7-29 Spin Off from TM②

6/17にSONYから告知がありました。
「Gift from Fanks T」収録の「グリニッジの光を離れて」の作曲者が小室哲哉とされていたのは木根尚登の誤りなので、ブックレットをSONYに送れば正しい記載のブックレットに交換するとのことです。


貴重な未発表曲だったのに随分とお粗末なことですが、誤りが公式に発表されたことは良かったと思います。
この発表については、ミツカワさんのブログ「TM NETWORKの重箱のスミ!!」に詳しく書かれています。
私も多少関わったりしていますので、ご関心のある方は御覧ください、


otonanoのTMサイトでは、「Decade」「All The Clips」のBlu-ray版販促企画として、先月から藤井徹貫氏によるTM関係者へのインタビューが「WITNESS OF TIME MACHINE」と題して連載されています。
1人目は伊東俊郎さんでしたが、6/30から始まった2人目のインタビューは、なんとTMのプロデューサー小坂洋二さんでした。
4回の連載になるようです。


小坂さんはSONY期TMのキーパーソンだったにもかかわらず、これまで簡単な形でしか発言を聞くことができなかったため、今回は貴重な機会になるかもしれません。
80年代TMの成功て、3人の力だけじゃなくて、小坂さんの舵取りのうまさがあってのことだと思うんですよね。
新しい情報が出てくるのが楽しみです。


7/4にはyoutubeライブで「TM 12H LIVE! TM NETWORK 35 Anniversary THANKS! FANKS!! and…」が配信されました。
内容は「TM VISION」「Dragon The Festival Tour」「Fanks Cry-Max」「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」「eZ」「TMN 4001 Days Groove」など、SONY時代の映像を12時間放映するというものでした。


その中で一つ注意を引いたのが、「EXPO」リリース時の購入者用プレゼントビデオの放映です。
これは制作以来29年間、現在までまったく商品化されてこなかったもので、存在すら忘れていた方も多かったと思いますが(私も)、今頃出してきました。
私は配信はほとんど見ていないのですが、この「EXPO」ビデオの前後だけは見ました。
まあ内容は今更のことばかりなんですが、ようやくその内容を知ることができました。


また「EXPO」ビデオの前に流れたので偶然見られたのですが、「eZ」「Rhythm Red Tour」が、1991年3月放送分(仙台公演)と5月放送分(代々木公演)がともに配信されました(ただし一部カット)。
3月の「eZ」はライブビデオ「World's End Ⅰ」(仙台公演の商品化)の販促企画と考えられますが、放送された曲の内で「World's End」「69/99」「World's End Ⅰ」に収録されませんでした。
ただこちらは2015年になって、「TM NETWORK THE MOVIE」特典映像として収録されました。


一方で5月の「eZ」放送分は、全曲ライブビデオ「World's End Ⅱ」(代々木公演の商品化)に収録されましたが、「World's End」にはイントロなどで「World's End Ⅱ」に用いられなかったカットが用いられています。
今回はこの「World's End」も配信されました。
地味に特典映像でした。
ちなみにこの配信映像、アーカイブ化はされないぽいですね(7/5現在)。


ウツの動向について。
これまで「それゆけ歌酔曲!!」は、公演中止が次々と告知されていましたが、残っていた7/27以後の6公演の中止も6/26に告知されました。
結局今年の「それゆけ歌酔曲!!」は、観客を入れた公演は一本も行なわれずに終わりました。
ただし6/29・30・7/6・7のマイナビBLITZ赤坂4公演は、ニコ生で無観客ライブの有料生配信が行なわれることになりました。
赤坂はすでに配信されていた3公演に合わせ、合計7公演が配信されることになります。


ところが6/20にmagneticaから、意外な発表がありました。
「tribute LIVE」「Spin Off from TM」「Spin Off from TM 2007」に続くTM tribute live第4弾として、「tribute LIVE SPIN OFF from TM 2020」の開催が告知されたのです。
実に13年ぶりのtribute liveとなります。
9/14~11/23の2カ月余、14公演で、メンバーは当然これまでと同様、ウツ・木根・浅倉・葛城・阿部さんの5人編成です。
(仙台公演のみ浅倉さんの代わりに元SOPHIAの都啓一さん)


ウツのソロツアーの流れから見れば、シンセ3人の変則的な編成で開催され小室楽曲を多く演奏した2018年の「Tour Thanatos」、同じくシンセ3人編成でTM楽曲のみを演奏した2019年の「Dragon The Carnival」に続き、2020年には木根さんも加えてTM曲を演奏する「Spin Off from TM 2020」の開催ということになり、どんどんTM成分が濃くなってきている印象があります。


もっともこれは計画的なものだったとは考えられません。
「Spin Off from TM 2020」は9/14開始ですが、木根さんのソロツアー「2727ツアー」は、本来9/21に名古屋、9/26に渋谷で開催して締めとするはずでした。
木根さんのツアーがコロナ騒動で中止されるまでは、「Spin Off from TM 2020」の開催はありえなかったはずです。


