FANKS! CRY! MAX!

色々と忙しくて、更新遅くなりました。
10/3、「Fanks Cry-Max」増補版Blu-rayが発売されました。


本商品のリリースについては、早くから告知されていましたが、9月に入ってDVDのリリースも発表されました。
 *当初からDVDリリースも告知されていたそうです(本記事haruさんコメント)
DVDだと定価3500円です(Blu-rayは4500円)。
公式発表では映像と音をレストア・リマスターしたことになっていますが、今回のBlu-rayと前回のDVDの画質の差は大してありませんので、DVDで十分と思います。


今回のアピールポイントは、「Dragon The Festival」「Nervous」の収録でした。
前者の「Dragon The Festival」は、これまでDVD最後のライブダイジェスト映像に3番の音源が1分ほど使われており、映像も1部使われていましたが、ちゃんとした形で映像が出ることはこれまでなく、その点でこの曲が入ったのは注目されるところでした。


この曲は毎回演奏が10分もの長さに及んだため、当時のライブビデオには端折って収録されましたし(「Fanks "Fantasy" Dyna-Mix」)、ライブCDにも収録されることがありませんでした。
この曲はFANKS時代のTMのライブには欠かせないもので、必ずライブ終盤に演奏してみんなで体力を消耗する時間となっていましたが、現在のライブ関連商品の乏しさのため、その雄姿は後世まで伝えられず、残念ながらTMN期以後のファンにとって存在感はあまり強くありません。


2015年の「TIME MACHINE BOX」付属DVDに、「LIVE TOMATO」で演奏された1988年の「Dragon The Festival」が収録されたことは、この点で画期的でした。
ただしこちらは「Kiss Japan Tour」に準じたアレンジでした。
私は1986年「Fanks Dyna-Mix」から1987年「Fanks Cry-Max」の時期のアレンジが好きなので、「LIVE TOMATO」の映像は嬉しく見ていたものの、もう一個前の時期の映像がなんとか見られないかなあ…と思っていました。
そこで今回の情報を聞き、大変楽しみにしていた次第です。


一方「Nervous」は、すでにプレゼントビデオ「Fanks The Live 4」に収録されていたため、期待度はそんなに大きくはなく、あのビデオがそのまま入るんだなあというくらいにしか考えていませんでした。
ただビデオではアウトロの部分がカットされていたので、あわよくばその部分が入ってくれるかもなあ…くらいの期待でした。


以上のような発売前の状況でしたが、その後不安な情報が、後出しジャンケンのように出てきました。
amazonのサイトに、収録時間が50分と表記されたことです。


旧版DVDは、Warningとかの部分や宣伝映像などを除くと、39分余りでした。
つまり今回の増補版の収録時間は、2曲分で11分しか増えていないことになります。
ライブの「Dragon The Festival」が10分近く演奏されていたことを考えれば、この時間は短すぎるのではないか?という疑念がここで生まれました。


この疑念への回答は、商品が手元に届いてから得られることになります。
なんと「Dragon The Festival」は、2番後の間奏からしか収録されていないのです!
考えてみれば、2曲追加とはあっても、2曲を完全収録するとはどこにも書いていませんでした。


「Fanks "Fantasy" Dyna-Mix」には「Dragon The Festival」が3番の直前まで収録されているから、両方合わせればライブバージョンの全貌は分かるでしょう?というところでしょうか。
しかしこんな中途半端な収録をすることは、事前には一切告知していませんでしたよね、SONYさん?

ホントにクズだな、お前!


