6-24 Ignition, Sequence, Start
BD/DVD「Quit30 Huge Data」のmumo予約特典が発表されました
A4クリアポスターで、BD2枚組・BD通常版・DVDの3種類で共通とのこと
予約する方は参考にして下さい
なおamazonなどで買えば2枚組版だと4000円の割引になります
また電子書籍限定のTM30周年第5弾パンフの発売が6/20に決まったそうです
(前回記事haruさんコメント)
ずいぶんと直前に告知するんですね
発売日はウツソロライブ「それゆけ歌酔曲!」の日ですが、意図的に重ねたんでしょうか
ウツライブのチケットは6/13からローチケで一般発売ですが、
こちらもすごい直前ですね
多分ほとんどがFCで販売済みなんでしょう
今月発売した「Keyboard Magazine」2015年夏号では、
「機材で振り返るTM NETWORK30周年ライブ」の特集が組まれています
また「小室哲哉が語るJD-XA」の記事もあります
しかしメンバーが語るTMの記事は特に無いようです
この半月ほど、小室さんはテレビやネット生放送などに積極的に出演しています
6/24には「パンチライン」
のサウンドトラック、
8/5にはglobeリミックスアルバム「Remode」
がリリースされます
また7/11には渋谷VISIONに出演するそうです
6/14には木根さんがTOKYO FM系列「あ、安部礼司」に出演します
10/31木根さんソロライブ、夜の部以外に昼の部も追加公演が決まりました
今回近況として取り上げる話題は以上です
20日近くあってこの程度、
しかも多くはソロの話題ということで、
30周年も終わったんだなあと思います
小室さんも755などで、5/24のTM NETWORK DAYにまったく言及しておらず、
頭はglobeに行っているようです
そこでこの機会にふと考えてみたのですが、
2012~15年にはかなり多くの楽曲が演奏されてきました
その中には意外な曲も少なくありませんでした
ということで演奏された曲数を、
インスト・SE・リミックスを除いて以下にアルバムごとに一覧にしてみました
「Rainbow Rainbow」:3/9
「Childhood's End」:2/10
「Twinkle Night」:1/3
「Gorilla」:3/9
「Self Control」:3/9
「humansystem」:5/10
「CAROL」:9/13
「Rhythm Red」:4/10
「EXPO」:4/9
「Major Turn-Round」:1/6
「Easy Listening」:1/5
「SPEEDWAY」:1/8
「Quit30」:13/17
その他:7/16(「Time Machine」「Get Wild」「Dive Into Your Body」「Wild Heaven」「一途な恋」「Nights of the Knife」「Green Days」)
こうして見ると、「終了」以前の作品に関しては、
「CAROL」を例外として、あとは意外と同じような感じです
「humansystem」が多目というくらいでしょうか
「Rhythm Red」「EXPO」は木根ボーカル曲が各1曲ずつあったという特殊事情があり、
これを除けば「Self Control」以前の作品と同じです
一方再始動後の作品は、どれも1曲ずつです
たしかに少ないとも言えますが、演奏はしたということは、それなりに重要でしょう
この時代の曲も黙殺せず、TMの歴史に組み込んでいるということだと思います
以上を踏まえると、だいたい「終了」以前のアルバムは3曲前後、
再始動後のアルバムは1曲ずつ演奏するという感じだったようです
しかしこの平均値を見ると、
「Childhood's End」はもう一曲くらいやっても良かったんじゃないかな…
「START investigation」で当初の案の通り「八月の長い夜」をやっていれば、
これも平均値に達したんですけどね
30周年はもう終わってしまいましたが、
次の活動が始まる時には、今回やらなかった曲もいくつかやって欲しいです
参考のためにやってほしい曲トップテンをここに書いておきますので、
どうぞよろしくお願いします!(何を?)
「Electric Prophet」「Dive Into Your Body」「一途な恋」みたいに、
一部しか演奏しなかった曲も、フルコーラス演奏をお願いしたいのですが、
きりがないのでそこらへんは外してあります
1. 「Dragon The Festival」
2. 「Maria Club」
3. 「Faire La Vise」
4. 「World's End」
5. 「MESSaGE」
6. 「TIME」
7. 「パノラマジック」
8. 「Iginition, Sequence, Start」
9. 「This Night」
10. 「Fighting」
次点 「Tomorrow Made New」「Winter Comes Around」
番外「17 to 19」
それでは本題に入ります
演奏して欲しい曲第8位の「Ignition, Sequence, Start」です
--------------------------------
ROJAM第1弾シングル「MESSaGE」が、
ROJAM移籍とTM interNETWORK構想を背景としていたのに対し、
第2弾シングル「Ignition, Sequence, Start」は、
TMの9thアルバム「Major Tunr-Round」を意識し、
そこへ向かう方向性を明確に示した作品であり、
実質的な意味で「Major Turn-Round」のリードシングルと言える
ジャケットのデザインは、
コップの中に赤青オレンジの3色の球体が3つずつ浮かんでいるというものである
自分は赤青黄と思っていたが、
メンバーは赤・青と「オレンジ」であると発言しているらしい
(本記事cupolaさんコメント)
この球体は「We Are Starting Over」「Major Turn-Round」ジャケットにもあり、
さらに「Tour Major Turn-Round」のパンフレットでは、
3色の球体が溶解し崩れていく様子が描かれている

「Major Turn-Round」ライナーの写真では、
小室が青、ウツがオレンジ、木根が赤の球を持っており、
各球体はそれぞれTMのメンバーを表現しているらしい
色の組み合わせは違うが、「終了」時の黒赤青3色と同様の発想だろう
本作が示した方向性は、プログレッシブ・ロックである
2000年7月下旬、「Log-on to 21st Century」のリハーサルの時、
3人で「次はどういうことやろうか」という話になり、
3人が好きだったプログレをまだやっていないことに気づいた
そこで小室はライブ後、
本作「Ignition, Sequence, Start」の制作に着手し、
これが完成したことによって、プログレで行くことの確信を得たという
それほど会心の出来だったのだろう
それまでTMはなかなか動かなかったが、
プログレという方針が決まってからは早かったと、後に小室は言っている
「Ignition, Sequence, Start」の曲名は、
NASAのロケット打ち上げカウントの後、打ち上げ直前に言うフレーズに由来し、
再始動期TMもいよいよ点火され発進するという意味を込めたものである
この曲名はデビュー当初に「パノラマジック」で使う案もあったが、
没になって以後温存されてきたものだったという
作詞は前作に続いて小室みつ子となった
本作を皮切りにレコーディングされた一連の「Major Turn-Round」楽曲は、
すべて小室みつ子の作詞となっている
みつ子は小室から曲と曲名だけ与えられ、それを元に作詞したが、
「めちゃめちゃ難しかった」「実は泣きそうだった」とのことである
この曲は後述の通り複雑な構成となっており、
みつ子はまず曲の構造を解読するところから始めたという
「壮大なパズルみたいで、言葉を載せてやっと構成がわかる感じ」
との感想だった
たしかに大変だっただろうと思う
歌詞の内容はタイトル通り、TMの再始動を告知するものとなっている