「2727ツアー」は5/9に7月までの公演中止が告知され、6/1に全公演中止告知が出されました。
全公演中止が決まったのは5月末と考えられます。
木根さんも参加する「Spin Off from TM 2020」の開催は、これを受けて決定したはずです。


6/10にはウツの会報送付(通常は15日頃)が遅れることが告知されました(6/19送付)。
これは「Spin Off from TM 2020」のスケジュール調整が会報編集スケジュールに間に合わなかったためと考えられます。
この間ウツ・木根さんや他のメンバーは、かなりドタバタだったようです。
仙台公演で浅倉さんが参加できないのも、急遽スケジュール調整が行なわれたためと考えられます。


とはいえ、5月末から2~3週間ですべてが手配できるはずがありません。
おそらく「2727ツアー」中止決定以前から、浅倉さんたちにも選択肢の一つとして打診していたのでしょうし、会場も大部分は毎年秋恒例のウツのソロツアー用に確保していたものと考えられます。


今回注目されるのは、14公演のすべてがニコ生で有料配信されるということです。
なかなか斬新なやり方ですが、「それゆけ歌謡曲!!」の配信が収益的にも良く、ビジネスモデルとしてあり得ると判断したのかもしれません。


皆さんご存知の通り、コロナ騒動の結果、ライブの開催は全国的に困難になりました。
6/19からはライブハウスの営業再開が認められるようになりましたが、現時点では出演者と観客の間は2m、観客間は1mの距離を空けなければいけません。
これに準拠すると、たとえば150人のキャパシティの池袋Adamには7人しか入れないそうです。
グランキューブ大阪など3000人近い規模の会場でも、本来のキャパシティの15%程度しか入れません(2888座席で388人)。


このキャパシティは座席を設けた会場を基準としているので、Zepp Tokyoの場合はスタンディングの2700人の15%ではなく、座席設置の場合の1200人の15%で、180人となります。
より小規模な会場ではさらに条件が厳しくなるでしょうが、仮に15%入れたとしても、Blue Live広島は350席×0.15=48人、仙台 Rensaは250席×0.15=38人です。
会場にいる半分くらいがスタッフや関係者という可能性すら十分にありそうです。
この人数で5人を見られるなんて贅沢な空間な気もしますが、当選確率はとんでもなく低くなりそうですね。


magneticaも「客席数の拡張が可能となった場合は、通常座席の追加販売を予定しております」と告知しているので、今後の情勢次第では席がもっと増えるかもしれませんが、逆に情勢が悪化したら中止になるかもしれないです。
なお7/15までにmagneticaの会員になると「Spin Off from TM 2020」の優先予約に申し込め、ニコ生配信も会員価格で視聴できるそうです。
木根さんはFCをなくしてしまったので、優先予約の窓口はウツだけなんですね。


いずれにしろZeppですら200人入れられないなんて、興行としては赤字にならざるを得ないので、有料配信を前提にしないと採算がとれないはずです。
その場合、配信の視聴者数を一定以上稼ぐことが必要になりますが、通常のソロツアーではその点で十分な期待ができなかったのかもしれません。
今回の企画は、ツアーが中止になった木根さんの救済というだけではなく、ウツも(または他のメンバーも)tribute LIVEを再開する動機はあったのだろうと思われます。


「Spin Off from TM 2020」開催に合わせて、過去の4本のtribute LIVEのDVD作品がBlu-ray化されます。
FC会員はwebshopで購入予約が受け付けられています。
4枚セットで11000円(税込み)+送料で、9月上旬発送予定だそうです。随分安いですね。
まだ告知はされていませんが、一般販売もあるようです。
さらにFC限定で「Magnetica 25th Anniversary Book 2015-2020」の刊行が決まり、やはりwebshopで予約受付中です。


最後におまけですが、去年アニメ映画化した「ぼくらの七日間戦争」が、今度は舞台で上演されるそうです
9/11~20、かめありリリオホールです。
TMの「Seven Days War」「Girl Friend」が使われるのかどうかはわかんないですけど。
コロナ対策があるから、あまり客を入れられなそうですが、無事上演できると良いですね。


では本題に入ります。
なんか思わぬ「Spin Off from TM」の復活に(偶然)合わせて、本ブログも「Spin Off from TM」の話題です。



会場にオープニングSE「Bang The Gong」が流れる。
これはCD音源そのものである。
「Give You A Beat」のCD音源をオープニングSEに使った「tribute LIVE」と同様の始まりである。
1分程度のオープニングの間に5人がステージに現れ、それぞれの持ち場に入る。


1曲目「Castle in the Clouds」
かって「Laugh & Peace Premium Night」「Fan Event in Naeba」では演奏されたことがあるが、シングルであるにもかかわらずフルライブでは初演奏である。
この選曲は「Double-Decade Tour」で演奏されなかったことの埋め合わせの意味もあろうが、1曲目がこれになるとは、おそらく誰も想定していなかっただろう。


なお以下の大部分の楽曲は原曲に沿ったアレンジで演奏されたが、ところどころ変わったところもある。
たとえば「Castle in the Clouds」では、浅倉によってピアノ音色のシンセがかぶせられた。


