7-33 泥沼の中、再起目指して

「SPIN OFF T-Mue-needs」は11/15に仙台公演を終えました。
あとは11/22・23 Zepp Tokyoの本公演ファイナルと、12/1・2中野サンプラザの追加公演を以て、9月から続いたツアーは終わりを迎えます。
このタイミングでコロナが再拡大の様相を見せ、東京も厳しくなってきましたが、無事完遂できることをお祈り申し上げます。
なお10/25 Zepp Namba公演から、アンコールにも日替わり曲が加わり、現時点で3パターンが披露されています。
Zepp Tokyoと中野ではどうなるでしょうか。


ウツFC会報「Magnetica」の2018年分が、電子書籍「Magnetica archives 23」として11/25に発売されます。
また来年1~2月頃に「SPIN OFF T-Mue-needs」写真集が発売されるそうで、Zepp Tokyoおよび中野のライブ会場でオーダーカードを販売とのことです。
このオーダーカードの情報をウェブサイトに入力すると注文できるとのことですが、写真集は後日通常の注文も受け付けるそうです。
オーダーカードの意味て何?とも思いますが、グッズとして持っていたいファンを想定しての商売でしょうか。


木根さんは11/3にFM世田谷「田中さんラジオ」、11/8にFM大阪「あわじ感動!音楽島」に出演したそうです。
また11/8放送のアニメ「かえるのピクルス―きもちのいろ―」では、木根さんが声優として出演しました。
来年1/27~31に下北沢のGeki地下Libertyで開催される舞台「ウィークエンドシアター・ファイナル公演」にも、特別出演するそうです。


小室さんは10/24に「Ground TK_002」、10/31「TK/MusicDesign/父母ヶ浜」を開催しました。
「Ground TK_002」は見ていませんが、演奏は「Precious Memories」一曲だけだったそうです。
「Ground TK」シリーズは、基本的にはトークイベントと割り切った方が良さそうです。


「TK/MusicDesign/父母ヶ浜」では、十数分のインスタレーション披露と1時間程度のライブが行なわれました。
ピアノをメインにシンセも使ったライブでした。
演奏は「Never End」で始まり「Get Wild」で締めました。
「Get Wild」「Get Wild Song Mafia」に収録された「Sick Indivisuals Remix」です。


TM曲が多かった「Ground TK_001」と打って変わって、今回はTMは「Get Wild」のみで、他は「Sweet 19 Blues」「Departures」「You Are The One」「Boy Meets Girl」「Can You Celebrate? Art Mix」など、90年代プロデュース曲が目立ちました。
他には「Route246」「My Revolution」のほか、「You Raise Me Up」「Robinson Crusoe」のカバーも演奏したのは意外な選曲でした。


サポート無しのインストライブ1時間程度の配信でシステム利用料金含め6000円近く取るのは高過ぎな印象もあり、活動再開を広める気がどの程度あるんだろうかと思わなくもないですが、復帰後初めてまとまった演奏をしてくれたのは良かったと思います。
今後もトークの配信とかするよりも、作曲や演奏の仕事を中心にしてほしく思います。
「Route246」でまあまあうまく復帰できたのに、その後に何も続いていない気がするので。
本当はちゃんと準備をしていて、今はその前振りだというなら良いのですが。


11/16にはシンポジウム「地球のOS書き換えプロジェクト」に登壇して、建築家の隈研吾さんとトークを行ないました。
小室さんは建築に音を付けることについて語っていたようです。
小室さんは6月に出演した「TOKYO SPEAKEASY」で、去年秋頃からピアノで建築に音楽を付けることを始めたと語っていましたが、おそらく同じことを言っているのでしょう。
なお本シンポジウムを企画した吉川稔という実業家は、「TK/MusicDesign/父母ヶ浜」も企画しており、キーパーソンの一人のようです。


あとよく分からないのですが、小室さんは瞑想アプリRussellMEに楽曲提供をしたそうです。
このアプリを配信しているラッセル・マインドフルネス・エンターテインメント・ジャパン株式会社は、元avexの千葉龍平さんが立ち上げた会社です。
アメリカに移住していた千葉さんは、アメリカで流行しているマインドフルネスなる瞑想法にはまり、avexから離れてこの会社を立ち上げたそうです。
小室さんもこれを勧められ、「新しいじぶん」を発見したそうです。