それにしてもここまできてやっと点火かい…という思いも拭えないが、
曲自体は何かに目覚めたかのように、
それまでにない攻撃的なロックナンバーとなっている
確かにTM NETWORKはこの曲で、
真の意味で再始動したように思う
(ただし本作リリース後3ヶ月で活動を休止するが)
小室は「Log-on to 21st Century」終了後数日置いて、
2000/8/2から「新曲」の制作に入った
この「新曲」には「Ignition, Sequence, Start」も入っていたと見られ、
8/17にはバリ島で、木根・葛城哲哉・久保こーじも交え、
デモトラックのレコーディングが行なわれている
葛城のTM参加は「終了」以来のことである
小室は「Log-on to 21st Century」の頃からスイッチが入ったようで、
以後年末まで数ヶ月間、本気のTMモードに突入する
本作の音源を制作していた8月終わりには、
小室と木根は長時間話し込む毎日で、
木根も「小室とこんな長電話した記憶はない」というほどだった
9月頃にレコーディングされたglobe「Don’t Look Back」も、
globeでは珍しくプログレ色の強い作品となっているが、
「Iginition, Sequence, Start」の影響下に作ったと小室が言っている
小室の中でTMがメインになっていたことがうかがえる
小室はバリでのレコーディングを終えた後、ロスへ飛び、
9/5にバックトラックを完成させ、翌日にかけてガイドボーカルを入れた上で、
ウツ・木根および小室みつ子にこれを送った
みつ子には9/6に作詞依頼をしたという
この後の制作過程は資料によって日付が一定しないが、
小室側の情報によれば、
9/8~10にウツ・木根・葛城の3人でボーカルやギターをレコーディングし、
9/11に木根がハワイに飛んで小室に合流、
翌日にかけて最終的な仕上げが行なわれたとされている
一方木根側の情報によれば、
9/10木根とみつ子が都内のスタジオで打ち合わせを行ない、
9/12・13にウツ・木根・葛城がレコーディングを行ない、
木根の渡米は9/14となっている
ウツ側の情報ではウツの歌入れが9/12・13とされ、
木根の情報に一致する
一方で小室側の日付はウツ・木根よりもおよそ3日早くなっており、
日米間の時差以上のズレがある
少なくとも日本でのレコーディング日程については、
実際に関わったウツ・木根の説によるべきと思う
また木根の情報ではさらに9/15~17に「Pale Shelter」「Cube」が制作されたことも知られるが、
9/11渡米説では9/12~14が空いてしまうので、
この点からも木根の渡米は9/14の可能性が高い
ならば小室側の情報に見える日程は、
実際には3日程度後ろにずらすべきかもしれない
木根がハワイで小室に再会した頃、
小室はすでに大作「Major Turn-Round」組曲の制作に着手していた
木根はスタジオで小室とアルバムの方針を打ち合わせたが、
「Ignition, Sequence, Start」は手直しの必要がないという結論になり、
まもなく9/17にEddie Delenaのミックスを経て、
9/23に東京でマスタリングを終えた
特に男らしいコーラスは小室にも好評だったらしい
「it’s gonna be alright」から「MESSaGE」まで、
再始動後のTMは小室のコーラスが目立つ曲が多い
これ自体はよい悪いの問題ではないが、
あまり力強い印象を受けるものではなかった
それに対してこの曲は木根・葛城のコーラスによって、
珍しく暑く力強い雰囲気の曲に出来上がった
「Ignition, Sequence, Start」の音が初めて公開されたのは、
2000/9/15日本テレビの「コムロ式 その後…」である
番組は「Log-on to 21st Century」のライブ映像を中心とした内容で、
CMも小室関係のもので占められていた
その一つは小室の音楽通信講座「TK Music Online」、
一つはROJAM新曲のリリース情報だった
このうち後者では、BGMに「Ignition, Sequence, Start」のイントロが使われ、
「Iginition, Sequence, Start」とKiss Destination「口笛に咲く花」の楽曲タイトルが表示された
ウツのボーカルは流れなかったので、
おそらく9/5頃に完成したバックトラックの音源を用いたものだろう
つまりこのCMの音源は商品版以前のラフミックスだったはずで、
15秒とはいえ貴重な音源ということになる
通常は曲のトラックダウンが済むと、
1ヶ月程度でCDのプレス・梱包が終わり、流通に乗せられる
だが「Ignition, Sequence, Start」は、
これと異なる試みが行なわれた
楽曲をCDとしてファンに届ける前に、
音源が完成してすぐ、ROJAMのウェブサイト上で、
フリーダウンロードできるようにしたのである
これこそがROJAM.COMの目玉企画の一つだった
ブロードバンド環境が一般家庭に十分に広まっていなかった当時、
音声ファイルのダウンロードは必ずしも快適なものではなかったし、
サイト自体の回線の太さも問題になったが、
(アクセスが集中する時に十分な回線を提供できていなかった)
試みとしては現在につながる発想である
この実験は9/26、「Iginition, Sequence, Start」「口笛に咲く花」の2曲から始まった
日付は木根の誕生日である
「Ignition, Sequence, Start」の完成は9/23だから、
実に完成から3日で音源がリスナーに届けられたことになる
そして10/25、つまりウツの誕生日には、この2曲がCDリリースされ、
代わって新たな配信曲として、
TM「We Are Starting Over」とKiss Destination「Sweet Memories」がアップされた
これらは11/27小室の誕生日にCDでリリースされ、
代わって同日にTMアルバムから「Major Turn-Round Ⅰ First Impression」が先行配信された
アルバム「Major Turn-Round」は12/25にリリースされたから、
この間ネット配信開始とCDリリースの間には、
約1ヶ月の間隔が設けられていたことになる
音楽無料ダウンロードサービスは、
TM inter-NETWORKでまともに機能した唯一の事業といえる
これ以前、「MESSaGE」はTM inter-NETWORK宣言をしただけであり、
実質的にインターネットを利用したサービスは、
「Ignition, Sequence, Start」から始まったのである
ただこれも2000年の9月・10月・11月の3回だけで、
以後行なわれることはなかった
ともかく「Ignition, Sequence, Start」は、
2000/9/26に無料配信され、10/25にCDリリースされた
ネット販売限定だったため、
「MESSaGE」と同様に売上枚数の情報はない
なお私は2012年にROJAM POPSHOPで本シングルを購入したが、
その後2014年にアクセスしたところ、売り切れていた
TM30周年の間に売り切れたらしい
「Ignition, Sequence, Start」は、
イントロが印象的なリフで始まり、
神秘的でメロディアスなシンセとともにウツのボーカルが加わる
このリフとシンセが、ボーカル以上に主張が強く、
「Iginition, Sequence, Start」の顔はこの二つだと思う
抑え目のAメロが終わり間奏に入るとリフが消え、
代わってドラムやギターが入ってくる
続いて短いAメロと、Bメロ・Cメロ、
そして短くあっさりとしたサビ(導入2フレーズ+4フレーズ)と展開する
こうしてやっと1番が終わると、
間奏無しで直接Bメロ・Cメロに移り、
タメを入れてからサビに入る
サビは導入2フレーズ+20フレーズと長く、
聴き終えた後はサビが印象に残る構成となっている
以上、Aメロ・Bメロ・Cメロ・サビとは書いたが、
正直この曲は、どこをサビと思って作っているのかも定かではない
1番ではむしろCメロ(「just breaking through the wall~」の部分)の方が目立っている
