6-13 Get Wild Decade Run

2014/2/21、TM NETWORKの新作情報が開示されました
シングル「Loud」と、
リミックスアルバム「Information Discovery Report」で、
タイトルは現時点では「仮」ですが、リリース日はともに4/22です
早く聞きたいですね


「Loud」はCDのみとDVD付属版の2パターンがあり、
それぞれ1260円と1890円です
って、CDのみで1260円て高くないですか?
別に財政的に厳しいわけではないんですが、シングルってこんなにしたっけ
「I am」は1000円でしたよね
なんだか釈然としないなあ


CDは4曲入りで、1曲は「Loud」、1曲は曲名未定、あと2曲は両曲のインストです
またDVDは「Loud」のPVが入るようですが、
約10分とあるので、メイキングなども付くかもしれません
小室さん、2/21に「撮影」があったようですが、あるいはPV?


小室さんによれば「Informantion Discovery Report」は、
「情報開示録」の意味だそうです
アルバムは10曲入りで、現時点の収録予定曲は、
「Get Wild」「Self Control」「Seven Days War」「Be Together」「Just One Victory」「Accident」です
「Just One Victory」は、BD「START investigation」の解説中でも、
応援歌としてもっと知られてほしいみたいなことを言っていましたが、
そういう思いもあっての選曲でしょうね


今回注目すべきは「Accident(アクシデント)」でしょう
少し前に小室さんがラジオで「新曲と関係する」と発言していた曲です
新曲というか、リミックスするということだったんですね
この曲、リリース以来まったくリミックスとかと無縁だったし、
後の典型的TM楽曲とは異なる作風ということもあり、どんな形になるのか楽しみです
20周年では1stアルバムのリードシングル「金曜日のライオン」がリミックスされたから、
今回は2ndアルバムのリードシングルを…ってことでしょうか
ライブでもやるかな? ていうかやってくれ!


しかしその他の4曲のラインナップが、この上なくつまらない選曲ですね
小室さんが自分で選んでいるのかな?
あと4曲収録不明曲がありますが、
「Beyond The Time」「Love Train」「Still Love Her」「Human System」
とかになりそうで怖いです
もう定番曲はいいから、
「アクシデント」のような隠れた名曲を取り上げてほしいものです
あと前回の記事のコメントでもご意見が出ていますが、
なんでリリース日が4/21じゃなくて4/22なんでしょうね
オリコン集計日を考えるなら4/23(水)にするはずですし…


そして前回の記事のコメント欄ですでに書きましたが、
2/14にツアー「the beginning of the end」の日程が発表されました
4/26~5/20、6会場10公演で、料金は全公演7800円です

・4/26(土)・27(日) 東京・府中の森芸術劇場どりーむホール
・5/2(金)・3(土) 大阪・オリックス劇場
・5/5(祝)・6(祝) 名古屋・国際会議場センチュリーホール
・5/10(土) 宮城・イズミティ21大ホール
・5/14(水) 大分・ホルトホール大分
・5/19(月)・20(火) 東京・国際フォーラムホールA


今回はTM由縁の地、府中からスタートです
小室さん逮捕直後、ウツと木根さんがフォークパビリオンをやった会場ですね…
初日で土日で小会場
これはすごい倍率になるぜ…!!(どうしよう)
一方ファイナルは、倍の集客力がある国際フォーラムで平日開催です
これは逆にした方がよかったような…
いや、国際フォーラムレベルなら間違いなく埋まるでしょうから、
問題は府中ですねえ


その他の会場について、物議をかもしているのは大分です
私ちゃんと把握していませんが、たぶんTMが大分に行くのは、
「終了」前にもなかったはずです
いや、2008年の「SPEEDWAY and TK Hits!!」では、
大分をスケジュールに入れていたのが中止になりましたね


これは当然KEIKOさんのご実家を考えてのことでしょうが、
大分平日開催で果たして埋まるのでしょうか?
まあ前回のiichikoグランシアタは2000人規模だったのに対し、
今回は1000人程度の上、福岡・広島公演がありませんから、
なんとか埋まるのかな?
というか、西日本の方々にはなんとも酷な日程になりました
まあ、Season2ではきっと福岡や広島もあるでしょう


なお前回このブログで、Season 1というからには、2か3まであるはずと書きましたが、
その直後に小室さんが、今回はSeason 3までとTweetしています
おそらくまだ決定ではないでしょうが、
Season 2ではCAROLの全貌が明かされ、
Season 3ではファン投票で演奏曲を決めるかもということです
ということは、Season 1はCAROL続編の前半になるのかな?


いずれにしろ、やはりSeasonは3まであり、
それぞれについてライブが予定されているようです
これは! かなり理想に近い形になってきましたぞ!
あとはオリジナルアルバムのリリースだけです…!


ツアーのチケット一般発売は4/5ですが、
当然その前にプレオーダーがあるでしょう
ウツ木根FCの先行予約が3/2締め切りなので、
3月中に各プレイガイドでプレオーダーを行なうと思われます
皆さん、うっかりエントリし忘れないようにお気をつけ下さい!


また交通事故で延期になっていた小室さんと坂本美雨さんのコラボライブが、
4/5開催になりました
TMツアーチケットの発売日ですから、TM話も聞けるかもしれません
チケット購入済みで参加できない方は、2/26までぴあで払い戻し手続きもしています


3/19には小室さんの「DEBF EDM 2」(仮)もリリースされます
小室さん、最近TMの話題ばかりが盛り上がっているため、
ソロアルバムの宣伝も積極的に始めました(笑)
まだ出せない情報があって、うずうずしているようです
しかし4月のTM新譜の情報は出ているのに、
小室さんのソロアルバムはタイトルすらまだ公表されていないんですよね
発売まで一ヶ月切ったのに、なんで?