「Jean Was Lonely」
2012年のウツソロツアー「20 miles」でも演奏されており、ウツが好きなのかもしれない。
「Tour TMN EXPO」ではこの曲で木根がシンセを担当したが、この時の木根は普通にギターを演奏している。

7-29.jpg

「雨に誓って」
間奏では浅倉が楽しそうである。
半年前に発売されたファン投票ベスト「Welcome to the Fanks!!」では、前曲とともに意外な収録曲となった曲であり、そのことも考慮して序盤に演奏されたものだろう。


この後でウツのMCが入る。
本章ではツアー中盤の4/28横浜Blitz公演(FC会員限定の特別メニュー)を収録したDVD映像に基づき記述するが、そこでは以下のように述べられている。

ウツ「どうもこんばんは。Yeah!  Spin Off Tourへようこそ! まああの、皆さんもご存知の通り、今日はですね、ツアーの中でも、ちょっとスペシャルな日というかね。なんで、多少なり、スペシャルなメニューとなってます。(スペシャルは)いっぱいじゃないですよ。ねえ、大変ですよね、いっぱいやったら(木根に振る)。」

木根「うんあの、あるものでやりくりしながら、最後までがんばってやりぬきます。」

ウツ「そんな感じで、最後まで楽しんでいってください。」


もちろん他の日には、スペシャルメニューの説明ではなく、「Spin Off from TM」の趣旨説明が行なわれた。
この時に行なわれたパフォーマンスに、ウツが「Spin Tourへようこそ!」と言ってくるっと回るというものがあった(Spinと掛けたもの)。
またライブの公式的な位置づけを述べることもあった。
その一例を以下に挙げておこう。

えー、2年前ですよね、ちょうどTM tributeていうね、ちょうどこのメンバーで始まってですね、約2年後になったんですが、ちょっとね、みんなに好評だということで、ちょっと、多少なりね、形は変わったんですが、でもTMの良き昔の時代の曲を何曲かご用意して。もうすでに3曲で、もういっぱいいっぱいですから。あれなんですね、曲自体はとてもいいんですけど、やっぱ若い僕が歌うべき曲が多いと、思う。


ウツがMCを終えると、次の曲に入る。
ここから3曲はいずれも各会場1・2日目で日替わりで、地味で普段あまり聞けない曲が続いた。


まず1曲目、1日目は「it’s gonna be alright」
1999年の再始動後最初に発表された記念すべき曲だが、影が薄く、会場には何の曲か分からないファンもいたかもしれない。
木根は「今回歌わなかったらいつやるか分からない」と言っている。
ライブではサビの「ララララ」のコーラスが小室のねっとりコーラスではないため、印象が結構違う。


2日目はこれが「80’s」に変わった。
2番後の間奏は、オリジナルではシンセ中心に構成されていたが、この時のライブでは葛城のギターが強調されている。
またこの曲でも、サビの小室コーラスがないことが曲の印象を変えている。


両曲は1999年のTRUE KiSS DiSC時代のシングルカップリング曲で、ウツが歌ったのは史上この時が初めてである。
しかしDVD収録日の公演では両方演奏されなかったため、残念なことに映像を見ることはできない。


次の曲は、1日目には「クリストファー」が演奏された。
メンバーはリハーサルの時になって、最後の人名列挙の部分が歌詞カードに書いていないことに気づき、スタッフを交えながらみんなでCDから聞き取ったという。
この部分の人名は、スタッフの手元にも記録がないのだろう。


2日目はここが「This Night」になった。
レア度は「クリストファー」以上かもしれない(「クリストファー」は木根ソロで演奏したことがある)。
アウトロのブラスパートはギターで代用された。


以上の両曲は1988年「Kiss Japan Tour」以来の演奏となる。
このツアーでは事前予告で、20年くらい演奏していない曲を演奏すると発表されていたが、これらの曲のことだろうか。
なお「This Night」「Kiss Japan Tour」では原曲と大きく異なるアレンジで演奏されたので、オリジナル通りに演奏されたのはおそらく史上この時だけである。


ウツが木根を紹介して、阿部とともにステージから去る。
木根がギターを外してステージ中央のマイクスタンド前に立ち、軽く曲紹介をして歌を始める。
曲は木根ボーカルのTMN曲で、1日目は「Looking At You」、2日目は「月はピアノに誘われて」だった。
木根としては、ギターを持たず手ぶらで立ちながら歌うのは落ち着かなかったらしい。
なお「月はピアノに誘われて」では、木根のピアノパートを浅倉が担当している。


DVD収録日の4/28には、以上3曲の内「it’s gonna be alright」「80’s」は両方カット、「クリストファー」「This Night」は両方演奏され、木根ボーカル曲では「月はピアノに誘われて」が演奏された。