え、千葉さんて今そんなことになってんの?てびっくりして調べてみたら、2016年にavexを退社していたんですね…。
会社はアメリカで設立された後、2018年に日本法人が設立され、RussellMEは今年7月14日に公開されたようです。
RussellMEの展開があまり思わしくないため、小室さんに協力が求められたというところでしょうか。
これは千葉さんがビジネスチャンスと見て仕掛けてきているのか、本当にはまり込んでいるのか、小室さんも本気ではまっているのか、なかなか判断しづらいですね。
細木数子とか嫌な先例があるだけに…。


私が望む形の活動にはなかなか向かわないなあと感じますが、今しばらくは期待せず観察していようと思います。
いずれTM再開の可能性もまったく皆無というわけではないと思うので…。
では本題に入ります。

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前章では2005~06年頃の小室の窮状を見た。
その頃の小室はTM NETWORKには関わっていなかったが、他の音楽活動は皆無だったわけではない。
本章ではこれについて、駆け足で見ていくことにしたい。


この時期の小室の仕事は、globeがメインワークとなっていた。
globeの楽曲制作は2004年後半の全国ツアー「globe decade」の頃から始まっており、ツアーでは新曲「Judgement」が披露されている。
デビュー11年目の初日に当たる2005/8/10には、この「Judgement」を含む10周年記念アルバム「globe2 pop/rock」がリリースされた。


「globe2」のタイトルはファーストアルバム「globe」を意識したものであるとともに、サブタイトル「pop/rock」は原点としてのポップスとロックに回帰したこと(つまりトランスではないこと)を示したものである。
ここで小室はglobeのトランスからの決別と、分かりやすい音楽作りを宣言する。


ただオケはポップになっているが、デビュー期のような「分かりやすさ」が言うほど実現されているかというと、先行シングル「Here I am」はともかくとして、他の楽曲については必ずしもそうでもない。
本作は10周年の記念作品だったにも関わらず、売上は2003年の前作「Level 4」(5.1万枚)を下回る4.9万枚となった。


また「Level 4」以来の問題として、新メンバーYOSHIKIの件があった。
YOSHIKIは「globe decade」にも「globe2」にも参加していない。
小室は「globe2」のリリースに当たり、今後YOSHIKIが参加する場合はglobe extremeの称を用いると発表した。
これは通常の活動にYOSHIKIは参加しないという告知であり、事実上はYOSHIKI加入の清算宣言だった。
実際にYOSHIKIを含めた活動は、以後一度も行なわれていない。


その一方で、年内には「globe featuring~」名義でゲストミュージシャン2組(ボーカリスト・ラッパー)とのコラボで新曲を出すことも宣言された。
基本メンバー3人に恒常的な4人目のメンバーを入れるのではなく、臨時的なコラボレーションを行なって話題性を作るという方針を示したのである。
要するにDJ pushやYOSHIKIとのコラボで話題を作ろうとした(そしてスベった)2002年と同じ戦略が立てられたわけである。
だがこの計画はうやむやになったため、誰とコラボをする予定だったのかは分からない。


2006/3/23には、extremeでもfeaturingでもないただのglobeの新作として、2枚組アルバム「maniac」がリリースされた。
Disc1は新曲10曲を収めるが、Disc2はそれまでアルバムに入っていなかったメンバーのソロ名義曲や過去曲のリミックスの寄せ集めである。
さらに同年8/9には、ミニアルバム「new deal」をリリースする。
実に2年で3タイトル4ディスクを商品化したわけで、この前後の小室の活動の中でこの密度は突出している。


だがその作品を聞くに、トランスから離れた後、新たに目指すものも見つからない中で暗中模索で作られたようにも感じられる。
小室は「maniac」について、新しい分かりやすさを探し求めるとともに、あえて簡単には理解されなそうな曲も入れたという。
それがアルバムのタイトルの所以なのだろう。
小室が楽曲制作に当たり迷いをぬぐいきれず、確信を持てていなかったことがうかがえるが、それは作品の評価が概して芳しくなかったことの裏返しでもあろう。