今回は「DEBF EDM 2013 Summer」収録音源(の一部?)に加え、
新曲とリミックス音源が入るそうですが、
具体的にはglobe「Judgement」「Get Wild 2014」も入るとのこと
「Get Wild 2014」ということは、「DEBF EDM 2013 Summer」とは別音源ですよね
「Information Discovery Report」にも「Get Wild」のリミックスは入るのに?
いろいろ謎です


あと小室さん、「オドロキのコラボ」で、海外の人には作れないようなEDMを作ったそうです
「彼とコラボが出来て、素晴らしい曲ができた。一昨年の夏からの構想でした。」
Tweetしていて、相手は2年前から希望していた日本の某有名人(男性)らしいです
たぶんこれが、「出せない情報」なんでしょうね
誰だ? ナカタヤスタカとか?


以上、長くなりましたが近況でした
では本題に入ります
「Nights of the Knife」以来2年ぶりのTMシングル記事です

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「Get Wild Decade Run」は1999/7/22にリリースされた
TM NETWORK再始動第一弾作品で、
言うまでもなく「Get Wild」のリミックスである
カップリングは新曲「it's gonna be alright」となった
本作はマキシシングルとしてリリースされたが、
これはTM NETWORK/TMNでは初めてのことである


1997年の再始動宣言からすでに1年半以上を経過していたが、
TM NETWORKの正式再始動はこの時となる
TMNラストシングル「Nights of the Knife」からは5年3ヶ月となるが、
TM NETWORK名義では1990/7/7リリースの「The Point of Lovers' Night」以来、
実に9年ぶりの作品である
「Decade(10年) Run」というのは、
「Get Wild '89」から10年であることによるという


なお5/31の記者会見では、
シングルは2枚同時リリースすることになっていた
その計画の全貌はよく分からないが、
当初1枚は「Get Wild '99(c/w Seven Days War '99)」と告知され、
もう1枚はヴェルディサポートソングということになっていた
リメイク2曲入りシングルと、
サポートソング「it's gonna be alright」「10 Years After」両曲入りシングルを、
同時にリリースするという構想だったのだろう


この中で気になるのは「Seven Days War '99」である
この年の元旦に特番「TK Present Nice Dream」で、
「終了」後初めてTMN3人で披露したのも「Seven Days War」であり、
この頃小室の中で、TMを代表する楽曲として念頭にあった可能性がある
ただ「Seven Days War」リメイクの話が具体的にメンバーの口から出たことはなく、
どの程度具体的な構想があったのかは不明である


「Get Wild Decade Run」のジャケットは、
白い衣装の3人が実験室風の場所で、
ブロックを並べているところの写真で、
そのブロックが「tm」の形になっている
(その下にはNETWORKとも書かれている)
これはタイトルロゴにも反映されており、

tm
NETWORK GET WILD DECADE RUN

と書かれている(tmはやはりブロックを並べて作った字)
1999年のTM NETWORKは以後も「tm NETWORK」と表記された


本作はチャートで5位、23.2万枚を記録し、
オリジナル「Get Wild」(23.1万枚)をわずかながら越えるセールスを実現した
TM版「Get Wild」5バージョンとカバー2バージョン(玉置成美・超新星)の中で、
一番売れたのはこのシングルである


なおこれは再始動後のTM NETWORKで最大の成績でもある
(最初が最大ということは、以後低落するということだが)
TM NETWORK名義(TMNではなく)のシングルの中でも、
「The Point of Lovers' Night」「Dive Into Your Body」に次ぐ3番目のセールスとなった


本シングルの制作過程を、時間を少し遡ってみてみよう
「it's gonna be alright」が3/12~13、
ヴェルディ川崎のサポートソングとしてレコーディングされ、
3/27に発表されたことは、すでに述べたところである
実はCDの形に限らなければ、
TM NETWORK再始動の1曲目として発表されたのは、
「it's gonna be alright」の方だった


globe「Tour Relation」大阪城ホール全公演終了後、
小室は東京に帰って夜7時半からスタジオに入り、
翌日朝まで「it's gonna be alright」のミックス作業を行なった
大阪城公演は4/21~28だから、スタジオ作業は4/29~30だろう


「キヲクトキロク」収録の「it's gonna be alright (TK Vocoder Version)」は、
4/30にレコーディングされたとライナーに書いてあり、
この時にミックスされたものらしい
つまりこれはシングルCD版よりも早く作られたもので、
現状で聞くことのできる再始動後最初の音源ということになる


木根の「続・電気じかけの予言者たち」によれば、
この時小室は木根に、
「Get Wild」リメイク版をシングルにしようと提案したという
「Seven Days Way」リメイク計画には言及されていないが、
木根の本は2年近く後に発表されたものなので、
前後関係が合うようにつじつまを合わせて書かれている可能性もある
だがリメイクの対象として「Get Wild」を挙げたことは疑う必要はないだろう
そして以前述べた通り、5/8には福岡でウツも交えた3人で、
「Get Wild」リメイク版制作計画が決定した


小室は当面の方向性として、
過激といわれるサウンドを目指すことと、
長くやっているグループといわれることの、
二つの方針でやっていくつもりだと言っていた
ミュージシャンとして新しい音を開拓していくことはもちろんのこと、
昔からのファンも喜ぶような活動をしていくということだろう


まことに理想的な発言だが、
言うは易しとやらで、実際にはなかなかうまくいかなかったことは、
今後の歴史から知ることができる
ただ再始動当初はこのような理想に沿うべく動いていたはずであり、
リメイク+新曲という組み合わせは、
この両面作戦を反映したものといえるだろう