木根は1曲歌い終えた後もマイクスタンド前に立ち続け、「え?まだ歌うの?」と周りに聞く演技をする。
ここからは木根・浅倉・ウツのソロコーナーである。


木根は気に入ったら会場の物販で500円で買って欲しい旨を宣伝した上で、ソロの新曲「My Best Friend」を演奏する。
木根はこの曲ではベースを演奏した。
以後木根は、ソロやtribute LIVEで時折ベースを演奏した。
TMでも2008年「TM NETWORK play SPEEDWAY and TK Hits!!」でベース演奏を披露している。


「My Best Friend」「Spin Off from TM」開始日の4/8にリリースされた。
1998年の「永遠のスピード」以来、実に7年ぶりのシングルである。
SPEEDWAY休止後、TMデビュー前に、木根のソロでオーディション用テープに吹き込んだという、大変古い由来を持つ曲である。
当時のオケとアレンジは小室が担当したという。
2人で行動することが多かった1982~83年頃の曲だろうか。
CDのジャケットには高校2年生の時のライブの写真が使われている。


歌詞は高校の頃以来の友人に捧げるものに書き直されたが、そこにはウツを意識した人物も登場しているという。
「初恋の娘の名前をあいつは覚えている 恋の行方風に乗りいつしか風になった」の部分だろうか。
また「夢はかなったかな? 死んだあいつの分まで」の部分は、多摩の音楽仲間の阿部晴彦のことを謳っているものと思われる。
木根はTMを振り返るライブに合わせて、過去を振り返る曲をリリースしてきたのである。
2004年に小室との別れを念頭に置いて作った「風のない十字路」とも多少連動しているのかもしれない。


木根は演奏を終えると、「キーボード、浅倉大介」と言って、浅倉を紹介し退場する。
浅倉コーナーも日替わりで、1日目は「Quantum Mechanics Rainbow Ⅵ」、2日目は「Techno Beethoven」が演奏された。
いずれも派手な照明の下での演奏となった。
このうちFC盤DVDには前者が収録されている。


阿部のカウントとともに、一点してロック調のイントロが流れる。
ウツが登場し、ウツのソロコーナーが始まる。
曲は配信曲第1弾「Slash!」である。
なおウツはこの曲の前で、ベージュのジャケットから黒・金色の縞柄のジャケットに着替えた。


演奏が終わると、ウツが「どうもありがとう!」と言って、阿部・葛城・浅倉・木根の順にメンバー紹介を行なう。
さらに続いて、ウツの配信曲の宣伝を行なった。
会場によっては作曲者の浅倉も、「ウツの気持ちいい声を最大限に活かせたらと思って、がんばりました」などとコメントしている。
木根もこれに乗っかって浅倉に、「大ちゃん、俺にもこういう曲書いてよ。はやーいやつ」などと絡んだりした。
「はやーいやつ」、木根は歌えるのだろうか?


ウツはこれに続き、地方限定曲に関するコメントやライブ音源配信の説明を行なった
このMCコーナーの時間はかなり長く取られ、時には10分を超えることもあった。
レア曲を多く演奏したライブだったこともあり、「I Want TV」「You’re The Best」「一途な恋」など、TM史上の不遇曲の話題に触れられることも多かった。
木根が「I Want TV」「Dragon The Festival」「Get Wild」などを即興で歌うこともあった。


MCの話題は毎回異なるので逐一言及はしないが、追加公演の5/14Zepp Tokyoでは、木根がMCコーナーで披露してきた即興パフォーマンスの総集編が披露されている。

・名古屋初日(4/23):木根作「愛知の歌」
ギターを弾いて手が痛い演技をして「アイチ!」というだけ。

・名古屋2日目(4/24):木根作「愛・地球博のテーマ」
「名古屋の愛・地球博は、2004年のエキス「ポッ」」(口に指を入れて音を出す)と歌う。

・仙台2日目(5/1):ヒップホップ風オケ付きの曲
「I Love You, I Love Tokyo. Thank You!」と歌う。
(仙台ではこの歌の前に、木根がラップで牛タンの食べ方を歌ったりクイズを出したりした)

・札幌初日(5/3):芸人ヒロシのネタのパロディ
「浅倉大介です。今年で37歳です。いまだにミッキーマウスが好きです。一日中ディズニーランドにいても、全然飽きません」
(ちなみに札幌では他のメンバー3人や小室に関するネタもあった)


この後は、地方限定曲の演奏が行なわれた。
演奏曲は以下のとおりである。

・4/8・9:Zepp Tokyo「Still Love Her」
・4/16・17:Zepp Fukuoka「Maria Club」
・4/20・21:大阪なんばHatch「アクシデント」
・4/23・24:Zepp Nagoya「Human System」
・4/30・5/1:Zepp Sendai「Resistance」
・5/3・4:Zepp Sapporo「1974」
・5/7:Zepp Osaka「Beyond The Time」
・5/14・15:Zepp Tokyo「あの夏を忘れない」


本来はこの枠では地方にゆかりの曲を選ぶことになっていたが、実際に地方と関わるのは、福岡の「Maria Club」と札幌の「1974」くらいである。
ツアーのレギュラー曲と比べると曲のレア度はむしろ低く、TMで80年代以来の演奏となったのは、「Maria Club」「Resitance」くらいである。