イントロのシンセリフがCメロで復活して曲を盛り上げ、
サビに入るところでまたクールダウンするので、なおさらである
さらに1番と2番では同じパートでも音や歌い方を変えており、
まったく同じパートの繰り返しはほとんどないと言ってよい
曲全体の構成を見るに、
間奏を1番Aメロ途中とCメロ前に設けてリスナーを焦らす一方で、
1番Cメロ以後は2番との接続部分にすらまとまった間奏がなく、
後半は一気に最後まで盛り上げる作りである
(間奏が1番の中で2回ある一方、1番と2番の間にはない)
また2番でAメロを省いたのも面白い
前例としては「Time To Count Down」があるが、
ハードロックをコンセプトにした同曲は、
冒頭から最後まで一気に突き抜けると言う印象だった
「Ignitiion, Sequence, Start」はこれと比べてひねりの効いた展開であり、
6分半の中にプログレ的展開を詰め込んだ意欲作といえると思う
次に作られる「Major Turn-Round」組曲のプレリュードでもあった
以上はオリジナルに当たる「Straight Run」だが、
本シングルには「MESSaGE」と同様、
カップリングとして「TV Mix」「Instrumental」が収録されている
後者はインスト、
前者はオリジナルとインストの中間で、ところどころ歌が入っている
なおアルバム収録の「Album Version」は、
シングルとは音がかなり異なっている(2年前にシングルを購入して知った)
シングル未入手のファンは、
見つけたら買っておいた方がよいかもしれない
とりあえずドラム・ベースはシングルではシンセ音源のようだが、
アルバム版はドラムをSimon Phillippsが、
ベースをCarmine Rojasが手がけている
印象が違う最大の要因はこのリズム隊の迫力だろう
ミックスも全般的にアルバムの方が重厚で、勢いがある
他にアルバム版を一聴して気づく相違点としては、
アクセル音を意識したと思しきイントロが追加されていることである
またシングル版の最後はドラムと控えめなシンセだけになるが、
アルバムではこの変化は一瞬だけで、
まもなくギターやベースも入った派手なオケに戻る
他にも冒頭Aメロ後の間奏にウツボーカルのエコーがかかっていること、
サビの入り方がかなり違うことなど、
アルバム版はシングル版から相当変わっている
「Ignition, Sequence, Start」は、制作・発表の経緯を見ても、
「Major Turn-Round」の代表曲としての位置にあったが、
「MESSaGE」と同様、PVは作成されなかった
ただしどの程度意味があったか謎だが、
2001年1月から「どっちの料理ショー」のエンディングに使われた
(よほど注意しないとTMの曲とも分からないレベル)
「MESSaGE」を使う案もあったが、
ウツの主張もあって「Ignition, Sequence, Start」になったらしい
ROJAM期には楽曲発表の「新しい形」にこだわったためか、
プロモーション活動自体がきわめて乏しく、
ネットでアクセスする以前に活動がほとんど認知されていなかった
再始動当初、この曲を発表してプロモーションもしていれば、
その後ももう少し変わっていたと思うのだが…
ただ年末年始頃になるとようやくテレビ出演が実現している
これについては別章で触れるが、
演奏されたのはともに「Ignition, Sequence, Start」だった
しかし「Tour Major Turn-Round」の後、
「Ignition, Sequence, Start」は演奏されなくなる
2001年ウツがソロアルバム「LOVE-iCE」でカバーしたにもかかわらず、
「Tour LOVE-iCE」ではセットリストで除かれており、
ライブでは不遇な曲という印象を受ける
ただしライブオープニングのインストとしては、
2013年「START investigation」で演奏されている
再始動後ではかなりの存在感がある曲なので、
是非もう一度、歌付きで演奏してもらいたい1曲である
(2015/6/12執筆、2016/6/16加筆)
A4クリアポスターで、BD2枚組・BD通常版・DVDの3種類で共通とのこと
予約する方は参考にして下さい
なおamazonなどで買えば2枚組版だと4000円の割引になります
また電子書籍限定のTM30周年第5弾パンフの発売が6/20に決まったそうです
(前回記事haruさんコメント)
ずいぶんと直前に告知するんですね
発売日はウツソロライブ「それゆけ歌酔曲!」の日ですが、意図的に重ねたんでしょうか
ウツライブのチケットは6/13からローチケで一般発売ですが、
こちらもすごい直前ですね
多分ほとんどがFCで販売済みなんでしょう
今月発売した「Keyboard Magazine」2015年夏号では、
「機材で振り返るTM NETWORK30周年ライブ」の特集が組まれています
また「小室哲哉が語るJD-XA」の記事もあります
しかしメンバーが語るTMの記事は特に無いようです
この半月ほど、小室さんはテレビやネット生放送などに積極的に出演しています
6/24には「パンチライン」
8/5にはglobeリミックスアルバム「Remode」
また7/11には渋谷VISIONに出演するそうです
6/14には木根さんがTOKYO FM系列「あ、安部礼司」に出演します
10/31木根さんソロライブ、夜の部以外に昼の部も追加公演が決まりました
今回近況として取り上げる話題は以上です
20日近くあってこの程度、
しかも多くはソロの話題ということで、
30周年も終わったんだなあと思います
小室さんも755などで、5/24のTM NETWORK DAYにまったく言及しておらず、
頭はglobeに行っているようです
そこでこの機会にふと考えてみたのですが、
2012~15年にはかなり多くの楽曲が演奏されてきました
その中には意外な曲も少なくありませんでした
ということで演奏された曲数を、
インスト・SE・リミックスを除いて以下にアルバムごとに一覧にしてみました
「Rainbow Rainbow」:3/9
「Childhood's End」:2/10
「Twinkle Night」:1/3
「Gorilla」:3/9
「Self Control」:3/9
「humansystem」:5/10
「CAROL」:9/13
「Rhythm Red」:4/10
「EXPO」:4/9
「Major Turn-Round」:1/6
「Easy Listening」:1/5
「SPEEDWAY」:1/8
「Quit30」:13/17
その他:7/16(「Time Machine」「Get Wild」「Dive Into Your Body」「Wild Heaven」「一途な恋」「Nights of the Knife」「Green Days」)
こうして見ると、「終了」以前の作品に関しては、
「CAROL」を例外として、あとは意外と同じような感じです
「humansystem」が多目というくらいでしょうか
「Rhythm Red」「EXPO」は木根ボーカル曲が各1曲ずつあったという特殊事情があり、
これを除けば「Self Control」以前の作品と同じです
一方再始動後の作品は、どれも1曲ずつです
たしかに少ないとも言えますが、演奏はしたということは、それなりに重要でしょう
この時代の曲も黙殺せず、TMの歴史に組み込んでいるということだと思います
以上を踏まえると、だいたい「終了」以前のアルバムは3曲前後、
再始動後のアルバムは1曲ずつ演奏するという感じだったようです
しかしこの平均値を見ると、
「Childhood's End」はもう一曲くらいやっても良かったんじゃないかな…
「START investigation」で当初の案の通り「八月の長い夜」をやっていれば、
これも平均値に達したんですけどね
30周年はもう終わってしまいましたが、
次の活動が始まる時には、今回やらなかった曲もいくつかやって欲しいです
参考のためにやってほしい曲トップテンをここに書いておきますので、
どうぞよろしくお願いします!(何を?)
