30th回顧 - THANK YOU TM NETWORK! -
2015/3/21・22の「TM NETWORK 30th Final」を以って、
TM NETWORK30周年の活動は終わりました
これでTMの活動が終わったわけではありませんが、
一つの区切りとなることは間違いないと思います
ブログの更新が遅れたのも、
TM 30thが終わってしまってやる気が出なかったこともあります
そんな中、木根さんは4/1にREBOOT宣言を出しました
2014年のRESETを解き、新たなソロ活動を始めるとのこと
テレビやラジオやインターネット番組にも積極的に出演するようです
小室さんはクラブイベント3daysを終え、
スタジオワークの日々のようです
なおクラブイベントでは「Just Like Paradise 2015」「Come on Let's Dance 2014」「Get Wild 2015」など、
TMの曲も多く流された模様です
小室さんの活動についていちいち詳しくは書きませんが、
カイキゲッショク新曲へのゲスト出演、
globe販促活動(過去アルバムを800円に値下げ)、
baby globeオーディションの募集などが始まりました
また5/21には熊本の八千代座で、
小室さんと坂本美雨さんのコラボライブが開催されます
以上のように、4月になって「TM後」の活動が表面化してきましたが、
実はTMの30周年も、まだ完全には終わっていません
たとえばWOWOWでは4/9、
「COUNTDOWN JAPAN 14/15」のTMライブが放映されました
ただ「Alive」「Self Control」と「Be Together」イントロはカットされました
「COUNTDOWN JAPAN」のアーティスト特集は時間が決まっているから仕方ないのですが、
「Alive」は阿部さんのドラムが目立っていたし、
「Be Together」もイントロが一番特徴的だっただけに残念です
でも放送されないミュージシャンも多い中で、
放送してもらえただけでも喜ばないといけませんね
見逃した方々は、4/17と5/24にも再放送があります
WOWOWでは4/19に「Huge Data」、5/24に「30th Final」が放送予定です
その後、「Huge Data」「30th Final」のBD/DVDリリース情報が出ると思います
できればここで、「Quit30」も商品化して欲しいものですが…
4/17金曜日深夜には、
TM3人が「オールナイトニッポン」に出演します
小室さんは「30th Final」終演直後に、
「ラストランもう一回くらい3人で30年間を語るかな」とつぶやいていましたが、
おそらくこのラジオ出演のことが前提にあったのでしょう
ラジオでは3人がこの3年間の活動を振り返ることでしょう
今後のことも少しは話してくれるかもしれません
などなど、30周年最後のおまけ的なものはまだしばらく続きますが、
それらもおまけ以上のものにはならないでしょう
ということで、今回はこれまでの3年間の活動を振り返ってみたいと思います
今さら新しい話があるわけではないのですが、自分の脳内整理も兼ねて…
TM NETWORKの再始動を語る上でどうしても避けられない話題
それはTMの活動休止であり、
その契機はリーダー小室哲哉の逮捕でした
30周年の活動の核にあった「CAROL」続編のコンセプトは、
本来2009年の25周年に行なわれるはずで、
2008年にはその準備も行なわれていました
それが小室さんの逮捕によって流れてしまいます
小室さん自身は執行猶予を勝ち取り、
2010年に音楽活動を再開させますが、
TMの活動については明言されることがありませんでした
それが2011/11/4に事態が動きます
ウツにTMのジョイントライブ出演のオファーが来たのです
ウツはこの件を小室さんと木根さんに伝え、
了承を得たことで、TMのライブ出演が決定します
これが2012/3/20、
米米CLUB・Princess Princessとのジョイントで開催された震災復興チャリティイベント、
「All That Love」でした
そういや、TM30周年、なんで3月で終わるんだろうと思ったけど、
TM再始動が3月20日だったから、それなりに筋は通っているんですね
まあ、そんなことを考えて日程を組んだわけじゃないでしょうけど
なお先月創刊の「B-PASS ALL AREA」の小室さんインタビューによれば、
ウツからTM再開の話が来るまで、
小室さんはTMはもうできないと思っていたそうです
TMを始めるには注目を集められるタイミングも必要だったのでしょうけど、
そのタイミングもなかなか来ない中で、
10月にはKEIKOの入院もあって気弱になっていたのかもしれません
そんな中で「All That Love」の話は、
降って湧いたような話だったのでしょう
しかも「All That Love」では、TMが栄光のトリを務めます
プリプリや米米の方が大ヒット曲があるのにTMがトリに選ばれたのは、
「TMは盛り上がるから」という理由だったそうで、
小室さんはこの時に、TMが今存在しても良いグループなんだと思ったそうです
「All That Love」の準備を進める中で、
小室さんが盛り上がっていく様子が、当時のTwitterなどでよく分かります
1月にライブ開催が告知された後、
小室さんは連日楽しそうに昔のことを思い出すTweetをするようになりました
その中で究極のフィクションプロジェクトだとか、地球外生命体だとか、母船に報告だとか、
SF的なコンセプトタームも小室さんの発言に頻繁に登場するようになります
ウツもラジオで、何言ってんだか的なことを言っていましたが、
木根さんによれば、ウツも「あの頃のてっちゃんが帰って来た」と喜んでいたそうです
30周年TMのSF設定は2012年再始動当初の流れに沿ったものだったことになりますが、
これは言うまでもなく80年代TMの活動がモデルになっています
小室さんは待望のTM再開に当たり、
若かった頃の音楽活動を思い出していたのだと思います
「初期のTMって雰囲気作り込んでたなあ、よく2人、つきあってくれてた。ありがとう」
(2012/1/13小室Tweet)
こうして実現したのが、2012/4/24・25の「incubation Period」でした
TM NETWORKはライブ開催に先駆けてavexに移籍し、
ライブ当日には6年ぶりの新作「I am」をリリースします
TMのオフィシャルサイトも作られ、
新曲と復活ライブはavexの情報網を通じてメディアで宣伝されました
以後3年間は、吉本R&C時代と比べると、明らかにメディアでの扱いも違いました
当初はavex商法への危惧もありましたが、
結果的にこの3年間を見ていると、そこまであくどい売られ方もなかったと思います
まったくなかったと言えばウソになりますが、
同時並行で進行するSONY商法を見ていると、
SONY・ROJAM・吉本・avexで一番マシなのはavexだったんじゃないかとも感じます
「incubation Period」の小室さんは、
逮捕以前の小室さんからは考えられないほどTMに全力を注いでおり、
連日泊まり込んで音源作りや演出を行なうという熱中ぶりでした
そして当日ファンの前に示されたのは、
SF設定の再現のために設けられた巨大な円形の幕であり、
巨大なスクリーンを駆使したSF的演出であり、
MCもアンコールも排しライブ本編だけでストーリーを表現するショーでした
これ以前の10年間、TMのライブや小室さん抜きのtribute LIVEでは、
セットリストの組み方に定番のパターンがあり、
何曲演奏した後にMCが入るとか、次はバラードになるとか、
ほぼ分かるようになっていました
ルーチン化したライブの中でファンの多くは日替わりのMCを楽しみにしてくるような始末
そしてこうしたライブに対して、
「年を取るってこういうことなのかな」とか達観した自分もいました
しかし「incubation Period」は違いました
演奏曲目こそヒットメドレーではありましたが、
次にどんな曲が来るのかまったく予想が付かないのです
初日「Fool on the Planet」「Action」で始まり、
「Come On Everybody」から唐突に「Come on Le's Dance」に入り、「Love Train」では停電演出を入れる展開
想像を絶する「Get Wild」のニューパフォーマンス
ルーチンワークではないライブだということを、会場で実感しました
この日のライブは以前と同じ2時間だったにもかかわらず、
私はとても長い時間を過ごした気がしました
セットリストの組み立て方も含め、ライブの「密度」が違ったのだと思います
それは小室さんの「全力」が実現したものだったのでしょう
またもう一点、この時から一貫して追求されたことがあります
それはTM3人だけで成立するライブでした
これはデビュー当初からの構想で、ようやく実現したものだといいます
もちろん完全に3人だけのライブは不可能ですが、
サポートには裏方に徹してもらい、主役はあくまでもTMとなっていました
その点でサポートのそうる透・北島健二の存在感が強かった「REMASTER」「SPEEDWAY and TK Hits!!」とは逆方向のライブです
この3年間、サポートの鈴木俊彦さん・Ruyさん・松尾和博さんは、
この損な役回りをよくこなしてくれました
さてTMは、「incubation Period」の時点で、
2014年の30周年を視野に入れて活動することを宣言していました
20周年の時には2月のシングルリリースから6月のライブまで、
実質的な活動は4か月しかなく、非常に尻すぼみでしたが、
それと比べると30周年を視野に入れた構想には期待が高まりました
しかもキーマンである小室哲哉のやる気が尋常ではありませんし、
avexによるサポート体制も万全です
しかしながら、話は簡単には進みませんでした
2012年10月、小室さんのC型肝炎が発覚し、
翌月から半年間、毎週インターフェロン投与を行なう闘病生活が始まったのです
小室さんは精神的にも不安定になりましたし、外見もむくんできました
本来2013年にリリースされるはずだったTMニューシングルの話がなくなったことや、
2013年の「START investigation」がTM記念日の4月ではなく5月になったのは、
肝炎治療の問題があったためでしょう
その上、さらに深刻な問題が発覚します
2013年3月、ウツの膵臓腫瘍発覚です
検査ではガンの可能性が高いと言われており、
もしもこの見立てが正しかったら、
2013年のライブはもちろん、TM30周年もなくなっていたはずです
実際には幸運なことに良性腫瘍でしたが、
腫瘍摘出手術のダメージは極めて大きく、
ウツは立って歩くだけでも激痛が走る状態でした
しかしウツはライブを中止せずに7月に延期し、
痛み止めを打って「START investigation」2daysをやり切りました
小室さんとウツの病気は、TM30周年の活動に決定的な影響を与えました
一つはメンバーが「老」「病」「死」を意識したことです
特に「START investigation」の時の「Green Days」では、
植物人間となった妻を介護する夫が舞台に登場します
この演出にはKEIKOのことが念頭にあるに違いありません
老いや病を意識した演出は従来のTMにありませんでしたが、
そのことを取り上げざるを得ないほど小室さんの周辺では、
死を意識せざるを得ない事態が続出したわけです
そしてこのことは、次のTMはないかもしれないという危機感を、
3人に抱かせたでしょう
メンバーの発言こそありませんが、
30周年、予想をはるかに上回るTMの充実した活動は、
60歳を前にした3人の決死の覚悟があってこそだという想像は、
ファンによるドラマチックな妄想ではないと思っています
一方でウツの体調と言う制約条件がTMのライブについて回るようになったことも否定できません
(誤解のないように書けば、ウツは間違いなく限界を超えて全力でやりました)
特に「START investigation」では、
ウツが歌えない場合の演出も直前まで想定しておくほど切羽詰まった状態でした
そのような中で、当初の計画は変更を余儀なくされます
たとえばウツの病気が発覚する前の3月の時点では、
「START investigation」はFINAL MISSION 1st SEASONと銘打たれ、
FINAL MISSIONの前半第1部・第2部に当たるとされていたこと、
また2日で1話のライブと宣言されていたことを考えると、
初日が第一部、2日目が第二部となるはずだったのでしょう
しかし実際には両日ほとんど同じ内容になったのは周知の通りです
また役者も当初は30人とか言っていましたが、
日程変更の影響か、ライブ本番では10人程度になりました
事前の準備段階の話をどうこう言っても仕方ないのですが、
本来の計画はかなり大がかりなものだったのかもしれません
なお2014年の活動はFINAL MISSIONの後半となるはずでしたが、
実際にはFINAL MISSIONの名称は以後まったく使用されず、
SeasonもリセットされてSeason1から始まることになりました
他にも提示されながらうやむやになった多くのコンセプトがあります
最終任務「...HELLO」とか「TMETWORK」て、一体なんだったんでしょうか…?