なお増補版の実際の収録時間は48:58で、50分もありませんでした。
多分Warningの部分とか商標表示の部分とか、そこらへんを含めて50分ということだったのでしょう。
また旧版の最後にあったダイジェスト映像もなくなっていました。
収録内容の出入りがややこしいので、以下に整理しておきます。
秒数はあくまでもおおよその目安としてご参照ください。

本編追加曲ダイジェスト映像宣伝映像
旧版37:53(無し)1:120:41
増補版2曲11:05(無し)


以上を踏まえた上で気にかかったことがあります。
それは楽しみにしていた「Dragon The Festival」ではなく、「Nervous」の方です。
増補版「Fanks Cry-Max」(以下「新」)への収録に当たって、「Fanks The Live 4 The Fanks」(以下「4」)をそのまま使ったわけではないようなのです。


たとえば「4」では1番の後の間奏で、17・18フレーズ目だけブラス系の音がなくなります。
実際にライブでブラス音が消えていたことは、ビデオ発売の2年前にNHK-FMで放送された「Fanks Cry-Max」のライブ音源でも確認できます。
音のメリハリをつけるために小室さんが加えたアレンジでしょう。
しかしこれを何かのミスと考えたためか、「新」ではブラス音が追加されています。
こういうのは余計な手を加えずにライブのままで出してほしいものです。


ただそれ以上に重視したいのが映像です。
「新」と「4」では、使われているカットが全然違うのです。
たとえばイントロは、「4」では以下のようになっています。

・1フレーズ目、ステージ遠景(客席右側から)
・2フレーズ目、ステージ全体(正面から)
・3フレーズ目、ウツアップ(左から)
・5フレーズ目、小室アップ
・6フレーズ目、山田アップ
・7フレーズ目、小室アップ
・8フレーズ目終わり、小室・山田
・9フレーズ目、ステージ遠景
・13フレーズ目、ウツアップ(左から)
・17フレーズ目、小室・山田
・21フレーズ目、ステージ全体(ステージ背面から)


これに対して「新」では以下のようになっています。
全体として、画面の切り替えの頻度が、「4」よりも「新」の方が少なく、メンバーの動きをじっくりと見られる仕様となっています。

・冒頭にイントロ前のシーケンサあり(「4」には無い)
・冒頭、ステージ遠景(客席右側から)
・2フレーズ目終わり、ウツアップ(左から)
・5フレーズ目、ステージ全体(正面)
・5フレーズ目終わり、山田アップ
・6フレーズ目終わり、小室アップ
・8フレーズ目終わり、小室・山田
・9フレーズ目、ステージ全体(正面)
・13フレーズ目、ウツアップ(左から)
・17フレーズ目、小室・山田


ただし歌に入った後は、むしろ「新」の方がカットが増えます。
特に2番について、「4」はAメロからBメロが終わる直前まで、客席右側のカメラで撮った映像をずっと使っています。
これに対して「新」は以下のようになっており、場面がはるかに頻繁に切り替わります。

・「コンクリート座り込む」:客席左カメラ
・「口笛忘れたStray Kids どんなに楽しい夜も」:客席右カメラ
・「帰る時は独りさ」:ウツアップ(背面カメラ)
・「約束いつまでも待ってる 大人になりたくはないさ」:客席右カメラ
・「うつろに流れてる背中に」:小室・木根アップ
・「ひろがる夢なんか見えはしない」:ウツアップ(ステージ左カメラ)


「新」ではこれまで見られなかった新カットをたくさん見ることができますが、逆に見られなくなった映像もあります。
たとえば「4」ではイントロで、ステージと客席が一緒になって「Nervous」ダンスをやっていたのが印象的でしたが、それも見られなくなりました。
私が今回の異変に気付いたのも、この部分を見た時でした。


正直、カットが変わったからどうした?と思われる方が、ファンの大部分だろうと思います。
しかしこれは今回の商品だけに関わらない問題をはらみます。
数年前にSONYは「CAROL Deluxe Edition」リリース時に、「奇跡的に発見された」テープとやらを使って、素材からライブ映像の再編集を行なったわけですが、今回の「Nervous」も素材から編集を行なったものだとすれば、「Fanks Cry-Max」も同様に素材が保管されていることになります。


もしもすでに素材が廃棄されているのならば、どんなに要望を出しても、編集済み映像以外が発表されることはあり得ません。
今回追加予告された2曲が、どちらも不完全ながら発表済みのものだったことは、編集済み映像以外は出せない=素材はすでに存在しないということを匂わせるものであり、その点でかなりの絶望感を醸し出すものでした。
しかしフタを空けてみると、「Nervous」は「4」の映像の使い回しではなく、素材から編集し直したものでした。
ということは素材の残り方次第では、他の曲も編集して発表することが可能であるということになります。


