6-23 MESSaGE
トップページの閲覧数が60万を越えました
去年30thの途中で50万を超えましたが、
1年足らずで10万もの閲覧、ありがとうございます
それにもかかわらず更新が遅れてしまい、申しわけありません
5/24WOWOWのTM NETWORK DAYが終わってからにしようと思っていまして…
WOWOWではこの日3年間のライブ映像が、8時間半に渡って放映されました
30周年最後のTM祭というところでしょうか
8時間半とはいえ、初めて放映されるのは「30th Final」だけで、
あとは過去放映されたものでしたが、
困ったことに各ライブの前後に小室さんのライブ解説が入りました
(全部録画するハメに…)
トークの中心は各ライブの演出で、
音や楽曲についてはほとんど言及がありませんでした
音楽以外の部分にも力を注いできた3年間だったと言っていたように、
小室さんとしては特に舞台演出への関心が高かったのだと思います
この3年間のライブについて、「次に続く」形で毎回終わっていたのは、
「24」などアメリカドラマに触発されたものだったそうです
また「incubation Period」「START investigation」は「未知との遭遇」のオマージュだとのこと
「the beginning of the end」も多分そうなんでしょうね
「30th Final」で最後に出るバトンは、
「Star Wars」のライトセーバーのようにしたかったそうです
小室さん、将来ライトセーバーができたら、
またTM NETWORKをやるとか言っていました(笑
個人的に興味深かったのは、「the beginning of the end」の没アイデア
最後にTMが地球に下りた後、木根さんだけ置いて母船が帰ってしまい、
その次のライブでもなかなか木根さんが現れないという案もあったのだそうです
え、それ面白いじゃん やってよそれ!
最後には「Message to the FANKS!」として、小室さんからのメッセージもありました
えー、これで終わり?
30周年の締めにしてはなんとも微妙なコメントですが…
まあ、次は何も考えていないということなんでしょう
やりきった感じのいい笑顔ではありましたので、次を期待したいと思います
少なくとも失敗という意識は、小室さんにはないと思いますので
肝心の「30th Final」の放送は、
「Birth」と「CAROL」組曲、「Get Wild」イントロ前半がカットされました
「Children of the New Century」「あの夏を忘れない」など、
多くの方が見たかったと思われる曲はほぼ放映されました
「あの夏を忘れない」のTMライブ映像はこれが史上初です
個人的には、先入観もあってか、
特に前半はウツのパフォーマンスが抑え目に見えました
まあ「Be Together」など後半はかなり盛り上がっていましたね
この後に来るのは、ライブBD/DVDのリリースです
これについては、「Huge Data」のDVD/BDが7/22リリースとの発表がありました
BD2枚組豪華版には「Quit30」ホールツアー収録とのことです
ホールツアーお蔵入りの危惧は回避できそうで、よかったです
(DVDしか見られない人は困りますが)
今回は小室さんのコメンタリは付かないのでしょうか?
あるいは「30th Final」のBD/DVDにつくのでしょうか
ソロ活動では、小室さんが5/14~17に4カ所でDJを行ないましたが、
これは「globe 20th」と名づけられた通り、globe曲を中心としたものでした
現在制作中のglobe過去曲のリミックス(小室さんはRETRACSと呼んでいます)音源も流れたようです
そういや、5月にリミックスとソロ新曲の配信をすると言う話、
すっかり立ち消えになりましたね
当初は3月とか言っていたのに…
今はglobeのRETRACSに集中しているようです
ちなみにglobeのRETRACSは8月にリリース予定だそうです
「TK Dance Camp 20th」に合わせるんですかね
5/21には熊本県山鹿で坂本美雨さんとのコラボライブもありました
サポートはギターの松尾和博さんです
鉄曜日のライオンさんによれば、
ピアノソロで「Time To Count Down」「Depatures」の後、
美雨さんの歌が入って「Can't stop fallin' in Love」「悲しいね」「My Kick Heart」「Love Brace」「永遠と名づけてデイドリーム」「in aquascape」「Human System」「Seven Days War」「Precious Memories」を演奏、
アンコールは「My Revolution」だったそうです
妊娠中の美雨さんの体調も考えてか、
これまでのコラボライブで演奏してきた曲で構成されたセットリストでした
ウツは5/25に「黒沢ともよのFive Stars」に出演しました
私全然知りませんでしたが、
ウツと黒沢さんはSound Horizonで共演していたんですね
ウツのテンションは普段通りでしたが、
年下の女の子になつかれているウツを見る機会はなかなかないし、
貴重だったかもしれません
また番組内では来月のウツのソロライブ「それゆけ!歌酔曲」の情報も出ました
フォークパビリオンの一人バージョンのライブで、
昭和の臭いのする曲をやるそうです
サポートは野村義男さん・松尾和博さん・nishi-kenさんとのことでした
トークが長くなりそうと、ウツの予言もありました
以上、近況でした
では本題に入ります
10月以来半年以上ぶりの通常記事(過去の歴史)です
今回からは、基本毎回通常記事を書くことにします
--------------------------------------------------
「Log-on to 21st Century」から少し遡り、
話を2000年初頭に戻そう
2000年前半のTM NETWORKの活動は、
ほとんど表面に出ることがなかった
この時期は、TM年表の上で空白期間となっている
背後には、年明けから小室とSONYの間で意見の衝突が起こり、
TMのアルバム制作中止に至ったという事情があった
TMは小室周囲のいざこざのために後回しにされてしまったように見える
それはたぶん事実ではあるのだろうが、
実は小室は時間を見つけてTMの新曲も作っていた
TMはこの頃も、まったく放置されていたわけではなかった
たとえば小室は、「Touch The globe Live!!」の合間の2000/1/19、
鈴木あみと安室奈美恵のアルバム制作が終わったことを受け、
「いよいよ、TMのアルバムをやってる!!」と、
tk56のBBSに書き込んでいる
以前述べた通り、翌々日の2000/1/21に行なわれたTMの会合で、
3月のアルバムリリースを目指してTM新曲を制作することになったと、
木根の「続・伝記じかけの予言者たち」にある
3月のアルバムリリースは1999年にもファンの前で宣言していたが、
この時点で3月末のベスト盤リリースが決まっていたらしいことを考えれば、
ニューアルバムの「3月」リリース計画の継続は真実味が薄い
おそらくこの話は、アルバム延期に批判的だったファンへの言い訳に過ぎないだろう
とはいえ新曲制作の方針は話し合われただろうし、
小室が会合に先駆けて作業を始めていたのも事実だと思う
ただちにリリースはされなくても、
将来のアルバム収録を見越していたのならば、
BBSの「アルバムをやってる」発言も、必ずしもウソではない
その後木根は2月半ばに小室から、
「TMのための最高の新曲ができた」と報告を受けた
ウツも2/17に「なんかTMの新曲としても最高な曲ができそう」とのメールを受け取っている
2/19にはTMのミーティングが行なわれており、
小室はその前にTMの楽曲制作を進めていたのだろう