「Still Love Her」「Human System」「1974」「Beyond The Time」「あの夏を忘れない」の5曲は再始動後のTMでも演奏された曲であり、「アクシデント」は半年前にウツソロ「Tour Overtone」で演奏されたばかりである(Aメロのギターなどアレンジは異なるが)。
また東京追加公演で演奏された「あの夏を忘れない」は、2000年に横浜アリーナ「Log-on to 21st Century」で演奏されているから、演奏するならば東京以外にした方が喜ばれたと思う。


各曲について簡単に触れると、「Still Love Her」ではいつものように、ウツがアコースティックギターを弾きながら歌った。
「Maria Club」では、オリジナルにないミュンミュンしたシンセが加わっている。
「1974」はウツの高音部の歌がきつくなっているように感じる。


地方曲に続くのは「TIME」
アレンジは「Childhood’s End」版に準じているが、冒頭の声のSEはなくなっている。
Aメロでドラムが前面に出されているアレンジは、自分としては好みである。
だが「TIME」は名古屋まで8公演で演奏されたが、FC限定の横浜公演で削られ、その後の9公演でも演奏されなかった。


バラードコーナー2曲目は「Girl Friend」
人気曲の割にTMではほとんど演奏されてこなかった曲である。
ここまで「雨に誓って」「クリストファー」「This Night」「Maria Club」「Resistance」「TIME」「Girl Friend」は、いずれもTMでは1988年が最後の演奏になっている(1991~92年の「Tour TMN EXPO」のフォークパビリオンを除く)。


ウツは「どうもありがとう」と言って曲を締め、ライブ本編最後のMCに入る。
ここではレアな選曲などについてウツと木根で雑談をし、ツアー目玉曲である次につなげた。


次から2曲は日替わりである。
まず1曲目は、1日目は「Your Song」だった。
曲の長さは「Twinkle Mix」に準じているが、ライブ用に編集したアレンジである。
ファン待望の演奏だったが、3分半程度で終わってしまった。
全体としてロックの雰囲気が強くなっている一方で、シンセの音は意外と抑えられている。
またイントロをはじめ、この曲の特徴であるオーケストラヒットは、この時はまったく使われていない。


2日目は「Twinkle Night」が演奏された。
これは史上初のフルライブでのバンド演奏である。
イントロや間奏で目立つホーンセクションパートがなくなるなど、原曲と異なるライブアレンジとなった。
原曲であまり強調されないギターが目立つのも、印象が異なる一因だろう。
2番後の間奏は浅倉と葛城の掛け合いとなっており、一つの盛り上げ場となった。


次の曲は、1日目は「Self Control」だった。
「Fanks Cry-Max」版のイントロで始まるお決まりのライブアレンジである。
2日目は「Get Wild ‘89」である。
「tribute LIVE」と同様、「Get Wild」「’89」での演奏となった


以上2日分4曲は、FC限定の横浜公演では全曲演奏された。
(ただし「Get Wild ‘89」は次の「Be Together」の後)
その後の公演では「Self Control」「Get Wild ‘89」は日替わりに戻ったが、「Your Song」「Twinkle Night」は両曲とも演奏されるようになる。
ファンの間でも両方聞きたいという意見が強かったのだろう。
「TIME」が省かれたのは、このあおりと考えられる。


続いて「Be Together」
「Give me all night」のセリフで始まる「Camp Fanks!! ‘89」「TMN 4001 Days Groove」のアレンジである
サビ前では「Double-Decade Tour」と同様にくるっと回ったが、このパフォーマンスは以後も踏襲されて2010年代まで定着する。


「Dive Into Your Body」
間奏が長い恒例のライブバージョンである。
以上、盛り上げ曲3曲を連続して演奏し、ライブ本編は終了した。
ウツは「どうもありがとう!」と言ってライブの終わりを告げ、他のメンバーと一緒にステージから退場した


アンコールではメンバーがツアーグッズのTシャツに着替えて再登場する。
ウツと木根はアコースティックギターをスタンバイ。
ウツは多少のMCを挟み、「じゃあ僕と木根君で作った曲に行きましょうか」などと言って曲に入る。


曲は「Another Meeting」
ソロや2人でのライブでは何度か演奏している曲だが、商品として映像が残っているのはこの時のものしかない。
意外と貴重な演奏だった。


ただし追加公演の5/7と5/15には、この曲は外された(5/14には演奏された)。
両日は、メンバーがステージに現れてジャンケンしたり(5/7)クジを引いたり(5/15)してから、各自の持ち場に入り演奏を始めるというパフォーマンスがあった。
これは演奏パートをランダムで決めたという演出だが、実際には初めから持ち場は決まっていたものだろう。


曲はChuck Berry「Jonhny B. Goode」のカバーで、ボーカル阿部、ギター浅倉、キーボード葛城、ベースウツ、ドラム木根だった。
かつての「Tour TMN EXPO」でのMetal Pavilionを意識したものだろう。
2003年にはFolk Pavilionが再現されたから、この時はMetal Pavilionだったわけである。
なおギターにはM-tresの立岡正樹も参加した。