小室は「Get Wild Decade Run」について「進化した音」、
次の「10 Years After」について「スタンダードな音」と言っている
また「it's gonna be alright」は同じヴェルディサポートソングとして、
「10 Years After」に近い雰囲気の曲である
言い換えれば、「Get Wild Decade Run」が攻めで、
「it's gonna be alright」が守りの音として作られた


メンバーは6/4からのミーティングで、ハワイでのレコーディングを決定した
6/6には「Get Wild Decade Run」のPVおよびジャケット撮影を行なったが、
この時点では曲はまだできていない
映像の方が先に出来ていたことになる


ウツは6/12、小室は6/13ハワイに入り、レコーディングが始まった
6/14には木根も到着する
スタジオはハワイのオアフ島にある小室のTKDスタジオである
このスタジオが最初に利用されたのは、この時のレコーディングである
なおウツはハワイ集合前にニューヨークに行き、
TRUE KiSS DiSCのスタジオを見に行くなど、案外積極的である
実はTM再始動を一番楽しみにしていたのはウツなのかもしれない
ウツは6/17(日本時間)の「RENT」会見のため6/15に一時帰国し、
会見終了後に即日ハワイ行きの便に乗って再渡米するという慌ただしさだった


こうしてついに始まった3人でのレコーディングだが、
小室は深夜から朝に作業を行ない、
ウツ木根のレコーディングは夕方に行なったため、
3人が顔を合わせた時間はあまりなかった
音源制作と歌入れの時間を分けるのは効率的ではあるだろうが、
3人の共同作業と言う印象はあまり受けないのも事実である


この間、6/18段階の音源が、
「キヲクトキロク」収録の「Get Wild Decade Run ('99 Version)」である
完成版と比べるとまだ音は少ないが、基本的な構成は同様である
なお「'99 Version」は最後に完成版にはないフレーズが加わっており、
そのため完成版よりも数秒長くなっている


6/21には「Get Wild Decade Run」「it's gonna be alright」が完成し、
ウツ・木根は6/22帰国した
曲名はこの過程で決定した
だがヴェルディの1999年2ndシーズンサポートソングとして制作が決定していた「10 Years After」についてはレコーディングが終わらなかった
「Seven Days War」リメイク版リリースがなくなったのは、
レコーディングが予想よりも時間がかかったためかもしれない


たとえばmagnetica会報によれば、
6/19には小室がホテルで「it's gonna be alright」作詞を行ない、
ウツは時間が空いたので釣りをしていたという
だが後で述べる通り、「it's gonna be alright」の歌詞は、
4月の時点で大部分ができていた
さらにウツは6/21にも時間が空いて釣りをしている
おそらく音源制作作業が順調に進んでいなかったため、
歌入れの予定がずれ込んでいたのではないだろうか


ともかくも6/21にはTM NEWORK再始動シングル収録曲が完成した
(正確には、完成した曲を再始動シングルとした)
ここではまずカップリングではあるが、
先に作られた「it's gonna be alright」を見てみよう


本作は作詞・作曲ともに小室哲哉である
次の「10 Years After」にも通じる緩やかな雰囲気の曲だが、
「Get Wild Decade Run」がテクノだとすれば、
こちらの印象はヒップホップに近い
この点は、当時小室が力を注いでいたTrue Kiss Destinationと近い流れといえる


曲はヴェルディ川崎サポートソングということで、
応援を意識した歌詞となっている
聞きやすいミディアムテンポであるのも、
応援歌ということを意識しているのだろう


曲名「それで問題ないだろう」(邦訳)というのも、選手へ向けてのメッセージだろう
特に始まりの部分の、
いつでもどこでも このまま立ち止まれないいきざま
広い広いこの場所で たった一つの光が見えたかい?

というところは、サッカーのフィールドを意識しているに違いない


この曲で目立つのは、まず第一に小室のコーラスで、
サビではウツのボーカルが抑えられ、
むしろそれよりも大きな声で小室のコーラスが入っている
印象としては、Aメロ・Bメロをウツが歌い、
サビは小室が歌っているという感じである
ウツファンには不評だろうが、
TMとしては新しいパターンで、それなりに面白い試みと思う


再結成後のTMでは、2000年の「MESSaGE」や、
2007年「SPEEDWAY」収録の楽曲などでも小室の声が目立つ
その嚆矢といえるだろうか
なお4月にレコーディングされた「TK Vocoder Version」では、
1番Aメロは小室の仮歌で、2番Aメロは歌がない
また1番Bメロの歌詞はシングル版では、

このまま体が だんだん冷たくなって
スリルもないまま 君と感性まで離れてゆく
聞かせておくれよ 誰か救いの言葉を歌を夢を
いつもは見えない 命を見つけて自分を見つけて


となっているが、「TK Vocoder Version」では、

このまま体が だんだん冷たくなって
涙も出せずに 君と感性まで離れてゆく
聞かせておくれよ 何か救いの言葉を歌を夢を
いつもは見えない 命を見つけた分かった


となっており、特に最後のところでは歌い方も変わっている
2番Bメロも同様に「誰か」→「何か」、
「優しさ見つけて自分を知りたい」→「優しさ見つけた分かった」となっている
ただこれも微調整という程度で、
基本的な歌詞は4月の時点でできていたと言って良いだろう


ついで「Get Wild Decade Run」を見てみよう
これ以前の「Get Wild」スタジオ版ミックスとしては、
デモバージョンを除けば、オリジナルのほか、
「Get Wild '89」「Get Wild (techno overdub mix)」がある
「Get Wild '89」は原曲のボーカルを残して、
バックトラック作成をPWLに依頼したもので、
「techno overdub mix」はこれに新しい音を重ねたものだった
ともに派手で長いイントロで始まり、
基本的には原曲をより豪華にする方向のアレンジである