これは1/19から制作していたTMの新曲にほかなるまい
小室は1ヶ月を経て、やっと1曲分のオケを作ったわけである
木根によれば、この時点ではまだメロディはなかったらしく、
制作ペースから考えて、
仮に3月のアルバムリリース計画が1月の時点で有効だったとしても、
この時点ではすでに放棄されていたと考えるべきである
(おそらく年始の時点で放棄されていただろうが)
メロディは3月半ばに出来上がった
3/18小室と木根は香港で会い、これを次のシングルとすることで決定した
この時点では曲名は未定だっただろうが、
これがROJAM期シングル第一弾となる「MESS@GE」である
ただウツはもちろん木根も、
メロディ入りの音源を初めて聞いたのは数日後、東京でのことだった
つまり二人は新曲の内容を知らないまま、
小室の意見でシングルリリースを追認したわけである
1997年の再始動宣言以後のTMは、
動くかどうかは小室の状況次第という状態が続いており、
小室からTMの話が来た時点で乗らないと話が動かないことを、
二人とも身にしみて感じていたのだろう
この頃ウツはソロアルバム「White Room」制作中だったが、
その合間にTM新曲のデモに仮ボーカルを入れた
歌詞は未定だったから本当の仮歌だろうが、
木根によればかなり良い出来だったらしい
その後小室みつ子の歌詞が完成すると、
木根は自分のプライベートスタジオで、みつ子と一緒にガイドボーカルを入れた
「続・電気じかけの予言者たち」は、仮歌入れを4/25としており、
実際に木根は4/27に「最近歌詞も出来ました」「僕が作詞家さんと仮唄を入れました」とBBSに書き込んでいる
ただみつ子は5月に小室から曲をもらい、
その後木根と一緒に仮歌入れを行なったと言っている
小室も5/3付けの木根宛メールに、
「14日からハワイでレコーディングする曲の歌詞は、小室みつ子さんにおねがいしました」と書いており、
この直前に作詞依頼をした(まだ歌詞はできていない)ようにも見える
小室は5/2にギターとベースのレコーディングを行なっているから、
(ギター松尾和博、ベース美久月千晴)
この時に完成したオケをみつ子に送ったとも考えられる
この点は整合的な理解が難しいが、
小室が4月に仮オケを送った時に仮の詞が付けられ、
4/25にガイドボーカルのレコーディングが行なわれた後、
5月になって完成版のオケが出来上がり、
改めて正式に作詞依頼が行なわれたものだろうか
上記小室の発言にあるように、
5/14、3人はレコーディングのためにハワイに集合した
ウツは前日東京で「White Room」の歌入れを終えたばかりで、
本当にギリギリのスケジュールだった
ところが小室はこの日昼まで行なっていたレコーディングで体調を崩していたため、
初日は小室無しでレコーディングを始めることとなった
翌日からは小室もレコーディングに参加した
ウツは5/16早朝に歌入れを終え、午前便で帰国し、
東京のスタジオに直行して「White Room」のミックスダウンに立ち会った
なお「Major Turn-Round」楽曲で3人そろってレコーディングを行なったのは、
この5/15・16のみである
この後の小室は、ROJAM新人作品や安室「Never End」の制作、
および沖縄サミットの準備などを行ないつつ、
「MESS@GE」も手直しを続けていたようで、
最終ミックスは7/4頃に行なわれた
こうして1月から7月まで、
実に半年かけて制作された新曲が「MESS@GE」である
ROJAM初のCD作品でもあった
ただこのシングルは、一般の流通に乗らない形でリリースされた
CD店での販売がSONYから認められなかったためである
したがってこれ以後のROJAM期のCDは、売り上げ枚数が不明である
TM interNETWORKを標榜していた当時、タイトル中の「@」は、
インターネットとの関連も意識したものだろう
ただしリリースに当たっては、「MESSaGE」と表記を改めた
インターネット上に表示する文字制限の都合があったためという
機種依存文字だったことが影響しているのだろうか
以後本記事では、製品版のタイトルを「MESSaGE」と表記することにする
「MESSaGE」はマキシシングルとして2000/7/27、
横浜アリーナ「Log-on to 21st Century」の会場で限定販売された
この時は物販が大変混雑し、
ライブ開始の時間になっても購入できず涙をのんだファンが多くいた
なおライブ会場では香港ライブに応募していたファン限定で、
同曲のMIDIデータ「Limited Editon」が入ったCDも配布されている
8/10からはROJAM POPSHOPでのネット通販が始まった
当時は送料500円込みで1500円と、シングルとしては高額だった
ROJAM POPSHOPでは2014年まで本シングルが販売されていたが、
2015年初めには売り切れている
30周年の活動の中で購入希望者が出たのだろう
なお後続シングルの「Ignition, Sequence, Start」「We Are Starting Over」は、
「MESSaGE」よりも先に売り切れた
「MESSaGE」が当初想定していたほど売れず、
次作からプレス枚数を減らすことになったのだろうか
販売店については、あまり知られていないが、
2001/8/30からTSUTAYAでROJAM期シングル3枚が店舗販売されたらしい
(現在は品切れ)
新星堂など他の店舗でも販売されたかもしれないが、よく分からない
本シングルのジャケットは、
青地に赤の文字で「TM」「TM NETWORK/message」と書かれただけのシンプルなものである
歴代のジャケットでもっとも味気のないものである
なお青を基調にしたCDジャケットのデザインは、
以後「Major Turn-Round」までROJAM期TM作品に踏襲される
本シングルはファンの失望を増幅させているさなかでリリースされた
ところが困ったことにこのシングル、曲はとてもよいのである
再始動後でも屈指の名曲だろうと思う
迷走気味だった様々な事業も、
小室のやる気を引き出させるという意味においては、
少なからぬ意味を持っていたのかもしれない
曲はTM再始動後初のバラードである
これ以前のシングルはテクノ、ヒップホップ、ラテンなど、
明確に洋楽の流行を意識した作りであり、
アメリカの有名エンジニアの名前も利用していたが、
このシングルはそれらの作品と比べ普遍的な作りとなっている
この曲は小室によれば、
「Nights of the Knife」からの流れを意識したものだという
つまり小室の意識の中では本シングルは、
TRUE KISS DiSC時代の3枚のシングルを飛ばして、
それ以前のTMNからつながる曲として作られたことになる
TMは1999年の再始動にあたって、
1994年以前には試さなかった実験的な音を試みていたのだが、
ROJAM移籍を契機にその時代の音をリセットし、
1994年との接続を意識したことになる
「MESSaGE」はたしかに名曲だと思うのだが、
“安全”な曲を出してきたという側面も、おそらく否定できまい
曲はイントロからせつなげでシンプルなフレーズが続くが、
Bメロからドラムやシンセのフレーズが加わり盛り上がりを見せ、
サビでは小室・木根のコーラスをバックに、ウツが熱く歌い上げる
特に2番の後、サビ繰り返しでは、
メインボーカルの後ろにウツの「I Carry On」のボーカルが重ねられ、
ラストに向けて盛り上がりを増す
聞き終わった後、バラードだったことを忘れているほどの熱さである
歌は先行の3枚のシングルと比べると素直な進行で覚えやすく、
Aメロ・Bメロ・サビの接続もとても自然である

「Log-on to 21st Century」の時も結構熱い
この曲で目立つものに、小室のコーラスがある
