6-8 エルマーの冒険

DJ Afrojack「The Spark」のリミックス、
前回は「Afrojack Club Edit」が小室さんのミックスだと書きましたが、
これは勘違いでした! ごめんなさい


小室さんのミックスは「SPARK (Tetsuya Komuro Remix)」で、
10/30にdirrtyremixes.comで公開されました
このサイト、無料DLができますので、とりあえず聞いてみたいと言う方、是非どうぞ


10/31にはTOYOTAがスポンサーのyoutube番組「白黒歌合戦」で、
小室さんとヒャダインさんが一緒に出演して
司会のナオト・インティライミさんらとトークをしました


ヒャダインさん、世代的にもそうだろうとは思いましたが、
若い頃は小室さんの影響でシンセを買って、曲をコピーしていたそうです
なんと中学生時代に使っていたEOS B700を、今回のために実家から取り寄せました
キーが一部壊れており、かなり使い込んでいたことが分かります
ヒャダインさんはその場で「EZ Do Dance」「Boy Meets Girl」を弾いていました


その後は小室さんが演奏を替わって、
「Time To Count Down」「Get Wild」を即興演奏しましたが、
ヒャダインさんは「俺のEOSを小室さんが触ってるー!」と言って喜んでました
小室さんは小室さんで、「音いいですね」と、
昔の自分が開発したEOSの音を自画自賛していました
ともかく小室さん、楽しそうで良かったです


若手のカミングアウトでは、
11/2の「FNS歌謡祭」でゴールデンボンバーの鬼龍院翔さんが、
小室さんに熱烈なファンアピールをしていました
鬼龍院さんのTwitterには、
「収録終わりに尊敬する小室哲哉さんが握手して下さり感激した…(⊃-^)いやぁぁぁ嬉しかった!!(⊃-^)」
と書かれています


演奏よりも演出に重点を置く金爆のスタイルって、
案外小室さんの影響があるのかもしれませんね
昔TM Jr.がどうこうという話がありましたが、
実はTMの遺伝子を受け継いでいるのは金爆ということなのかな…


なお12/7「白黒歌合戦」(18:00~)では、
小室さんがヒャダインさんと一緒に新曲を演奏するとのことです
しかも二人とも歌うつもりのようで(小室さんも!)、
マニアックな人にはたまらないことになりそうな気がします
そりゃまあ「歌合戦」ですからねぇ


しかし今回はコブクロやゆずが目標だそうで、
かなり本格的に歌うかもしれません
もっともこの二人でコブクロ・ゆずって、
全然得意分野を生かしていない気がしますし、
結局そんなにコブクロ・ゆず風にはなりえないとは思いますが


以上、もっぱら小室さんの話になりましたが、
ウツについては、小説「White Room」の電子書籍版が発売されました
本作と連動した「White Room」のBlu-spec2版リリースを受けてのものでしょう
それほど売れるとは思えませんが、
こういうのを手軽に販売できるあたりが電子書籍の魅力なんでしょうね


また12/28にウツのファンイベントが開催されるそうです
例年のクリスマスディナーショーに当たるものでしょう
木根さんのクリスマスライブは、葛城さん・西村さんがサポートと言うことで、
TMの曲を多めにやることになるとのことです


他に既出情報ですが、
TM NETWORK「START investigation」の再放送が、
11/21の21:00~22:30にWOWOWで予定されています
さらに12/27の22:30~24:00にも三度目の放送が予定されています
前回録画し損ねた方は、予約しておいてください


最後に、アクセスが40万越えました
みなさん、どうもありがとうございます!
約1年で10万くらい増えたから、
来年30周年の年内に50万行くかな?


では本題に入ります
前回の記事では1997年から始めて、1999年まで話を持っていってしまいましたが、
今回は1997年の状況を、TMN周辺に限定して見ていきます。

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1996年末、「Detour」の発表によって、
TMN再結成の可能性が示唆されたが、
それはゲームもしくはベスト版のボーナストラックという位置付けに過ぎない
おそらく3人の計画としては、
3人による本格的な音楽活動は1997年からになるはずだった


その始まりとして期待されていたのが、
アニメ映画「エルマーの冒険」である
原作は「My Fathers’s Dragon」と題するアメリカの絵本で、
主人公エルマー=エレベーターが島に竜の子供ボリスを助けに行く物語である