「Electric Prophet」「Dive Into Your Body」「一途な恋」みたいに、
一部しか演奏しなかった曲も、フルコーラス演奏をお願いしたいのですが、
きりがないのでそこらへんは外してあります
1. 「Dragon The Festival」
2. 「Maria Club」
3. 「Faire La Vise」
4. 「World's End」
5. 「MESSaGE」
6. 「TIME」
7. 「パノラマジック」
8. 「Iginition, Sequence, Start」
9. 「This Night」
10. 「Fighting」
次点 「Tomorrow Made New」「Winter Comes Around」
番外「17 to 19」
それでは本題に入ります
演奏して欲しい曲第8位の「Ignition, Sequence, Start」です
--------------------------------
ROJAM第1弾シングル「MESSaGE」が、
ROJAM移籍とTM interNETWORK構想を背景としていたのに対し、
第2弾シングル「Ignition, Sequence, Start」は、
TMの9thアルバム「Major Tunr-Round」を意識し、
そこへ向かう方向性を明確に示した作品であり、
実質的な意味で「Major Turn-Round」のリードシングルと言える
ジャケットのデザインは、
コップの中に赤青オレンジの3色の球体が3つずつ浮かんでいるというものである
自分は赤青黄と思っていたが、
メンバーは赤・青と「オレンジ」であると発言しているらしい
(本記事cupolaさんコメント)
この球体は「We Are Starting Over」「Major Turn-Round」ジャケットにもあり、
さらに「Tour Major Turn-Round」のパンフレットでは、
3色の球体が溶解し崩れていく様子が描かれている

「Major Turn-Round」ライナーの写真では、
小室が青、ウツがオレンジ、木根が赤の球を持っており、
各球体はそれぞれTMのメンバーを表現しているらしい
色の組み合わせは違うが、「終了」時の黒赤青3色と同様の発想だろう
本作が示した方向性は、プログレッシブ・ロックである
2000年7月下旬、「Log-on to 21st Century」のリハーサルの時、
3人で「次はどういうことやろうか」という話になり、
3人が好きだったプログレをまだやっていないことに気づいた
そこで小室はライブ後、
本作「Ignition, Sequence, Start」の制作に着手し、
これが完成したことによって、プログレで行くことの確信を得たという
それほど会心の出来だったのだろう
それまでTMはなかなか動かなかったが、
プログレという方針が決まってからは早かったと、後に小室は言っている
「Ignition, Sequence, Start」の曲名は、
NASAのロケット打ち上げカウントの後、打ち上げ直前に言うフレーズに由来し、
再始動期TMもいよいよ点火され発進するという意味を込めたものである
この曲名はデビュー当初に「パノラマジック」で使う案もあったが、
没になって以後温存されてきたものだったという
作詞は前作に続いて小室みつ子となった
本作を皮切りにレコーディングされた一連の「Major Turn-Round」楽曲は、
すべて小室みつ子の作詞となっている
みつ子は小室から曲と曲名だけ与えられ、それを元に作詞したが、
「めちゃめちゃ難しかった」「実は泣きそうだった」とのことである
この曲は後述の通り複雑な構成となっており、
みつ子はまず曲の構造を解読するところから始めたという
「壮大なパズルみたいで、言葉を載せてやっと構成がわかる感じ」
との感想だった
たしかに大変だっただろうと思う
歌詞の内容はタイトル通り、TMの再始動を告知するものとなっている
予告なしで始めよう 無謀なほど楽しいさ
君がいるから We are ready to fight.
明日があるから We are ready, tonight.
ぎりぎりリミットまで Now we’re ready to fight.
疲れ果てるまで Now we’re ready tonight.