間奏などでは単独で出てくるので、
コーラスというよりは二人目のボーカルという感じである
この小室コーラスがなかなか良い味を出していて、
個人的にはかなりツボである
ただこの点は、むしろ否定的な意見もあるだろう
この曲は前作と同様、作曲小室哲哉、作詞小室みつ子だが、
詞のテーマはファンに対する「メッセージ」である
みつ子が小室もしくはTMの現状を見て感じていたことも反映されているに違いない
1番の歌詞では、「君」の仕草や表情を見て、
「あらゆることに意味がありそうでどれにも意味を見出せない」
「道に迷いそうさ今夜はそばにいて」と告白している
この歌詞の作りは、ラブソングの形をとりつつ、
内実は「君」=ファンに向けたメッセージという、
「終了」以前のTM曲によく見られたものである
具体的には、何をすべきか分からないTMの困惑を吐露している
TM NETWORK再始動の失敗を踏まえたものだろう
このことをもっとも端的に表現しているのが、
「文字と声とイメージこの世界溢れ続けてるHow could I choose it?」
「真実の言葉だけ聞きわける力が欲しいのさYou can free me」
というサビのフレーズだろう
情報が多すぎて為すべきことが分からないから導いて欲しいというのである
これを踏まえ、2番では「確かな君のメッセージ」に励まされてきたことを述べている
そして最後には「みつめてて君だけはもう一度走り出す僕を」と述べ、
次のTMの活動をもう一度だけ見てくれとお願いする
要するにTMはメディアの発する大量の情報の中で真実が分からなくなっており、
だからファンの発するメッセージを受けて正しい方向に進みたいと言っている
つまり「Nights of the Knife」では、
TMNをやめて新しい活動に移ることをファンに宣言した3人が、
TM NETWORKを復活させてから、
ファンに対して今から進むべき道に導くことを求めているということになる
ここでファンの導きの場として想定されているのは、
具体的にはtk56 BBSなど、インターネット上の掲示板だろう
もっともインターネットは情報過多の代名詞でもあり、
顔の見えないファンとの文字だけでの接触が、
必ずしも「確かな君のメッセージ」とはいえないだろう
実際に小室は「MESSaGE」リリースの後に、
BBS上でファンから攻撃を受け意気消沈する事態にも陥っている
その意味ではこの「メッセージ」は思う通りにはファンに伝わらなかった
以上はCD1曲目の「Original Mix」についてだが、
他にもCDには2テイクが収録されていた
一つは「TV-Mix」で、オケとコーラスが収録されている
なぜこれを「TV-Mix」というのか、いまだに分からない
もう一つは「Instrumental」で、オケのみの音源である
またアルバム「Major Turn-Round」には、
「Album Version」が収録されている
シングル版とのオケの違いは、
「Ignition, Sequence, Start」「We Are Starting Over」ほどは感じないが、
2番Aメロでは歌にボコーダー処理が行なわれている
この曲に限らないが、ROJAM期のシングルにはPVが存在しない
ネット限定という不利な売り方だった以上、
PVなどはむしろ積極的に作るべきだと思うのだが…
ROJAM期のTMはプロモーション活動がほとんどなく、
熱心なファン以外にはまったく届かない存在となった
TMが一般人の目に触れない存在となったのは、この時からと言えるだろう
「MESSaGE」はライブでは、
「Log-on to 21st Century」で初めて演奏された
その後「Tour Major Turn-Round」でも演奏されており、
こちらはライブDVDで見ることができる
その後本曲は一度も演奏されていない
個人的には是非一度生で聞きたい曲の一つである
ただウツは2009/12/26のディナーショーの冒頭でこれを歌っている
(2015/5/26執筆、2016/6/15加筆)
去年30thの途中で50万を超えましたが、
1年足らずで10万もの閲覧、ありがとうございます
それにもかかわらず更新が遅れてしまい、申しわけありません
5/24WOWOWのTM NETWORK DAYが終わってからにしようと思っていまして…
WOWOWではこの日3年間のライブ映像が、8時間半に渡って放映されました
30周年最後のTM祭というところでしょうか
8時間半とはいえ、初めて放映されるのは「30th Final」だけで、
あとは過去放映されたものでしたが、
困ったことに各ライブの前後に小室さんのライブ解説が入りました
(全部録画するハメに…)
トークの中心は各ライブの演出で、
音や楽曲についてはほとんど言及がありませんでした
音楽以外の部分にも力を注いできた3年間だったと言っていたように、
小室さんとしては特に舞台演出への関心が高かったのだと思います
この3年間のライブについて、「次に続く」形で毎回終わっていたのは、
「24」などアメリカドラマに触発されたものだったそうです
また「incubation Period」「START investigation」は「未知との遭遇」のオマージュだとのこと
「the beginning of the end」も多分そうなんでしょうね
「30th Final」で最後に出るバトンは、
「Star Wars」のライトセーバーのようにしたかったそうです
小室さん、将来ライトセーバーができたら、
またTM NETWORKをやるとか言っていました(笑
個人的に興味深かったのは、「the beginning of the end」の没アイデア
最後にTMが地球に下りた後、木根さんだけ置いて母船が帰ってしまい、
その次のライブでもなかなか木根さんが現れないという案もあったのだそうです
え、それ面白いじゃん やってよそれ!
最後には「Message to the FANKS!」として、小室さんからのメッセージもありました
3年間準備してファイナルまで来たんですけれども、最近話していて、3年間新人でデビューしてから頑張ってここまで来たら、次がいよいよブレイクする準備ができたな、というところだと思いますね。なので、この後新曲を出して、さあ売るぞ、みたいな、ていうところに今いるんじゃないかなと思いますけども、そこでお休みという、面白いグループだなと、もうつくづく思いますね。これだけ濃縮というか凝縮された3年間はなかったんでね。これは新人の3年間に匹敵すると思いますので。そこで休むところがTM NETWORKですね。
えー、これで終わり?
30周年の締めにしてはなんとも微妙なコメントですが…
まあ、次は何も考えていないということなんでしょう
やりきった感じのいい笑顔ではありましたので、次を期待したいと思います
少なくとも失敗という意識は、小室さんにはないと思いますので
肝心の「30th Final」の放送は、
「Birth」と「CAROL」組曲、「Get Wild」イントロ前半がカットされました
「Children of the New Century」「あの夏を忘れない」など、
多くの方が見たかったと思われる曲はほぼ放映されました
「あの夏を忘れない」のTMライブ映像はこれが史上初です
個人的には、先入観もあってか、
特に前半はウツのパフォーマンスが抑え目に見えました
まあ「Be Together」など後半はかなり盛り上がっていましたね
この後に来るのは、ライブBD/DVDのリリースです
これについては、「Huge Data」のDVD/BDが7/22リリースとの発表がありました
BD2枚組豪華版には「Quit30」ホールツアー収録とのことです
ホールツアーお蔵入りの危惧は回避できそうで、よかったです
(DVDしか見られない人は困りますが)
今回は小室さんのコメンタリは付かないのでしょうか?