しかしこのような混乱の中で行なわれた「START investigation」は、
実は30周年につながるライブの始まりだったと思っています
まず曲間の小芝居の際にはオリジナルインスト曲まで用意されましたが、
これは以後30周年のライブに引き継がれます
セットも、ステージ上が全部森になっているという手の込みようで、
もはやライブステージというよりも、舞台のセットというべき様相を呈していました
「incubation Period」は基本的に、
かつての名曲を立て続けに演奏し盛り上げるベストヒットライブでした
これに対して「START investigation」以後のライブは、
演技や映像によって示されるストーリーを軸に進行するようになります
小室さんは2013年4月の時点で「シアトリカル」というコンセプトを出していましたが、
これは翌年TM 30thの特徴でもあります
「incubation Period」は非常に盛り上がるライブでしたが、
この時点ではTM30周年が過去の焼き直しの活動になるのか、
それとも新しいものを提示してくれるのか、
私はなお見極められていませんでした
しかし「START investigation」によって、
TMが目指すのが新しい音楽でありステージであることが明らかになりました
2012年のTM復活劇の後、2013年、ついに新しいTMが始まったのです
TMのライブに臨む姿勢と言う抽象的な話ではなく、
より具体的な点から見ても、
「START investigation」以後はキャロルが物語に関与し続けますし、
何よりも派手なライブアレンジの連発がこの時から復活します
かつてのTMライブといえば、
その時々の小室さんの関心に従った音で大胆なアレンジが施されるのが魅力でした
しかし1999年再結成後のTMでは、この要素が次第に薄れていき、
2007年「REMASTER」では原曲通りの演奏がコンセプトとされるに至ります
昔のヒット曲を聴きたがるファンが増える中で、
原曲の雰囲気から外れることが必ずしも歓迎されなくなっていたという現実もあるのでしょう
しかし「START investigation」では、ライブ終盤でメドレーが設けられ、
原曲とかけ離れたEDMアレンジの演奏が続きました
ウツの歌唱が続く時間を減らすための措置だったのか、
EDMに傾倒し始めた小室さんの内発的欲求によってそうなったのか
いずれにしろTM NETWORKの完全復活は、
ライブアレンジの面から言えば「START investigation」だったと私は思っています
そしてこのライブアレンジへの傾倒は、
翌年TM 30thの始まりとなるSeason1「the beginning of the end」で最高潮に達します
何しろ演奏曲のほとんどすべて(ラストの「Beyond The Time」以外全曲)が、
新アレンジで演奏されたのです
ライブ直前にはセルフリプロダクションアルバム「DRESS2」がリリースされますが、
これはライブアレンジ音源をCDにするというコンセプトでした
TM 30thは、Season1でNETWORK時代楽曲、Season2でニューアルバム+TMN期、Season3で「CAROL」楽曲を演奏するという構想だったと考えられます
その中で特に古いNETWORK時代の楽曲は現代仕様に色直しするために、
もっとも先鋭的なEDMアレンジを施すことになったのでしょう
また「the beginning of the end」では、
ステージのセットを母船内部にして、
コントロールルームでのTMの作業風景を観客に見せる設定となりました
閉じた空間内で3人だけで演出が完結していたのは見事でした
そして私は各所で言っているのですが、
「the beginning of the end」のオープニングを最初に見たのが、
私にとってこの3年間の活動でもっとも興奮した瞬間の一つでした
幕が開いた瞬間、向こう側に新曲「Loud」PVの世界がそのまま再現されている
この完璧な場面設定に私は湧きました
しかもアンドロイドがロンドンに打ち出され、
それがキャロルだったことが明かされるという結末と、
「NEXT TM NETWORK WILL BE WINTER 2014」のメッセージ
この素晴らしい引っ張り方
本当に脱帽しました
「シアトリカル」なステージの完成形、TM 30thの完成形を見ました
また演出面では、「30th Final」まで物語の中核に位置し続けるバトンの登場がありました
以後30thの物語は、キャロルとバトンの2つをめぐり展開することになります
そして、秋にはSeason2「Quit30」が始まります
これはニューアルバム「Quit30」を軸にしたものでした
これ以前、アルバムリリース後に行なわれた全国ツアーを見ても、
2004年「Double Decade Tour」や2008年「SPEEDWAY and TK Hits!!」は、
実際にはニューアルバム中心の内容にはなっておらず、
新作中心の全国ツアーは2001年「Tour Major Turn-Round」が最後となっていました
この現状に対して、私は長く不満を覚えていました
TMのライブはそれなりに人は集まるが、
それは懐メロのリサイタルを聴きに集まっているのであって、
すでに前線にいる現役ミュージシャンとしての実態は失われているし、
それをメンバーも受け入れてしまっている
もはやTMからは新しいものは出てこないだろう
「SPEEDWAY and TK Hits!!」の頃、私はそのように思って落胆していました
しかし2012年以来、妙にやる気のあるTM NETWORK
今なら本当に新作中心のツアーをやれるのではないか?
ただし、今できなかったら、もう永久にできないだろう
その意味で「Quit30」初日公演は、
私にとってその審判が下される不安な一日でもありました
そしてそこで見たステージは、…素晴らしいものでした
私は演奏楽曲に限って言えば、
初期曲中心の「the beginning of the end」の方が好みです
しかし「Quit30」は、
そうした楽曲への思い入れを軽く越える魅力あふれるステージでした
このツアー、私にとって30thの中で一番印象深いライブになりましたし、
歴代TMライブの中でもトップクラスに入る完成度だったと思います
新作「Quit30」組曲を軸に据え、
スクリーンに映し出されるキャロルの語りでストーリーを展開しながら、
その合間の楽曲ではファンサービス満点の演出
「I am」「Loud」「Alive」「君がいてよかった」など、
再始動後の楽曲でも会場はちゃんと盛り上がっていました
またLEDスクリーンやショルダーキーボードなど新アイテムがたくさん投入されたことは、
スターライトやらMind Controlやらシンクラビアやらが、
次々とライブに導入されていた時代を思い出させました
2015年には「Quit30」追加公演と「Huge Data」「30th Final」が開催されました
Season1・2・3と銘打っていたにもかかわらず、実質的には4 Seasonsとなったわけですが、
追加公演と「Huge Data」は30周年の盛り上がりを見て追加されたのでしょう
(発表は「Quit30」開催前の10月)
「Huge Data」で目玉になったのは照明で、
この時にレーザー光線が復活しました
1984年「Electric Prophet」を意識していたそうです
このレーザーはアリーナだからこそ映える演出でしたね
30thが終わった今、映像としてもっとも脳裏に残っているのはレーザーだと言う方も、
結構いらっしゃるんじゃないでしょうか
「Huge Data」でメインになったのは「CAROL」組曲です
小室さんとしては、温存しておいて満を持して登場というところでしょう
「B-PASS ALL AREA」のインタビューは「Huge Data」直後のものですが、
これによれば小室さんは2012年の再始動時から「CAROL」再現を考えていたとのことです
「START investigation」以来のライブが常にキャロルが絡むストーリーになっていたのも、
最終的な着地点が決まっていた故でしょう
その元には2008年のCAROL2構想があったことはすでに触れました
小室さんはインタビューで、「CAROL」組曲を後世に残したかったと述べています
ただ当初小室さんは、Season2でCAROL2をやって、Season3はファン投票ライブとしていました
おそらくSeason3の前にアリーナツアー「Huge Data」を入れることが決定した時点で、
Season2を新曲中心のツアーと「CAROL」再現ツアーに分割したのでしょう
実は私、4~5月の「the beginning of the end」のラストシーンで、
Season2が「WINTER 2014」と予告されていたのに、
実際には10月末から12月初頭の開催となったことは違和感がありました
これって秋じゃないか?と
今思うと、当初Season2は12月頃から始める予定だったのが、
アリーナツアーの計画が出て前に動かした可能性もあるかもしれません
ならば「the beginning of the end」が休日中心に組まれていたのに、
「Quit30」が平日公演ばかりになったのも、
急遽スケジュールを組み直したために休日の会場が確保できなかったとも考えられます
もちろん憶測にすぎませんが…
ともかくSeason3「30th Final」の準備時間は、
「Huge Data」から1ヶ月余りしかないという厳しいスケジュールだった上、
年明けからはウツが体調を崩してしまいました
このため「30th Final」は実質的に「Huge Data」の修正版とせざるをえなかったのでしょう
ということで、本来の予定にはなかったと思われる「Huge Data」を除いて、
30thの「the beginning of the end」「Quit30」「30th Final」のセットリストを見てみると、
ほとんど演奏曲がかぶっていないことが分かります
全ライブで演奏されたのは「Get Wild」「I am」のみで、
「Be Together」「Self Control」「Just One Victory」「Loud」「Birth」は2回演奏されていますが、
各ライブ15曲前後の演奏曲の中で2/3はそのライブでしか演奏していない曲ということになります
ほとんどの曲は入れ替えられていたと言っても良いでしょう
その結果、「Huge Data」も含むこの1年間のライブで演奏された曲は、
歌入り限定でも45曲に及ぶことになりました
このセットリストの激変ぶりは特筆すべきです
たとえば1986~88年のFANKS期は、
たしかに魅力的な楽曲がたくさん演奏されましたが、
新曲以外の演奏曲はほぼ固定しており、必ず演奏される定番曲もかなりありました
この点からも30thの活動の積極性が最盛期と比べて劣るものではないことは、
理解していただけると思います
しかもTM 30thでは「Human System」「Come On Everybody」「Love Train」など、
少し前の準定番曲でも演奏されていない曲は意外とあります
これは安易な選曲に流れなかったことの証左でもあるでしょう
「30th Final」が「Huge Data」のマイナーチェンジだったことにがっかりする意見も多いですが、
30thの素晴らしすぎる活動の中で贅沢慣れしていたと言えるかもしれません
たとえば「30th Final」ではインストを除き7曲が追加され、
11曲が「Huge Data」から引き継がれましたが、
1987年5月の「Fanks! Bang The Gong」ファイナルと6月の「Fanks Cry-Max」を比べれば、
5曲が追加され、11曲が引き継がれています
曲数についてはこんなものだとも言えるでしょう
ただおそらくウツの体力の問題で、
「Huge Data」ではアップテンポの曲が極度に削られ、
また「Get Wild」のイントロが異様に長くなりました
「30th Final」ではついにイントロだけで20分にまで至り、
ライブ中盤では20分のintermissionが挟まるようになりました
ただし「30th Final」ではウツの休憩を増やした分、曲数も演奏時間も増え、
終盤盛り上げ曲は「Huge Data」の3曲から「30th Final」では5曲になりました
かなりいびつなライブだった印象はやはりぬぐえませんが、
そこまでしてでもファイナルで長時間のライブをやり遂げたかったというメンバーの意志を認めてることもできると思います
以上、まとめと言いながらかなり冗長になってしまいましたが、
この3年間のTMの活動を振り返ってみました
全体として見れば、本当に奇跡の3年間だったと思います
メンバーの高い意欲の点でも、ライブの完成度の点でも、
最後まで敢行できたという点でも…
avexのサポート体制やM-tresスタッフなど関係者の努力と幸運が重なった結果でしょう
2008年までの断続的な活動を知っていると、なおさらそう思います
特に30thの1年間の活動は、量においても質においても、
伝説化しているFANKS時代にも匹敵する濃さだったのではないでしょうか
我々は第2の最盛期を見ることができたとも言っても良いかもしれません
こんなことをできる還暦前の3人組はなかなかいないと思います
次の活動がいつになるのかは気になりますが、多分誰も分からないでしょう
正直、この3年間の全力を見せてもらった今、
次まではじっくり待てそうな気がします
この3年間は自分でも信じられないほどのエネルギーを割いて、
TMのライブに通いました
一ミュージシャンのライブにこんな何回も通うことは、
これまでもありませんでしたし、今後ももうないでしょう
しかしそれほどがんばって通って見るだけの価値のある活動でした
私が2011年まで彼らにしつこく文句を言い続けてきたのは、
「まだやれるはずだろ! あと一回本気を見せてくれよ!」
という気持ちがあったんだと思います
その本気を、彼らは示してくれました
今は心から、「よくやった、よくやった」と彼らに言えます
まあ、その内また早くやれやれと言い出すかもしれませんが…
さて、これまでの話はこれくらいにして、
近況についても整理しておきましょう
もうかなり長くなったので短めに…
まずは待望の「TIMEMACHINE BOX」が発売されました!