それにしてもここまできてやっと点火かい…という思いも拭えないが、
曲自体は何かに目覚めたかのように、
それまでにない攻撃的なロックナンバーとなっている
確かにTM NETWORKはこの曲で、
真の意味で再始動したように思う
(ただし本作リリース後3ヶ月で活動を休止するが)
小室は「Log-on to 21st Century」終了後数日置いて、
2000/8/2から「新曲」の制作に入った
この「新曲」には「Ignition, Sequence, Start」も入っていたと見られ、
8/17にはバリ島で、木根・葛城哲哉・久保こーじも交え、
デモトラックのレコーディングが行なわれている
葛城のTM参加は「終了」以来のことである
小室は「Log-on to 21st Century」の頃からスイッチが入ったようで、
以後年末まで数ヶ月間、本気のTMモードに突入する
本作の音源を制作していた8月終わりには、
小室と木根は長時間話し込む毎日で、
木根も「小室とこんな長電話した記憶はない」というほどだった
9月頃にレコーディングされたglobe「Don’t Look Back」も、
globeでは珍しくプログレ色の強い作品となっているが、
「Iginition, Sequence, Start」の影響下に作ったと小室が言っている
小室の中でTMがメインになっていたことがうかがえる
小室はバリでのレコーディングを終えた後、ロスへ飛び、
9/5にバックトラックを完成させ、翌日にかけてガイドボーカルを入れた上で、
ウツ・木根および小室みつ子にこれを送った
みつ子には9/6に作詞依頼をしたという
この後の制作過程は資料によって日付が一定しないが、
小室側の情報によれば、
9/8~10にウツ・木根・葛城の3人でボーカルやギターをレコーディングし、
9/11に木根がハワイに飛んで小室に合流、
翌日にかけて最終的な仕上げが行なわれたとされている
一方木根側の情報によれば、
9/10木根とみつ子が都内のスタジオで打ち合わせを行ない、
9/12・13にウツ・木根・葛城がレコーディングを行ない、
木根の渡米は9/14となっている
ウツ側の情報ではウツの歌入れが9/12・13とされ、
木根の情報に一致する
一方で小室側の日付はウツ・木根よりもおよそ3日早くなっており、
日米間の時差以上のズレがある
少なくとも日本でのレコーディング日程については、
実際に関わったウツ・木根の説によるべきと思う
また木根の情報ではさらに9/15~17に「Pale Shelter」「Cube」が制作されたことも知られるが、
9/11渡米説では9/12~14が空いてしまうので、
この点からも木根の渡米は9/14の可能性が高い
ならば小室側の情報に見える日程は、
実際には3日程度後ろにずらすべきかもしれない
木根がハワイで小室に再会した頃、
小室はすでに大作「Major Turn-Round」組曲の制作に着手していた
木根はスタジオで小室とアルバムの方針を打ち合わせたが、
「Ignition, Sequence, Start」は手直しの必要がないという結論になり、
まもなく9/17にEddie Delenaのミックスを経て、
9/23に東京でマスタリングを終えた
特に男らしいコーラスは小室にも好評だったらしい
「it’s gonna be alright」から「MESSaGE」まで、
再始動後のTMは小室のコーラスが目立つ曲が多い
これ自体はよい悪いの問題ではないが、
あまり力強い印象を受けるものではなかった
それに対してこの曲は木根・葛城のコーラスによって、
珍しく暑く力強い雰囲気の曲に出来上がった
「Ignition, Sequence, Start」の音が初めて公開されたのは、
2000/9/15日本テレビの「コムロ式 その後…」である
番組は「Log-on to 21st Century」のライブ映像を中心とした内容で、
CMも小室関係のもので占められていた
その一つは小室の音楽通信講座「TK Music Online」、
一つはROJAM新曲のリリース情報だった
このうち後者では、BGMに「Ignition, Sequence, Start」のイントロが使われ、
「Iginition, Sequence, Start」とKiss Destination「口笛に咲く花」の楽曲タイトルが表示された
ウツのボーカルは流れなかったので、
おそらく9/5頃に完成したバックトラックの音源を用いたものだろう
つまりこのCMの音源は商品版以前のラフミックスだったはずで、
15秒とはいえ貴重な音源ということになる
通常は曲のトラックダウンが済むと、
1ヶ月程度でCDのプレス・梱包が終わり、流通に乗せられる
だが「Ignition, Sequence, Start」は、
これと異なる試みが行なわれた
楽曲をCDとしてファンに届ける前に、
音源が完成してすぐ、ROJAMのウェブサイト上で、
フリーダウンロードできるようにしたのである
これこそがROJAM.COMの目玉企画の一つだった
ブロードバンド環境が一般家庭に十分に広まっていなかった当時、
音声ファイルのダウンロードは必ずしも快適なものではなかったし、
サイト自体の回線の太さも問題になったが、
(アクセスが集中する時に十分な回線を提供できていなかった)
試みとしては現在につながる発想である
この実験は9/26、「Iginition, Sequence, Start」「口笛に咲く花」の2曲から始まった
日付は木根の誕生日である
「Ignition, Sequence, Start」の完成は9/23だから、
実に完成から3日で音源がリスナーに届けられたことになる
そして10/25、つまりウツの誕生日には、この2曲がCDリリースされ、
代わって新たな配信曲として、
TM「We Are Starting Over」とKiss Destination「Sweet Memories」がアップされた
これらは11/27小室の誕生日にCDでリリースされ、
代わって同日にTMアルバムから「Major Turn-Round Ⅰ First Impression」が先行配信された
アルバム「Major Turn-Round」は12/25にリリースされたから、
この間ネット配信開始とCDリリースの間には、
約1ヶ月の間隔が設けられていたことになる
音楽無料ダウンロードサービスは、
TM inter-NETWORKでまともに機能した唯一の事業といえる
これ以前、「MESSaGE」はTM inter-NETWORK宣言をしただけであり、
実質的にインターネットを利用したサービスは、
「Ignition, Sequence, Start」から始まったのである
ただこれも2000年の9月・10月・11月の3回だけで、
以後行なわれることはなかった
ともかく「Ignition, Sequence, Start」は、
2000/9/26に無料配信され、10/25にCDリリースされた
ネット販売限定だったため、
「MESSaGE」と同様に売上枚数の情報はない
なお私は2012年にROJAM POPSHOPで本シングルを購入したが、
その後2014年にアクセスしたところ、売り切れていた
TM30周年の間に売り切れたらしい
「Ignition, Sequence, Start」は、
イントロが印象的なリフで始まり、
神秘的でメロディアスなシンセとともにウツのボーカルが加わる
このリフとシンセが、ボーカル以上に主張が強く、
「Iginition, Sequence, Start」の顔はこの二つだと思う
抑え目のAメロが終わり間奏に入るとリフが消え、
代わってドラムやギターが入ってくる
続いて短いAメロと、Bメロ・Cメロ、
そして短くあっさりとしたサビ(導入2フレーズ+4フレーズ)と展開する
こうしてやっと1番が終わると、
間奏無しで直接Bメロ・Cメロに移り、
タメを入れてからサビに入る
サビは導入2フレーズ+20フレーズと長く、
聴き終えた後はサビが印象に残る構成となっている
以上、Aメロ・Bメロ・Cメロ・サビとは書いたが、
正直この曲は、どこをサビと思って作っているのかも定かではない
1番ではむしろCメロ(「just breaking through the wall~」の部分)の方が目立っている
イントロのシンセリフがCメロで復活して曲を盛り上げ、
サビに入るところでまたクールダウンするので、なおさらである
さらに1番と2番では同じパートでも音や歌い方を変えており、
まったく同じパートの繰り返しはほとんどないと言ってよい
曲全体の構成を見るに、
間奏を1番Aメロ途中とCメロ前に設けてリスナーを焦らす一方で、
1番Cメロ以後は2番との接続部分にすらまとまった間奏がなく、
後半は一気に最後まで盛り上げる作りである