あるいは「30th Final」のBD/DVDにつくのでしょうか
ソロ活動では、小室さんが5/14~17に4カ所でDJを行ないましたが、
これは「globe 20th」と名づけられた通り、globe曲を中心としたものでした
現在制作中のglobe過去曲のリミックス(小室さんはRETRACSと呼んでいます)音源も流れたようです
そういや、5月にリミックスとソロ新曲の配信をすると言う話、
すっかり立ち消えになりましたね
当初は3月とか言っていたのに…
今はglobeのRETRACSに集中しているようです
ちなみにglobeのRETRACSは8月にリリース予定だそうです
「TK Dance Camp 20th」に合わせるんですかね
5/21には熊本県山鹿で坂本美雨さんとのコラボライブもありました
サポートはギターの松尾和博さんです
鉄曜日のライオンさんによれば、
ピアノソロで「Time To Count Down」「Depatures」の後、
美雨さんの歌が入って「Can't stop fallin' in Love」「悲しいね」「My Kick Heart」「Love Brace」「永遠と名づけてデイドリーム」「in aquascape」「Human System」「Seven Days War」「Precious Memories」を演奏、
アンコールは「My Revolution」だったそうです
妊娠中の美雨さんの体調も考えてか、
これまでのコラボライブで演奏してきた曲で構成されたセットリストでした
ウツは5/25に「黒沢ともよのFive Stars」に出演しました
私全然知りませんでしたが、
ウツと黒沢さんはSound Horizonで共演していたんですね
ウツのテンションは普段通りでしたが、
年下の女の子になつかれているウツを見る機会はなかなかないし、
貴重だったかもしれません
また番組内では来月のウツのソロライブ「それゆけ!歌酔曲」の情報も出ました
フォークパビリオンの一人バージョンのライブで、
昭和の臭いのする曲をやるそうです
サポートは野村義男さん・松尾和博さん・nishi-kenさんとのことでした
トークが長くなりそうと、ウツの予言もありました
以上、近況でした
では本題に入ります
10月以来半年以上ぶりの通常記事(過去の歴史)です
今回からは、基本毎回通常記事を書くことにします
--------------------------------------------------
「Log-on to 21st Century」から少し遡り、
話を2000年初頭に戻そう
2000年前半のTM NETWORKの活動は、
ほとんど表面に出ることがなかった
この時期は、TM年表の上で空白期間となっている
背後には、年明けから小室とSONYの間で意見の衝突が起こり、
TMのアルバム制作中止に至ったという事情があった
TMは小室周囲のいざこざのために後回しにされてしまったように見える
それはたぶん事実ではあるのだろうが、
実は小室は時間を見つけてTMの新曲も作っていた
TMはこの頃も、まったく放置されていたわけではなかった
たとえば小室は、「Touch The globe Live!!」の合間の2000/1/19、
鈴木あみと安室奈美恵のアルバム制作が終わったことを受け、
「いよいよ、TMのアルバムをやってる!!」と、
tk56のBBSに書き込んでいる
以前述べた通り、翌々日の2000/1/21に行なわれたTMの会合で、
3月のアルバムリリースを目指してTM新曲を制作することになったと、
木根の「続・伝記じかけの予言者たち」にある
3月のアルバムリリースは1999年にもファンの前で宣言していたが、
この時点で3月末のベスト盤リリースが決まっていたらしいことを考えれば、
ニューアルバムの「3月」リリース計画の継続は真実味が薄い
おそらくこの話は、アルバム延期に批判的だったファンへの言い訳に過ぎないだろう
とはいえ新曲制作の方針は話し合われただろうし、
小室が会合に先駆けて作業を始めていたのも事実だと思う
ただちにリリースはされなくても、
将来のアルバム収録を見越していたのならば、
BBSの「アルバムをやってる」発言も、必ずしもウソではない
その後木根は2月半ばに小室から、
「TMのための最高の新曲ができた」と報告を受けた
ウツも2/17に「なんかTMの新曲としても最高な曲ができそう」とのメールを受け取っている
2/19にはTMのミーティングが行なわれており、
小室はその前にTMの楽曲制作を進めていたのだろう
これは1/19から制作していたTMの新曲にほかなるまい
小室は1ヶ月を経て、やっと1曲分のオケを作ったわけである
木根によれば、この時点ではまだメロディはなかったらしく、
制作ペースから考えて、
仮に3月のアルバムリリース計画が1月の時点で有効だったとしても、
この時点ではすでに放棄されていたと考えるべきである
(おそらく年始の時点で放棄されていただろうが)
メロディは3月半ばに出来上がった
3/18小室と木根は香港で会い、これを次のシングルとすることで決定した
この時点では曲名は未定だっただろうが、
これがROJAM期シングル第一弾となる「MESS@GE」である
ただウツはもちろん木根も、
メロディ入りの音源を初めて聞いたのは数日後、東京でのことだった
つまり二人は新曲の内容を知らないまま、
小室の意見でシングルリリースを追認したわけである
1997年の再始動宣言以後のTMは、
動くかどうかは小室の状況次第という状態が続いており、
小室からTMの話が来た時点で乗らないと話が動かないことを、
二人とも身にしみて感じていたのだろう
この頃ウツはソロアルバム「White Room」制作中だったが、
その合間にTM新曲のデモに仮ボーカルを入れた
歌詞は未定だったから本当の仮歌だろうが、
木根によればかなり良い出来だったらしい
その後小室みつ子の歌詞が完成すると、
木根は自分のプライベートスタジオで、みつ子と一緒にガイドボーカルを入れた
「続・電気じかけの予言者たち」は、仮歌入れを4/25としており、
実際に木根は4/27に「最近歌詞も出来ました」「僕が作詞家さんと仮唄を入れました」とBBSに書き込んでいる
ただみつ子は5月に小室から曲をもらい、
その後木根と一緒に仮歌入れを行なったと言っている
小室も5/3付けの木根宛メールに、
「14日からハワイでレコーディングする曲の歌詞は、小室みつ子さんにおねがいしました」と書いており、
この直前に作詞依頼をした(まだ歌詞はできていない)ようにも見える
小室は5/2にギターとベースのレコーディングを行なっているから、
(ギター松尾和博、ベース美久月千晴)
この時に完成したオケをみつ子に送ったとも考えられる
この点は整合的な理解が難しいが、
小室が4月に仮オケを送った時に仮の詞が付けられ、
4/25にガイドボーカルのレコーディングが行なわれた後、
5月になって完成版のオケが出来上がり、
改めて正式に作詞依頼が行なわれたものだろうか