問題は素材がどれくらいあるのかです。
この点で「Nervous」の映像は、可能性とともにその限界も感じさせるところがありました。
ここで問題になるのは、「4」でカットされていた「Nervous」最後の部分です。


「新」ではこの部分も音は収録されていたのですが、映像はスロー再生の処理がされていました。
おそらくこの部分の素材はちゃんとした形では残っておらず、「新」では終わりの数秒間の部分に手を加えて、それっぽい映像を作ったものと考えられます。


この件について、少々気にかかる情報があります。
「新」の発売直前になって、SONYのotonano内に商品サイトが立ち上がりました。
そこには、以下のようにあります。

フィルム撮影のため演奏曲の一部しか撮られなかったが、素材をすべて検証し、
今回「Dragon The Festival」「Nervous」の2曲を追加収録。
映像と音をレストア・リマスターしグレードアップしてよみがえる。


ここで目に付くのが、「フィルム撮影のため演奏曲の一部しか撮られなかった」とある部分です。
つまり初めから撮影はライブの一部でしか行なっていなかったと言うのです。
これは80年代ではしばしば見られたことですが、ここで素材が一部しかないことが、初めて公式に明らかにされました。
「Dragon The Festival」が後半だけしか収録されていないのも、その前は撮影していなかったためと考えることもできます。


ということは我々は、「Fanks Cry-Max」の全映像を見ることは未来永劫できないことになります。
何なんでしょう、新しい映像が提供されたと同時に感じさせられるこの絶望感は…。
ただ「奇跡的に発見」とか言って平気で前言を撤回しそうな不信感も、SONYからはぬぐえないんですけどね…。


また上記の解説文では、素材があったのが「Dragon The Festival」「Nervous」のみであるとは書いていません。
当然、他にも存在する可能性はあります。
SONYが今後それらを商品化することも考えられるでしょう。


ここで検討してみる価値のある映像があります。
旧版「Fanks Cry-Max」最後のダイジェスト映像です。
BGMは「Dragon The Festival」の3番で、映像も「Dragon The Festival」を含みますが、別の曲も入っているようです。
1分余の映像ですが、こちらを全部見てみましょう。


まず最初の約25秒と、最後の20秒は、メンバー動きや照明を「新」と比較することにより、「Dragon The Festival」の映像であることが確認できます。
BGMで流れている音とウツの動き・歌も一致しています。
ただしカメラのカットは「新」と異なっています。
ここから「新」の「Dragon The Festival」の映像も、事前に編集されていたものの転用ではなく、素材からの新編集であることが分かります。


最後の20秒の前には、約7秒間、ウツが会場に向けて両手を振っているシーンがあります。
これは同一のカットがないので判断が難しいですが、「Dragon The Festival」2番の後の間奏シーンの可能性が高そうです(BGMの演奏と映像は別)。
特に後半4秒の腕振り4回では、ウツが前を向いて手を前に1回、右を向いて手を左右に2回、左を向いて手を左右に1回振りますが、これと同じ動きっぽいものは、遠景で分かりづらいものの、「新」でも確認できます。


右一回目(ダイジェスト映像)


右一回目(「新」映像)


これ以上に分かりづらいのが、冒頭25秒の後に来る5秒ほどのシーンで、暗くて何をしているのかすらよく分からないのですが、ウツがステージの前方に来て右を指さし、くるっと回っています。
近くに木根さん・松本さん・日詰さんは来ていません。


これは「Dragon The Festival」でMagic Wordの詠唱が終わった後、松本孝弘さんを指さしたシーンかもしれません。
「新」では松本さんがこれを受けて前に出てきて、エレキを演奏して盛り上げるシーンが収録されています。
「新」では松本さんを指さした後のウツの動きが分からないので、ウツがくるっと回ったことを確認できないのが残念ですが、とりあえずこの部分については、「Dragon The Festival」である可能性が否定できないということを指摘しておこうと思います
(つまり他の曲の映像とは確定できない)。