(間奏が1番の中で2回ある一方、1番と2番の間にはない)
また2番でAメロを省いたのも面白い
前例としては「Time To Count Down」があるが、
ハードロックをコンセプトにした同曲は、
冒頭から最後まで一気に突き抜けると言う印象だった
「Ignitiion, Sequence, Start」はこれと比べてひねりの効いた展開であり、
6分半の中にプログレ的展開を詰め込んだ意欲作といえると思う
次に作られる「Major Turn-Round」組曲のプレリュードでもあった
以上はオリジナルに当たる「Straight Run」だが、
本シングルには「MESSaGE」と同様、
カップリングとして「TV Mix」「Instrumental」が収録されている
後者はインスト、
前者はオリジナルとインストの中間で、ところどころ歌が入っている
なおアルバム収録の「Album Version」は、
シングルとは音がかなり異なっている(2年前にシングルを購入して知った)
シングル未入手のファンは、
見つけたら買っておいた方がよいかもしれない
とりあえずドラム・ベースはシングルではシンセ音源のようだが、
アルバム版はドラムをSimon Phillippsが、
ベースをCarmine Rojasが手がけている
印象が違う最大の要因はこのリズム隊の迫力だろう
ミックスも全般的にアルバムの方が重厚で、勢いがある
他にアルバム版を一聴して気づく相違点としては、
アクセル音を意識したと思しきイントロが追加されていることである
またシングル版の最後はドラムと控えめなシンセだけになるが、
アルバムではこの変化は一瞬だけで、
まもなくギターやベースも入った派手なオケに戻る
他にも冒頭Aメロ後の間奏にウツボーカルのエコーがかかっていること、
サビの入り方がかなり違うことなど、
アルバム版はシングル版から相当変わっている
「Ignition, Sequence, Start」は、制作・発表の経緯を見ても、
「Major Turn-Round」の代表曲としての位置にあったが、
「MESSaGE」と同様、PVは作成されなかった
ただしどの程度意味があったか謎だが、
2001年1月から「どっちの料理ショー」のエンディングに使われた
(よほど注意しないとTMの曲とも分からないレベル)
「MESSaGE」を使う案もあったが、
ウツの主張もあって「Ignition, Sequence, Start」になったらしい
ROJAM期には楽曲発表の「新しい形」にこだわったためか、
プロモーション活動自体がきわめて乏しく、
ネットでアクセスする以前に活動がほとんど認知されていなかった
再始動当初、この曲を発表してプロモーションもしていれば、
その後ももう少し変わっていたと思うのだが…
ただ年末年始頃になるとようやくテレビ出演が実現している
これについては別章で触れるが、
演奏されたのはともに「Ignition, Sequence, Start」だった
しかし「Tour Major Turn-Round」の後、
「Ignition, Sequence, Start」は演奏されなくなる
2001年ウツがソロアルバム「LOVE-iCE」でカバーしたにもかかわらず、
「Tour LOVE-iCE」ではセットリストで除かれており、
ライブでは不遇な曲という印象を受ける
ただしライブオープニングのインストとしては、
2013年「START investigation」で演奏されている
再始動後ではかなりの存在感がある曲なので、
是非もう一度、歌付きで演奏してもらいたい1曲である
(2015/6/12執筆、2016/6/16加筆)
この記事へのコメント
パノラマジックで没になった曲名がMTRで採用、
この時を越えてHelloAgain感が如何にもTMです。
変なところで痺れます(*ノェノ)キャー
Ignition~は、シングル配信のときは、イマイチな印象だったんです。バックトラックがスカスカな感じがして。軽い感じですよね。
それが、アルバムバージョンになったら、イントロで一変。こりゃすげーっと。打ち込みじゃない、バックトラックの重厚な感じにシビレましたー。2013年のINVESTIGATIONの時のトラックは絶対、ウツが歌う前提のインストですよね。最後の方、コーラストラックも流れているし。まさにギリギリまで歌うか歌わないか、迷った1曲だったんじゃないかなあ。これでスタートしていれば、もっとアグレッシブな印象の前半になったはずです。
実際はBEYOND~HUMANとつないだので、静かな始まりのライブになってしまいましたよね・・・。
やってほしい曲トップテンの曲は惑星さんの希望の曲ってことですよね。一生懸命書いてる惑星さんを想像したらほほえましく思っちゃいました(●´ω`●)
IGNITIONの回になったら書き込もうかと思っていました。
管理人さんもおっしゃっていますが、「TM再始動」を本当の意味で実感できたのはこの曲を聴いた時でした。
僕としては当時プログレに興味を持ち出していた頃だったので、
TMがこういう曲を出してくれたのは嬉しかったですね。
ただ、今にして思えばシングルver.は確かにスカスカ感を感じます。
カーマイン・ロジャスとサイモン・フィリップスという手練のリズム隊が参加したアルバムver.を聴いてしまったからこそ余計にそう思ってしまうのでしょうが、
今シングルver.聴くとなんというか、デモ段階っぽい印象はあるかな、と。
FINAL MISSIONでこの曲が来た時はゾクゾクしましたね。
ウツ不在なのが本当にもったいなかったです。
怒られるかもしれませんが、再始動後のシングル3枚で自分の求めてる曲と違うな…と思い気持ちが離れていて、全く情報を得ようとしてなかった時でした。ノーマークの状態でスーパーで聞いてめちゃくちゃカッコイイ曲が来た!と震えたらTMだったという当時の記憶がよみがえってきました。
でもなんで冬眠してたか(真面目に、今年の2月に惑星さんとお話してからずっと)考えると、やっぱり小室さんの女性関係が、当時ギリギリ独身だった自分には受け入れられなかったからという結論…。
小室さんファンの女子は朋ちゃんに自分の姿を重ねて恐怖でいっぱいになりませんでしたか?あなたのかけら~のちょっと前。
という不確かな時代考察を真剣に考える日々です。
ちなみに30周年も真剣に考えてて、第二次ベビーブーム世代のワンモアベビーラッシュともろ被りだったですよ、目覚めてても育児で動けませんでしたよ、というのも男性関係者の皆様知っていただけると…だから5年後にはドーム一杯のファンクス、いけるんじゃないでしょうか(希望)
アルバム盤を先に聞いてシングル盤を先に聞いた口ですが、シングルの段階で生音が少ないのにここまで力強い表現が出来て、アルバムでどの様にパワーアップさせるか、後のライブでどの様に再現にとどまらずに更なるインパクトをファンに与えるかの試行錯誤を何となく察しています。
ライブ版I am・Time To Count Down・THE POINT OF LOVER'S NIGHTにも言えることですがハードロック・AOR系の高揚感をダンス系の楽曲と平等に見て如何に今にも通じる様に磨き上げるかの努力を結実させているのが嬉しいです。
ジャケット写真の簡素ながらも色調をくっきりさせた爽やかな球体がじわじわ来ます。
失礼致しました。
さてTMではないのですが、本日15時頃から、当時の構想が形を変えて?実現するのかもしれないですね~(以下、公式より抜粋
小室哲哉による『Remode』音源制作の模様を都内スタジオより生中継
ニコニコ動画 6月14日 14時~
http://sp.live.nicovideo.jp/gate/lv223696011
14時~ globe 映像集
15時~ 小室哲哉 制作現場より生中継
※スケジュールは変更となる可能性があります。
パンフレットは出戻ってから中古を買いましたが表紙のデザインにはそんな意味があったんですね。またMTRのライナーとパンフレットをじっくり読み直してCDも聴きたいです。
Ignition,Sequence,Startはアルバムversionしか聴いてなくシングルversionが却って気になりましたが売り切れとは残念です。
私もいつかライブで披露をと期待していますがオープニングに入ると盛り上がりそうな気がしました。
温存していた曲名だけに、カッコ良いですよね
Ignitionはライブで初めて聞いたんですね
それだと、さぞあのアクセル音で興奮したことと思います
ていうか、広島公演の時点ではまだアルバム出ていないから、
シングル聞いた人も水のコポコポ音からアクセル音の展開は初体験だったんですよね
八月の長い夜を聞いたライブ、CAROL Tourでしょうか?