上記小室の発言にあるように、
5/14、3人はレコーディングのためにハワイに集合した
ウツは前日東京で「White Room」の歌入れを終えたばかりで、
本当にギリギリのスケジュールだった
ところが小室はこの日昼まで行なっていたレコーディングで体調を崩していたため、
初日は小室無しでレコーディングを始めることとなった
翌日からは小室もレコーディングに参加した
ウツは5/16早朝に歌入れを終え、午前便で帰国し、
東京のスタジオに直行して「White Room」のミックスダウンに立ち会った
なお「Major Turn-Round」楽曲で3人そろってレコーディングを行なったのは、
この5/15・16のみである
この後の小室は、ROJAM新人作品や安室「Never End」の制作、
および沖縄サミットの準備などを行ないつつ、
「MESS@GE」も手直しを続けていたようで、
最終ミックスは7/4頃に行なわれた
こうして1月から7月まで、
実に半年かけて制作された新曲が「MESS@GE」である
ROJAM初のCD作品でもあった
ただこのシングルは、一般の流通に乗らない形でリリースされた
CD店での販売がSONYから認められなかったためである
したがってこれ以後のROJAM期のCDは、売り上げ枚数が不明である
TM interNETWORKを標榜していた当時、タイトル中の「@」は、
インターネットとの関連も意識したものだろう
ただしリリースに当たっては、「MESSaGE」と表記を改めた
インターネット上に表示する文字制限の都合があったためという
機種依存文字だったことが影響しているのだろうか
以後本記事では、製品版のタイトルを「MESSaGE」と表記することにする
「MESSaGE」はマキシシングルとして2000/7/27、
横浜アリーナ「Log-on to 21st Century」の会場で限定販売された
この時は物販が大変混雑し、
ライブ開始の時間になっても購入できず涙をのんだファンが多くいた
なおライブ会場では香港ライブに応募していたファン限定で、
同曲のMIDIデータ「Limited Editon」が入ったCDも配布されている
8/10からはROJAM POPSHOPでのネット通販が始まった
当時は送料500円込みで1500円と、シングルとしては高額だった
ROJAM POPSHOPでは2014年まで本シングルが販売されていたが、
2015年初めには売り切れている
30周年の活動の中で購入希望者が出たのだろう
なお後続シングルの「Ignition, Sequence, Start」「We Are Starting Over」は、
「MESSaGE」よりも先に売り切れた
「MESSaGE」が当初想定していたほど売れず、
次作からプレス枚数を減らすことになったのだろうか
販売店については、あまり知られていないが、
2001/8/30からTSUTAYAでROJAM期シングル3枚が店舗販売されたらしい
(現在は品切れ)
新星堂など他の店舗でも販売されたかもしれないが、よく分からない
本シングルのジャケットは、
青地に赤の文字で「TM」「TM NETWORK/message」と書かれただけのシンプルなものである
歴代のジャケットでもっとも味気のないものである
なお青を基調にしたCDジャケットのデザインは、
以後「Major Turn-Round」までROJAM期TM作品に踏襲される
本シングルはファンの失望を増幅させているさなかでリリースされた
ところが困ったことにこのシングル、曲はとてもよいのである
再始動後でも屈指の名曲だろうと思う
迷走気味だった様々な事業も、
小室のやる気を引き出させるという意味においては、
少なからぬ意味を持っていたのかもしれない
曲はTM再始動後初のバラードである
これ以前のシングルはテクノ、ヒップホップ、ラテンなど、
明確に洋楽の流行を意識した作りであり、
アメリカの有名エンジニアの名前も利用していたが、
このシングルはそれらの作品と比べ普遍的な作りとなっている
この曲は小室によれば、
「Nights of the Knife」からの流れを意識したものだという
つまり小室の意識の中では本シングルは、
TRUE KISS DiSC時代の3枚のシングルを飛ばして、
それ以前のTMNからつながる曲として作られたことになる
TMは1999年の再始動にあたって、
1994年以前には試さなかった実験的な音を試みていたのだが、
ROJAM移籍を契機にその時代の音をリセットし、
1994年との接続を意識したことになる
「MESSaGE」はたしかに名曲だと思うのだが、
“安全”な曲を出してきたという側面も、おそらく否定できまい
曲はイントロからせつなげでシンプルなフレーズが続くが、
Bメロからドラムやシンセのフレーズが加わり盛り上がりを見せ、
サビでは小室・木根のコーラスをバックに、ウツが熱く歌い上げる
特に2番の後、サビ繰り返しでは、
メインボーカルの後ろにウツの「I Carry On」のボーカルが重ねられ、
ラストに向けて盛り上がりを増す
聞き終わった後、バラードだったことを忘れているほどの熱さである
歌は先行の3枚のシングルと比べると素直な進行で覚えやすく、
Aメロ・Bメロ・サビの接続もとても自然である

「Log-on to 21st Century」の時も結構熱い
この曲で目立つものに、小室のコーラスがある
間奏などでは単独で出てくるので、
コーラスというよりは二人目のボーカルという感じである
この小室コーラスがなかなか良い味を出していて、
個人的にはかなりツボである
ただこの点は、むしろ否定的な意見もあるだろう
この曲は前作と同様、作曲小室哲哉、作詞小室みつ子だが、
詞のテーマはファンに対する「メッセージ」である
みつ子が小室もしくはTMの現状を見て感じていたことも反映されているに違いない
1番の歌詞では、「君」の仕草や表情を見て、
「あらゆることに意味がありそうでどれにも意味を見出せない」
「道に迷いそうさ今夜はそばにいて」と告白している
この歌詞の作りは、ラブソングの形をとりつつ、
内実は「君」=ファンに向けたメッセージという、
「終了」以前のTM曲によく見られたものである
具体的には、何をすべきか分からないTMの困惑を吐露している
TM NETWORK再始動の失敗を踏まえたものだろう
このことをもっとも端的に表現しているのが、
「文字と声とイメージこの世界溢れ続けてるHow could I choose it?」
「真実の言葉だけ聞きわける力が欲しいのさYou can free me」
というサビのフレーズだろう
情報が多すぎて為すべきことが分からないから導いて欲しいというのである
これを踏まえ、2番では「確かな君のメッセージ」に励まされてきたことを述べている
そして最後には「みつめてて君だけはもう一度走り出す僕を」と述べ、
次のTMの活動をもう一度だけ見てくれとお願いする
要するにTMはメディアの発する大量の情報の中で真実が分からなくなっており、