この冒頭30秒と最後27秒、合計約1分を除き、ダイジェストシーンには10秒の映像が含まれていますが、ここに「Dragon The Festival」以外の映像が使われているようです。
シーンは合計4つあります。
その内の3番目は「Nervous」イントロの映像で、「新」にも同一のシーンがあります。


2番目は小室さんが客席側を向いて両手でシンセを弾き、さらにシンセを右手で叩きつけるシーンですが、これは正直言ってどの曲かまったく分かりません。
ただ衣装が「Maria Club」以後のものであり、動きから見てハイテンポの曲であると推測できます。
「Fanks The Live 1」に収録されていない曲とすれば、可能性があるのは「Come on Let's Dance」「Dragon The Festival」「Nervous」「You Can Dance」の4曲です。
「You Can Dance」の間奏とかかなあ…。


注目すべきは残り2個、合計5秒程度の映像です(自分、どこまで必死なんだ…)。
まずは1番目の映像ですが、ここでは木根さんが後半の衣装で、DX100を携帯してウツ・松本さん・日詰さんと一緒に前に飛び出ます。
木根さんがDX100を使ったのは「You Can Dance」です。
この曲の間奏に入るシーンなどでしょうか。



最後に4番目は、ウツがハンドマイクを持ちながら、日詰さんの近くで笑顔で妙な動きをしながら歩き、最後は両手の人差し指で上をツンツンしています。
これは衣装が「Maria Club」よりも前のもので、かつアップテンポの曲です。



可能性があるのは「Passenger」「Spanish Blue」「Rainbow Rainbow」ですが、「LIVE TOMATO」を見る限り、ウツは「Spanish Blue」では、ポケットに手を入れてマイクスタンドの前で歌うスタイルだったようなので、「Passenger」「Rainbow Rainbow」のどちらかの可能性が高そうです。
「Passenger」のサビ部分でしょうか?(ウツは歌わず踊っている時間)


要するに、「Fanks Cry-Max」未発表曲の中でも、「You Can Dance」および「Passenger」「Rainbow Rainbow」のどちらかは撮影していたはずです。


しかしここまで来て、あれ?と思うことが出てきました。
「Fanks Cry-Max」では「Self Control」前のMCに入る以前は、「Dragon The Festival」「Nervous」「You Can Dance」の3曲が続けて演奏されました。
この3曲をすべて撮影していたとすると、「Nervous」の最後だけ撮影しないなんてことはありえるだろうか?ということです。


とはいえ、素材が残っていれば「新」でもちゃんと使っていたはずだし、やはり素材は残っていないのでしょうが、それはなんらかのトラブルによるものなのかもしれません。
あるいは「Nervous」の終わりあたりでテープがなくなって交換していたことなども考えられます
となると、「Nervous」からすぐに始まった「You Can Dance」も、
最初の部分は収録されていない可能性がありそうです。
しかしどうせ「Dragon The Festival」も中途半端な形でしか収録していないんですから、だったら残っている部分だけでも商品化して欲しいものです。

とにかくあるものはさっさと全部出せや、SONY


以上、長々と生産性のない話を続けてきましたが、その他の近況についても触れましょう。
まず木根さんは9/16に「2525ツアー」を終えましたが、今度は12/15に「new STORY」なる特別ライブを開催することが告知されました(昼夕2公演)。
羽田空港国際線旅客ターミナル内のTIAT SKY HALLというところでやるそうですが、あの空港にこんなスペースあったんですか!?