フルライブで演奏した最後でしたよね
夏のライブがあればまた聞けるのかな
>こひさん
初めまして?ですよね
Ignition, Sequence, Start、16年の月日を経てやっと採用されたんですよね
小室さん、よく覚えていたなあと思います
Rainbow Rainbowの頃はスタッフも交えて曲名をあれこれと考えたらしいので、パノラマジックもきっといろんな案があったんでしょうね
>kuri566さん
トラックごとの配信の話、去年の記事ですでに触れていますので、今回は取り上げませんでした
自社で配信なら費用も掛からないわけだし、アイデアとしてはアリだったと思うんですけどね
実現しなかった理由は分かりませんが、小室さんの方がギリギリ過ぎで動いていたせいで、少しずつチラ見せするほど余裕もなかったことと、回線が細すぎてアップロードできなかったことがあるんじゃないかな
Ignition2013は、たしかに歌うつもりだった気もします
Children=後任潜伏者の3人、Ignition=Final Mission開始という感じで、最初のインスト2曲はライブのコンセプトにもよく合っていたんですよね
START investigationの「START」も、「Ignition, Sequence, Start」の曲名に入っていますしね
すべてが終わった今、あれが聞きたかったなあ…とか考えてしまいまして
しかし30周年以前はトップ5に入っていたRainbow RainbowとRhythm Red Beat Blackは演奏されて、ようやく私の中で成仏できました…
>らむさん
実際にTMがちゃんと動くようになったのも、この曲からでしたよね
アルバムバージョンとシングルバージョン、それぞれ好き嫌いが分かれるみたいですが、
アルバムを先に聞いていると、確かにシングルバージョンは物足りないかもしれないですよね
小室さんも多分曲を作る過程で、生音が欲しくなって、アルバムで加えたんじゃないかな
>emikoさん
スーパーでIgnition~がかかっていたんですか?
それはみんなぽかーんだったでしょうね(笑
でも当時も一応ファン以外が聞く機会は皆無ではなかったんですね
私の場合、小室さんの女性関係ていうかメンバーのプライベートはどんな下劣でも、良い仕事をしてくれれば別に気にしないのですが(ロックミュージシャンなんて性格破綻者がいっぱいですし)、女性ファンからすれば受け入れがたいものがあったんでしょうね
ただこの手の話てのは、業界側の力関係でどうにでも広められるわけで、特にavexが表立って小室さんと敵対していた1998~99年頃は、かなり露骨なネガキャンをやっていた印象です
2009年小室さんがavexの軍門に下ったとたん、テレビでもネットニュースでも小室さんの扱いが変わったのを見ても、芸能人の印象てのは簡単に操作できるんだなあと思いましたし、逆にいえば出してきた仕事以外では客観的な評価の手段てないのかなと
その点で色々と叩かれていた時期とはいえ、Major Turn-Round期のTMは立派な仕事をしたんだと思います
えっと…多分アルバムを先、シングルを後に聞いたんですよね?
アルバムもシングルも先とあるんですが…
私は一応当時ROJAMの配信音源を先に聞いていたんですが、その時よりもアルバムで聞いた方がはるかにかっこいいと思いました
まあそれは、DLしたノートパソコンのへぼいスピーカーのせいもあるんでしょうけど
>かっとさん
ダウンロード時間かかりましたよね
私はテレ放題使っていたので、夜を待ってダウンロードしました
小室さんの生出演、私は見なかったんですが、何か面白いことありました?
>ワイン好きさん
パンフの球体溶解、実はツアーのオープニングシーンでUMUに映る映像でも再現されていますよ
3人が混じり合ってTM NETWORKになる…てところでしょうか
ROJAM期シングルは、今となっては一番プレミアものになるかもしれません
今後乱発ベストにも収録されないでしょうしね
同様にMajor Turn-RoundのライブDVDも再発の機会がなさそうで、こちらも出戻りファンのためになんとかしてほしいものです
細かい話で恐縮ですが、Major Turn-Roundのジャケットの3色の球体、黄色ではなくオレンジ、だったと記憶しています。参考資料が実家にあって手元に無いので、今すぐ確認できないのですが……。
当時、POP SHOP限定で、Major Turn-Roundの本が3冊出ました。そのうちの3冊目に、3人の会話(メールっぽいやりとり)が収録されています。その中で、小室さんが「あれは黄色じゃなくてオレンジ」と発言していた、と記憶しています。
現時点で確証の持てない情報で、申し訳ありません。どなたか、本をお持ちだといいのですが……。実家に今すぐ帰って確認したいです(笑)。
それはリリース日の午後になってCD申し込みが可能になったこと。すぐに代金を申し込んだのですが、CDが届いたのは半月後、11月に入ってからでした。ファンだからこそリリース日に新譜を購入して聴きたいのに…、と当時はかなりイラ立っていました。リリース一ヶ月前からダウンロードを始めていた、というのもあったかもしれませんが…。
それでも届いたCDを聴いて「MESSaGE」で感じた期待感はさらに高まりました。自分が夢中になって聴いていた“ネットワーク”時代を思い出していました。アルバムバージョン派が多いみたいですが、個人的にはStraight Runの方が好きです。いかにもシングルって感じが…。
ネット通販オンリーに対する不満はあれど、次の情報が早く出ないか益々ROJAMのHPをチェックする日々が続くのでした。
ライブツアー写真集だったFIRST IMPRESSIONに「俺は赤」「ボクは青」「僕はオレンジ」と確かに記してありました。
ただその後、
「意味深だな」
「そう、光の3原色なら赤・青・緑のはずなのに」
「なぜが、僕がオレンジ」
「間違えたの?」
「あれで正解」
と続いていましたが…。
ま、とにかくcupolaさんが書き込んだ通り、小室さんは黄色じゃなくオレンジの球を持っていたことには間違いありません。
ちなみにTHIRD IMPRESSIONもザっと目を通しましたが、球の色に関する記述は見つけられませんでした。
私の早とちりで「小室さんは黄色じゃなくオレンジの球を持っていた」のではなく、宇都宮さんが持っている球は黄色じゃなくオレンジだと小室さんが言っていた、ということですね。
大変失礼しました。
おぉ、ご確認いただき、ありがとうございます!!Thirdではなく、Firstでしたか。失礼しました。そうそう、「意味深だな」というやり取りでしたね!!これで実家に帰らなくて済みそうです(笑)。