だからファンの発するメッセージを受けて正しい方向に進みたいと言っている
つまり「Nights of the Knife」では、
TMNをやめて新しい活動に移ることをファンに宣言した3人が、
TM NETWORKを復活させてから、
ファンに対して今から進むべき道に導くことを求めているということになる
ここでファンの導きの場として想定されているのは、
具体的にはtk56 BBSなど、インターネット上の掲示板だろう
もっともインターネットは情報過多の代名詞でもあり、
顔の見えないファンとの文字だけでの接触が、
必ずしも「確かな君のメッセージ」とはいえないだろう
実際に小室は「MESSaGE」リリースの後に、
BBS上でファンから攻撃を受け意気消沈する事態にも陥っている
その意味ではこの「メッセージ」は思う通りにはファンに伝わらなかった
以上はCD1曲目の「Original Mix」についてだが、
他にもCDには2テイクが収録されていた
一つは「TV-Mix」で、オケとコーラスが収録されている
なぜこれを「TV-Mix」というのか、いまだに分からない
もう一つは「Instrumental」で、オケのみの音源である
またアルバム「Major Turn-Round」には、
「Album Version」が収録されている
シングル版とのオケの違いは、
「Ignition, Sequence, Start」「We Are Starting Over」ほどは感じないが、
2番Aメロでは歌にボコーダー処理が行なわれている
この曲に限らないが、ROJAM期のシングルにはPVが存在しない
ネット限定という不利な売り方だった以上、
PVなどはむしろ積極的に作るべきだと思うのだが…
ROJAM期のTMはプロモーション活動がほとんどなく、
熱心なファン以外にはまったく届かない存在となった
TMが一般人の目に触れない存在となったのは、この時からと言えるだろう
「MESSaGE」はライブでは、
「Log-on to 21st Century」で初めて演奏された
その後「Tour Major Turn-Round」でも演奏されており、
こちらはライブDVDで見ることができる
その後本曲は一度も演奏されていない
個人的には是非一度生で聞きたい曲の一つである
ただウツは2009/12/26のディナーショーの冒頭でこれを歌っている
(2015/5/26執筆、2016/6/15加筆)
この記事へのコメント
かくいう私も、先生の騒動以降からの、むだまだ未熟者の閲覧者であります。
さて「TV-Mix」ですが、当時のTKプロデュース作品にも数多く銘されたものがあります。オケと先生のコーラスだけの場合に名付けられていたので「TK Vocal-Mix」の略である、と読んだのだったか、自分でそう解釈したのだったか…あやふやです。。
50万が去年8月の惑星ポコ会談の日だったことを思うと「Quit30」からの盛り上がりを思い出して勝手に感慨深いものがあります。
私はDVDしか見られないのでホールツアーが見られないのは残念ですが、あの素晴らしかったライブが記録に残るのはとても嬉しいです。
(テレビないので当然WOWOWも見られない私にはDVDだけでも十分価値あり)
今回からの通常記事再開、「MESSaGE」の意味や裏側がこんなだとは…。
それであんな素敵な曲を作れてしまったTMは凄いと思えばいいのかなぁ。
もっとも、出戻りの私が「MESSaGE」や「MTR」を知ったのは昨年このブログででしたけどね。
「MESSaGE」をはじめとする「MTR」の楽曲、いつか生で聴きたいものです。
更新ありがとうございました。
でこぽんさん、はじめまして。TV MIXというのはテレビ番組用といいますか音楽番組用に使うカラオケのことだと何かで小室さんがおっしゃっていたように思います。
それを流して歌手の方が歌うというわけです。
いつものように憶測のような書き方で申し訳ないです。
僕以上に情報を持っている方はおられることと思います。
そのうちの、一人です…
更新、お待ちしてました。
WOWOW、ビギエンから録画しました。
ウツのコメントあるなら、最初っから録画してたかも…(((^_^;)
ファイナルのとき、Herethere…に入る寸前、ウツがチラッとエレプレを歌ってくれたところ…
カットされてましたね…(;o;)
あそこは、残してほしかったな…
TMロス、ウツロスです。
6月のウツ…
東京なんて地方に住んでたら、なかなか厳しいです。
ツアー、してくれないかな…
体力的に、無理なのかしら…
HUGE DATAのBlu-ray、早くポチっとせねば!
しかし数日後、私が使い始めていた「iモード」で小室さんの公式HPが見れることを知り、そこからROJAMのページを見つけてホッとした記憶があります。
島根県の山の中に住んでいた私でも入手方法を確保できた余裕もあってか、当時私は「やっぱりTMはいつでも新しい、自分たちの一歩先を進んだ存在なんだな」と嬉しく思い、ネット通販オンリーに対して何の不満も感じていませんでした。
しかし今思うと、当時個人的な事情で仕事もロクにせず、実家でプラプラしてたからTMの動きを気にする時間や余裕があっただけで、日々仕事や学業、育児などに追われている一般的な人々からすると、従来通り店頭でCDを気軽に手にすることができないやり方に不満や憤りを感じるのはむしろ普通かもしれません。
それはさておき、手間をかけて入手した「MESSaGE」を聴いた時、私の中でTKDレーベルの3枚に抱いていたモヤモヤ感が一気に晴れた気がしました。「これだよ、これを待ってたんだよ」と…。
その後TMに対する期待感が高まり、常にiモードからROJAMのページをチェックする日々が始まるのでした。
そして、祝60万アクセス!!
丁度昨年の今ごろこのサイトに辿り着いたにわか惑星ファンの私ですが、いつもここに来て思うのは、この継続する才能と努力の凄まじさです。
TMのコンディションの良い時は追いかける方もノリノリでラクで楽しいですが、そうじゃない時はすぐ冬眠したり潜伏してしまうので(へなちょこ代表)、凄いなあといつも感動します。
その上、コメントは何時も暖かく、時にはツッコミのキレ味鋭く、それでいて人を傷つけず、人を選ばず、惑星さんの人間の大きさに尊敬せずにいられません。
60万アクセスに際して、褒められるのが苦手とお聞きしましたので、感謝の気持ちを抑えて抑えて控えめな感想を書きました。
本文のMESSaGE、当時確かに私にも届いてて、何かしら感じたはずなのに、なぜ目覚めなかったのだろう…。
wowow、横アリのあとCDJ見ると、ウツ元気だなあ!!
観客に見せるライブもいいけど、今度は観客と盛り上がるライブに行きたいなあと思いました。
蒼い惑星の愚か者さん、書き忘れましたが、これからも通常更新を楽しみにしております。終了から28周年まで、あまり追いかけていなかったので、知らないことが山盛りです。ゆっくり更新で構いませんので、お体には無理のないように!