ところが「Get Wild Decade Run」は、
トラックの変化がより劇的である
渋いギターを中心に始まるゆったりとしたイントロは、
「Get Wild '89」の方向性とは真逆であり、
いわば「Get Wild '89」が「動」の方向のアレンジだとすれば、
「Decade Run」は「静」方向へのアレンジとも感じられる


歌の出だしのAメロは1オクターブ下げられており、
このオケを聞いた時、ウツはかなり不安だったらしい
後にも、生では歌いづらいと言っている
(実際に生で歌ったことはない)
まさかこう来るとは思っていなかったのだろう
原曲はAメロから勢いよく始まるが、
「Decade Run」では淡々と歌われる


さらに1番のAメロは1フレーズ増えており、

リスペクトいつもきみをたたえてた ここまで走りぬけた
心はいつしかふりだしの場所 もどりたくなっていた


という原曲にない歌詞が充てられている
(このため作詞者に、原曲の小室みつ子に加えて小室哲哉も加わっている)
ここは、今までの3人の音楽活動を振り返り、
TM NETWORK時代の活動に戻ろうという意志が表明されている


Bメロ「it's your pain~」の部分では木根コーラスの他、
シンセ音も加わってきて、テクノ的な雰囲気が濃厚になる
原曲ではこの後勢いよくサビに入るのだが、
「Decade Run」では「Get Wild and Tough」のサンプリングボイスが繰り返され、
その後20秒近くのタメを挟んでbpmが変化する
シンセ・ドラムの音も派手になり、やっと原曲を思わせる勢いのあるオケになる


ところがウツのボーカルはここでもまだ抑えたままで、
しかもサビは前半しか歌われない
そして2番に入るとオケはまた元に戻る
ウツの歌が力強く変わるのはようやく2番サビ、3分を越えたところで、
それまで焦らされたリスナーは、ここで初めて盛り上がることができる


曲は2番サビが終わった時点で3:39で、
7:03の長さを誇るこの曲の中ではまだ中盤である
以後はオリジナルのフレーズを用いつつ、
盛り上がりのあるサビを繰り返しながら曲が展開する
原曲最後の「ひとりでも傷ついた夢をとりもどすよ」の部分が、
「ひとりでも傷ついた夢を取り戻せる」に変わっているなど、
随所に工夫の見られる作りともなっている


全般的に本作は「Get Wild '89」よりも工夫に富んでおり、
音も当時の邦楽ではかなりハイセンスな作りだと思う
小室も原曲をそのまま使うのではなく、
再構成して組み替えているあたり、
制作に当たって全力を尽くしている印象である


ただ本作は復活第一弾シングルとして期待されたこともあり、
いわゆるTM風のノリの良いポップスを期待していたファンには、
かなり不満を与えることになったようである
この不満はカップリングの「it's gonna be alright」や、
次のシングル「10 Years After」が、
いずれもミディアムテンポで、
アッパーチューンでなかったことからも増幅されてしまった


小室もこの点は認識しており、
「画期的すぎた」「実験してみすぎたかもしれない」
などと後に言っている
実際にこの曲を再始動1曲目にしたのは、
あまり冷静な判断ではなかったかもしれない
ただ一面ではファンも付いていけないほど本気で取り組んだ曲ということでもあろう


Get Wild Decade Run」はマキシということで、
カップリングは「it's gonna be alright」以外に2曲あり、
合計4曲が収録されていた


1曲は「Get Wild Decade Run -112 Club Mix-」で、
「Get Wild Decade Run」のリミックスである
このバージョンでは1番に入っても歌無しの部分が続き、、
Bメロの「何も怖くはない」の「い」のところから歌が入る


「Get Wild Decade Run」も後半ではオケに原曲の痕跡がそれなりにあるのだが、
「112 Club Mix」ではオリジナルのフレーズがほとんど用いられず、
リズムトラックを中心に曲が組み立てられている
これを聞くと、「Get Wild Decade Run」は、
まだそれなりに実験性を抑制しているともいえる


カップリングのもう一曲は、
「it's gonna be alright -Instrumental-」である
ただし「Get Wild Decade Run」には、
1999/9/8リリースのクラブ向けアナログ版もあり、
そちらではこの曲の代わりに、
「Get Wild Decade Run -Instrumental-」が収録されている


なお本シングルを含め、TRUE KiSS DiSC時代のシングルは、
オリジナルアルバムに収録されていない(アルバムが出なかった)
「Get Wild Decade Run」「it's gonna be alright」およびそのインストは、
「Original Singles」「Original Single Back Tracks」で聞くことができるが、
「Get Wild Decade Run -112 Club Mix-」は、
アルバムでは限定ボックス「World Heritage」所収の「All The Get Wild」でしか聞くことができない
なお「it's gonna be alright」は2005年の「Welcome to the Fanks!」にも収録されている


「Get Wild Decade Run」にはPVもある
CDジャケットと同時に撮影されたため、
3人の衣装はジャケット写真と同じである
PVの撮影は、近くは1996年の「Detour」の例もあるが、
これは厳密には小室・ウツ・木根連名名義の曲であり、
またTMN最後のシングル「Nights of the Knife」のPVは、
過去の映像を編集してつなげたものである
「Get Wild Decade Run」は実に1991年の「Love Train」以来、
8年ぶりに撮影されたTMのPVということになる


ストーリーは、氷山の中にある実験施設の中で、
研究者が男女2体の生命体を製造するというものである
最終的に生み出された彼らは野に放たれ、そこでPVが終わる
彼らは耳から手が生えたり、人間とは異なる動きをするなど、
人間とは別の生命体らしい(おそらく進化した人類)