売上も「maniac」は2.8万枚、「new deal」は1.4万枚と、みるみる内に低減していった。
ランキングの面でも、「globe2」が5位を獲得したのが、globe史上最後のチャート10位内ランクインとなる。
2004/8/9の「globe decade」企画の始動から「new deal」リリースまで丸2年、小室の活動の中心はglobeに置かれ続けたが、ファン離れは止まらず、2006年秋からしばらくは活動を止めることになる。
結果的にはこの2年間が、globeのまともな活動が行なわれた最後の時期となった。


avex関連では他に、2005/12/21にiTunesでセレクション楽曲集「globe winter tracks」が配信されている。
中国映画「恋愛中的宝貝」主題歌の「Reason」は、当時これでしか聞けなかった。
(ただし映画公開当時はKCOソロ名義の曲だった)


また2006/11/29には、小室が10年ぶりにTRFに楽曲提供を行なった(「We are all bloomin’」)。
TRFはデビュー15周年に向けて同年から活動を再開していたが、その中の1曲を小室が提供したのである。
ただこれはシングル1曲のみの提供で、かつてのようなプロデューサーとしての起用ではなかった。


小室が2005~06年にglobe作品を集中的に制作したのは、一つは妻KCO(KEIKO)の存在があってのことだろうが、おそらくそれとともに大きかったのは、2005年初頭にavexがプロデュース契約料未償還分約7億円の回収に乗り出した件である。
前章で触れた通り、小室はその返済を約束したというが、すでに多額の借金を負っていた小室が7億円の返済などできるはずがない。
小室は即時返済を免れるために、契約料分の業務を行なう姿勢を示すべく楽曲制作を行ない続ける必要があった。


実際には1作品数万枚程度の売上で7億円も償還できるはずがないのだが、少なくともその意志を示す必要はあった。
「globe2」で売れていた頃への回帰を宣言したのも、売上に結び付く作品を要求されていたという事情もあったのかもしれない。
しかし返済猶予を得るための楽曲作りというのも、本人にとってはつらい作業だっただろう。


小室にはavex以外に、もう一つ楽曲制作を義務付けられているところがあった。
所属先の吉本R&Cである。
2002~04年には細々ながらTM NETWORKの作品をリリースしていたが、2005年度(2005年4月~2006年3月)にはそれもなくなったため、TM以外の仕事を何かしなくてはならなかった。
だが2005年度の小室は、驚くほど吉本の仕事をしていない。


そのような中で2006/1/5、「ガチコラ」の企画が発表された。
スタジオに呼び出された吉本芸人が小室哲哉と遭遇し、その場で小室が作曲、芸人が作詞を行なってレコーディングし、それを携帯電話サイトで着うた・着ギャグとして配信するというものである。
これらは後にアルバム「TKプロジェクトガチコラ」として2006/7/5にCDリリースされ、収録の様子を収めた同タイトルのDVDも同日リリースされた。
DVDの成績は把握していないが、少なくともCDは80位・0.3万枚と振るわなかった。

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誰得企画



またガチコラ名義ではないが、小室は大木こだまひびきの「チッチキチー」のネタを用いたシングル「チ」、次長課長が「JK」名義でリリースした「晴れる道〜宇宙人に合わせる顔がねぇ!」、麒麟が「きりん」名義でリリースした「サイクリングリサイクル」も手掛け、それぞれ2006/4/26・5/31・8/2にシングルとしてリリースしている。
「晴れる道」「ガチコラ」にも収録)


「晴れる道」はアニメ「ケロロ軍曹」の主題歌、「サイクリングリサイクル」は同番組のエンディングテーマで、前者は20位・1.7万枚、後者は65位・0.4万枚の成績を上げた。
当時小室は「ケロロ軍曹」にはまり、ウェブの書き込みでもその口調をまねるほか、テレビでも物まねを披露していた(大変痛々しかった)。