日本では絵本の日本語版も普及していたが、
その映画版は1997/7/5に公開された
夏休みの子供向け映画として期待されたものだろう
配給は松竹だった


この映画では音楽は木根尚登が務めた
1995年の「ユンカース・カム・ヒア」の実績も前提になっただろう
「エルマーの冒険」サウンドトラックは、
木根尚登名義で7/21にリリースされている


ただ小室哲哉も音楽監修として名を連ねている
実際に関与したのはほぼ木根だっただろうが、
製作サイドとしても小室の名前は欲しかったに違いない
また小室・木根側としても、
TMNメンバーの共同作業の名義を示すことは意味があっただろう
ただ、今回の記事はタイトルが「6-8 エルマーの冒険」であるにもかかわらず、
私は木根のサウンドトラックを聞いたことがないので、
大変申し訳ないことながら、こちらには言及できない
(ホントすみません)


本作で小室が実質的に関与したのは、
オープニングテーマとエンディングテーマである
オープニングはYŪKI「dragons’ Dance」
エンディングは宇都宮隆「if you wish,,,」で、
どちらもTKプロデュース、作曲・編曲小室哲哉だった
作詞は「dragons’ Dance」はMarc Panther・小室哲哉、
「if you wish...」はMarc Pantherである
7/5には有楽町の丸の内ピカデリー2で、
木根・ウツ・YŪKIが舞台挨拶を行なっている


YŪKIは言うまでもなくTRFのボーカルだが、
この曲がソロデビュー曲となる
映画ではエルマー役の声優も勤めている


trfは1995年末に「Brand New Tomorrow」をリリースした
小室自身はこれがtrfで一番好きなアルバムだと言っている
売れ線から外れたR&B・Hip Hop路線のアルバムで、
ヒット曲メーカーになることを強いられていた小室としては、
むしろやりたい音にチャレンジできた作品という印象が強いのかもしれない


ただ「Brand New Tomorrow」は商業的には失敗した
セールスは100万枚超で、
前作「dAnce to positive」(238.2万枚)から大きく売上を落としている
(それでもかなりのセールスだが)


この頃はglobe・安室・華原のブレーク期で、
一般にはTKブームの最盛期とされるのだが、
そのような中でのtrfのセールス低減は、
マスコミの扱いにも影響しただろう
彼らのバックにいた千葉龍平も小室に不満を持っていたという


この対策としてtrfは1996年、
大文字でTRFと表記を改め(これは現在まで続く)、
矢継ぎ早に5枚のシングルをリリースした


その中でも「Hey! Ladies & Gentlemen」「Brave Story」などは、
なかなか悪くない作品だと思うのだが、
この頃になるとセールスは20~30万枚程度になり、
シングルがすべてミリオンを出していた1年前とは状況が一変した
1996年にはアルバムも出す予定だったのだが、
これも立ち消えになってしまう
YŪKIのソロデビューや声優登用も、おそらくこの流れの中で、
TRFの解消も視野に入れたものだったのだろう


ただし1995年秋頃にYŪKIのソロ名義で「teens」という曲が作られ、
森永チョコレートのCMで使われている
この頃はtrfの余勢を買ってソロ活動も行なうという、
より積極的なプランだったのかもしれない
ただし「teens」は後に「Brand New Tomorrow」にtrf名義で収録された


一方の「if you wish...」はウツのTKプロデュース第二段シングルである
実に前作「discovery」から8ヶ月の間隔を空けてのリリースとなった
この間にもう一曲くらい出すこともできたはずだが、
「Gaball Screen」「エルマーの冒険」と、
何らかの企画と絡めて話題性を持たせようという計画だったのかもしれない


ウツはこの空いた時間を使って、
5/3~7/3に「Tour E.A. Grandstand」を開催している
「easy attraction」(E.A.)の第二段ツアーだが、
アルバムリリース無しで開かれたツアーは、
2010年「Jumping Jack Show」以前ではこれのみである
(当初ネット配信のみで楽曲を発表していたU_WAVE名義のツアーは除く)
なおツアー最終日7/3の東京国際フォーラム公演では、木根がゲスト出演している


ウツは本ツアーから、武道館規模の会場は用いず、
数千人規模のホールを回るようになる
サポートメンバーの内、キーボード菊地圭介・ベース平野健多やコーラスは、
「Tour easy attraction」と変わっておらず、
その点で前ツアーと連続性の強いものだったが、
ドラムは山田亘から阿部薫に、
ギターは白田一秀から西山毅(Hound Dogのギタリスト)に替わった