「Johhny B. Goode」の後は、ボーカルの阿部によるメンバー紹介と短いMCを挟んで、最後の曲に入った(「Another Meeting」の時はMCを入れずそのまま続けた)。
曲は「You Can Dance」である。
「tribute LIVE」の時と同様に、ウツが間奏で阿部に食べ物を食べさせる遊びもあった。
なお木根は、この曲でベースを担当した。


演奏が終わると、ウツは「どうもありがとう」と言って礼をする。
メンバーはステージ前方に出た客席に手を振り、退場する。
退場曲は「Presence」のインストである。
ツアー初期には「月とピアノ」が流されることもあった。

SPIN OFF from TM-tribute LIVE 2005- [DVD] - 宇都宮隆
SPIN OFF from TM-tribute LIVE 2005- [DVD] - 宇都宮隆

この記事へのコメント

haru
2020年07月05日 18:00
昨日の12時間ライブ配信、さすがに半日もパソコンの前に座ることは出来なかったので、私もEXPOの時間帯のみ視聴しました。

 あとグリニッジの件、某HPで経緯を知りました。当初よくソニーが対応したなと正直思っていましたが、過去の証言がちゃんとあったんですね。

 それから更新早々指摘するのも何ですがSPIN OFF 2020ツアー仙台公演は、阿部さんではなく浅倉さんの代打でKeyboard:都啓一さんが出演されますよ。
haru
2020年07月05日 18:02
連続でスミマセン。

 私が書き込んでいる間にSPIN OFF 2020ツアーの修正をされたんですね。失礼しました。
kuri566
2020年07月05日 21:17
トリビュートで一番好きなライブです。「全てのアルバムから選曲する」「今回は特にレアなアレをやる」と事前に二人がもらしていたので、ミニアルバムからはYOUR SONGかTwinkle Nightのどちらかは演奏されるんだろうなあ、と思っていたら、まさかの両方セレクトに度肝を抜かれました。一番聞きたいと思っていたクリストファー、YOUR SONG、Twinkle Nightの3曲がラインナップされていて、当時、このライブに参加しなかったことを心から悔いていた覚えがあります。まあ、いつか、TM3人でこの3曲を演奏してくれることをまだ諦めていません。
島崎佐代子
2020年07月06日 05:00
嬉しい❤我が青春TM NETWORK 7/4が待ちきれないです てっちゃんもいるし 早く3人に会いたい!名曲揃いらしいですね?あっTM NETWORKは全部名曲だった 特にウツに会いたい!楽しみにしています!
haru
2020年07月07日 17:25
小坂Pのインタビュー第2回がアップされていました。

 小室さんの作詞について、この前平凡SPで木根さんが話していたことと小坂Pの思いが異なっていたのが印象に残りました。

 やっぱり本人、当事者に聞いてみないと分からないことがたくさんありますねぇ。
エルレ
2020年07月09日 06:15
投稿ありがとうございます。
昔からこのDVD色々と変なところがある
と思っていたので
改めて観てしまいましたました。

Castleは一番アレンジが凝っていますよね。
Aメロがスローテンポも良いです。
Bメロの小室さんのコーラスが
なくなっているのも印象が変わります。
ソロのアコギは葛Gですね。

Jean、クリストファー、GIRLFRIENDと
ピアノ曲が多いのでフリでも良かったので
木根さんにピアノを弾いてもらいたかったです。
絵映えしますので。

Twinkle Nightは原曲と違い
4拍目にクラップが入っているのもの不思議です。

Get Wildツインギターはかっこいいです。
他の曲も木根ギターがんばってほしいですw

木根ベースですが実際には
あまり音が鳴っていません。。。
たまに音が聴こえるって程度です。
シンセベースが基本的に鳴っているだけで
正直残念な感じなんです。
青い惑星の愚か者
2020年07月15日 19:18
>haruさん
記事の間違い、ご指摘ありがとうございました。
別の方からも指摘を受けて、修正していました。
インタビューについては、話者の主観が入ってしまうのは仕方ないと思います。
当時でもちゃんと伝わっていたかはわかんないですしね。


>kuri566さん
3回のトリビュートの中で、一番力が入っていたのはこの時だと思いますね。
30曲以上のリハ、大変だったと思います(それと浅倉さんのデータ作成も)。
それにしても、一番聞きたい曲がクリストファーだったんですか?


>島崎佐代子さん
7月から8月にかけてはトリビュートのライブ映像の配信をするみたいですね。
お時間があればまたお楽しみください。


>エルレさん
木根ベースの音はDVDでカットされているのかもしれません。
Twinkleのあのクラップは観客が反応しやすいように入れたんでしょうけど、音として聞くと要らないですよね。
実は私はSpin OffのTwinkleとYour Songのアレンジは好きじゃないです。
曲自体は大好きなんですけど。
CastleのAメロは、曲のテンポ自体はオリジナルと同じっぽいです(時間を計って比べてみました)。
ドラムパターンが違うので、印象が変わるんでしょうね。
Castle間奏のギターソロはは苗場でも葛城さんでした。
ここは木根さんにやらせればいいのに…。
poco
2020年07月16日 06:57
祝、小室さん復活!
これはうれしいです。TMの続きを大いに期待しています!
サキコ
2020年07月16日 17:17
待ってました!小室さん!
意外に早かったですね。
乃木坂とか聞いたこと無いですが、買ってみようかな。
青い惑星の愚か者
2020年07月23日 23:45
小室さん復活しましたね。
次のTMはいつになるか、待ち遠しいですね。
HOPE
2020年08月29日 01:48
「グリニッジの光を離れて」で疑問に思うことがあります。
これが木根さん作曲ということになると、
本当はタイトルは「悲しき16歳」ではないでしょうか?