他にR&Cからリリースされた作品としては、女優の青田典子がバブル青田名義でリリースした「ジーザス」がある。
これはテレビのバラエティ番組「ロンドンハーツ」の企画として青田をCDデビューさせたもので、楽曲は1997年の小室の未発表曲だった。
リリースは2006/4/19である。
ほとんど売れなかった吉本芸人の楽曲と異なり、これは番組の企画性もあり、12位に入り、2万枚を売った。
90年代の懐メロ的な扱いではあったが、この時期に小室楽曲がテレビで大々的に使われた稀有な例である。


以上が2005~06年の小室がR&Cからリリースした作品だが、いかにも吉本がノルマとしてやらせた仕事であり、小室が主体的に動いたものには見えない。
ガチコラ作品リリースの直後には、小室が吉本を出るという情報も週刊誌に書かれており、これ自体は誤報だったものの、小室は「サイクリングリサイクル」を最後に吉本から作品を発表しなくなる。


avex・吉本関連以外に、小室はSONYの玉置成美のシングルを1枚だけプロデュースしている。
曲はTMの「Get Wild」のリミックスで、カップリングには玉置の「Shining Star☆忘れないから☆」の小室+DJ Dragonによるリミックスも収録されている。
2005/11/2にリリースされた。
サビの部分の符割は原曲から変えられており、この部分は面白い。
若々しさにあふれる「Get Wild」である。


玉置は2003年のデビュー以来チャート10位内の常連だったが、この時どういう経緯で小室に白羽の矢が立ったのかは不明である。
特にタイアップがあったわけでもなく(むしろ小室が関与しなかったカップリング曲「CASTAWAY」にタイアップが付いた)、なぜ「Get Wild」が選ばれたのかも分からない。
あるいは新曲で依頼されたが、満足なものが作れなかったのかもしれない。


ただチャートでは7位・4.7万枚を売っており、同時期のglobeと変わらない成績を出した。
本作の存在により、「Get Wild」は80年代(オリジナル盤・「Get Wild ‘89」)・90年代(「Get Wild Decade Run」)・00年代・10年代(アルバム「Get Wild Song Mafia」)のすべてで10位内にランクインするという、微妙な成果を上げることになった。


2006/2/22リリースの楽曲集「The Greatest Hits―小室哲哉作品集―a」「The Greatest Hits―小室哲哉作品集―s」「TK Instrumental Works Selection 1985-2003」にも簡単に触れておく。
「The Greatest Hits a」はavex、「The Greatest Hits s」「TK Instrumental Works Selection」はSONYからリリースされた。
「The Greatest Hits」はa盤・s盤ともに2枚組で、レーベルの枠を超えて選曲されており、2018年の「Tetsuya Komuro Archives」の先駆けとなる企画である。


TM曲はa盤に「Get Wild」「Dive Into Your Body」、s盤に「Love Train」「Seven Days War」「Self Control」「Nights of the Knife」が収録されている。
s盤には他にも、小室ソロ「Running To Horizon」、渡辺美里「My Revolution」「悲しいね」「卒業」、宮沢りえ「ドリームラッシュ」「No Titlist」などTM期の楽曲が収録される。
またs盤に収録される電気グルーヴの「Rhythm Red Beat Black (Version 300000000000)」は、電気・TMのアルバムには収録されていないため、微妙に貴重である。


以上が2006年前半までの小室の仕事である。
最後の楽曲集は本人の関与もほとんどなかったと思われるので除くとしても、この頃の仕事のすべてとは言わないが、借金返済猶予のためやノルマ達成のための仕事が目立ち、全体的に閉塞感が漂っていることは否定できないと思う。


こうした中で小室が試みた新たな活動がある、
覆面DJ”DJ TK”である。
DJ TKとしての正確な活動期間は把握していないが、小室は2005年から月1回のペースで東京都内のクラブでDJプレイを行なっていたという。
2005/8/9の目黒CLASKAでの「globe2」リリースパーティの後、DJ TK名義でプレイしているので、この頃には活動を始めていたと考えられる。