実験施設の中にはTM NETWORKの3人もいる
3人はCDジャケットの「tm」ブロックの並べられた机の前から、
遺伝情報を投与して、生命体を完成に導く
3人はまた、研究者たちにも指示を与えているようである


なにかできた



SF的空気のPVはTM NETWORK史上で、
「終了」前の作品を含めてもかなり良い線を行っていると思う
見ていて不快感・不安感を感じさせる映像ではあるが、
同時に未来的な曲の雰囲気にもよく合っている
おそらくこのPVのテーマは「人類の進歩」であり、
それを導く存在としてTM NETWORKが描かれている
進歩的存在の象徴としてのTMは「終了」以前からのコンセプトだが、
それがよく表現されていると思う


また注目すべきは、このPVの音源がCD未収録のバージョンであることである
長さが原曲の半分以下(3分)しかないため、
曲が大幅にカットされているためだが、
それ以外にも手を加えた部分がある


「10 Years After」「Happiness×3 Loneliness×3」
も含め、TRUE KiSS DiSC時代のPVはいずれも曲が短く編集され、
特に「Get Wild Decade Run」「Happiness×3 Loneliness×3」は、
アレンジ自体も変わっているため、音としても貴重である
これらのPVは、2004年リリースの「All the Clips」で初めて商品化された


「Get Wild Decade Run」の場合、
1番Aメロはなく、「112 Club Mix」のBメロから始まり、
しかもサビは歌がない
(Bメロ~間奏の歌詞も「い」と「Get Wild and Tough」だけ)
続く2番Bメロは歌がないだけでなく、
サビに入るところのトラック自体にアレンジが加えられている


2番サビ(全部で3分の中の2:18から)になるとやっとウツの歌が入る
ここはCDではサビ繰り返しの部分に当たる
ウツの歌がまともに入るのはこの部分だけである
その後は10秒ほどサンプリングボイスが入ってPVは終わるが、
この音はCDには入っていない
バックトラックは「112 Club Mix」と思う


「Get Wild Decade Run」「it's gonna be alright」は、
TM NETWORK再始動の記念曲だが、ライブでの扱いは非常に不遇である
「Get Wild Decade Run」は、
イントロと同じ音源が「Log-on to 21st Century」で使われたが、
それ以外では現在までまったく省みられていない
歌が低音で、ウツが歌いずらいこともあろうし、
ライブの盛り上げ曲である「Get Wild」を、
ノリを抑えた本アレンジで演奏するのは、
ライブの構成を考えれば難しいところもあるのだろう


「絶対に演奏できない曲」と言われてきた「一途な恋」が、
2013年「START investigation」で1番のみとはいえ演奏された今、
「Get Wild Decade Run」は、
ライブで演奏されたことのない唯一のシングル曲となっている


「it's gonna be alright」に至っては、
現在までTM NETWORKのライブで片鱗も演奏されたことがない
オリジナルアルバム未収録で、シングルカップリングという、
いかにも微妙な位置にあるため、
今後も演奏される可能性はほとんどないだろう


ただし2005年のtribute LIVE「SPIN OFF from TM」では、
日替わり曲として演奏された
しかしDVD収録日の2005/4/28には演奏されなかったため、
この曲の映像は商品化されなかった

(2014/2/23執筆、2016/5/14加筆)
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ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
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この記事へのコメント

通りすがり。
2014年02月23日 09:08
ニューアルバム、本当に出して欲しいですね。
ベスト盤や、それ的なライブは
もういらないと思います。
wbf
2014年02月23日 10:47
Decade Runは当時物凄く格好良く聴こえました。
終了後のユーロビート、ポップス路線からR&Bやらこんな音まで作るなんて、底が知れないと思ったものです。
次のアルバムも新曲収録されないならこれくらい刺激的な音にしてほしいですねー。
やまびこ
2014年02月23日 10:50
「Get Wild Decade Run」の発売日、予約無しでお店に行くと売り切れていて、3軒目でようやく見つけて驚いた経験があります。4月からの活動、楽しみですね。
しん
2014年02月23日 19:18
オリコン集計は月曜から日曜までです。
4/21発売だと入荷日が土曜日になり、入荷日売上もオリコン集計に入ってしまうため、月曜日を入荷にするようにしたのだと思います。
みつかさ
2014年02月24日 05:37
リプロダクトアルバム、確か小室さんがTwitterで、ACTIONもやりたい、とおっしゃっていませんでしたでしょうか、、、?実現すれば1番うれしいのですが。
ワイン好き
2014年02月24日 18:42
SEASON1は結局ウツFCから大分にエントリーしました。府中が獲れなかったらとあれこれ悩むのも面倒なんで安全パイ(TMに悪いけど)狙いの大分に決めました。いい席に当たりますように。

DECADE RUNは復活FANKSになってまずはBACK TRUCKを聴いてカッコいい!としびれその後気になり中古シングルを買いました。
確かにウツのパートが少なくん寂しい気がしましたがクールなサウンドが勝り気にならなくなりました。

新作アルバムはできればリプロダクト?よりオリジナルを聴きたいとこですがなんちゃらversionの先駆者の小室さんらしい案でもありますが…
kuri566
2014年02月24日 19:15
ウツFCの抽選エントリーで「各公演日1回」っていうのは、たとえば2公演エントリーした場合、2つとも当たって、2つとも入金しなくてはならないことになるんでしょうか。それとも、当たるのはどれか1公演ってことでしょうか。どなたか教えていただければと。
ワイン好き
2014年02月25日 08:00
>kuri566様
私は電話からエントリーしましたがウツFCで当選した場合は当選した分支払わないと次回エントリーしても当選できないようなことを音声案内で言っていました。
そうしないと収拾がつかないからでしょうね。
kuri566
2014年02月25日 19:23
>ワイン好き様
御丁寧にありがとうございます!やみくもにエントリーしてはならぬということですね。では、確実に行ける会場のみ、一点突破でいきますね。当たるといいな。欲を言えばもう少し行きたいですが、SEASON2.3への参戦のためには、今回は家族の視線も気になるので、1会場のみにしておくのが無難かな。