当初本ツアーでもドラムは山田の予定だったのだが、
予定が合わなかったため阿部に変更になったという
阿部はTM時代からの縁だが、ウツソロでは初めての参加である
阿部は本ツアーで「やまびこ8号」を歌っているが、
これは1997/7/9ソロデビューシングル「Night Eyes」のカップリングである


こうして「エルマーの冒険」では、
木根の映画音楽とエンディングテーマ「if you wish...」によってTMN3人の共同作業が実現した
しかも「Detour」の時とは異なり、
一般公開の映画によって、TMNファン以外にもその成果が示されたのである
おそらく3人は、これをTMN復活へのワンステップとするつもりだっただろう


ミュージックステーションで「if you wish...」


しかしそこには必ずしも成果が伴ったわけではない
「dragons’ dance」「if you wish...」は、
それぞれ6/25・7/2にリリースされたが、
「dragons’ dance」は10.4万枚、11位で、
すでに人気が低落していたTRFのシングルと比べても、
半分程度の売上となった


そして「if you wish...」は4.2万枚、18位の成績で、
より深刻な結果となった
「discovery」が12万枚、10位を獲得したのと比べれば、
その低落は明らかである


この原因の一つは、楽曲の方向性の問題だろう
「dragons’ dance」「if you wish...」ともに、
いわゆる小室系のノリの良いアッパーチューンでも、
日本人好みのバラードでもない
分かりやすいサビを備えカラオケで盛り上がれる曲を期待した層には、
ほぼ無縁な作りだった


小室としては比較的自分の自由が利く映画音楽で、
新しい方向性を試してみたかったのかもしれない
他にもこの頃では、安室奈美恵「How to be a girl」
hitomi「problem」なども、
こうした試みの一端が感じられるように思う


これらの楽曲群はセールス面で大成功を収めることはなかった
だがそもそもTKサウンドは露出過剰だったこともあり、
すでにリスナーに飽きの兆候も出ていた頃だった
いずれ多少の軌道修正断行の必要はあったのだろう


個人的にこの頃の曲はもっと評価されて良いと思う
「dragons' dance」の壮大なオケなどは、今聞いてもなかなか良いと思う
しかし「if you wish...」がTMN再結集アピールの面で、
十分な効果が期待できる作りだったかといえば、かなり難しかったと思う


ましてやそのような楽曲を「エルマーの冒険」という子供向け映画に使ったのは、
映画を見る層からの広がりを期待したのならば、
かなり無謀だったといわざるをえない
小学校低学年が「if you wish...」の渋さを理解できるとは、
私には到底思えない
(同じことは、安室「toi et moi」をポケモンに提供した時も思った)
子供向けだからこそ「Crazy Gonna Crazy」「Body Feels Exit」など、
分かりやすいTKサウンドが求められたのではないか


実際に「if you wish...」は100位内に3週しかランクインしておらず、
映画による人気拡大はほぼなかったと言ってよい
YŪKIもこの後ソロ活動も声優業も継続させることはなく、
その点でも「エルマーの冒険」は失敗だった
(YŪKIの場合は別章で述べるように、事務所の問題もあったのだが)


ウツのダメージはかなり大きかったと思われる
もともとウツがソロ活動開始からまもなく小室に再接近したのは、
1995年のBOYO-BOZOの失敗が大きい
そこで1996年にはTMNのイメージに近いスタイルに戻り、
松本孝弘・浅倉大介などの曲も含む「easy attraction」をリリースした


この延長線上にTKプロデュースもあり、
松本提供曲「少年」やTK第一弾「discovery」で、
ウツは再び人気を一定度回復した
ところが「if you wish...」ではまた人気の低落を招く結果になった


その低落はどの程度のものだったか
実は「if you wish...」の4.2万枚とは、
BOYO-BOZOの「JUMP」6.2万枚を下回る数字である
つまりウツ側としては、TKプロデュースの看板をもらったにもかかわらず、
オリジナルシングルとしては過去最低の成績となってしまったのである
(1995年リカットシングル「Bang! Bang! Bang!」は除く)


もっともこの結果は小室のせいというだけではなく、
長期に渡って新作が出なくなったことを契機に、
ウツから卒業するファンが続出したと考えた方が良いかもしれない
この頃のウツファンは、
1991年以前からの旧TMNファンが大部分を占めていたと考えられるが、
ならばこの時点ですでに6年以上が経過していたことになる
中学生以来のファンは、もう高校を卒業していた頃であり、
高校でファンになった者ならば、社会人になる頃である
かなりのツワモノファンでない限り、自然淘汰される時期だったのだろう


