思われます
また松浦さんと千葉さんは、
今後も再犯のないように小室さんを監督すること、
KCOも含めて生活を改めるように指導すること、
小室さんが仕事に専念できるようにすでに専用部屋を用意したこと、
今後は3人で新しいアーティストを発掘していくつもりであること、
などを発言しています
こうして再犯に及ぶことを防止する態勢を提示することで、
執行猶予を期待しているものと思われます
avexが前払いしたプロデュース料7億円も、
今後の活動によって償却させる考えで、
ただちに返済を要求することはないようです
「お金に困るとクリエーティブなことはできなくなる」という趣旨の発言も何度かしていますが、
金銭面・生活面での安定が音楽活動の復活、
ひいては債務弁済への道を開くものと考えているものと思います
現在の小室さんの負債の大部分は、
avex前払い金(6.9億)、Sへの返済・慰謝料(6.5億)、
asamiへの慰謝料・養育費(現残額は4~5億くらい?)の三つでしたが、
これで強制的に取り立てる大口の債権者はasamiのみになりました
asamiに関しては毎年著作権使用料1億を差し押さえる権利がありますから、
ほおっておいてもいずれは弁済されるでしょう
もしも執行猶予が得られれば、
松浦さん・千葉さんの考えの通りにすることで、
今後の小室さんの再生の道は、たしかに開かれそうな気はします
裁判と言う場でもあり、割り引いて考える必要はありますが、
小室さんは今も曲を作っており、良い曲だということです
千葉さんの発言を引用しておきます
「曲はいいです。今回の件が起こり、反省してリセットできたし、周りの人たちがいなくなったので、ゼロから進もうという気持ちが現れていると思いました」
「未来を作っていかなければならない状態で、そういうときはエネルギーがあります」
二人は本当に色々と尽力してくれたわけですが、
avex・松浦さん個人の債権合計13億円以上が、今後弁済される保証はありません
さらにこれで小室さんに執行猶予が付かなければ、
松浦さんが工面した6.5億は、当分の間回収不能になります
おそらく今回の件は、特に松浦さんにとっては、
ほとんどメリットがある話ではなかったはずです
松浦さん・千葉さんが今回の援助に至ったのは決して打算などではなく、
(avexとの関係を強めることで債務償却を図らせる側面があるとしても)
少なくとも第一には小室さんへの義理と好意によるものと思います
二人とも小室さんとの出会いによって今の地位を築くきっかけを得たとしても、
また多くの財産を持っているとしても、なかなかできることではありません
このような関係者がまだいたというだけで、小室さんは本当に幸せ者です
松浦さん・千葉さんと小室さんの決別は、
すでに松浦さん自身によって語られており、
詳細は分かりませんが1997年7月頃、小室さん側の問題があったようです
この頃から小室さんは「人が変わったように傲慢にな」り、
豪遊・発散ぶりも半端ではなかったようです
もちろん小室さんと決別した後の松浦さんの視点という点は考えるとしても、
TKブーム全盛の中で、昔の音楽仲間との関係がこじれていった様子は見て取れます
小室さんとの決別後の松浦さん・千葉さんは、
プライベートな付き合いはほぼなかったようで、
事件のことも報道で知ったといいます
逆に言えば、逮捕されてから数ヶ月の間に関係を修復し、
6億以上のお金を工面したということになります
もっとも松浦さんにはスタッフから借金のお願いはあったようです
しかし松浦さんは、そのスタッフが「あまりにも信用できなそうな人だった」ので、
これに応じなかったとのこと
木村のことですか?