DJ TKの話を聞いて小室に声をかけたのが、SONY時代の恩人、丸山茂雄である。
丸山はSONY退社後の2005年12月から、自らが代表を務めるに・よん・なな・みゅーじっくで、音楽配信サイトmF247を始めたが、小室もそこで配信をしないかというのである。
音楽配信はミュージシャン側次第で有料にも無料にもできる仕様だった。
DJ TKの楽曲は、ここで2006年いっぱい配信された。


DJ TK配信第1弾は佐野元春「SOMEDAY」のリミックス「Someday mF remix」で、2006年1月に配信された。
小室は丸山から協力を求められた時、この曲のリミックスをやってみたいと考え、ボーカルトラックを借りてきてもらったという。
丸山とEPIC/SONYの縁も考えた選曲だった。
小室はこの後佐野作品のリミックスとして、「SOMEDAY 2006」「アンジェリーナ mF Prepromix」も配信している。


DJ TKの配信楽曲には、J-POPのリミックスとオリジナル楽曲があった。
リミックスには佐野楽曲の他にウルフルズの「ガッツだぜ!DJ TK Mix」があったが、これは小室がヒット前のウルフルズにアドバイスしたことがあるという逸話も踏まえての選曲だろうか。
小室ソロ曲の「I Want You Back (mF247 remix)」も、KCOボーカルで配信された。
これは2004年の「Tribal Kicks TV」のBGMに使われた音源のリミックスである。


オリジナル楽曲としては「if you like it or not」があり、KCOがラップ調の(ひどい)英語ボーカルを入れている。
「@Buddha Bar」
はクラブを意識したハウス楽曲、「Arashiyama」はアンビエント風楽曲である。
なお「Arashiyama」は、後に2008/4/30にiTunesで12:36のロングバージョンが配信された(原曲は7:27)。
Gaballの原田大三郎が作成したSHARP製TVのAQUOSのデモ映像を見てインスピレーションを受けて作ったのだという(別にAQUASの公式タイアップ曲ではない)。


これらの作品群を聞くと、小室はこの頃どのような方向で行くべきかを、自由の利く配信音源の中で探っていたものと思われる。
ノルマとして作らざるを得なかったavexや吉本の楽曲では困難な音楽的実験を、DJ TKの活動で試みていたのだろう。


こうした中で小室は2006年秋以後、avex・吉本から楽曲の発表を行なわなくなる。
同じ頃には新会社TKCOM設立に向けて動き出し、年明けからここを拠点に国際的な音楽活動を展開することを目指した。
「TKCOM」は「TK」「KCO」を掛けた命名である。
中心となったのは楽曲のネット配信である。
TKCOMのサイトや小室のMySpaceでは、Gaballの「Represent_01」「Kuta Moon」のDJ TK名義のリミックスを公開したほか、年末にはiTunesで新曲「Music Makes Me Wonder」をアメリカ・イギリス向けに配信している。


2007年初めには、男性歌手kimeruのプロデュースも発表された。
2007/5/16にはシングル「with you」がリリースされている。
2006/11/15に浅倉がkimeruに「Starry Heavens」を提供しており、その縁で紹介されたのかもしれない。


2007年には、DJ TKのアルバム制作も行なわれた。
年始には小室がアルバムリリースの予定に言及しているので、2006年中には決まっていたと見られる。
おそらくTKCOM設立準備と同じ頃に立ちあがった企画だろう。


DJ TKのアルバムでは、既発表トラックのリミックスの他に、新規のレコーディングも行なわれた。
レコーディングは難渋したが、2007/5/9には完了した。
リリース日は当初2007/5/23の予定だったが、レコーディングの遅れにより7/4に延期された。
タイトルは「Cream of J-POP~ウタイツグウタ~」である。


mF247ではアルバム制作中の4月から、Podcast「DJTK制作日記」が連日配信され、小室によって制作状況が簡単に報告された。
また5/9にはDJ TKのオフィシャルブログが立ち上げられたが、これは2020年現在でも残っている
ただ小室はブログにあまり積極的でなかったようで、たまに自らも記事を書くことはあったが、大部分はスタッフが予定を書くだけのブログになってしまった。