いずれ、どこかで種明かしをしてくれるかと思っていたのですが、例のごとく、真相は明かされないままですね。
なんで、ネット配信やねん!って、イライラしたような…
でも、TMっぽいなぁって感じた瞬間がありました。
その後、テレビでこれを歌う膨れたウツを見て愕然…
ウツといえば、秋にU_WAVEです。
U_WAVEは、1曲も知らないので、大阪の分を申し込むか考え中…
行くとしても、ぼっちやし…(T-T)
シングル盤が後です。聞きなおすと発展途上な感じが逆に味があるのです。ここまで成長できるのかと。
木根さんが冠番組を持つみたいです。BS・深夜帯と気軽に見れる条件ではないですが、かなりコーナーに気合を入れているみたいで見れる人が羨ましいです。
http://wardrecords.com/hpgen/HPB/categories/14362.html
おお、オレンジは見逃していました
実は私、SecondとThirdは持っているんですが、First Impressionは持っていないのですよ
文章で色に言及していたとは思いませんでした
でも文章を見る限り、二人はよく分かっていないみたいで、小室さんが思いついたまま、二人に言っていなかったんでしょうね
こういう、一人では見逃してしまうポイントをチェックしてもらえるのは、本当に助かります
本文訂正しておきました
>haruさん
私は当時シングルは買わなかったから(1枚2000円たけえ!て思って)感じなかったけど、たしかに発売日に入手できた人は多分いませんよね
アルバムならTSUTAYAや新星堂で買うという手もありましたけど
haruさんはシングル派ですね
この曲はそれぞれのバージョンに支持者がいる印象です
オレンジの確認もどうもありがとうございました!
>水玉さん
新しいものをとりあえず使ってみると言うのは、TMらしさであり小室さんらしさなんでしょうね
いつもふりまわしてくれるのもTMで…
それも含めて印象が深く難るんでしょうね
U_WAVE決まりましたね
土橋さん、今年はよく働きますね
正直、U_WAVEてこんなに続くとは思っていませんでした
>feさん
木根さんの番組、意外でしたね
しかし音楽通販バラエティて何…?
出演者のCDを番組で売ったりするんですかね
正直サブMC徹貫てのはマジでいらないんですが、彼はメンバーから絶大な信頼を得ていますよね
FIRSTはライブツアーの写真が大部分ですが、巻末に先述したようなメンバーの会話が6ページ載っているんですよ。(6ページといっても会話の量自体はそんなに無いけど。)
もしよろしければ、会話のページだけコピーして送りましょうか…?
面白いこと、小室さんがレコーディングの合間になんとgirl→time to countdown→humansystemを少しずつ弾いてくださいました!get wildっぽい?コードやsweet 19 bluesと大サービス!
またレコーディング進んでしばらくしてから、xxおかさん来ました~という声で、なんとTM NETWORKの打ち合わせが!(xxは自分は聞き取れず) HUGE DATAジャケットの打ち合わせを25分ぐらいされていました。さすがに音声は途中からミュートされました(^^;;
小室さんも最後に言われていましたがレコーディングでも比較的分かりやすい部分の作業を見せてくださった感じでした。Q&Aも興味深かったですが、印象深かったのは、TM打ち合わせの横で松尾さんのレコーディングが進んでいくことや、小室さんレコーディング中に小室さんと岩佐さんが小節やトラックの確認してる際、待機中の松尾さんが適切にフォローされたりと、音楽の仕事じゃなくても参考になることが多々あったんじゃないかなぁと、まるで社会科見学をさせていただいたかのような気分になりました。
最後に放送中に出来た部分を流して小室さんが手弾きで続けて締められました。こういう曲になるのか~っていう驚きと、見ている人達が曲のどの部分に感情を動かされているのかがコメントでわかったことや、それを見ている小室さんの様子もあいまって感動的でした涙
小室さんの本気が伝わってきました。
ここ3日ほど、木根さん小室さんウツさんTM公式ホームページと色々情報出ていますね~
ウツさんは急遽、追加公演が今度の火曜日に!
明日の10時からチケット販売、明日の会場でも販売されるようですね
Major Turn-Round、当時、友達の分もまとめて、POP SHOPで4枚注文しました。CDのピクチャーレーベルは、小室さん、ウツ、木根さん×2、でした。僕が手にしたのはウツだったのですが、ウツ好きの友達に頼まれて、小室さんと交換してもらいました。記事を拝見して、いろいろ思い出して、懐かしい気分になっています。
ご丁寧にありがとうございます
First Impressionは写真集で文章はなさそうだからいいかな…と思いまして
コピーまでしてもらうのは申しわけないので、そこまでしてもらわないでも良いですよ
多分何色のボールが…くらいの話なんですよね?
>かっとさん
小室ニコ生の情報、ありがとうございます!
制作中の音なんかは聞けたんでしょうか
完全にglobeモードと思いましたが、サービスタイムにはGirlなんかやったんですね
あの曲影薄いけど、昔から意外なところでやりますよね
「××おか」さんは多分M-tresの立岡さんでしょうね
>cupolaさん
なかなか自分だけでは情報の取りこぼしも多いので、いろんなご指摘は重宝いたします
今後も何か気が付きましたらよろしくお願いします
Major Turn-Roundは私はウツでした
特定の押しがある方は、交換やら複数買いやらしていたんでしょうね
この曲、Self Control、Get Wild、なんかと同等に定番曲になることを期待していたんですが...演奏回数はいまいちですね(泣)
アルバムバージョンではサイモン・フィリップスがドラムを叩いていたのが興味深かったです。
TOTOのドラムであり、TOTOといえばTMのルーツですしね。TOTOのドラムと言えば前任のジェフ・ポーカロを挙げる人も多そうですが。
管理人さん、TOTOは聴きますか?
次回更新も楽しみにしてます。
再始動後の曲が定番にならないのは、やっぱ再始動後の活動の微妙さの表れでもあるんだと思います
その意味でI amが3年間定番になったのは大変意味があったと思っています
TOTOは、私は最初のアルバムが一番好きです ポップですよねえ
だからSPEEDWAYを初めて聞いた時、「TOTOじゃん!」てすぐに思いました