書籍の方は…いやあ、大変なボリュームで…
なかなか30周年を全部消化しきるのは大変そうです
がんばって読み切って、秋頃からの過去記事更新に役立てようと思います
DVD、待望のきれいな「LIVE TOMATO」が見れました
2曲カットは残念ですが、一番見たいところはじっくり堪能しました
ただきれいとは言っても、映像にはところどころノイズが入っていたりします
TVKのマスターテープが一部劣化していたのでしょう
28年前のテープですから仕方ないことではあると思います
ただ各処で眠っている他の貴重なテープたちも、
すでに劣化が始まっている可能性は高そうです
今のうちに然るべき形で保管しないと、永久に失われてしまうかもしれません
この30周年がそのチャンスだったはずなんですけど、
今のSONYにはその能力も意欲もないようですし、
このままファンの手元に届くことなく朽ち果てていくんでしょうか
「LIVE TOMATO」は多少の劣化があっても、
ちゃんと商品化してくれたのは正しい判断でした
仮に今後同様の企画が立ち上がった時も、
やはり画質の問題は出てくると思いますが、
その時点で出せるものは出せる限り出してほしいです
TM NETWORKの全盛期である80年代は、
特に映像ソースが絶対的に不足しており、
今のファンがその活動を知ることが極めて困難になっています
現在の情報は、昔のファンの記憶によって伝えられたものですが、
それも時とともに風化して検証も困難になるでしょう(今でさえそうです)
小室さんは「CAROL」を後世にも残したいと言っていますが、
TM NETWORKがいかなる存在だったのか後世に伝えていくためにも、
資料として出せるものは可能な限り早くリリースすべきです
おそらく彼らの活動はファンにとってだけでなく、
日本音楽史の上でもそれなりに意味があるものです
それがなかなか顧みられないのは、
拠るべき資料が提供されていないことも大きいはずです
そんなことここで言っても仕方ないのですが、
今のうちに残っている資料が保存されることを願って止みません
さて無能SONYの商品ですが、
DVD「TM NETWORK THE MOVIE」の特典が発表されました
かつてeZで放映された過去映像で、相変わらずのSONYクォリティです
なお特典というと初商品化と勘違いされる方もいらっしゃるでしょうが、
実際にはほとんどが別のDVDで見ることができるものです
たとえば「Come On Everybody」「Time To Count Down」とかは普通のPVです
多分SONYスタッフ、何が商品化されているか把握していないのでしょう
初商品化映像は2曲、「Rhythm Red Tour」の「69/99」「World's End」です
両曲は代々木体育館公演が「World's End Ⅱ」に収録されていますが、
eZで放映されたのは郡山・仙台公演です
ただそれならeZ別日程で放映された代々木公演の「World's End」も入れるべきです
代々木のイントロのシンセソロ冒頭映像、DVDには入っていないんですよね
まあともかく特典2曲のために4320円を払っても良いと言う方は、どうぞご購入下さい
「30th Final」会場で販売された「Get Wild 2015」にも触れておきましょう
表題曲は「Huge Data」バージョンとあり、
実際に「Huge Data」のアウトロが入っていますが、
イントロは「Quit30」バージョンでした
(長い導入無し、木根ギターのフレーズあり、ただし演奏は松尾和博)
このアレンジは同曲の進化の一つの到達点というところもあったので、
スタジオ音源化されたのはよかったと思います
ただ生ドラムがないのは、
ライブの迫力ある演奏を聞いてきた身としてはかなり物足りないものがありました
ドラムの録音の時間はなかったのかなあ
まああの音圧はCDでは味わえないのかもしれませんね
それとウツのボーカルは新録なのでしょうか?
それとも「DRESS2」のテイクの使い回し?
カップリングの「Children of the New Century」は、
「START investigation」で使われたインスト音源ですが、
ライブで曲の前に流れたSE的なフレーズも一緒に入っています
ここも含めて「Children of the New Century」だったんだ…
さらに4/21にはTMの音源の配信があるそうです
当初4/22の予定でしたが、記念日に変更になったんですね
「3年間を集約したシングル」とのことですが、
「Green Days 2013」「Get Wild 2015」がようやく一般販売?
これにて30周年の完全終結というところでしょうか
30thの記念としては、予想外の商品も発表されました
3人の3Dクリスタルです
「30th Final」の会場で撮影したそうです
上半身バージョンと全身バージョンがあり、各3万円です
さらに別売りで台座も1500円で売っているのですが、台座くらいつけろよ!
もしも両バージョンを台座付きで購入すると63000円となります
すげー 大人の買い物だなあ
完全受注生産で、締め切りは4/20です
ちなみに小室さん、755でファンから、
「クリスタルは本当に小室さんがやりたい事なんでしょうか…?」
と聞かれて、「違うよ~」と答えるのは、
あまりにも正直すぎると思いました(笑
最後に私事ながら、某人に言われてTwitterを開設することになりました
正直、使い方もよく分かっていないし、
このままフェードアウトするかもしれないのですが、
気が向いた時など適当に話しかけてみて下さい
名前は「青い惑星の愚か者」です
(別のにしようと考えましたが、思いつかないので諦めました)
https://twitter.com/planet_tm
ではまた次回の更新で
そろそろ本編を再開するかどうか…

おまけ:今年のジャカルタ出張時に目撃した潜伏者の痕跡
TM NETWORK30周年の活動は終わりました
これでTMの活動が終わったわけではありませんが、
一つの区切りとなることは間違いないと思います
ブログの更新が遅れたのも、
TM 30thが終わってしまってやる気が出なかったこともあります
そんな中、木根さんは4/1にREBOOT宣言を出しました
2014年のRESETを解き、新たなソロ活動を始めるとのこと
テレビやラジオやインターネット番組にも積極的に出演するようです
小室さんはクラブイベント3daysを終え、
スタジオワークの日々のようです
なおクラブイベントでは「Just Like Paradise 2015」「Come on Let's Dance 2014」「Get Wild 2015」など、
TMの曲も多く流された模様です
小室さんの活動についていちいち詳しくは書きませんが、
カイキゲッショク新曲へのゲスト出演、
globe販促活動(過去アルバムを800円に値下げ)、
baby globeオーディションの募集などが始まりました
また5/21には熊本の八千代座で、
小室さんと坂本美雨さんのコラボライブが開催されます
以上のように、4月になって「TM後」の活動が表面化してきましたが、
実はTMの30周年も、まだ完全には終わっていません
たとえばWOWOWでは4/9、
「COUNTDOWN JAPAN 14/15」のTMライブが放映されました
ただ「Alive」「Self Control」と「Be Together」イントロはカットされました
「COUNTDOWN JAPAN」のアーティスト特集は時間が決まっているから仕方ないのですが、
「Alive」は阿部さんのドラムが目立っていたし、
「Be Together」もイントロが一番特徴的だっただけに残念です
でも放送されないミュージシャンも多い中で、
放送してもらえただけでも喜ばないといけませんね
見逃した方々は、4/17と5/24にも再放送があります
WOWOWでは4/19に「Huge Data」、5/24に「30th Final」が放送予定です
その後、「Huge Data」「30th Final」のBD/DVDリリース情報が出ると思います
できればここで、「Quit30」も商品化して欲しいものですが…
4/17金曜日深夜には、
TM3人が「オールナイトニッポン」に出演します
小室さんは「30th Final」終演直後に、
「ラストランもう一回くらい3人で30年間を語るかな」とつぶやいていましたが、
おそらくこのラジオ出演のことが前提にあったのでしょう
ラジオでは3人がこの3年間の活動を振り返ることでしょう
今後のことも少しは話してくれるかもしれません
などなど、30周年最後のおまけ的なものはまだしばらく続きますが、
それらもおまけ以上のものにはならないでしょう
ということで、今回はこれまでの3年間の活動を振り返ってみたいと思います
今さら新しい話があるわけではないのですが、自分の脳内整理も兼ねて…
TM NETWORKの再始動を語る上でどうしても避けられない話題
それはTMの活動休止であり、
その契機はリーダー小室哲哉の逮捕でした
30周年の活動の核にあった「CAROL」続編のコンセプトは、
本来2009年の25周年に行なわれるはずで、
2008年にはその準備も行なわれていました
それが小室さんの逮捕によって流れてしまいます
小室さん自身は執行猶予を勝ち取り、
2010年に音楽活動を再開させますが、
TMの活動については明言されることがありませんでした
それが2011/11/4に事態が動きます
ウツにTMのジョイントライブ出演のオファーが来たのです
ウツはこの件を小室さんと木根さんに伝え、
了承を得たことで、TMのライブ出演が決定します
これが2012/3/20、
米米CLUB・Princess Princessとのジョイントで開催された震災復興チャリティイベント、
「All That Love」でした
そういや、TM30周年、なんで3月で終わるんだろうと思ったけど、
TM再始動が3月20日だったから、それなりに筋は通っているんですね
まあ、そんなことを考えて日程を組んだわけじゃないでしょうけど
なお先月創刊の「B-PASS ALL AREA」の小室さんインタビューによれば、
ウツからTM再開の話が来るまで、
小室さんはTMはもうできないと思っていたそうです
TMを始めるには注目を集められるタイミングも必要だったのでしょうけど、
そのタイミングもなかなか来ない中で、
10月にはKEIKOの入院もあって気弱になっていたのかもしれません
そんな中で「All That Love」の話は、
降って湧いたような話だったのでしょう
しかも「All That Love」では、TMが栄光のトリを務めます
プリプリや米米の方が大ヒット曲があるのにTMがトリに選ばれたのは、
「TMは盛り上がるから」という理由だったそうで、
小室さんはこの時に、TMが今存在しても良いグループなんだと思ったそうです
「All That Love」の準備を進める中で、
小室さんが盛り上がっていく様子が、当時のTwitterなどでよく分かります
1月にライブ開催が告知された後、
小室さんは連日楽しそうに昔のことを思い出すTweetをするようになりました
その中で究極のフィクションプロジェクトだとか、地球外生命体だとか、母船に報告だとか、
SF的なコンセプトタームも小室さんの発言に頻繁に登場するようになります
ウツもラジオで、何言ってんだか的なことを言っていましたが、
木根さんによれば、ウツも「あの頃のてっちゃんが帰って来た」と喜んでいたそうです
30周年TMのSF設定は2012年再始動当初の流れに沿ったものだったことになりますが、
これは言うまでもなく80年代TMの活動がモデルになっています
小室さんは待望のTM再開に当たり、
若かった頃の音楽活動を思い出していたのだと思います
「初期のTMって雰囲気作り込んでたなあ、よく2人、つきあってくれてた。ありがとう」
(2012/1/13小室Tweet)
こうして実現したのが、2012/4/24・25の「incubation Period」でした
TM NETWORKはライブ開催に先駆けてavexに移籍し、
ライブ当日には6年ぶりの新作「I am」をリリースします
TMのオフィシャルサイトも作られ、
新曲と復活ライブはavexの情報網を通じてメディアで宣伝されました
以後3年間は、吉本R&C時代と比べると、明らかにメディアでの扱いも違いました
当初はavex商法への危惧もありましたが、