スタッフは一般のブロガーを集めてDJ TKプロモーションのための宣伝会議を開いたりしたが、本音を言えばプロモーションをどうすればよいか途方に暮れていたのだろう(なお参加はしなかったが本ブログにも声がかかった)。
その結果開催されたのが11/8~11の「DJTKメイドカフェジャック」だが、秋葉原のメイドカフェ「カフェ・メイリッシュ」でDJ TKグッズ(ラミネートカード)がもらえるスペシャルメニューが設けられただけで、しかも小室が来るわけではなかった。


11/11にはタワーレコード秋葉原店でメイリッシュのメイドが出演したインストアイベントも行なわれたが、リリースから4ヶ月も経って何をしているのだろうか。
なおこのイベントで「Cream of J-POP」を購入すると、先着100名で「Arashiyama(mF247 Limited Version)」のCDをもらえた。
これはmF247で配信されたものと同じ音源だが、CDを手に入れる機会はこの時しかなかった。


「Cream of J-POP」の収録曲は、既配信曲の「SOMEDAY」「アンジェリーナ」「ガッツだぜ!」「I Want You Back」の他(いずれもアルバム用の新アレンジ)、忌野清志郎「JUMP」、松任谷由実「Wanderers」、hide「Rocket Dive」が選ばれた。
また自身の曲からも、渡辺美里「My Revolution」、篠原涼子「恋しさとせつなさと心強さと」、TM NETWORK「Happiness×3 Loneliness×3」を選曲している。
「Happiness×3 Loneliness×3」はKCOボーカルで、「I Want You Back」と同様に、かつて「Tribal Kicks TV」のBGMとして放送されたもののリミックスである。
自身の曲がすべてSONY関係なのは、丸山を通して使用許可を取りやすかったためだろう。


収録予定曲はレコーディング中にたびたび変更されており、TMの「Self Control」「Be Together」「Seven Days War」「Love Train」が候補に挙げられたこともあった。
この内で「Self Control (247 Special Mix)」はシンプルなオルゴール音色のインスト音源で、CDに記載されたURLにアクセスすると、期間限定でダウンロードすることができた。


正直に言って私はDJ TKの作品にさほどの魅力を感じなかったものの、常に欧米の流行を意識した発言をしてきた小室が、邦楽に目を向けた企画を出してきたことは興味深い。
「Cream of J-POP~ウタイツグウタ~」というアルバムタイトルを見ても、J-POPの歴史を自分なりに咀嚼し直したいという意欲がうかがえる。


その中に自分の曲を3曲加えたのは、J-POPの歴史に自らの音楽歴を位置付けたいという意識の表れでもあろう。
参考までに、「Cream of J-POP」収録楽曲をオリジナルの発表順に並べると以下のようになる。

「アンジェリーナ」(1980)
「SOMEDAY」(1980)
「My Revolution」(1986)
「Wanderers」(1989)
「I Want You Back」(1989)
「恋しさとせつなさと心強さと」(1995)
「ガッツだぜ!」(1995)
「Rocket Dive」(1998)
「Happiness×3 Loneliness×3」(1999)
「JUMP」(2004)


2007/1/5、小室は近田春夫とともにNHK FMの正月特番「ダブルDJショー」に出演し、80年代以後のJ-POPの歴史を2時間語り明かした。
すでに「Cream of J-POP」の企画が決まっていた時期に当たる本番組の内容は、小室の関心を反映したものでもあるのだろう。
小室もこの頃では珍しく、楽しそうにトークをしていた。


しばらく絶えていたメディア出演も、同時期に再開させる。
2006年秋からは翌年春にかけて、細木数子の「ズバリ言うわよ!」に、KCOとともに集中的に出演した(2006/10/3・12/23・2007/1/2・4/3)。
番組のチョイスとしては最悪の部類だが、小室はとにかくメディアに出る機会を求め、個人的な人脈を活用して、自らの活動を世間にアピールしようとした。


本番組では2006/10/3、アメリカの新人ラッパーNipsey HussleとKCOとのコラボによる坂本九「SUKIYAKI」のカバーが披露された。
この曲は後にTKCOMのサイトでスタジオバージョンが公開され、2011年にはアレンジが加えられた上で、「Reality」のタイトルで「Digitalian is eating breakfast 2」に収録された。