それはともかくウツソロの人気は、
TKプロデュースによっても維持が困難であることが明らかになった
そして「if you wish...」リリースから数ヶ月後の秋、
ウツはアルバムのレコーディングに入る


これ以前、ウツはアルバム用に年始からアルバム用の楽曲を募集していたがなかなか集まらず、
7月の「E.A. Grandstand」終了後には年内のアルバムリリースを目指してレコーディングも始めたが、
このレコーディングは中断してしまったらしい
8月には、良い曲が集まらないとウツが発言している


次のアルバムにつながるレコーディングは年末年始の前後に行なわれた
11月上旬にはレコーディング中のことが語られているので、10月中には始まっていたと見られる
アルバムは翌年春にリリースとされており、
実際に4月に「fragile」としてリリースされた


中断前にレコーディングした曲は発表されていないが、
「fragile」とは方向性が違ったという
アルバム制作の長期化の中で、ウツは緊張感を保つのに苦労したという
以上の情報を総合するに、中断期間は9月前後ということになるだろうか


このアルバムは小室の関与がまったくなかった
また「fragile」には「discovery」「if you wish...」が収録されていない
「if you wish...」の失敗があったとはいえ、
セールス面ではTKシングル2枚を入れた方が有利なことは明らかだが、
ウツは本作において、意図的に小室から離れる方向を示したと見られる


また木根も11/1、小室と無関係にシングル「誰かが君を愛してる」をリリースする
レコーディングは1997年9月頃らしく、
その頃にはTKプロデュースの看板を外すことは決定していたと見られる
このタイミングはウツと同じであり、共通の背景があった可能性が高い


特に木根の場合は、小室への依存度はウツよりも高かった
たとえば1995年のシングル売り上げは数千枚規模まで落ちていたのに対し、
TKプロデュースの「Remember Me?」は10万枚を越え、
木根の音楽史上圧倒的な成績となった


メディアでも木根は小室との関係をより強調していたし、
大賀埜々への楽曲提供など、小室経由で目立つ仕事を手にしていた
「エルマーの冒険」は100位圏外だったが、
これはサウンドトラックという媒体の性格を考えれば、予想された結果だろう
むしろ翌年に映画「キリコの風景」の映画音楽を担当したように、
この仕事は木根にとって活動の幅を広げる要因にもなったと思われる


そのような状況にあった木根にとって、
たかがウツのシングル一作の失敗のみで小室から離れるというのが、
得策だったとは思われない
実際に木根が小室から離れたことは、セールス面で大きな影響を及ぼした


「誰かが君を愛してる」は85位、3千枚のセールスだが、
前作「Remember Me?」(9位、10.3万枚)と比較すると、
成績のあまりの低落ぶりには驚かざるを得ない
なにしろ10.3万枚が0.3万枚になったのである
(字で書くと「1」が一つ落ちただけにも見えるが)
前作を購入した新規層がほぼ定着しなかったことをうかがわせる


ただし本作は1995年の「橋はどこにあるの」(61位、6千枚)をも下回っており、
この成績はTK効果の消滅とともに、固定ファンの減少も一因と見るべきだろう
全体として見れば1997年後半は、
ウツ・木根ともにTKプロデュースから距離を取るとともに、
ファン離れが急速に進んだ時期でもあった


少し話は逸れたが、
おおまかな流れを再度整理すると、
少なくとも「エルマーの冒険」公開の7月まで、
TMN3人は小室を中心に接近する方向性を示しており、
ウツも木根もソロ作品には小室の関与が見られた
ところが秋になると、木根は小室と関係なくソロ作品の制作に入り、ウツもレコーディングを中断して方向性を改めた


これはどのように考えるべきか
一つには、TMNの再結成を前提に、TMNとの区別化のためにソロで小室の関与を外したとも考えられよう
つまり「エルマーの冒険」の後でTMN再始動に向けて動き出すことが確定していたため、
ソロはあえて小室から離れたのだという考えである


だが後のウツの発言によれば、TKプロデュースのアルバムを出す予定が流れたことがあったという
これがタイミングとしてありえたのは1997年頃しか考えられない
ウツは1996年末からたびたび、次のアルバムの候補曲の選定を行なっていると発言し続けているので、
全曲小室作曲とする予定はなかったようだが、
2枚のシングルに続けてアルバムでも小室の関与が予定されていた可能性は高い