理由は
①歌詞が「Look Up」「Stand Up」「Smile On」と励ましの意味が入っている。
②アドレセンシーとある。つまり、adolescenceとは思春期の意味。
③いつまでも子供でいたい→大人になりたくない→「悲しい」という解釈が成り立つ。
④涙が突然図書館を染める、とある。

どうも「グリニッジの光を離れて」だと、タイトルと歌詞の内容が合致しません。
麻生香太郎氏の同じ頃のTMのタイトルと歌詞を見ると、違和感しか感じません。

いかがでしょうか?
一度ご考察いただければと存じます。
青い惑星の愚か者
2020年09月05日 03:27
Gift from Fanksの”グリニッジ”が実は悲しき16才(悲しい16歳)ではないか説、実は他の方からも提示されたことがありました。
たしかに歌詞は悲しき16才の方がふさわしく感じますが、「電気じかけの予言者たち」によれば、Rainbow Rainbow収録曲でトラックダウンが済んでいた未発表曲はOpen Your Heartとグリニッジでした。
今回商品化する時にグリニッジを差し置いて先に別の曲のデモテープを商品化する可能性は極めて低いと考えます。
よって今回の曲はやはりグリニッジで良いだろうというのが私の結論です。

ただ混乱されるかもしれませんが、私はそれでもやはり、この曲は悲しき16才である可能性があるとも思っています。
というのも悲しき16才は、オケは作ったものの歌詞を付けたらキーが高くて全然歌えなかったためお蔵入りしたとされています(EARTH)。
グリニッジも高音部分が息苦しく聞こえたためお蔵入りしたと「電気じかけ」にあります。

この説明を厳密に読めば、両曲は別のように見えますが、EARTHの記述は3人でのトークの一節なので、その発言は多少緩く読むべきかと思います。
要するに両曲とも、キーが高くて満足に歌えなかったから没になったということです。
これが同じことを言っているのならば、グリニッジと悲しき16才は、実は同じ曲を指している可能性があるのではないかという疑問が出ます(曲名決定以前のタイトル候補)。

実は「電気じかけ」では、悲しき16才が「仮タイトル」と書かれています。
また「電気じかけ」では、グリニッジと悲しき16才が同じところに並んでは出てきません。
「悲しき16才」が出てくるのは99頁の没曲の曲名列挙の部分だけですが、そこにはOpen Your Heart、Happy Birthday Your Point、Lovin' You、悲しき16才が挙げられながら、グリニッジの曲名は出ません。
これはグリニッジと悲しき16才と同一曲だからと考えれば理解できます。
要するに木根さんが情報の整理をせずに同一曲の仮タイトルを2つ書いてしまったのではないかということです。

これと関わるかもしれないことですが、木根さんはRainbow Rainbowで自分の曲が「2曲くらい」没になったと言っています(リンク先のミツカワブログに転載されるのラジオ発言)。
1曲はグリニッジですが、もう1曲、Happy~が木根さんと小室さんの共作だったことを、木根さんが「電気じかけ」で明言しています。
これで2曲になりますが、一方でEARTHでは、悲しき16才も木根さんの曲と言われています。
木根さんの「2曲くらい」が共作のHappy~を除く可能性、「2曲くらい」というのが実は3曲である可能性も考えられますが、グリニッジ=悲しき16才と考えるのが一番自然なように感じます。

なお曲名と歌詞が一致しないというご意見については、そもそも作詞者が曲名を決めているのかという問題があります(多分メンバーや小坂など中枢スタッフが決定)。
また特にRainbow Rainbowについては、曲名と歌詞が何の関係もないものがちらほらあります。
たとえば麻生さん作詞のクリストファーは、曲のモデルがクリストファー・クロスだったためで(EARTH)、歌詞とは関係ないです。
1/2の助走は中森明菜の1/2の神話から、クロコダイル・ラップはエルトン・ジョンのクロコダイル・ロックから取ったものと推測されます。
金曜日のライオンも、歌詞をつける前からアフリカっぽいと言われていたというので、アフリカ→ライオン→(テレビドラマの土曜日の虎にひっかけて)金曜日のライオンと決まったものでしょう。

多分グリニッジの場合、歌詞に基づく仮タイトルが悲しき16才で、その他にルポのタイトルから借用したグリニッジという仮タイトルも存在した(多分最終的にはこっちが採用された)と考えればよいかと考えています。

長くなりましたが、以上が私の考えです。
またここをご覧になることがあれば、ご意見など頂ければと思います。
hiderock
2020年09月05日 05:20
青い惑星さん大変ご無沙汰してますm(_ _)m

「悲しき16歳=グリニッジ」説。

なる程確かに!!
目からウロコです!