また10月には4週にわたり、FM青森・FM仙台・FM宮崎の「佐藤竹善のモーニング アンダンテ」出演します。
今年の竹善さんとのコラボライブの関係なのでしょう。


一つ気になる告知として、FC「Tree of Time」の年内での休止があります。
私は会報を読んでいないので事情はよく分からないのですが、運営が厳しかったんでしょうか。
TMの活動がなくなったことが関係しているのかもしれません。


木根さんはこの告知に先立って、61歳となった9/26に、

皆さん誕生日のお祝いメッセージ感謝です!61歳からの活動は新しい形で、と考えています。個人のSNSをスタッフのSNSに統合して、こういう時代だからこそ、出来るだけ直接、いろんな方々に僕の音楽を届けに行きたいです。皆さんと一緒に物語は続きます。益々の応援宜しくお願いします!


とtweetしています。
これを見る限り、少なくとも音楽活動をやめるわけではないようです。
「物語は続きます」とありますが、12月のライブタイトル「new STORY」は、新形態の活動に移ることと関わるのでしょう。


twitterではSNSの統合についても言及されています。
現状でも個人twitter、スタッフtwitter、FC会報、公式サイト、ブログ、Facebook、instagram、MySpaceなどがありますが、すでにブログとかFacebookとかはほとんど使われていないし、たしかに整理した方が良いかもしれません。
しかしTree of Timeのwebsiteが消えてしまうと、公式情報を調べられなくなって面倒なので、これだけは残してほしいですが…。


木根さんのツアーが終わったのと前後して、ウツの「Tour Thanatos」が9/21に始まりました。
ツアーの趣旨はよく知りませんが、今回は小室さんの曲を多目に演奏しているようです。
小室さん引退が関係しているのでしょう。
サポートに浅倉さんを加えた時点で、意識していたんでしょうね。


しかし小室さん引退、木根さんFC休止と来たら、ウツもツアー終了とともに何か発表とかしないか心配です。
「25th Anniversary Final」とか銘打っているし…。
私、これは割と杞憂でもないと思っているんですよね。


小室さん関係の振り返り番組としては、9/9に「関ジャム~完全燃SHOW~」で「90年代と小室哲哉」特集が組まれました。
「SUNNY」監督の大根仁さんや主演の篠原涼子さんも出演するなど、映画の宣伝を兼ねた特集だったようですが、伊東俊郎さんも出演し、スタジオにいる小室さんのことを回顧したりしていました。
篠原さんが小室さん関係でテレビに出るのも、多分20年くらいなかったですよね。


9/25にはBSプレミアム「アナザーストーリーズ」で、特集「小室哲哉という”革命”」が組まれ、久保こーじさんや松村慶子さんも出演しました。
特に松村さんが小室さんのこと語るのは、めちゃ珍しい機会だったと思います。
吉祥寺の楽器屋に天才がいるという噂を聞き、19歳の頃(1977~78年)の小室さんに会いに行ったのが始まりだったというのは初耳でした。
小室さんがギズモをやっていた頃ですね。
大学生時代の小室さんにスタジオを自由に使わせていたと言うのも初耳でした。
小室さん、なんでアマチュア時代からスタジオにこもれたんだろうと思っていましたが、こういう背景があったんですね。


番組のメインは、90年代プロデューサー時代の多忙ぶりと、その没落の過程についてでしたが、この構成は企画の最初に決まっていたんでしょうね。
正直ここらへんはもういいんですけど、小室特集として企画すると、どうしてもこうなるんだと思います。


逮捕前(正確にいつかは不明ですが)、久保こーじさんが小室さんに会いに行っても、部屋で寝ていて出てこなかったという話などは、多分精神的に追い詰められて鬱状態になっていたんだろうなあと思いました。
ちょうど今のブログで扱っている辺りの時代から5年ほど、小室さんが普段何をしているのか分からない状態になりますが、おおよそは想像できそうです。


あと久保さん、今でも小室さんに会っているような話をしていました。
小室さん、昔の仲間やスタッフとの親交を温めて心を癒しているんでしょうか。
活動再開とかは措くとして、今までのつらい日々からやっと離れられたことだし、ゆっくり休養を取ってほしいです。


最後に、安室奈美恵さんが9/16に芸能界を引退しました。
9/15には沖縄コンベンションセンターで最後のステージに立ち、最後には小室さんの「How do you feel now?」で締めて退場したそうです。
これが安室さんが最後に披露した曲ということになりました。