しかしウツは1997年10月頃、小室作曲のシングルをあえて外したアルバムの制作に入った
この時点で、小室が関与しない形でアルバムを作る方針に変更されたものと見られる
木根が9月に小室が関わらないシングルの制作に入ったのも、
同じ文脈上にあった可能性が高い


どうやら1997年後半、
小室・ウツ・木根の3人の活動には何かがあったらしい
これは「if you wish...」の失敗によるものなのだろうか
次回はこの後に行なわれるTMN再結成宣言周辺の動向から、
当時の3人をめぐる状況を確認することにしたい

(2013/11/6執筆、2016/4/30加筆)

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この記事へのコメント

青い惑星の愚か者
2013年11月06日 02:22
【 告 知 】
忘年会の件、とりあえずの方針を考えてみました。
正式告知は次回コメント欄ではなく本文の方でやりますんで、応募は次回更新時にお願いします!

・12/28はウツライブとかぶるし、12/30は年末過ぎて何かと忙しいんじゃないかと勝手に推測し、12/29(日)の方向で行こうかなぁと。
ちなみに12/27までは私が東京にいないので、どうしようもありません。一部の方、すみません!

・場所は池袋あたり、時間は夜くらいから(あいまい)。とりあえず1次会の会場だけ押さえておいて、2次会は有志がノリで。具体的な要望(この店で飲みてえ!とか、○時からにしろ!とか)があったら是非ご提案を。私が考える手間が省けます(笑

・特殊な企画を催したりする気合い入ったオフ会とかじゃなくて(そういうの出たことないけど)、本当にただ飲み屋でお話するだけのグダグダ忘年会。なので余計な期待はキンモツ! 謙遜じゃなく、マジで店を予約して会計するだけです。

・つまり、年の瀬も押し迫った候にもなって、いい年した大人が、「さいたまBDのavexの特典は微妙だったよね」「そもそもGreen Days配信の話はどうなったのか」「最近Nervousダンスをやってみたら脇が筋肉痛になったよ」「Kiss Japan Tourの宇宙服コスチュームに疑問を挟むスタッフはいなかったのか」など、どうでもいい雑談をするだけの場で、それ以上ではないです。

それではよろしく。
fe
2013年11月06日 12:45
こんにちは。

小室先生は「作品の意図・シーンを尊重する前提を守りつつ意表を突いたジャンルを入れる」(例:川井憲次さん・鷺巣詩郎さん・梶浦由紀さん・菅野よう子さん)というより「担当作品・タイアップ先を自分を売り出す手段にする」(例:坂本龍一さん・キース・エマーソン氏・トレント・レズナー氏)側面が強いと感じます。

それ故に「BEYOND THE TIME」「If You Wish...」の様な作品のテーマの方向性を引き出したテーマ曲を手掛けた反面、「toi et moi」は後に担当したその映画を担当した脚本家・首藤剛志さんから「テーマと合っていない」「劇判に歌詞を書いてそれをEDにした方がよかった」と批判されていました。実際そのポケモン映画を過去に拝見しましたが、BGMはオーケストラで統一・自然現象とカタストロフの描写・ドラゴンの大活躍の締めがHIP HOPなのは素人耳でも違和感を感じます。「画竜点睛を欠く」とは正にこれでしたね。

「映像の半分は音で出来ている(by押井守監督)」とは良くぞ言ったもので、明らかにイメージソング・ボーナストラック的なポジションである「toi et moi」…小室先生のファンとしては出来は十分合格点、好きなんですけど、ポケモンのテーマとしては微妙、ポケモンの映画主題歌ベストアルバムには収録されていませんでした。これは決して版権だけの問題ではないと思います。

小室先生の劇判作家としての可能性について考えさせられた記事でした。執筆お疲れ様でした。

…色々書きましたが「ウサニ」をきちんとしたサウンドトラックとして聞きたいです。作品のファンとしてではなく小室先生のファンとして。
fe
2013年11月06日 22:04
失礼します。

「toi et moi」の件ですがポケモンの映画主題歌ベストアルバムには収録されていました。いつの間にかアルバム未収録という記憶だけが残っていましたがそれは安室奈美恵さんのアルバムでした。この度は誠に失礼致しました。