さて「MASSaGE」ですが、ライブのアンコールで初披露されて聴いた時は「Detour」みたいな静かな始まり方に中盤辺りから徐々に熱くなっていって後半の盛り上がりが素晴らしく素敵な曲を作ってきたなぁと嬉しかった覚えがあります。
MIDIデータ収録の香港イベント配布バージョンは外見上の作りはほとんど変わらなくてシュリンクのシールとdiscの規格マークが違う位ですね。当時何枚作られたんでしょう?。
文章力・考察眼は勿論のこと、続けることをやめなかったからこそ、掴む事ができたと思っています。単純な行動が如何に難しいかを実感しました。
またmu-moで特典がどうなるかと思うとアマゾンで注文するのに2の足を踏んでいます。
本楽曲は派手ではないけど、落ち着いた雰囲気で統一された空気感が好きです。「FORMATION LAP」で一部の聞き流しそうなパートを削除しただけのMIXで「ここまで違うのか!」と感動したのもいい思い出です。
実はROJAMの通販サイトがまだ営業していたのが一番の驚きでした。
失礼致しました。
TMロスに陥ってる所にWOWOWの放送(私は見れなかったのですが)やライブDVDの発売、そして管理人さんのブログ更新と立て続けにFNKSの方々が少しソワソワする事態になってますね("▽"*)
MTRの記事待ってました。当時はTMから離れていたので何をしていたのかも知らず、いろいろと裏ではゴタゴタとしていたのですね。中古でライブDVDを購入して衝撃を受けたので、タイムマシーンあればツアーに参加したかったのにと思うほどでした。
また続きの更新を楽しみにしています。
MESSageは、僕の好きなバラード曲ですね。
今でも神曲だと思います。
癒し系曲ですよね。
さて、TV-MIXはどういうの意味ですが、
どうもTVで歌う時にバックトラックで流す音源らしいです。
だから、コーラスが残っているらしいです。
ボーカルは、そこで生で歌うみたいですよ。
90年代のプロデュース曲は、TV-MIXが多いですよね。
MTRの頃だったと思いますが、久しぶりに見たウツの激太りに、しばし呆然唖然としたことを思い出しました( ; ゜Д゜)
失礼いたしました\(__)
そして、熊本・八千代座ライブのtweetへのリンクありがとうございます。ライブレポもつぶやいてますので、お暇な方はどうぞ。
MESSaGE、個人的に思い出が詰まりすぎた一曲です。初披露の場に立ち会えた、幸運な1万人の中のひとりです。
Log-onの時の物販は、開演前よりも終演後の方が酷かったというか、暴動一歩手前の状態でした。復活後の活動に不満で良曲に飢えていたFANKSが、ライブで初披露された新曲に(文字通り)殺到した状態でした。運営が慣れていなかったのか、物販への導線もめちゃくちゃで、我先にと押し寄せる人の波で、本当に将棋倒しになる寸前でした(ロビーに飾られていた、関係者からの花も無残なことに)。平日だったので、終電の関係で買えなかった方もかなり多かったのではないでしょうか。
押しくらまんじゅう・蒸し風呂状態で1時間以上並んで何とかゲットしたCDと通常版パンフを手にホテルに戻った私は、九州から持参したノートPCでMESSaGEを聴きまくりました。当時、仕事で悩んでいた私は、この曲を聴いて、自分も再出発しようと、転職を決意したのです。なので、MESSaGEは(大げさに言えば)私の人生を変えた曲でもあります。
そういえば、この時の物販で、抽選でメンバー3人のサイン入りポスター(MESSaGEのジャケットと同じデザイン)が当たるっていうのをやってた気がするけど、ゲットした人いるのかな。
ちなみに、横浜にノートPCを持ち込んだのは、ホテルでSONYのTMサイトのBBS(まだギリギリ平和だった)にセットリストを書き込むためでした。案の定、公式よりも早かったためか、翌日以降、いろんなブログに転載されまくったのも、いい思い出です。
TV Mixの謎についてありがとうございます
TK関係のでよくTV Mixてありましたよね
しかしTVで歌う時の音源て言っても、MESSaGEなんてテレビで歌ったことないのに
個人的にはTK Vocal Mix説も面白いのですけどね
しかしこのTV Mix、当時需要はあったんでしょうか?
インストかこれかどっちかを入れておけば良いと思うんですけども…
>iyotaeさん
豪華版付きが毎回BD限定という売り方は、正直どうかと思います
DVDでも売ればいいと思うんですが
まあ限定品ではないから、将来BDプレイヤーを買ってから購入すれば良いと思いますけどね
MESSaGEはPointと並んで、レコーディングから発表までが長かった作品です
表面には出ていないけど、もっと複雑な事情もあったのかもしれません
>水玉さん
エレプロのシーン、カットされていましたね
まあ時間制限のあるWOWOWなら仕方ないかなと思いましたが
商品版では収録してほしいですね
ウツの膨張は、本記事にも載せたLog-onの頃には結構顕著になっていましたよね
まあウツも42歳で新陳代謝も落ちる頃で、仕方なかったんだとは思います
近い年齢になると、なおさらそう思います…
大きいCDショップが近所にない場合は、むしろ通販の方が便利かもしれませんね
ただ熱心なファンは多少手間がかかってもCDは買うでしょうが、
自分から日常的に情報を集めないライトファンにも情報が自然と届くようにしないといけないわけで、
ROJAM期はそこらへんの発想が非常に乏しかった気がします
プロデューサー期にはタイアップとかにすごい気を配っていたのに、
なぜこの頃はプロモーションへの関心が乏しくなるのか、不思議です
ただともかく、MESSaGEは確かに良い曲でしたよね
復活時にも、最初にこういう万人が受け入れられそうな曲を持ってくれば、その後の展開も違ったのかもと思います
>emikoさん
応援ありがとうございます
だらだらとここまで続けてきて、気が付いたらもうブログ9年なんですよね
10年経ったら「終了」かな?(笑
しかしここまでやって、やっとTMの歴史の後半に突入したばかりというていたらく…
CDJは、会場の熱気もあるんでしょうね
次回の再始動では、またincubation Periodのように、盛り上がるライブをやってくれるかもしれませんね
>GAUZEさん
書き込みは2008年が最初でしたか
あの頃はレコード店のバイトをなさっていましたね
一緒にライブに行くのも予想していませんでしたが、そもそもライブが実現したこと自体が驚きでしたよね
MESSaGEは、私も一度聞いて心奪われてしまいました
30周年でも聴きたかったです
MIDI入りバージョンは何枚作られたんでしょうね
確かに気になります
ROJAM、まだやっているし、まだ買えるんですよ!