と言うのは、
前にTwitterでも呟いたのですが、

グリニッジの歌詞の下地はサリンジャーの
「ライ麦畑でつかまえて」ではないかと思ってます。

その「ライ麦畑でつかまえて」は
ホールデン・コールフィールドという16歳の高校生が主人公で、物語の内容がまさに悲しき16歳なんです。

ちなみに歌詞に出てくる、アヒルの池はセントラル・パークのアヒルの池で、フィービは主人公の溺愛する妹の名前です。

また、歌詞とタイトルが一致しないという御意見があるとの事ですが、

主人公の故郷がニューヨークで、
そのニューヨークにグリニッジというスラム街があり主人公が故郷に戻る道中にグリニッジに立ち寄るシーンがあります。

一般的には「グリニッジ=イギリス」のイメージがありますが、この曲に関しての「グリニッジ」はニューヨークのグリニッジ地区で間違いないと思います。

また、タイトル自体の元ネタは、宮内勝典氏の「グリニッジの光りを離れて」かと思われますが、これは作者の70年代ニューヨーク在住時の経験を元に綴られている私小説的な内容で、その主だった舞台となるのがグリニッジ地区です。因みにこの小説も読んでみましたが、内容的には歌詞に一切反映されてないものと思われます。

以上のことから、

「悲しき16歳=グリニッジ」は個人的にはかなり有力な説だと思いますよ(^^)

長文大変失礼いたしました(^_^;)
HOPE
2020年09月05日 10:10
>青い惑星の愚か者さん
なるほど、素晴らしい考察ですね。
EARTHは持っていないので、勉強になりました。
グリニッジはトラックダウンが済んでいたのですね。
そうですね、デモを商品化することはないですよね。

確かに、RAINBOW RAINBOWはタイトルと歌詞が一致しないのが多いですね。RAINBOW RAINBOW(アルバム)のことも深く知れて良かったです。
ますますTMのことが好きになりました。

ありがとうございます。
また新しい記事を楽しみにしています。
全部読んでますから笑
HOPE
2020年09月05日 10:22
>hiderockさん
初めまして、HOPEといいます。
よろしくお願いします。

そうですね、歌詞が本当に「ライ麦畑でつかまえて」の小説そのものですね。
初めてこの小説のことを知りました。
アヒルの池、フィービーも出てきますね。
グリニッジがアメリカの地域だとは知りませんでした。

これなら「グリニッジの光を離れて」でタイトルは合っていますね。

でも、この歌詞だと、タイトルは「ライ麦畑でつかまえて」で良かったような…
著作権違反になるのかな?

スッキリしました、ありがとうございます。
渡邊尚紀
2020年09月06日 09:21
「グリニッジの光を離れて」は今年出た「gift flom FANKS」で聞いたのですが、クレジットには「小室哲哉」と書いてあったのですが、作曲は小室さんと木根さん、どちらが正しいのですか?
haru
2020年09月06日 13:15
渡邊さん、このページの最上部に貼ってあるリンク先を参照してください。すぐ下にはミスが発覚した経緯が記してあるページのリンク先も貼ってあります。

 ちなみに私は先月ブックレットの交換を申し込み、訂正版が届くまで半月かかりました。

 あと”グリニッジ=悲しき16歳”説、読ませていただき大変興味深かったです。私はそんなこと全く考えたこともありませんでした。40年近く前の話なので当事者や関係者は覚えていないと思いますが、この先信憑性が高い資料や証言が出てきて真実が明らかになったらいいですね。
hiderock
2020年09月07日 20:48
>>hopeさん
こちらこそ、初めましてです。

悲しき16歳とグリニッジ同一曲説素晴らしい考察です!!

一度、木根さんに伺ってみたいです。
単独ライブがあればチャンスがあるかと思いますが
コロナの関係でいつになるやら(~_~;)
青い惑星の愚か者
2020年09月11日 00:12
>hiderockさん
ご賛同、ありがとうございます。
twitterの見解は、以前拝見した時、その通りと思いました。
するどい御着眼だと感心しました。
ライ麦畑~を前提にすれば、ライ麦→グリニッジ→グリニッジの光を離れてというキーワードの連想でつながって、最終的なタイトルになったと理解すればよいことになりますね。


>Hopeさん
意外なところに没曲の話が転がっていました<EARTH
ちなみに「悲しき16才」はかつてのザ・ピーナッツのヒット曲名です(洋楽のカバー)。
テーマが16才だったので、仮にこういうタイトルを付けておいたんでしょう。


>渡邊尚紀さん
haruさんがご指摘くださっていますが、お問い合わせの件は本文に書いていますので、そちらをご覧ください。


>haruさん
悲しき16才について、今後何か証言が出たらよいですね。
木根さんがさらっと言ってくれるかもしれませんが。

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