切っ掛けに聞き直してみましたがやっぱり、ポケモンのテーマ曲としては…「金曜日のライオン」で銀色夏生さんが「曲自体がドラマを持っている」と称されていましたがこの頃から自己主張が強かったのですね。

それでは、何度も失礼致しました。
Cyan
2013年11月14日 01:42
こんばんわ。

まさに・・・管理人さんのおっしゃるとおり、私も「fragile」までは聴いてて、そこから徐々に離れていったように思います。

全然話しが変わりますが、つい先日お台場のU_WAVEライブ行って来ました。初参戦で正直U波の曲はあまり知らなくて不安だったのですが、想像以上に楽しめて、行ってよかったと思いました。
ウツさんはこっちが心配になるくらい、動いたりまわったりしてて、歌声も力強くて健在でした。
やっぱりウツはステージに上がるとオーラというか輝きや存在感が凄いですよね。プロ根性を改めて感じました。
アザラシ
2013年11月14日 21:27
久し振りです。ウツや木根さんがてっちゃんから離れたのは本当は、てっちゃんと仕事をしたかったのに出来なかったのは、当事者同士ではどうにも出来ない身動きが取れない事情があるのではと思います。

本当にやりたくなかったらてっちゃんの逮捕の時にやめてると思います。でもてっちゃんの逮捕をきっかけに更に3人の結束と団結は固まり、ウツや木根さんのコメント発表後に昔からの音楽仲間も今後も一緒に仕事をしたいと公の場でコメントやパフォーマンスで発表と今思えばこの時期の本当にやりたいことが出来なかった思いが強く影響してるのだと思います。
ISS
2013年11月16日 05:24
「if you wish...」、Mステで歌っているウツを久々に見てびっくりした記憶があります。きちんと情報を追っていなくて突然TVでみたもので。印象は薄かったように思います。「discovery」はよかったのに残念。
あと、「if you wish...」は歌詞がなんとも幼すぎたのではないでしょうか。「傷だらけの羽をせいっぱい伸ばして~♪」とか。「渋さ」と記述がありますが、そうは思えなかったです。(すみません)

マークや前田氏の作詞は個人的には苦手なのでそう思えたかもしれませんが、このころから歌詞の扱いがいよいよ雑になってきたなあと。
1994以前のTMは歌詞が美しかったのに。小室みつ子さんだけでなく、小室哲哉さんも。ファン離れはこうしたことも影響しているのでは、、、と当時は歯がゆく思っていました。
青い惑星の愚か者
2013年11月19日 07:02
>feさん
カッコ内で一行だけ書いただけのtoi et moiにいろいろと情報をありがとうございます
私はポケモンの映画(というかテレビアニメも)見たことがないんですが、監督の酷評ぶりはすごいですねえ
売り上げも前後と比べるとこの曲だけ低いんですよね
前のRESPECT THE POWER OF LOVEとか、良い曲だったんですけどね

>Cyanさん
ウツの元気ぶりはいろいろと聞きますね
来年は期待してよさそうだと思います
当初は「おいおい、体がそんな状態なのにツアーとか大丈夫なのか?」とか思っていましたが、ウツのミュージシャン根性はすばらしいです

>アザラシさん
ウツ・木根さんが小室さんから離れたのは、本文中にも書きましたが、何かやむをえない状況があったものと考えています
具体的には小室さんの問題だと思っているんですが、それは近いうちに書くことになると思います
青い惑星の愚か者
2013年11月19日 07:02
>ISSさん
私もif you wish...は印象薄いんですよ
エルマーの冒険なんて、子持ちの親くらいしか見る機会なかったでしょうしね(あるいは子持ちの親あたりをターゲットにしていたんでしょうか?)

「渋さ」については、本記事では小室さんの曲について書いていまして、survival danceとかfeel like danceみたいに、誰でも一聴して盛り上がれる分かりやすい作りではないということです
それでは分かりづらいけどよい曲と思っているのかというと、そこも微妙だったりするのですが…
たぶんこの曲、メロディよりはオケ作りに主眼があるんでしょうね
同時期の安室のHow to be a girlなんかと近いんだろうと思います

歌詞はもとより小室さんではないので、私としては興味がないというか…
でもマークの歌詞は、映画のテーマを踏まえたものですから、内容が幼くなるのは仕方ないと思いますよ
まあ私のマークについての評価は、ブログでほとんど書かないことからお察し下さい(笑)

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