DECADE RUNは、ジャケ写がめっちゃかっこよかったし、初の正方形CDケースになったので、ときめきました。でも、次の10YEARS AFTERがなぜか長方形ケースに戻ったのが、今でも疑問です。

このシングルの頃は、それでも「めざましTV」の芸能コーナーでもちゃんと時間とって「あのTMが」みたいにあおってくれてたんですけどね。チャンスを生かしきれなかったのは、当人たちですな。もったいない。
yousuke
2014年02月27日 18:21
そろそろシングルの2曲目とリプロダクトアルバムの収録曲が発表にならないかなと気になっています。
小室さんのツイッターからだとやはりPVはこの前収録があったみたいですね。
I amみたいな3人で写っているのを期待したいですね。
Cheb
2014年02月27日 21:17
> ワイン好き様&kuri566様

横からすみません。
そんなこと言ってました???
私ウツFCの抽選エントリーで申し込みましたが、電話ではなくネットです。ネット画面でもFC会報と一緒に届いた抽選エントリー案内にもそういう情報は出ていなかったと思うのですが…。
本当だとしたら私リスクヘッジに数ヵ所応募したのでやばいです~(号泣)。
ワイン好き
2014年02月27日 22:02
>Cheb様
ウツFC会報に同封されていたプリントを今改めてじっくり読みましたがやはりこちらには当選後入金が確認出来なかった場合の断りは書かれていなかったようですね。
記載があれば良かったと思います。

私の聞き違いでご迷惑を掛けしたくないのでもう一度念のために電話予約窓口の注意事項を聞きましたが
当選された方は必ずご入金をお願いします。公演の入金がない場合は次回のFCからの公演予約を見合わせる場合あり
と音声案内で流れていました。
昨年のさいたまも同じでした。

チケット予約状況が読めないからなかなか的を絞りづらいですね。
kuri566
2014年02月28日 06:02
>Chebさん、ワイン好きさん
今回、初めてウツFCからエントリーしたので、私もまったく状況がつかめません。で、チラシを読んだところ「エントリーをする前に必ず読んでください」の「電話回線をご利用の場合」には、確かに「予約エントリー後のキャンセル・・・・・一切できません」と記述がありますね。でも、「パソコン・携帯ご利用の場合」の方には、記述がないですね。どうなってるやら。
最近、AorBしか選択肢がなかったのが、TMとして、こんなに選択肢があるライブツアーも久しぶりなので、頭をなやます罪な状況ですね。

すいません。管理人さん、掲示板的使い方してしまいまして。
Cheb
2014年03月01日 22:57
> ワイン好き様&kuri566様

お二人ともレスありがとうございます。
ワイン好き様、わざわざまた電話していただいたようで恐縮です。私ももう一度ネット画面に戻ってみたのですが同じような注意事項は見つからなかったです。
なので音声案内のそれは絶対的なものじゃなくて単なる「お願い」にすぎないといいのですが。

kuri566様もチラシ確認していただいたようでありがとうございました。確かに電話予約の方には「エントリー後のキャンセルは一切できない」云々の記述がありますね。それでいて入金方法の項には「入金期間内に入金できない場合はチケットはキャンセル扱いになる」と書いてあるので矛盾してますね。なんじゃこりゃ。

ほんと選択肢があるツアーだと嬉しい分悩みも尽きないですね。
私の場合ロンドン~日本の航空券の問題もあり、もう残席わずかと言われたので仕方なく抽選結果を待たずに航空券を購入せざるを得なくなりました。そうなると大金はたくのに1ヵ所だけに絞るのは危険なので府中・名古屋・大阪にエントリーしたんです。
まあ今回はもうエントリーしてしまったのでもうどうしようもないですね。当たった場所でまた皆様とお会いできたら嬉しいです。

管理人様、コメ欄を掲示板的使い方してしまい申し訳ありません。
ひろお
2014年03月01日 23:35
ま、なんにしても楽しみですね。
たまたま気づいてしまったので、管理人さんもご存知かもしれませんが・・
the beginning of the endこれは直訳すれば「終わりのはじまり」になり、映画「20世紀少年」の第一章のサブタイトルでもあります。第一部の舞台は主に2000年です。小室さんはglobeの作品(shine on you)で20世紀少年に触れる歌詞を書かれています。そしてこの「20世紀少年」実は原作では「終わりのはじまり」は第2部の1話のタイトルなのです。そしてその話の舞台は2014年です。詳しくは漫画をご覧いただければ・・
直接関係はないと思いますが、どこかで関連性が出てくるかもしれませんね。
kuri566
2014年03月02日 12:59
>ひろおさん
たしかに第2部は2014年ですね。マンガ読んでた頃、すごく先のことと思っていた2014年がもう来てしまいましたね。忘れてました。
小室センセと原作者の浦沢さんは同じ中学出身で、たしか第1話で20th Century Boyを主人公が校内放送でかけるのも浦沢さんがやった実話をもとにしていて、当時の昼の放送を小室センセも覚えているって言ってましたよね。何かお互いに意識しているところはあるかもしれませんね。
関係ないですが、三谷幸喜がギャグで設定した東京サンシャインボーイズ(老境サンシャインボーイズとして)の復活もあながち未来ではなくなってきました。年々、1年がはやくなってきているような・・・。
natsu
2014年03月02日 17:47
「またリミックスかよ!さっさとオリジナルアルバム出せよ!!」
と文句を言われてる人がTwitterに結構いました。
私としては、せっかく活動してくれるのに
文句ばっかり言ってる人を見るとすごく悲しいですよね。。