結果的にこの3年間を見ていると、そこまであくどい売られ方もなかったと思います
まったくなかったと言えばウソになりますが、
同時並行で進行するSONY商法を見ていると、
SONY・ROJAM・吉本・avexで一番マシなのはavexだったんじゃないかとも感じます
「incubation Period」の小室さんは、
逮捕以前の小室さんからは考えられないほどTMに全力を注いでおり、
連日泊まり込んで音源作りや演出を行なうという熱中ぶりでした
そして当日ファンの前に示されたのは、
SF設定の再現のために設けられた巨大な円形の幕であり、
巨大なスクリーンを駆使したSF的演出であり、
MCもアンコールも排しライブ本編だけでストーリーを表現するショーでした
これ以前の10年間、TMのライブや小室さん抜きのtribute LIVEでは、
セットリストの組み方に定番のパターンがあり、
何曲演奏した後にMCが入るとか、次はバラードになるとか、
ほぼ分かるようになっていました
ルーチン化したライブの中でファンの多くは日替わりのMCを楽しみにしてくるような始末
そしてこうしたライブに対して、
「年を取るってこういうことなのかな」とか達観した自分もいました
しかし「incubation Period」は違いました
演奏曲目こそヒットメドレーではありましたが、
次にどんな曲が来るのかまったく予想が付かないのです
初日「Fool on the Planet」「Action」で始まり、
「Come On Everybody」から唐突に「Come on Le's Dance」に入り、「Love Train」では停電演出を入れる展開
想像を絶する「Get Wild」のニューパフォーマンス
ルーチンワークではないライブだということを、会場で実感しました
この日のライブは以前と同じ2時間だったにもかかわらず、
私はとても長い時間を過ごした気がしました
セットリストの組み立て方も含め、ライブの「密度」が違ったのだと思います
それは小室さんの「全力」が実現したものだったのでしょう
またもう一点、この時から一貫して追求されたことがあります
それはTM3人だけで成立するライブでした
これはデビュー当初からの構想で、ようやく実現したものだといいます
もちろん完全に3人だけのライブは不可能ですが、
サポートには裏方に徹してもらい、主役はあくまでもTMとなっていました
その点でサポートのそうる透・北島健二の存在感が強かった「REMASTER」「SPEEDWAY and TK Hits!!」とは逆方向のライブです
この3年間、サポートの鈴木俊彦さん・Ruyさん・松尾和博さんは、
この損な役回りをよくこなしてくれました
さてTMは、「incubation Period」の時点で、
2014年の30周年を視野に入れて活動することを宣言していました
20周年の時には2月のシングルリリースから6月のライブまで、
実質的な活動は4か月しかなく、非常に尻すぼみでしたが、
それと比べると30周年を視野に入れた構想には期待が高まりました
しかもキーマンである小室哲哉のやる気が尋常ではありませんし、
avexによるサポート体制も万全です
しかしながら、話は簡単には進みませんでした
2012年10月、小室さんのC型肝炎が発覚し、
翌月から半年間、毎週インターフェロン投与を行なう闘病生活が始まったのです
小室さんは精神的にも不安定になりましたし、外見もむくんできました
本来2013年にリリースされるはずだったTMニューシングルの話がなくなったことや、
2013年の「START investigation」がTM記念日の4月ではなく5月になったのは、
肝炎治療の問題があったためでしょう
その上、さらに深刻な問題が発覚します
2013年3月、ウツの膵臓腫瘍発覚です
検査ではガンの可能性が高いと言われており、
もしもこの見立てが正しかったら、
2013年のライブはもちろん、TM30周年もなくなっていたはずです
実際には幸運なことに良性腫瘍でしたが、
腫瘍摘出手術のダメージは極めて大きく、
ウツは立って歩くだけでも激痛が走る状態でした
しかしウツはライブを中止せずに7月に延期し、
痛み止めを打って「START investigation」2daysをやり切りました
小室さんとウツの病気は、TM30周年の活動に決定的な影響を与えました
一つはメンバーが「老」「病」「死」を意識したことです
特に「START investigation」の時の「Green Days」では、
植物人間となった妻を介護する夫が舞台に登場します
この演出にはKEIKOのことが念頭にあるに違いありません
老いや病を意識した演出は従来のTMにありませんでしたが、
そのことを取り上げざるを得ないほど小室さんの周辺では、
死を意識せざるを得ない事態が続出したわけです
そしてこのことは、次のTMはないかもしれないという危機感を、
3人に抱かせたでしょう
メンバーの発言こそありませんが、
30周年、予想をはるかに上回るTMの充実した活動は、
60歳を前にした3人の決死の覚悟があってこそだという想像は、
ファンによるドラマチックな妄想ではないと思っています
一方でウツの体調と言う制約条件がTMのライブについて回るようになったことも否定できません
(誤解のないように書けば、ウツは間違いなく限界を超えて全力でやりました)
特に「START investigation」では、
ウツが歌えない場合の演出も直前まで想定しておくほど切羽詰まった状態でした
そのような中で、当初の計画は変更を余儀なくされます
たとえばウツの病気が発覚する前の3月の時点では、
「START investigation」はFINAL MISSION 1st SEASONと銘打たれ、
FINAL MISSIONの前半第1部・第2部に当たるとされていたこと、
また2日で1話のライブと宣言されていたことを考えると、
初日が第一部、2日目が第二部となるはずだったのでしょう
しかし実際には両日ほとんど同じ内容になったのは周知の通りです
また役者も当初は30人とか言っていましたが、
日程変更の影響か、ライブ本番では10人程度になりました
事前の準備段階の話をどうこう言っても仕方ないのですが、
本来の計画はかなり大がかりなものだったのかもしれません
なお2014年の活動はFINAL MISSIONの後半となるはずでしたが、
実際にはFINAL MISSIONの名称は以後まったく使用されず、
SeasonもリセットされてSeason1から始まることになりました
他にも提示されながらうやむやになった多くのコンセプトがあります
最終任務「...HELLO」とか「TMETWORK」て、一体なんだったんでしょうか…?
しかしこのような混乱の中で行なわれた「START investigation」は、
実は30周年につながるライブの始まりだったと思っています
まず曲間の小芝居の際にはオリジナルインスト曲まで用意されましたが、
これは以後30周年のライブに引き継がれます
セットも、ステージ上が全部森になっているという手の込みようで、
もはやライブステージというよりも、舞台のセットというべき様相を呈していました
「incubation Period」は基本的に、
かつての名曲を立て続けに演奏し盛り上げるベストヒットライブでした
これに対して「START investigation」以後のライブは、
演技や映像によって示されるストーリーを軸に進行するようになります
小室さんは2013年4月の時点で「シアトリカル」というコンセプトを出していましたが、
これは翌年TM 30thの特徴でもあります
「incubation Period」は非常に盛り上がるライブでしたが、
この時点ではTM30周年が過去の焼き直しの活動になるのか、
それとも新しいものを提示してくれるのか、
私はなお見極められていませんでした
しかし「START investigation」によって、
TMが目指すのが新しい音楽でありステージであることが明らかになりました
2012年のTM復活劇の後、2013年、ついに新しいTMが始まったのです
TMのライブに臨む姿勢と言う抽象的な話ではなく、
より具体的な点から見ても、
「START investigation」以後はキャロルが物語に関与し続けますし、
何よりも派手なライブアレンジの連発がこの時から復活します
かつてのTMライブといえば、
その時々の小室さんの関心に従った音で大胆なアレンジが施されるのが魅力でした
しかし1999年再結成後のTMでは、この要素が次第に薄れていき、
2007年「REMASTER」では原曲通りの演奏がコンセプトとされるに至ります
昔のヒット曲を聴きたがるファンが増える中で、
原曲の雰囲気から外れることが必ずしも歓迎されなくなっていたという現実もあるのでしょう
しかし「START investigation」では、ライブ終盤でメドレーが設けられ、
原曲とかけ離れたEDMアレンジの演奏が続きました
ウツの歌唱が続く時間を減らすための措置だったのか、
EDMに傾倒し始めた小室さんの内発的欲求によってそうなったのか
いずれにしろTM NETWORKの完全復活は、
ライブアレンジの面から言えば「START investigation」だったと私は思っています
そしてこのライブアレンジへの傾倒は、
翌年TM 30thの始まりとなるSeason1「the beginning of the end」で最高潮に達します
何しろ演奏曲のほとんどすべて(ラストの「Beyond The Time」以外全曲)が、
新アレンジで演奏されたのです
ライブ直前にはセルフリプロダクションアルバム「DRESS2」がリリースされますが、
これはライブアレンジ音源をCDにするというコンセプトでした
TM 30thは、Season1でNETWORK時代楽曲、Season2でニューアルバム+TMN期、Season3で「CAROL」楽曲を演奏するという構想だったと考えられます
その中で特に古いNETWORK時代の楽曲は現代仕様に色直しするために、
もっとも先鋭的なEDMアレンジを施すことになったのでしょう
また「the beginning of the end」では、
ステージのセットを母船内部にして、
コントロールルームでのTMの作業風景を観客に見せる設定となりました
閉じた空間内で3人だけで演出が完結していたのは見事でした
そして私は各所で言っているのですが、
「the beginning of the end」のオープニングを最初に見たのが、
私にとってこの3年間の活動でもっとも興奮した瞬間の一つでした
幕が開いた瞬間、向こう側に新曲「Loud」PVの世界がそのまま再現されている
この完璧な場面設定に私は湧きました
しかもアンドロイドがロンドンに打ち出され、
それがキャロルだったことが明かされるという結末と、
「NEXT TM NETWORK WILL BE WINTER 2014」のメッセージ
この素晴らしい引っ張り方
本当に脱帽しました
「シアトリカル」なステージの完成形、TM 30thの完成形を見ました
また演出面では、「30th Final」まで物語の中核に位置し続けるバトンの登場がありました
以後30thの物語は、キャロルとバトンの2つをめぐり展開することになります
そして、秋にはSeason2「Quit30」が始まります
これはニューアルバム「Quit30」を軸にしたものでした
これ以前、アルバムリリース後に行なわれた全国ツアーを見ても、
2004年「Double Decade Tour」や2008年「SPEEDWAY and TK Hits!!」は、
実際にはニューアルバム中心の内容にはなっておらず、
新作中心の全国ツアーは2001年「Tour Major Turn-Round」が最後となっていました
この現状に対して、私は長く不満を覚えていました
TMのライブはそれなりに人は集まるが、
それは懐メロのリサイタルを聴きに集まっているのであって、
すでに前線にいる現役ミュージシャンとしての実態は失われているし、
それをメンバーも受け入れてしまっている
もはやTMからは新しいものは出てこないだろう
「SPEEDWAY and TK Hits!!」の頃、私はそのように思って落胆していました
しかし2012年以来、妙にやる気のあるTM NETWORK
今なら本当に新作中心のツアーをやれるのではないか?