このライブ、定番曲はほとんどなく、演奏した8曲中の4曲は、過去のコラボ曲をコラボミュージシャンと一緒に歌うというものでした
もしも小室さんが引退していなかったら、きっと小室さんもゲストに呼ばれていたんだろうなあと思います。


しかし安室さんの華やかな引退劇を見るに、小室さんがやろうと思っていた引退イベントてこんな感じだったんだろうと思います。
実現していれば、マスコミでも関連の特番を組んだりしていたでしょうし、商品のリリースももっと派手にできたんでしょうね。
安室さんの最後が見事だっただけに、うらやましく感じてしまいます。


今回は前回から間が空いたこともあり、近況整理が長くなりました。
通常記事は次回の更新で書くことにします。
次回はもう少し早めに更新するつもりです。


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この記事へのコメント

kuri566
2018年10月09日 23:47
はあ?というのがドラフェスを最初に見た印象です。自分は、これ目当てでディスク挿入するなりスキップ再生したのですが、思わず何かボタン操作を間違えてしまったのかと、2.3度再生しなおしたぐらいです。で、何度か試して、ようやく「こりゃ、どうやら途中からしか収録してないんだな」と、受け入れたくない現実を受け入れて、残りを鑑賞しました。あと、4のナーバスとの違いは、すぐに気付きました。4のビデオをそれこそすり切れるぐらい何度も繰り返し鑑賞していたのに、初めて見るカットが多かったからです。今回は、スタッフが素材を使って編集するだけの時間と予算をソニー社内で組んでもらえていることと、それなりのスタッフが存在するということに意味を感じました。(てっきり、昔の映像をそのままダビングする技術しか持ち得ないスタッフしか残っていないのかと思っていたぐらいで・・・)リマスターシリーズ第一弾として選ばれたこと、今後も続々と(TMだけではありませんが)リリースしていくとのこと。他のアーティストでもそれなりのセールスを記録していただき、TM第2弾を実現してもらいたいなあと思いました。
GAUZE
2018年10月10日 20:21
ソニー「「Dragon the Festival」「Nervous」の2曲を初収録(完全収録とは言ってない)」

あぁ、そうですか…( ̄皿 ̄;;。

2曲追加収録とか言っておいて実際は1.5曲だから告知から騙されてしまいましたな…(-""-;)。しかも後出しで一部しか撮影してないから云々とか言い訳めいた文章を載せて中途半端な編集にしたりと何がしたかったのか全く分からないリマスターでしたね。
勿論素材が元々無かったり劣化で使えないとかは仕方のないことですが、こういうことされるとまた数年経って"映像素材を新たに発掘"とかほざいて1~2曲追加とか意地汚いことをするのではないかと疑心暗鬼にかられてしまいます。本当に"ガタガタ言ってねーで、さっさとあるもん全部だせや(# ゜Д゜)"と言いたくなりますよね…。

まぁソニーの糞さ加減は分かりきっているのでそこは置いとくとして、ちゃんと映像は撮ってはあるんだけど実は松本孝弘の事務所から、本人が映っている新規の映像の権利をバカ高~く請求されたので今回の追加収録の分数が限界だったのではないかと勘繰ってしまいました(勿論松本さん本人の意思ではなく、あくまで事務所の人間がです)。結構松本さんのギタープレイがフィーチャーされた映像がチラホラ見受けられたので余計にそう考えてしまったのですが、まぁこれはちょっと飛躍しすぎな考察ですかね…σ(^_^;)。

とはいえ、惑星さんの怒りに震えながらもポコ太さんばりの重箱のスミを突く検証報告には頭が下がる思いでした。大変な労力を要したと思われますが、分かりやすく違いを分析していただきまして本当にありがとうございます。

果たして次のTMのリマスターシリーズは計画されているのか?、来年の35周年に合わせるのか?、それとも何もなく終わってしまうのか次のアクションが気になりますね。
haru
2018年10月10日 20:49
otonanoの特設サイトに記されている「フィルム撮影のため演奏曲の一部しか撮られなかった」、私はライブ当日披露した約20曲のうち十曲程度を撮影した、と解釈していました。撮影すると決めた楽曲はまずフルで撮影して、その後素材をどう編集してパッケージ化するか考えるものだと思っていました。