いや、木村や平根に限らず、全体としてそういうスタッフが多かったんでしょうね
それにしても、人を見る眼がありますね松浦さん…
松浦さんはほかにも、
スタッフを「僕たちと一緒に仕事できるタイプの人たち」ではなかったと評しており、
傍目から見る者も感じるのと同じ印象をやはり感じていたようです
そして今回資金援助を決意した一因は、
そうしたスタッフが一掃され、
小室さんに直接接触できるようになったこともあったとのことです
必ずしも具体的なことは言われませんでしたが、
松浦さんも千葉さんも、小室さんの周囲の人間について疑問を臭わす発言をしており、
「小室さんというネームバリューやお金に寄ってきた人たちのようにしか見えませんでした」(松浦)
「僕から見て『よろしくない人たち』が周りにはびこるようになりました」(千葉)
とまで言っています
仮にも自らミュージシャンだった松浦さんとすれば、
音楽への興味がないのに単なるビジネスとして小室さんに近づく連中には、
さぞかし嫌悪感を覚えたことでしょう
たぶんビジネスとしての小室哲哉という世界が確立していく中で、
松浦さんが違和感を感じる世界が、小室さんを囲い込むようになったのだと思います
ともかく松浦さんと千葉さんは、
小室さんを全面的にバックアップすることを法廷でアピールしました
執行猶予の可能性がどれくらいあるかは分かりませんが、
第二回公判では現状でほぼベストの状態で望むことができたと思います
少なくとも、被害者に対する金銭面での解決の意志と今後の活動の展望については、
かなり前向きなものとして示されたという印象です
松浦さんとの仲違いの話は有名だっただけに、
まさかここまでしてくれるとは思っていませんでした
まさにこれ以上はないサポートでした
特にピアノ云々のくだりは、感激しました
音楽で始まった関係は、音楽によってまた結ばれたわけです
次回の第三回公判は4/23、
被告人である小室さんへの質問と、被害者の証人尋問が行なわれます
いよいよ小室さん自身の言葉で、事件が語られることになります
被害者も(本人自らかは分かりませんが)登場するので、
小室さんにとっては正念場ということになります
ここまで来たら、なんとか良い方向に向かって欲しいものです
ちなみに木根さんが3/6に「2時っチャオ」に出演して、
小室さんについて少し語りました
保釈翌日に小室さんから電話をもらい、何度も謝られたそうです
やはり木根さんには謝らないといけないと思ったのでしょう
木根さんも待つつもりだということです
ここまで来たら、こちらも待っていこうと思います
それではまた次の更新で
この記事へのコメント
上場企業の経営者であるという点を含めても大きなリスクを取った松浦さん千葉さんには僕も感謝の思いです。
小室さんが木根さんに謝ったという話も単純に嬉しいですね。
ただ、そういったいい話があればあるほど、小室さん自身の生活ぶりが事件の遠因であり、自らも事件を主導している点がやはり残念でなりません。。
次回4/23ですが、その前のWE LOVE TM NETWORKを楽しみに待つとします。
出張、お疲れ様です。(もう帰国されているのですか?)
今回の公判は、明るい気持ちで法廷ライブを読むことができました。本当に、松浦さん、千葉さんありがとうという気持ちでいっぱいです。もうこの「ありがとう」の一言に尽きるのでは…と思います。
てっちゃんの表情も、かつての穏やかそうな表情に戻ってきているように思いました。
私も、実刑であろうとなかろうと待つ気持ちは一緒です。てっちゃんは曲を作って音楽に帰ってきているようなので(変な文ですが・・・。)その点も安心しました。ファンとして、執行猶予がつくことを祈っています。
今回のエイベックスホールディングスの松浦社長と千葉副社長には本当にありがとうございますm(_ _)m
今回の事で松浦社長と千葉副社長の大変な英断にかなりびっくり!しました!?
一部上場企業のトップの2人が裁判の弁護側証人に立つのは相当なリスクがあるのですが今回の証人出廷には感謝しています!
真剣に好意的なサポートしてくれるのは本当にありがたいです!
なんだか前途多難な裁判だなって思います。そこらへんをどう裁判官が判断するのだろうって思います。
We love TM NETWORKは特設サイトで一部楽曲が先行試聴できるようですね
私はなぜか試聴できないのですが…なぜ?(外国だから?)
>ksさん、たけさん、NAXさん
今回の公判記録は、ファンの立場で読んでいてもありがたいことを言ってくれていましたね(もちろん苦言も多く含まれていましたが)
しかし3回公判、小室さんちゃんと理路整然と話せるかなあ…という心配がよぎります(^^;
>アザラシさん
S氏は木村隆との示談には応じたという噂がありますね(ソース不明ですが、木村公判?)
S氏は初めから小室さんとの示談に応じるつもりはないはずですから、今回の実質的な目標は示談無しで執行猶予を勝ち取ることだと思います
仰るとおり前途多難ですね