まだ「season1」でのリリースってだけで
この後にseason2、season3とあるわけですから
オリジナルアルバムが出る可能性は十二分にありますね。
というかエイベックスが確実に出させますよね。

ちなみに今回のセルフリプロダクトアルバムは
新たにウツが歌い直しをしてるそうです。
(エピック時代の音源は使えないのだから当然といえば当然ですが)
もしもありがちな選曲だったとしてもすごく楽しみです。
fe
2014年03月02日 21:07
お久しぶりです。

当時、無機質なメロディの中で「なんて感情のこもった歌なんだろう」と思って3年後にシングルCD買ったらカップリングが真逆の方向のジャンルで、楽曲のクオリティの妥協の無さに驚き、引き出しの只ならぬ多さに感付き、震えたのはいい思い出です。ここから私の小室先生のファン人生が始まりました。

仰る通り、TMのPVでは随一の完成度です。テーマは「アダムとイヴSF風」と受け取りましたが、進行中、画面の切り替えが早い。その間の情報量も半端ではない。もしかしたらその他にもテーマを忍ばせてあるかもしれない。見落としていた伏線があるかもしれない。周回してやっと意味が掴めて、噛めば噛むほど味の出るスルメな作品です。

それでは、失礼致しました。
青い惑星の愚か者
2014年03月04日 02:40
>通りすがり。さん
私はSeason2がオリジナルアルバムのツアーではないかと思っています
Season1は、リミックスアルバムのアレンジで演奏したりするんでしょうかね
ベスト版は、ホントもういらないですよね

>wbf
ずいぶんお久しぶりのような…
Decade Runは小室さんが少し背伸びした感がある音ですよね(つまり本気でやってたってこと)
リミックスも原曲を越えたと思わせるものを聞きたいです
DRESSもCLASSIXも、私は結局原曲の方に魅力を感じることが多かったです

>やまびこさん
Decade Run、当時そんなに売れていたんですね
というか、出荷or仕入れ枚数が少なかった?
私実は再結成当初は冷めていて、Decade Runと10 Years Afterは後になって買いました

>しんさん
オリコン情報、ありがとうございました
集計の仕組み、少々調べてみました
水曜日リリースが多いのはフライングゲットを考慮したものなんですね
昔の記事も少し直しておきました
しかしこれでは火曜日リリースの新譜が日曜から集計されてしまい、結局チャートで不利になることは変わらないような…
あるいはそういうのを封じる方策があったりするのでしょうか

>みつかささん
ACTIONは小室さんが去年12/2に「REMIX候補です」と言っているから、ありえるかもしれませんね
あの曲をライブ仕様に近いノリの良いアレンジでリリースしてくれれば、私もそれは聞いてみたいです
青い惑星の愚か者
2014年03月04日 02:41
>ワイン好きさん
大分、良席があたることを祈っています
面白いことがあったらレポとかしてくださいねー
Decade Runの音は良いですよね
でもこれっきりこの手の曲は作っていないですよね
やっぱライブではやりづらいのかな

>kuri566さん・Chebさん
もう解決しているようですが、たぶんFCに限らず一般のプレイガイドでも、当選後入金しなかった客についてはデータを取って、倍率が高いチケットは当選しづらくするなどの処置はしていると思いますよ
だから2日中1日だけ行くつもりで2日とも申し込むとかすると、その日は良いでしょうが、その後に響くかも
売る方としても、入金しない可能性のある客に当選させるのはリスキーですしね…
ちなみにいまさらですが、ネットでエントリーしたのならば、応募期間中なら取り消せましたよ
申し込んだ後の通知メールに、「エントリーを取り消す場合は、エントリー期間内にお手続きください。」と書いてありました

>yousukeさん
シングルとアルバムの情報、全然でませんねえ
でも3人で会ってはいるようだから、きっと着々とは進んでいるんだと思います
たぶん具体的な情報が出るのは、チケット一般発売の頃じゃないかなあと、根拠のない予想
青い惑星の愚か者
2014年03月04日 02:42
>ひろおさん
20世紀少年は昔全巻読んだのですが、タイトルと年代の一致は気づきませんでした
kuri566さんも言っている通り、小室さんと浦沢さんは縁もありますし、意図的なものかもしれませんね
実はこれについては、漫画版よりも映画版の方が直接の典拠かもと思います
というのも映画版は3部作で公開され、それぞれのタイトルが「第1章 終わりの始まり(Beginning of the End)」「第2章 最後の希望(The Last Hope)」「最終章 ぼくらの旗(Redemption)」となっているからです(wikipediaより)
3部構成で第1部がbeginning of the endというのが偶然の一致ではないならば、第2部では最後の希望となる何か(キャロル?)が現れ(つまり第1部は危険な状態に陥って終わる)、第3部ではRedemption(贖罪・救い)が果たされるということになります
もっとも3部構成の最初がbeginning of the endとなること自体はさほど特殊な発想でもなく、現時点では可能性の一つ程度で考えた方が良いかなと思いますが