ただし、今できなかったら、もう永久にできないだろう
その意味で「Quit30」初日公演は、
私にとってその審判が下される不安な一日でもありました
そしてそこで見たステージは、…素晴らしいものでした
私は演奏楽曲に限って言えば、
初期曲中心の「the beginning of the end」の方が好みです
しかし「Quit30」は、
そうした楽曲への思い入れを軽く越える魅力あふれるステージでした
このツアー、私にとって30thの中で一番印象深いライブになりましたし、
歴代TMライブの中でもトップクラスに入る完成度だったと思います
新作「Quit30」組曲を軸に据え、
スクリーンに映し出されるキャロルの語りでストーリーを展開しながら、
その合間の楽曲ではファンサービス満点の演出
「I am」「Loud」「Alive」「君がいてよかった」など、
再始動後の楽曲でも会場はちゃんと盛り上がっていました
またLEDスクリーンやショルダーキーボードなど新アイテムがたくさん投入されたことは、
スターライトやらMind Controlやらシンクラビアやらが、
次々とライブに導入されていた時代を思い出させました
2015年には「Quit30」追加公演と「Huge Data」「30th Final」が開催されました
Season1・2・3と銘打っていたにもかかわらず、実質的には4 Seasonsとなったわけですが、
追加公演と「Huge Data」は30周年の盛り上がりを見て追加されたのでしょう
(発表は「Quit30」開催前の10月)
「Huge Data」で目玉になったのは照明で、
この時にレーザー光線が復活しました
1984年「Electric Prophet」を意識していたそうです
このレーザーはアリーナだからこそ映える演出でしたね
30thが終わった今、映像としてもっとも脳裏に残っているのはレーザーだと言う方も、
結構いらっしゃるんじゃないでしょうか
「Huge Data」でメインになったのは「CAROL」組曲です
小室さんとしては、温存しておいて満を持して登場というところでしょう
「B-PASS ALL AREA」のインタビューは「Huge Data」直後のものですが、
これによれば小室さんは2012年の再始動時から「CAROL」再現を考えていたとのことです
「START investigation」以来のライブが常にキャロルが絡むストーリーになっていたのも、
最終的な着地点が決まっていた故でしょう
その元には2008年のCAROL2構想があったことはすでに触れました
小室さんはインタビューで、「CAROL」組曲を後世に残したかったと述べています
ただ当初小室さんは、Season2でCAROL2をやって、Season3はファン投票ライブとしていました
おそらくSeason3の前にアリーナツアー「Huge Data」を入れることが決定した時点で、
Season2を新曲中心のツアーと「CAROL」再現ツアーに分割したのでしょう
実は私、4~5月の「the beginning of the end」のラストシーンで、
Season2が「WINTER 2014」と予告されていたのに、
実際には10月末から12月初頭の開催となったことは違和感がありました
これって秋じゃないか?と
今思うと、当初Season2は12月頃から始める予定だったのが、
アリーナツアーの計画が出て前に動かした可能性もあるかもしれません
ならば「the beginning of the end」が休日中心に組まれていたのに、
「Quit30」が平日公演ばかりになったのも、
急遽スケジュールを組み直したために休日の会場が確保できなかったとも考えられます
もちろん憶測にすぎませんが…
ともかくSeason3「30th Final」の準備時間は、
「Huge Data」から1ヶ月余りしかないという厳しいスケジュールだった上、
年明けからはウツが体調を崩してしまいました
このため「30th Final」は実質的に「Huge Data」の修正版とせざるをえなかったのでしょう
ということで、本来の予定にはなかったと思われる「Huge Data」を除いて、
30thの「the beginning of the end」「Quit30」「30th Final」のセットリストを見てみると、
ほとんど演奏曲がかぶっていないことが分かります
全ライブで演奏されたのは「Get Wild」「I am」のみで、
「Be Together」「Self Control」「Just One Victory」「Loud」「Birth」は2回演奏されていますが、
各ライブ15曲前後の演奏曲の中で2/3はそのライブでしか演奏していない曲ということになります
ほとんどの曲は入れ替えられていたと言っても良いでしょう
その結果、「Huge Data」も含むこの1年間のライブで演奏された曲は、
歌入り限定でも45曲に及ぶことになりました
このセットリストの激変ぶりは特筆すべきです
たとえば1986~88年のFANKS期は、
たしかに魅力的な楽曲がたくさん演奏されましたが、
新曲以外の演奏曲はほぼ固定しており、必ず演奏される定番曲もかなりありました
この点からも30thの活動の積極性が最盛期と比べて劣るものではないことは、
理解していただけると思います
しかもTM 30thでは「Human System」「Come On Everybody」「Love Train」など、
少し前の準定番曲でも演奏されていない曲は意外とあります
これは安易な選曲に流れなかったことの証左でもあるでしょう
「30th Final」が「Huge Data」のマイナーチェンジだったことにがっかりする意見も多いですが、
30thの素晴らしすぎる活動の中で贅沢慣れしていたと言えるかもしれません
たとえば「30th Final」ではインストを除き7曲が追加され、
11曲が「Huge Data」から引き継がれましたが、
1987年5月の「Fanks! Bang The Gong」ファイナルと6月の「Fanks Cry-Max」を比べれば、
5曲が追加され、11曲が引き継がれています
曲数についてはこんなものだとも言えるでしょう
ただおそらくウツの体力の問題で、
「Huge Data」ではアップテンポの曲が極度に削られ、
また「Get Wild」のイントロが異様に長くなりました
「30th Final」ではついにイントロだけで20分にまで至り、
ライブ中盤では20分のintermissionが挟まるようになりました
ただし「30th Final」ではウツの休憩を増やした分、曲数も演奏時間も増え、
終盤盛り上げ曲は「Huge Data」の3曲から「30th Final」では5曲になりました
かなりいびつなライブだった印象はやはりぬぐえませんが、
そこまでしてでもファイナルで長時間のライブをやり遂げたかったというメンバーの意志を認めてることもできると思います
以上、まとめと言いながらかなり冗長になってしまいましたが、
この3年間のTMの活動を振り返ってみました
全体として見れば、本当に奇跡の3年間だったと思います
メンバーの高い意欲の点でも、ライブの完成度の点でも、
最後まで敢行できたという点でも…
avexのサポート体制やM-tresスタッフなど関係者の努力と幸運が重なった結果でしょう
2008年までの断続的な活動を知っていると、なおさらそう思います
特に30thの1年間の活動は、量においても質においても、
伝説化しているFANKS時代にも匹敵する濃さだったのではないでしょうか
我々は第2の最盛期を見ることができたとも言っても良いかもしれません
こんなことをできる還暦前の3人組はなかなかいないと思います
次の活動がいつになるのかは気になりますが、多分誰も分からないでしょう
正直、この3年間の全力を見せてもらった今、
次まではじっくり待てそうな気がします
この3年間は自分でも信じられないほどのエネルギーを割いて、
TMのライブに通いました
一ミュージシャンのライブにこんな何回も通うことは、
これまでもありませんでしたし、今後ももうないでしょう
しかしそれほどがんばって通って見るだけの価値のある活動でした
私が2011年まで彼らにしつこく文句を言い続けてきたのは、
「まだやれるはずだろ! あと一回本気を見せてくれよ!」
という気持ちがあったんだと思います
その本気を、彼らは示してくれました
今は心から、「よくやった、よくやった」と彼らに言えます
まあ、その内また早くやれやれと言い出すかもしれませんが…
さて、これまでの話はこれくらいにして、
近況についても整理しておきましょう
もうかなり長くなったので短めに…
まずは待望の「TIMEMACHINE BOX」が発売されました!
書籍の方は…いやあ、大変なボリュームで…
なかなか30周年を全部消化しきるのは大変そうです
がんばって読み切って、秋頃からの過去記事更新に役立てようと思います
DVD、待望のきれいな「LIVE TOMATO」が見れました
2曲カットは残念ですが、一番見たいところはじっくり堪能しました
ただきれいとは言っても、映像にはところどころノイズが入っていたりします
TVKのマスターテープが一部劣化していたのでしょう
28年前のテープですから仕方ないことではあると思います
ただ各処で眠っている他の貴重なテープたちも、
すでに劣化が始まっている可能性は高そうです
今のうちに然るべき形で保管しないと、永久に失われてしまうかもしれません
この30周年がそのチャンスだったはずなんですけど、
今のSONYにはその能力も意欲もないようですし、
このままファンの手元に届くことなく朽ち果てていくんでしょうか
「LIVE TOMATO」は多少の劣化があっても、
ちゃんと商品化してくれたのは正しい判断でした
仮に今後同様の企画が立ち上がった時も、
やはり画質の問題は出てくると思いますが、
その時点で出せるものは出せる限り出してほしいです
TM NETWORKの全盛期である80年代は、
特に映像ソースが絶対的に不足しており、
今のファンがその活動を知ることが極めて困難になっています
現在の情報は、昔のファンの記憶によって伝えられたものですが、
それも時とともに風化して検証も困難になるでしょう(今でさえそうです)
小室さんは「CAROL」を後世にも残したいと言っていますが、
TM NETWORKがいかなる存在だったのか後世に伝えていくためにも、
資料として出せるものは可能な限り早くリリースすべきです
おそらく彼らの活動はファンにとってだけでなく、
日本音楽史の上でもそれなりに意味があるものです
それがなかなか顧みられないのは、
拠るべき資料が提供されていないことも大きいはずです
そんなことここで言っても仕方ないのですが、
今のうちに残っている資料が保存されることを願って止みません
さて無能SONYの商品ですが、
DVD「TM NETWORK THE MOVIE」の特典が発表されました
かつてeZで放映された過去映像で、相変わらずのSONYクォリティです
なお特典というと初商品化と勘違いされる方もいらっしゃるでしょうが、
実際にはほとんどが別のDVDで見ることができるものです
たとえば「Come On Everybody」「Time To Count Down」とかは普通のPVです
多分SONYスタッフ、何が商品化されているか把握していないのでしょう
初商品化映像は2曲、「Rhythm Red Tour」の「69/99」「World's End」です
両曲は代々木体育館公演が「World's End Ⅱ」に収録されていますが、
eZで放映されたのは郡山・仙台公演です
ただそれならeZ別日程で放映された代々木公演の「World's End」も入れるべきです
代々木のイントロのシンセソロ冒頭映像、DVDには入っていないんですよね
まあともかく特典2曲のために4320円を払っても良いと言う方は、どうぞご購入下さい
「30th Final」会場で販売された「Get Wild 2015」にも触れておきましょう
表題曲は「Huge Data」バージョンとあり、
実際に「Huge Data」のアウトロが入っていますが、
イントロは「Quit30」バージョンでした
(長い導入無し、木根ギターのフレーズあり、ただし演奏は松尾和博)
このアレンジは同曲の進化の一つの到達点というところもあったので、
スタジオ音源化されたのはよかったと思います
ただ生ドラムがないのは、
ライブの迫力ある演奏を聞いてきた身としてはかなり物足りないものがありました
ドラムの録音の時間はなかったのかなあ
まああの音圧はCDでは味わえないのかもしれませんね
それとウツのボーカルは新録なのでしょうか?