 …が、管理人さんの今回の記事を読んで、イントロからエンディングまでフルに撮影したとは限らず曲によっては事前に撮る場所を決めていた、と解釈することもできるな、と感じました。

 まぁ、実際どういう方針で撮影したかは当時のスタッフにしかわからないし、いろんな考え方があっていいと思います。

 管理人さんの旧版ダイジェスト映像検証を読んで、他の楽曲も撮影したものがあるんじゃないの?と私も感じました。ただソニー側はどこに何の素材があるのか、素材を残しているのか破棄したのか、きちんと把握している人は一人もいないのでは…。今後も倉庫からたまたま何か一つ見つけては増補版を出し、を続けていくと思います。

 
 
 あと今回の増補版、当初からBlu-rayとDVDの2形態でリリースすると発表されていました。

 …て、わざわざ書くことでもなかったですね。なんか粗探ししているみたいでホントにスミマセン…。
fe
2018年10月11日 15:39
こんにちは。

だめだ、もう「ディレクターズカット」なんて期待できない…。1994年当時でさえ「EXPO FINAL」「4001 DAYS GROOVE」を著作権に抗えるだけ抗って満足できる再生時間を収録して、trfでマニア向けに「PRESET SOUND」を個別にしたというのに…。

今時の音楽・映画作品の豪華デラックス盤は普通だったら「締まらない・恥ずかしいから破棄したい」となるはずのアレンジバージョン・デモ映像を惜しげもなく発表して、出し惜しみをなくして後腐れ無い様にするのに、その売り方もう時代錯誤だよ…

LUNA SEAみたいにCD音源のみでもいいからライブ本編を「リマスタリングして全編収録」と発表してくれー!

失礼、言葉が荒くなりました。ただ、それ程にあの頃どんな熱気があったのか、どんな演出が合ったのかを更に知りたくなった私でした。

それでは、失礼いたしました。
アナザーストーリーズ
2018年10月14日 09:08
先日のNHKのBS番組のアナザーストーリーズのことが書かれていたのでもどかしい感想を。
TMにずっと興味を持ってきた者ですが、いつもこうした一般向け番組での小室さんの見え方がしっくり来ないところがあります。確かに小室さんの半生はアップダウンが激しいですが、プロデューサーとして成功している期間とTMに専念している期間が裏表の関係になっていて、大衆的に低迷しているように見えても実はその裏でTM(やプログレ)を好む層の期待に大いに応えてくれた期間があると思うのです。
初期10年間はもちろんのこと、MTRの奇跡的な名盤、2012から2015年の30周年ライブ演出。
こうした期間が公に語られず、特に逮捕後も低迷期が続いていたかのように誤解を与える伝え方は小室さんの業績を正確にとらえていないと常々感じてなりません。
逮捕に至る絶望的な期間はあったのは事実で、栄光と転落の構図がわかりやすいとは言えど、生粋のプログレ気質のマイナー志向と、明確に売れることを目指したメジャー志向の両面から小室さんを見てほしい。もどかしく感じてしまうのはこのあたりでしょうか。
ひとりの人間が両極端なことを一度にやって両方で成果を見せるのは限界があるのだから。
青い惑星の愚か者
2018年10月25日 02:25
>kuri566さん
ドラフェスはまさかの結末でしたね。
この時代のドラフェスの全貌は、映像で見ることは永遠に叶わないのでしょうか…。
SONYは今もある程度は現役ミュージシャンがいますから、映像を編集できるスタッフは当然いるでしょう。問題はその人手をTMに回してくれるかどうかだったわけで。
でもまあ、回してもこの程度とも言えるわけですが…