>natsuさん
おっしゃる通り、今回はseason1ですから、Season2以後オリジナルアルバムが出る可能性は十分あると思います
むしろSeason3まであると言っているのは、その可能性を匂わせているということだとも思います
ウツが歌いなおす件、楽しみですね
アクシデントがどんな風になるのかが一番気になります
青い惑星の愚か者
2014年03月04日 02:42
>feさん
TMにはまったの、Decade Runの3年後ということは2002年頃ですか?
その頃TMはどん底だったのに、よくファンになってくれました(笑
PVはかっこいいですよね
私もアダムとイブは、当然意識されているんだと思います
アダムとイブそのものなのかは別ですが、男女1体ずつ生み出して荒野に放つという結末から見て、念頭にはあるはずです
そうだとすると、TM3人はPVの世界における神という位置づけになりますね
Cheb
2014年03月04日 09:34
なるほど~、そういうシステムなんですかね。
それだったらせっかくなので当たった場所全部行こうかな、って気にもなってきましたww。これ以降のシーズンがツアーの場合また帰国できるかわからないし。

そういえばウツFC会報最新号に、ツアータイトルの”1984~”部分がウツの提案で「特に何年~何年みたいにきっちり年号を入れない方がいいんじゃないの、って思った。終わりを作らない、って意味で」というウツのコメントが掲載されていました。
ということは30周年で終わりじゃないんだ!と解釈して小躍りしてしまいましたww。

あとデビュー記念日の4月21日にぴあからTM本(それとも雑誌の特集がTM?)が出るみたいですね。ぴあのサイトに出ていました。先日てっちゃんがツイっていたエピックの丸山さんとの写真はそれ用の対談の時のスナップのようです。これも楽しみ!
haru
2014年03月04日 13:31
Chebさんが書き込まれた本のことって、これのことですね。

http://piabook.com/shop/g/gC9784835623269/

内容を見て、これは買わなきゃと思いました。

あとシングル・アルバムを予約したいけど、mu-mo購入特典とかあったりするんだろうか…?個人的には特典がCD・DVDなら手にしたいと思っているんですが。(ペンとかクリアファイルの類なら別にいいけど。)昨年末購入特典につられてDVD・ブルーレイの計3種をmu-moで購入してしまい、同じ内容の特典CDが3枚もついてきました。うち2枚は未だに未開封のまま…。

それから期待していないのにSony Music Shopを毎日チェックしている自分もいます。30周年が近づいてきているのにソニーの方はまだ動く様子が見られませんね…。
FANKS潜伏中
2014年03月04日 20:45
管理人さん、皆様、こんばんは。

いよいよ明日、チケット当落発表ですね?
楽しみですね♪

首都圏以外だと、望みありそうでしょうか?
ローソンチケットは、8日からでしたか?
こちらも殺到しそうですね…
『せめて1日でも参加出来れば…』と、淡い期待をしています^^;

話変わりますが…
小室さんが、お三方の笑顔の写真をUPされましたね♪
お三方共、とても無邪気で素敵な笑顔で、楽しい時間を過ごされている事が、こちらにも伝わってきます^^
小室さん、ウツさんは勿論の事、沈黙されていた木根さんも、元気にされている事が分かって、安心出来たし、嬉しかったです(*^^*)

ああゆう写真を、またUPして欲しいですね~♪

それから、本の情報ありがとうございます!
全く知らなかったので助かります。

本が買えるのも楽しみです!
青い惑星の愚か者
2014年03月06日 03:02
>Chebさん
んーと、そのコメントを見るに、今回の「TM NEWTORK 30th FROM 1984」では、ウツの意見は採用されなかったと言うことでしょうか?

ぴあ本の情報ありがとうございます!
イギリスにいるのに情報早!
この本は気になりますねえ
新記事で早速紹介いたしました

>haruさん
今回のmumo特典はどうなんでしょうか?
シングルとアルバムを両方注文すると「特典:未発表音源(未定)」が来るんでしょうか
収録から漏れたリミックス音源とかなら欲しいですけどねえ
しかしあのゴミクズを3枚も持っているとは…
あれは音としてはまったく無価値ですから、よほどのコレクターじゃないと買い取ってもくれないでしょうしね…

>FANKS潜伏中さん
ネットで様子を見るに、府中は激戦、他はだいたいFCなら当選している感じですね
ローソンチケットは8日からです
こちらではどれくらいの倍率になるかはなかなか分かりませんが、府中は相当厳しいと思います
3人の写真、良かったですね
丸さんも♪
ゆるfanks
2021年05月01日 22:35
第6章〜7章、自分が離れていた頃の記録、大変興味深く読ませていただいてます。

TMN終了後、trfやglobe等、TKサウンドもそれなりに聴くも段々粗製乱造感が目立ってきたところでのTM復活シングル、「もう?しかも結局Get Wild?」と、思ってたのですが、曲はあまり盛り上げずクールな路線(テクノなのでその辺も意識的にあったのでしょう)で、個人的にかなり好印象だったのを覚えています。PVもちゃんとPVとして作り込んでいてかなり好きです。でも、そういった情報は仕入れつつもだいぶ興味が薄れていたので、結局シングルは買わなかったのですが・・・
青い惑星の愚か者
2021年05月04日 20:09
6~7章の部分はネットとかでもあまり触れられない時代だから、ニッチな需要があるかもしれないですね。
Decade Runへの当時の反応は、私も同じでした。
当時はレンタルで聞いて、後に中古品を買いました。
なんか盛り上げ方が下手だったですよね。
とびえもん
2022年09月09日 14:18
まさかのIt's gonna be alrightやりましたね

ただ横浜ではやらなかったから

商品化されずに埋もれてしますのでしょうね

イントロの哲ちゃんと木根さんのジャムセッションかっこよかったんだけどな
青い惑星の愚か者
2022年09月19日 23:35
it's gonnaの生演奏は、本当に驚きました。
横浜でカットされたのは実に残念です。
これからは、会場で見たファンが語り継いでいかなくてはなりませんね!

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