それとも「DRESS2」のテイクの使い回し?
カップリングの「Children of the New Century」は、
「START investigation」で使われたインスト音源ですが、
ライブで曲の前に流れたSE的なフレーズも一緒に入っています
ここも含めて「Children of the New Century」だったんだ…
さらに4/21にはTMの音源の配信があるそうです
当初4/22の予定でしたが、記念日に変更になったんですね
「3年間を集約したシングル」とのことですが、
「Green Days 2013」「Get Wild 2015」がようやく一般販売?
これにて30周年の完全終結というところでしょうか
30thの記念としては、予想外の商品も発表されました
3人の3Dクリスタルです
「30th Final」の会場で撮影したそうです
上半身バージョンと全身バージョンがあり、各3万円です
さらに別売りで台座も1500円で売っているのですが、台座くらいつけろよ!
もしも両バージョンを台座付きで購入すると63000円となります
すげー 大人の買い物だなあ
完全受注生産で、締め切りは4/20です
ちなみに小室さん、755でファンから、
「クリスタルは本当に小室さんがやりたい事なんでしょうか…?」
と聞かれて、「違うよ~」と答えるのは、
あまりにも正直すぎると思いました(笑
最後に私事ながら、某人に言われてTwitterを開設することになりました
正直、使い方もよく分かっていないし、
このままフェードアウトするかもしれないのですが、
気が向いた時など適当に話しかけてみて下さい
名前は「青い惑星の愚か者」です
(別のにしようと考えましたが、思いつかないので諦めました)
https://twitter.com/planet_tm
ではまた次回の更新で
そろそろ本編を再開するかどうか…

おまけ:今年のジャカルタ出張時に目撃した潜伏者の痕跡
この記事へのコメント
とうとう、30th回顧なんですね。
いろんな事がありすぎて、楽しすぎて本当にあったことなのか疑問に思うほどです。
最後に何かを言いたいのに、言葉を選べません。
通史やライブを通して出会った全ての方々に深く感謝いたします。
本当に素晴らしい時間をありがとうございました。
- THANK YOU TM NETWORK! -
正直、まだまだ書きたいことはいっぱいあるんですが、字数制限を食らってしまいました
30周年の思い出、またどこかで語り合いましょう!
>iyotaeさん
別にここで最後というわけでもないので、何か思いついたら適当にご発言下さいませ
それと、前記事のiyotaeさんの投稿が、なぜか消えてしまっていました
コメントの通知メールが来ているのに、投稿がなくて…(汗
何か余計なもの触っちゃったかな
ごめんなさい
次にもっと素晴らしいものがあるのだとしても、たとえ本当にこれで最後になるのだとしても、もう、迷わずにいられるのかなー?と思ったりします。
今は、Wowow放送が楽しみです❗
あぁ、智紗ちゃんのコメントを受けて書き込んだやつですね。夢じゃなかったんだw
私も智紗ちゃん同様、泣いて泣いて卒業するんだと意気込んでたのに卒業し損ねたクチ。
これからも続いてくよ的な時に内容はない安定の、iyotaeコメントなのでご心配なく。
おかげで今回fツイッター級の速さでレスいただけましたので、貴重な体験w
イベントに全然参加できないのが悔しくて、Avexから発売された作品を中心に自分でも信じられない程繰り返し視聴していました。
個人的には「もう、躍動感・疾走感・色気を持ったテクノポップを作れるのは彼らだけ」と再認識させられました。これが、生で音を正に「浴びた」皆様が羨ましいです。
別名義ながらTwitterアカウントをフォロー致しましたので、改めてよろしくお願いします。
失礼致しました。
パンフレットでは「これからは同窓会な活動かな」、ライブが終わった後は「次の活動でも驚かせますよ」という趣旨の発言をしたことで、「やっぱり老境・厭世の念に囚われるのは御免だ」「まだまだコンテンツとしての維持と向上・おもてなしを続けていきますよ」という表明に聞こえて嬉しかったです。こういう天邪鬼は歓迎できます。
2度書き失礼致しました。
そして管理人さんやファンのみなさんおかげでさらにTMを楽しむことができました。どうもありがとうございます!
その時々にアップデートされたライブアレンジこそがTMの真価だと思っている僕としては、初のライブ参加がREMASTERで、あのダラダラっぷりもあってげんなりでしたが
12年以降は振り切ってくれて本当に良かったです。
アルバムも最後のチャンスと思っていましたので、SPEEDWAYやEASY LISTENINGのような
不完全燃焼っぽいものではなく、その後のツアーも含めてまさに本気のものを見れて満足です。
あとの願いは、秋のQuit30 tourが漏れずに(GyaOの権利関係とかあるんですかね~)商品化されることと、しつこくてすみませんが、過去ライブやデモ音源の商品化!
先日の映画の内容を見ると可能性は低そうですが、、
twitterか755か忘れましたが、やはり過去作品のBlu-rayBOXの話はあるようでしたので、そこがかすかにして最後の希望かと。。
CAROL BOXがSONYの思惑よりは売れてなさそうな気配を感じるので、そもそもまたBOXのリリースがSONYからあるのかが不安ですがw
ぼくは、セットや演出とかお金がかかっていたSTART investigation凄いとと思いました。
Quit30以降はTMN押し凄かったな~ホントFAINLは、定番曲で来るのかな~と思っていたけどイイ裏切りでした。
今週末には、3人のラジオもあるし4月21日のリリースも発表かな?
メンバーの体調もさることながら、見る側の体調(家族も含めてですが・・・)も年々心配になるという高齢化の波には逆らえないなあと感じたこの三年間でもありました。管理人さんにオフ会をたきつけておいて、けっきょく言いだしっぺなのに2年間で参加が1回という体たらく・・・。本当に申し訳ないです。もう、ライブ関係なく、どこかでお会いして、また語り合いたいです。特にポコ太さま!
たしかに今回、トータルすると、かなりの曲を幅広くやってくれたんですよね。それだけにQUIT30ツアーを映像化しないともったいないです。あれだけリキ入れた新曲ALIVEがあのツアーだけしか披露されないなんて贅沢すぎます。あと、Poin of~のウツくるりターンも・・・。4/17のラジオで映像化予告、期待してま~す。
私の昨年春の出戻りの始まりはこのブログを見つけてから。他にもたくさんの方々がまとめを書いていらっしゃいますが、このブログを見つけて読んで本当に良かったと思いました。
ハッキリ言って、もう自分はTMには関わらないだろうなぁと思っていたのに、毎夜毎夜ブログを読むことになろうとは。
管理人様の回顧に書かれてる通り、特にこの30thはTMの三人が全身全霊で取り組んだ1年だったのが分かります。私はそれについて回ったFANKSの方々のとてつもないパワーがさらにこの30thを盛り上げたのではないかと思っています。私は離れていた時期の方が好きだった時期より倍長かったのでなお更そう感じます。
そのすばらしいFANKSのみなさまとも出会えたこのブログに感謝しきれません。よりTMのライブが楽しめました。TMの三人は幸せ者ですね!!
管理人さまありがとうございました。
小室さんウツの病気もあったにも関わらず、この1年間
だけでも45曲も演奏されていたとは、驚きです!
「TM NETWORKがいかなる存在だったのか
後世に伝えていくために~」は、本当にそう思います。
SONYにとってはこの3年間が商品化をする絶好のチャンスだった筈なのですが。。。Kiss Japan TourやFanks! Bang The Gongの完全版映像はそもそも存在するのでしょうか?
迷惑にならない程度に755とかで、小室さんにこの現状を知っているか聞いてみようかなぁと思ったりします。755の小室さんのノリなら案外すぐにSONYに聞いてくれたりしないかなあと淡い希望を抱いたり。。。
ところで、本編の方のMTR期、奇跡の
半年間の連載も楽しみしております。
これから3人それぞれの活動が始まりますが、その活動が次のTMに繋がると信じてゆっくり見守っていきたいですね。特に大病を患ったウツの今後が気になりますが、あの麗しい歌声は歌い続けることで維持されるものだと思うのでU-WAVEでもいいから活動してほしいです(もちろん無理しない程度に)。
本当にいろいろありましたがこうして素晴らしいエンターテイメントミュージックを提示し続けたTM NETWORKのファンでいられたことを誇りに思うとともに、これからも自信を持ってFANKSであり続けることを確信できた充実した3年間でした。
そして、管理人様をはじめ沢山の熱いFANKS達と出会えたことも素晴らしい財産になりました。次にTMライブがあった時に元気な姿でまた皆様に会えることを心から望みます。
それでは最後に…、
「Nights of the Knife」(←しつこい!)
まさかまた、TMにこんなに熱くなる日が来るとは。思いがありすぎて、書ききれません。皆様が書いて下さってるので、まあいいのですが(^^ゞ
ツイッター始められたのですね。次のライブが始まるまで寂しいからFANKSと絡みたいし、ワ、ワシも始めようかな。その時は管理人様、皆様、よろしくお願いします。。。
これからも更新楽しみにしています。ありがとうございました。
この3年間を振り返ってみれば、楽しくて、わくわく、ドキドキの夢のような日々でした。
ウツの病気などもあり、ほんとに奇跡のような3年間でしたね。
こんなにも素晴らしいステージを創造し届けてくれた、その原動力は、決してひとつではないと思いますが、メンバ個々の音楽への深い愛情、小室さんの著書「キャロルの意味」でいうところの、「月の石」は今なお鳴っている・・・というところに由来すると思います。
木根さんの「電気仕掛けの預言者たち」のくだりでデビュー直前のライブについての小室さんの返答に、
「ただ、ふつうのコンサートはやりたくないだけです。もしやるなら演出もきっちり決めて、仕掛けもふんだんに使って、今あるどのコンサートよりも視覚的な要素の大きいものにしたいんです。エンターテインメントって呼べるくらいのものにしたいんです。音とビジュアルが一体化したもの、という意味では、ボクらがイメージしているのは、いわゆるコンサートではなくミュージカル的なものなのかもしれませんね。ライブよりショーなのかもしれない」と発言されてますが、デビュー当初から
ブレない姿勢を貫き通した30thだったのでしょうね。
いまは感謝の気持ちでいっぱいです。
活動再開はいつになるか分かりませんが、また3人組が今度はどんな悪巧みで私達を魅了してくれるのか、楽しみに気長に待ちたいと思います。
P.S 管理人さま
Twitterお邪魔させていただきました。
またたび鞄にしのばせてらっしゃるエピソードには
なんだかユーモアたっぷりで和ませていただきました。
あっ、私自身はTwitter開設していないので、ご挨拶もできなくて大変失礼しております。
この1年が30年を振り返る機会になった方は多いと思います。多分メンバーも。
幸せな気持ちで振りかえれるて幸せですよね。
>iyotaeさん
よりによってiyotae先生のTweetを消してしまうとは…と、顔が青くなりました。
青い惑星ではなく、青ざめた惑星になりました。
気持ちの吐露でもなんでも、どうぞこれからも書き込んでくださいませ。
返事が遅いのと更新が遅いのはデフォルトなんで、そこはお許しを。
>feさん
Twitter、早速の反応どうもありがとうございます。
いまいち使い方、というかつぶやきのタイミングを理解していないのですが、変なこと言ってたら突っ込んでくださいね。
小室さん、今は出し切った感じなんでしょうけど、また何かをやりたいと思っているんでしょうね。
次が楽しみです。
>rikaさん
Quit30は、2回だと理解しきれなかったんじゃないでしょうか。
私はレポ書くまでなんとか流れを覚えようと、毎回必死でした(笑
情報過多なライブ、素晴らしかったですね
ああいうライブこそ、映像商品化してほしいものです。
またこれからも楽しんでいきましょう!