>GAUZEさん
もう中途半端なものも含めて、出せるモノを出してくれれば、そこで諦めつくんですけど、商売的にはウソでも顧客にいつまでも夢を見続けさせるのが正解なんでしょうね。
仮に松本問題があったとしても、そのせいで1曲を半分にするというのは考え難い気がします。ただ今回のドラフェスは、松本さんがめちゃめちゃ目立っていましたね。B'zファンも買う価値あるかもしれません。
次のアクション…あるかなあ…。(諦めモード)

>haruさん
DVDリリースの情報、初めからありましたか!
それは私の情報収集不足でした。ありがとうございます。
修正しておきます。
1曲をフル撮影していない説、エレプロもその可能性が濃厚ですよね。テープの時間の都合かもしれませんが、You Can Dance途中→MC→セルコンフル→エレプロイントロの後、テープ交換してエレプロラスト→フールという流れでしょうか。しかしナーバスをあんな中途半端に撮影する合理的な理由はさっぱり分かりませんが。
青い惑星の愚か者
2018年10月25日 02:26
>feさん
ライブ映像が無理なら、せめて音源を出してほしいですよね。CDが無理なら配信でもいいですし。買う人結構いると思うんだけどなあ。
FANKS CRY-MAXはタイミング的にGet Wildでのブレイクが決定的になる前に企画されたものでしょうから、撮影費も十分に出ていなかったのかもしれません。
その点で完全版が期待できるのは、KDDおよびSTARCAMP以後かと思います。CAROL TOUR武道館もあるかもと思っているんですけどね。EXPOホールツアーは難しいかな。

>アナザーストーリーズさん
小室さんの歴史を振り返る場合、限られた時間の中では、全体を取り上げるのも難しいでしょうし、TMは80年代のデビューとGet Wildのブレイクだけということになるんでしょう。
ただ特に2010年の音楽活動については、AAAと浜崎さんが挙げられていましたが、売上を考えればそうなるとしても、音楽的な成果としてはTM30周年こそが挙げられるべきだと思っています。
ただテレビ番組でそこまで期待するのはやはり無理で、結局ファンが語っていくしかないのかなと思っています。
エルレ
2019年03月29日 22:27
ご無沙汰しております。ようやくこちらのDVDを購入しました。
追加されたDRAGON THE FESTIVAL, NERVOUSのミキシングってかマスタリングも明らかに違いますね!
松本さんのギターが左で木根さんが右に変わってます。通常は逆です。

音、画面は無理やりきれいにして気づかなかった点も気づけたところもありました。

しかし木根さんこのライブだとダサいですね笑
てっちゃんはコンソールをよくいじってて、かっこいいです。
Self Controlのカメラワークは本当に好きです。
逆にステージ全体が見えないような映し方が。
青い惑星の愚か者
2019年04月12日 04:09
ギターの位置、そうでしたか。気付いていませんでした。そういう話は大好物ですよ! 実際の両者の位置関係を勘案したんでしょうね。

木根さんがダサいというのはホントそうですね。
衣装が合っていないというか。
しかしこんな衣装が似合う人って普通はいないと思うんですが、なぜか小室さんだけかっこよく見える不思議。

このビデオ、全体的に接写が多いですね。VISION FESTIVALとかKDDなんかよりも。そういう方針だったのかな。
エルレ
2019年05月12日 10:15
ご返信ありがとうございます。
またまた細かいところの指摘です笑
23:48 小室さんのサンプリング演奏とコーラスワークが完全ミスしておりますw
前に弾いていたサンプリングアドリブじたいがなかなかないので好きですが♪
24:10 松本孝弘さんがコーラスしてます。B'z含めてかなりレアではないでしょうか?
ポコ太さん並みの細かいところでした。
青い惑星の愚か者
2019年05月17日 20:51
小室さんのサンプリング、よく変なタイミングで入りますよね。イヤモニもない当時、ステージ上では聞きづらいのかもしれません。まあ意図的にやっているのに気持ち悪いタイミングで入ることも多いですが…。
まあでも、こういうところもライブの楽しさかなあと思っています。TMのライブて緻密な演奏を楽しむものでもないし。
松本コーラスは、たしかにレアかも。探したことないけど…

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