とはいえ、Kiss Destinationとか、ウツ木根ソロくらいしかないし、ウツ木根ソロは普通に買った方が安いんですけどね
BDのmumo特典は、まだ予断を許しませんね
今までのパターンを見ると、あまり大したものは入らないと思いますが、
Huge Dataで毎日アレンジが変わったGet Wildの別日程音源なんかを入れてくれれば嬉しいです
>ことこさん
私のブログは、WOWOW見てから更新したからこの時期になったわけで、プチ盛り上がりの尻馬に乗った感じですね(笑
でもこれでもうTM関連の盛り上がりイベントは終わりですかね
中古DVD購入できて良かったですね
ライブ映像、カッコ良いですよね
今は品切れで、ものすごい値段が付いているようですね
しかもSONYでもavexでもないから、再販も難しそうです
>鉄曜日のライオンさん
Log-onの悲惨な思い出、ありがとうございます
花も倒されたりしていたんですか
なんでこんなことになったんでしょうね
多分スタッフはウツソロ関係者と思うんですが、アリーナクラスは御無沙汰で、対応しきれなかったんでしょうかね
ホテルでBBSに書き込むなど、過去の活躍話も始めて伺いました
私なんかよりも昔からネットの常連様だったんですね
当時の印象深いエピソードなど、また機会があったら聞かせて下さいね
20年以上前にB'zが同じようなカラオケ曲集を出したことがありましたが、タイトルがTV STYLEと銘打っていたのを覚えています。
小室さんのCDだけではありませんが音楽番組用に長くしたり短くしたり、或いはライブ音源を差し替えたりする際にはTVMIXは重宝されるようです。
失礼しました。
ありましたね。ツィートの演出。でも、MTRツアーの初期は、あのメッセージ演出なかったんですよ、我が町は。我らが越後にTMが来た最後のライブでしたね。アルバム発売前なので会場の空気も微妙でして・・・。なんか、ひたすらスタッフがスクリーンの前に次のCUBEのための機材を並べているのが気になっちゃって。だから、いまだにまともなMESSaGE聞けてないんですよ。
あ、そうそう。6/10発売のキーボードマガジンは、「機材で振り返る30周年ライブ」とバンドスコアでLOUDです。
こりゃ、買いですな。
MTR Tourの初期はあの演出がなかったんですか!? 残念でしたね。確かそちらは方面はかなり早い段階で回っていたようなキヲクがあります。当時は東京に住んでいましたがチケットが取れず、初めて遠征しました。今では遠征の方が主流になってしまいましたよ。
この曲の思い出としてはLIVEで購入するのに終了後1時間以上並んだのを覚えてな~
本当 大変だったな~
多分CDーR付きのパンフレットが買えなくて怒ってしまったん人もいるくらい
GAUZE博物館にあるMIDIデータversionのCDってなんだ~?
さすが 何でも持ってるね~
MTRツアー、MESSaGEでの「チャット」の演出は確か年明け後の仙台か札幌あたりからだったはず。私が参加した福岡もアルバム発売前だったので、微妙な空気でした。
kuri566さん
15年越しにありがとうございます。当時は今とは違うHNでした。SONYのBBS閉鎖事件後に、MTRのアルバム購入者限定のBBSが開設されて、平和のありがたさを再認識のもいい思い出ですね。
おお、かなり久しぶりです!
そういやMTR好きて言っていましたね
私もMESSaGEは30周年でやりそうだと思っていたんですけどね
最後の転調は、いかにもTMていう感じの王道パターンで、嬉しかったです
>kuri566さん・やまびこさん・鉄曜日のライオンさん
MTRツアーのMESSaGEのチャット演出、実は私も少し後の記事のために調べていたんですが、12月15日福岡公演まではチャット無しで、12月19日広島公演からチャットが入ったようです
この点について皆さんの会話からも傍証を得られたので、嬉しかったです(笑
あと初期はGet Wildのアレンジも違ったりと、1ヶ月半の短いツアーの中で意外とマイナーチェンジしていたようですね
>Mさん
B'zもそんなの出していたんですね
発祥はもしかしてビーイングなんでしょうかね
TV MIXが重宝されたとはいえ、それはスタッフが持っていれば良いわけで、商品化する必要があるのかなあという違和感はぬぐえませんが、Maxiシングルが主流になると、曲数を水増しする意味で需要が高くなったのかもしれませんね
>まかろんさん
ああ、並んだんですね、行列に
真夏だから大変だったでしょうね
MIDIデータLimited Editionは私も存在だけ知っていましたが、実物持っている方は私もGAUZEさんしか知りません(笑
「前に3人で広島に来たのは91年1月 23、24日のEXPOの時」
「○○○日ぶりだね」(実数は覚えていません、、、)
(中略)
「そういえば、緑の公園を三人で歩いたことがあったよね」
「なんていう公園だっけ?」
などという、割と広島を舞台とした会話が流れました。いやぁ、嬉しかったですねぇ。
と、消しゴムFANKSとしては言いたいところですが、
やはり現在まで根強く残る
「TMってまだやってたんだ?」
という世間の反応を見る限りは失敗だったのかな、と。
過去の記事で一連の30thライブでROJAMやR&C時代の曲が黒歴史にされかった旨の記述がありましたが、
TKD時代の3枚こそが真の黒歴史なのかもしれませんね。
「A3クリアポスター(全形態共通絵柄1種)」なので、ディスクのみ欲しい方はブルーレイ2枚組を安いところで購入した方が賢いかもしれません。
おお、貴重な情報をありがとうございます
チャットの文章の全文は徹貫のツアードキュメントSecond Impressionに掲載されていて、その文章では大阪・仙台・札幌・名古屋・東京については語られていますが、この5都市は2001年にツアーで回ったところです
2000年最後のライブだった広島公演で試験的にチャットを流し、年末年始の間に2001年の会場で流す文章を改めて作ったのかもしれません
そうなると広島公演で流れたチャットは、その会場限りの貴重なものだったことになります
ちなみにSecond Impressionによれば、チャットは2001/1/7仙台公演で初めて流したことになっています
徹貫の仕事の粗さには、相変わらず呆れるばかりです
>椎名さん
ROJAM時代のTMはまったく世間に浸透しませんでしたからね
まあメジャーでやっていたところで、正直どの程度売れたかは疑問ですが…
真の黒歴史、アルバムという形で総括がされなかったという点では、たしかにTKD時代はそうかもしれません
この頃の小室さんの仕事はTMだけでなく新しくプロデュースを始めた歌手も、多くはアルバムリリースが予定されながら、Kiss Destination以外は全部実現しませんでしたから、小室さんの仕事全体が黒歴史ということにもなるかもしれないですね
>けねなおとさん・haruさん
情報ありがとうございます
先ほど新記事で言及しておきました
写真集は告知がなさすぎますね
発売1週間前で、公式サイトでの発表もリットーのサイトでも発表されていないって…
本当はドキュメント本は適当な情報を訂正するためのツールにならないといけないのですけどねえ
その点でやまびこさんの記憶力は素晴らしいです!
そしてメッセージは確かに名曲ですが、30thでやってくれなかったのが心残りですね。
ファイナル横アリではやはり久々のリズレと初めて聞くあの夏を忘れないと生演奏のSCREEN OF LIFEが高まりました。
ホールツアーはBD豪華版でしか見れないといういかにもなavex商法ですが、買ってしまいますねw
20周年記念シングルだしやるかもしれないとは思っていましたが、最後の最後に来ましたね
しかもニューアレンジで!
ウツのリクエストだったみたいですね
あの夏も含め、ウツの希望が随分と通ったライブだったのかな?
BDは、正直私の中ではホールツアーの方がメインです(笑
ALIVEやQuit組曲が豪華版の2枚目でしか見られないて、正直どうなのよ?とも思いますね