小室さん、ライブアレンジでやる気が分かったりするから、この3年間はその点でも良かったです。
Quit30ツアーの映像、商品化するつもりならGYAOで配信する際にちゃんと権利関係は処理しているはずです。
小室さんDOMMUNEライブもavexからリリースしたんだから、配信したら商品化できないということはないはずです。
過去ライブは正直もう諦めていますが、デモについてはSONYが究極の消しゴム商法として、いずれ出してくるかもしれませんね。
過去作品のブルーレイBOXは、仮に出たとしてもFANKS THE LIVEとかがそのまま入るだけですよね、
そんなんなら別にいらないかな…
>まかろんさん
START investigationは、意気込みと妥協の折り合いの点で、すごい葛藤だったでしょうね。
本来の構想を聞いてみたいものです。
4/21リリースのは期待していなかったけど、どうやら楽しみな感じになりそうな雰囲気ですね。
>kuri566さん
この3年の活動は、ファンの方もかなりの気合を入れて成立させていた感はありますね。
TMもファンも全力投球だった印象です(笑
Quit30が商品化されないのは実に惜しいですよね。
むしろ30thで一番商品化してほしいのはQuit30なのに…
今回は撮影しているんだから、是非とも出してほしいものです。
オールナイトニッポンに注目ですね。
毎夜毎夜このブログを読むのは苦行だったと思います。
どうもありがとうございますというか、申しわけないと言うか。
ことこさんが30thに間に合ったのは、ホントによかったと思います。
終わってから気付いたら、すごい悔しかったと思うはずの活動でした。
ことこさんとお会いできたのは終わりの頃でしたが、また何かの機会で集まれると良いですね。
>skkさん
小室事件の時は、ホントに終わりと思いましたよ。
TM25周年流れましたし!
いろんな幸運が奇跡的に現在につながっているんだと思います。
Kiss Japanなどは、当時撮影していても、もう保管していない可能性、あるいはどこにあるか分からなくなっている可能性もあると思います。
本腰入れないと分からなくなっているのかもしれませんし、それならSONYが本腰入れて過去作品を発掘する気は多分ないでしょう。
まあこちらの方でも奇跡が起こるとよいですね…
ブログもそろそろ本編に戻りますね。
ただオールナイトニッポンの内容次第では、あと1回くらい近況記事が続くかもしれません。
>GAUZEさん
まとめを書いてしまうと、終わった感が出てきますね。
ウツがこれからどうなるのかは、ファンの多くも気にしているところですが、無理のない程度でやって行ってほしいですね。
Nights of the Knifeは、もう私の中でGAUZEさんのテーマソングになりましたよ…(涙)
TMが好きになったではなく、FANKSが好きになったんですね(笑
私もブログ始めた頃は、まさか現在までやっているとは予想していませんでした。
2012年にTM再始動がなかったら、もう終わっていたかもしれませんし、なんかTMに引っ張られた感じです。
それとファンの盛り上がりを感じたことも大きかったです。
Twitter、始めたら是非声をかけて下さいね。
私も初心者なので、初心者同士でがんばりましょう。
>TAKAさん
電気じかけで書かれていることと、TAKAさんがおっしゃること、私もそう思います。
実は彼らがデビュー当初に目指していたことがもっとも理想に近い形で実現できたのって、この30周年だったんじゃないかなと。
もともと現実ではなくアイデア先行のコンセプトを出してきた彼らだけに、昔は不可能だったアイデアが、技術の進歩によって実現可能になる過程が、現在も進行しているように思います。
私は以前、近未来を標榜したTMの世界観は時代が経つと陳腐になる危険性が高いと思っていたんですが、それでもやりきればやれるんだということですよね。
やりきった彼らに拍手を送りたいです。
PS またたび、おすすめなので、是非ご自身もお試しください!
以前から貴殿ブログには遊びに来させていただいておりましたが、コメントは初めてになります。
私も管理人様同様、再活動後のTMには厳しい目で見てきたひとりです。MTR以外は闇に葬ってもいいのではないかといまだに思っているほどです(笑)
と言いながらも、音源と映像に関しては消しゴムFANKSですが(汗)
しかしながら、2012年から現在に至るまでのTMは、まさに仰るように第2の最盛期。2012年の武道館から今年の横アリまですべての公演を生で観ることが出来るなんて。
私は94年の終了時にドーム公演も生で観ていますが、これが最初のTMライブでした。最初で最後のはずだったTMライブをこれほどまで観られるようになるとは。感慨深いものがあります。
結果論ではありますが、R&C時代にCAROL2をやらなくて良かったです。あの頃のサポート体制と哲ちゃんの精神状態ではロクなモノにならなかったでしょうから。
avexへの移籍も当初は眉をひそめましたが、TMの売り出し方に関しては及第点だったと思いますし。
さて、今夜のANNではどんな発表があるのでしょうかね。
乱筆乱文、失礼いたしました。
やっと、現実に戻れた水玉であります。
今夜はオールナイトニッポン!
amラジオのアプリを入れて録音予約、そしてニコ生もタイムシフト予約。
私のスマホで両方対応できるのか不安ですが…
そして、755で、またしても不安な発言がありましたね。
「TMは今夜で長期休暇に入る」
とのことで…
今後も3人で活動してほしいのに…
と、個人的な願望でした。
また、更新されるのを待ってますね!
私の青春はTMでした。悲しい事件や、私自信の生活環境の変化により、TMから離れていた2013年、管理人様の文章に出会い「I am」を知り、TMを聴く日々が戻ってきました。
管理人様、TM NETWORK、本当にありがとう。今、私が生きているのは、あなた達のおかげです。
個人的に一番印象に残ったのは、途中でSPEEDWAYの「夢まで翔んで」のサビが流れたとき。私は初めて聞いたのですが、あの「ぽこぽーん」は…。管理人さんも前史で触れていらっしゃいましたが、1979年の楽曲とはいえ…。自分の想像を超えていました。木根さんが個人のファンクラブイベントで、ピアノで弾き歌いしていたのを見たときは決して悪い曲ではないと思っていましたが。
あと横浜アリーナ限定販売だった「Get Wild 2015」とともに「Just Like Paradise 2015」も22日から配信すると小室さんが発表していましたが、パッケージ派?としては「Just Like~」もCDで販売して欲しいと思いました。
それから宇都宮さんが6月に動くようですね。体調が良くなってきたのかもしれないし、個人事務所で他に所属アーティストがいないこともあるかもしれません。とにかく体に負担が掛かり過ぎないように活動してもらいたいと切に願っています。
レコーディングしたものの、世に出てない楽曲が4、50あるとも言っていました。一つでも聴いてみたいな…。
ホントに楽しい2時間でした。
私も管理人さんや他の皆さんと同じように、横アリ以降、何だか喪失感が半端なく、ただただ日々を過ごしていました。唯一の楽しみが、急遽発表された昨日のオールナイトだったのですが、何だか先生の不穏な呟きや前情報で、何とな不安な気持ちもあったのですが…こちらの予想を相変わらずいい意味で裏切られました!普通に楽しかったです♪なんかあのグダグダ感が、やけにこちらの暗さや気持ちを払拭してくれたというか…Blu-ray販売情報が無かったのも、さすがの引っ張り感(笑)参りました。ただ楽しいラジオを届けてくれた三人の悪巧みを、何だか大きな気持ちで待てそうな予感です。
また今後も、こちらの更新を楽しみにさせて頂きます!皆さんのコメント欄も、読んでると元気が出たり共感できたりで、とても励まされます。
P.S.ラジオ越しに聞こえてきた「Nights of the Knife」だけは…涙腺がヤバかったです(涙)
はじめて投稿します。30周年の総括、ありがとうごさいました。改めてTM3人の3年間の気概が伝わってきました。
私も管理人様と同じく「START investigation」が印象的です。全面洗い替えされた初期作品とLOUDとの連動セットは、幕が開いた瞬間に鳥肌が立ち、終演後も「この一年間は絶対に忘れられない年になる」とわくわくしました。そのまま横浜アリーナまで全力で感動させ続けてくれました。
しかも昨日の予想を裏切らないグダグダ感(特に前半)にあふれたANN、最後までTMらしさ満載だな〜(笑)、と思いました。
横浜アリーナ後は皆さま同様喪失感から抜け出せなかったのですが、あのほっこりしたANNのおかげで、これからもTMがそばにい続けてまたいつか次を始めてくれる、という安心した気持ちになれました。昨夜は実は人生初の出待ちをしましたが、特に小室さんに対してはその場が自然に「ありがとう〜」という声がけで溢れました。
私はリズレ以降からインキュベの直後まで長くFANKSを離れていたので、偶然出会ったこちらで管理人様の記事を頼りに、過離脱期間を埋めさせてもらいました。
過去の記事もすごいと思いましたが、その後リアルタイムでアップされる内容が詳しく広くて改めて尊敬し、新たなライブや作品のたびに、管理人様のアップや皆さまのコメントが待ち遠しかったです。
残念ながら勇気が出ずこれまでコメント等できなかったのですが、この30周年はこちらのおかげで本当に充実した日々を過ごすことができました。ありがとうごさいました!
これからも久々に続きに戻られること、また、新たな活動が始まった時の更新を楽しみにしています!
昨夜のANNでもこの1年間のツアーパンフレットを電子書籍にて発売すると言っていましたが、横浜アリーナのライブ模様を収めた第5弾パンフレット(写真集)も電子書籍にて発売する予定だそうです。
http://www.rittor-music.co.jp/e/tmn/
これは従来のように本としては販売しないのかなぁ…?
30th滑り込みセーフのへなちょこ組が横浜に辿り着けたのは、本当に惑星様とこのブログ、色々な方法で繋がれた皆様のおかげです。
ANNではまた終了か、ショックな重大発表か、涙の卒業か…と思ってましたが、これが締めくくり?っていうぐだぐだ~としたおしゃべりで、ホッとして風邪ひきそうです。
同窓会ライブをゆっくり待っていようと思いました。
でも、電話は一瞬どきーっ!!!としましたよ!
あんな感じでK氏とお話してくださったらいいのにな…。
ANNの相変わらずのグダグダトークを聴きながら30THのピリオドだけどあの3人のことだから
~きっと今夜ここで会えるさ~
って感じでいつになるかは全く分かりませんがまた何かやってくれる予感はあります。
横浜終了後は暫くTMロスでしたが今は次への期待にいっぱいです。
いつものその頃のイメージが振り返らるブログをありがとうございます。
FINAL LIVEのあと30th最後のラジオを聴き,
もう終わってしまったなぁ と寂しさが募ってきています。
あと数年はLIVEのVを見ながら何年か先の再始動を楽しみにしたいと思っています。
その中で古いビデオを探し出して見ようと思いました。
でもデッキのベルトが伸びて残念ながら見れませんでした。LIVE TOMATOも88年は録画できたので
インタビュー付きで見たかったな。
誰か VHSをダビングできる方いますか
(申し訳ない 個人的なこと書いてしまい)
次回の更新を楽しみにしております。
再始動は新曲を作れたら帰って来るような話をされてましたね。再始動待っています。
それにしてもラジオ録音出来てて本当良かったです(^O^)
http://rebecca0421.com/
TMと同世代でライバルの復活も喜ばしいのですが
この横アリのライブの制作がM-TRESということで、
ちょっと嬉しかったので、皆様と共有したく、書き込ませていただきました。
コメントしようしようと思っていたのですが、
なんだか文章がまとまらなくて。。。
(まぁいつもまとまってない気もしますが、更に)
(半分しか聴いていない)ANNで「31周年に入るってことで」と言っていたので気長に次の活動を待ちたいと思います。
再始動後、小室さんの大変な時など全く力になれなかった後悔があるので、これから先はずっと追いかけていきたいと思っています。
録音ミスで2時過ぎまでしか聞けませんでした・・・
前半だけでも面白いトークやイントロクイズ聞けてよかったです。
後はニコニコ動画で聞くしかないですね?
何が言いたいかといいますと、QUITE30のツアーから、HUGE DATAとFINALの3つ連続でリリースして、久しぶりにFANKS the LIVEシリーズ4.5.6という形でのリリースを復活させてほしいなあ、と。あ、もちろん同時発売でもいいんですけど。
今回、WOWOWでは楽しみにしていたLOUDがカットになっていて、CAROLとGET WILDでほぼ半分以上尺を使っていましたが、次回、5月の放送もCAROLの部分を放送してしまうと、似たような内容になってしまうので、どうするんでしょうかね。8時間一挙放送というのは、やりますなあ、WOWOW・・・。
驚きと感動と想い出が鮮やかに蘇る記事をありがとうございます!改めて皆様に感謝です
TMの様々な魅力、とてもとても書ききれないのですが、小室さんのシンセを挙げてみます。2012年はハードシンセに囲まれて、2013年ソフトシンセ導入、2014年にはソフトシンセをものにされた感がでていて、QUIT30ではシグネチャーモデル登場、ハード回帰の雰囲気も出てきた2015年には横浜で発売前のJD-XAを恐らく世界初使用!、直後のクラブツアーでも発売直後のAIRA MX-1など使われていて最先端にまた踊り出た印象でした。ほんとかっこよかった~
get wild 2015、自分はTMや3人の魅力が詰まってると感じるこのバージョンが一番好きです。誤解なく伝わるか…ソフトシンセはバックトラックかっこよくアジャストされていますし、EDM x アコギは洋楽からのモチーフだとしてもTMらしさがあって、どちらも"ものにされた感"があると思います! オリジナルのイントロから先のバックトラックを聞いても新たに作られているようで特にAメロBメロのシンセベースの音色はキてます!
ライブではアコギ木根さん、もっと荒々しくアタック強めでエッヂが効いていてほんとカッコよかったです。EDMリフ、会場によってはF#F#A ~のうち1回がF#G A ~と半音上がったり、オクターブあがったり繰り返し方変わったり、手弾きの音の重ね方もあいまってトリップする感じでした♫ CDJ放送、べーあんドラムも松尾さんのうなるエレキもカッコいいウツさんもアツかったです!
iTunes J-POPチャートでは3日間1位で地上波に出たわけでもないのに信じられないです。小室さんの15年前の思いが期せずして果たされたようでほんとうによかったです。
TMライブ一段落ついた直後のクラブで小室さんが何をかけるのか(TMなのか次の関心なのか)長年行ってみたいなと思っていたこともあり当日18時に急遽行くことにしました。新幹線だと翌朝の仕事に間に合わないので軽で強行しました。直前に予告されたてっぺんよりはやく23:34分頃はじまり、ヒューンは出入口でした(^^;; ごったがえすフロア、ジャスパラは知られていないのか後方では反応薄でしたが小室サウンドだからか前に行こうという流れが起きはじめていました。何曲かかけられていたEDM洋楽では後方のクラブ客が大合唱してました。途中音でないトラブル残念でした;; 前に行く流れに巻き込まれたこともあり最終的に3列目まで行きました。 (なのでget wild 2015後方の反応わからず…すみません;;) 前のほうだけ高くなっていたこともあってか人生で一番のぎゅうぎゅうでした。クラブ客やFANKSさんのほか、TMもEDM洋楽も歌えないTKファンと思わしき方々も男女とも少なからず見受けられ小室さんへの期待を感じました。小室さんの曲だけあげてみます。
just like paradice 2015
come on let's dance 2014クラブ版
can you cerebrateスローな新アレンジインスト
be together新クラブ版
get wild 2015インスト
generation
TM多くてうれしかったです。
アコギパートではギター弾くフリをされてアツい! フロントエリアは歓声があがってました。
ジェネレーションかけてサングラスかけて去って行かれまるでQUIT30!アツかったです!!終わりは00:39分頃でした。
5月のクラブツアー、公式に予定でましたね~
初めまして
2012年から全部通ったんですね!
25周年のCAROL2がどういう構想だったのか気になりますが、30周年に実現したものほどの質にはならなかった気がしますね
オールナイトニッポンでは特に何もありませんでしたが(笑)、笑いながら30周年を終えられたこと自体、喜ぶべきですよね
>水玉さん
オールナイトニッポンは無事録音できましたか?
長期休暇発言は、文字通りだと思います
ただ「休暇」ですから、再開は当然あるわけです
どれくらいの期間かは分かりませんが、またいつか動き出す時を待っていましょう
>しんさんさん
私の意図せぬところでお役に立てていたようで、うれしいです
TMは素晴らしい30周年をやりとげてくれましたね
次のTMの活動まで、またしばし潜伏活動(ブログ更新)を続けようと思います
>kuri566さん
Just Like Paradise 2015は良かったですね
Green Daysは?というのは、私も同感です
まさか関係者、忘れていないでしょうね…
ラジオは吉田さんがいなかったら、質問5問くらいで終わった気がします(笑
ライブ映像シリーズ販売、それならthe beginning of the endから通し番号で出してもらえれば…
Season1から4本シリーズでリリース、全部揃えたらプレゼントビデオ付きてのがいいかな
そういやFANKS THE LIVEシリーズも、プレゼントビデオを入れて4までありますよ
ぽこぽーん、初めて聞いたんですね!
初めて聞いた時の衝撃、誰もが一度は通る道だと思います(笑
むしろ私は、FCイベント情報が気になります
木根さん、ピアノ弾き語りでこの曲やったんですか!
聞きたかったなあ…
ウツのライブは、多分体に負担がかからないゆるめのやつと思っています
第5段パンフの件、情報ありがとうございました
新記事で触れておきました
>あすかさん
新情報はほとんどなかったけど、それだけにかえってすがすがしかったですね
あのラジオ、何も考えずに聞けばよかったんでしょう
これからはブログもダラダラモードになると思いますが、たまーに確認に来てもらえれば幸いです
>つるさん
初めまして
リズレからというと、かなり長いブランクですね
よく戻ってきてくれました!
原則気が向いたタイミングでたまーに更新するスタイルだったので、
正直この1年のライブレポはなかなかきつかったですが、
そのおかげで集中してライブを見れた気がします(笑
>emikoさん
オールナイトの重大発表、涙の卒業とか考えていたんですか?
私は何も考えずに能天気に聞いていましたよ…
まあ、そんな不安を微塵も感じさせない番組だったのは良かったですね
みんな楽しそうでしたね
>ワイン好きさん
30周年の間に、コメントの数がどんどん増えていって、掲示板状態になっていましたね
昔は一記事に1個ついたら、おおーって感じだったんですけどね
それだけTMが盛り上がったと言うことなら、嬉しいことです
しかし多分今度の復活も、2012年のように突然だと思うので、油断できません!
これからの楽しみは、当面はライブ映像の商品化ですね
ビデオは、デッキの問題がどうしても大きいですよね
私は以前VHSデッキを捨てる時、過去のビデオを家で全部デジタル化しました
さらにこだわり画質のβとなると、もっと絶望的です
VHS、こちらのコメント欄で、応じてくれる方がいらっしゃると良いですね
>カツさん
ラジオは、3人ともリラックスしきっていましたね
再始動について、3人は何も考えていないけど、きっかけがあればまたいつでも、ということだと思っています
今回のラジオ、いずれ貴重な財産になりますよ!
>youさん
レベッカ復活の件、ウツtwitterでも触れていますね
レベッカが活動するということは、土橋さんがいるU_WAVEは今年は動かないんですかね
もしかしたらM-tresが関わるのも土橋さんつながりなのかも
>にゃろさん
いざ終わっちゃうと、何を書けば…て感じですよね
30周年の盛り上がりがすごかったから、もやもやしながらついてきたファンの多くが満足して去ってしまわないか、実は心配しております(笑
是非これからも、たまに彼らのことを思い出してあげて下さいね!
録音ミスは残念でしたね
でもyoutubeとかにアップされているようなので、もしもまだ聞いていなかったら、ひとつどうぞ
後半もひどいグダりぶりでしたよー
>かっとさん
相変わらず情熱的なコメント、ありがとうございます
シンセもそうですが、この3年間の活動は、切り取り方次第で色々な語り方ができそうですね
名古屋ORCAも、貴重な情報です
クラブは参加人数が少ないから、情報がなかなか入らないんですよね
3月の時点では、小室さんの脳内もまだTM30thの延長という感じだったのかもしれないですね
今度5月のイベントでは変わるんでしょうか
ギター演奏のフリやサングラスかけて退場なども、見てみたかったです!
詳しくはわかりませんが、99年7月に木根さんが自身のFCイベントを沖縄で開催し、その中のライブでSPEEDWAYの楽曲から「夢まで翔んで」「Love goes on」をピアノ弾き語りで披露しました。TM再始動直前だったこともあり、ハワイでのレコーディングの話なども少しされています。
その様子を収録したVHSビデオをその後FC内で販売したかイベント参加者に配布したようです。そのVHSビデオが数年前某オークションに出品されていたのを私が落札して、視聴して初めて「夢まで翔んで」「Love goes on」を聴いた、というわけです。
もしよろしければ、1時間ぐらいのこの映像をDVD-Rに焼いて送りましょうか…?
でもどうすればいいんだろう?
よろしければメールとかもらえます?