2007/1/2には小室とKCOによるTKヒットメドレーライブが十数分放送された。
この日はYOSHIKIも出演している。
4/3には小室の自宅でロケが行なわれ、なんとStevie Wonderが招かれた。
小室の人脈総動員というところだろう。


この頃には小室は借金で困っているという噂が広まっており、その噂を打ち消したいと思っていたという。
豪華な人脈をアピールした一連のテレビ出演も、その一環かもしれない。


2007年4月には、埼玉の尚美学園大学芸術情報学部の特任教授に就任する。
前年から関係者に打診していたものだろうか。
大学では音楽特論(新世紀音楽概論)を担当した。


以上が2005年から2007年前半の小室の動向である。
この時期の小室作品は、商業的にはほとんど成果を上げなかったが、どん底と言われるこの時期において、2006年終わり頃に再起を目指して、TKCOM設立・kimeruプロデュース・DJ TK名義のアルバム制作決定・メディア出演など、(成果の有無は別にして)新たな動きを示していたことはうかがうことができよう。
そのいずれもavexや吉本からは距離を置いたものであり、成果が出なかったそれまでの活動から離れて新機軸の活動に可能性を見出したものということができる。


これが何に起因するのかは、前章で触れたところから推測できるだろう。
前章で見た、2006年8月の小室の5億円詐取事件である。
小室は2005年の吉田麻美による印税差し押さえ以後、暴力団系の闇金融に頼りつつ、globe「maniac」やガチコラ楽曲の制作を行なう綱渡りの日々を送っていたが、2006年7月には借金返済の遅延によって追い詰められた。


この状況を打破すべく実行した5億円の詐取により、最優先案件だった闇金融および銀行への返済を果たした小室は、しばらく金策に苦しまず再度音楽活動に専念する道が開けた。
おそらくここで小室は、再起をかけて動き出したのである。


そして以前触れた通り、2007年6月にはTM NETWORKの活動再開が宣言された。
これは要するに、準備万端だったウツ・木根に小室が再合流する宣言にほかならなかったが、以上の時間軸を見れば、これもやはり5億円詐取後の小室再起の一環だったと見るべきだろう。
次章ではこれを踏まえて、TM再開の動向を確認していくことにしたい。

Cream Of J-POP ~ウタイツグウタ~ - DJTK
Cream Of J-POP ~ウタイツグウタ~ - DJTK

この記事へのコメント

2020年11月21日 02:05
細木数子の番組は悪い意味でよく覚えてます。
KEIKOにI'm proudを歌わせようとしたら突然、司会の有田哲平に止められて、細木数子に「この曲はブーッ!」と言われた小室さんが「僕の曲ですからぁ…」と返した一連のやりとりは当時散々に叩かれましたね。
まあ低俗番組の悪質なやらせだったんですけど、当時は「小室哲哉ってこんな思いやりのないことをする人だったか?」と違和感と後味の悪さしかありませんでしたね。
ルル
2020年11月21日 15:31
こんにちは、お邪魔します。

ヨシキの加入って何だったのか?
今から思えば吉本に入ったもそうだし仕事内容も迷走迷走・・・。

以前から気になっていたんですけど、偉そうな事言いますけど、小室さんって自分の曲作り自分発信じゃない、昔はそんな事もなかった気がするけど、なんていうのか依頼があって感じでそれはそうなんだと思うけど、こういう曲が作りたいとかなんていうのか自分の思いみたいな・・・。
まぁ基本ボーカルではないからかも知れないけど・・・。
職業作曲家というのかプロだからなのか知れないが、じゃあ依頼なかったら曲作らないのかな?こういう曲歌って欲しいとか其方からはないのかとか・・・。

細木数子氏とのあの番組当時タイムリーでそんなに批判されたんですね。
少し経って華原がまた奇行お騒がせ繰り返したで、その原因があの件じゃないとワイドショーで言ってる一部あったけど、むしろ、何時も小室さんの事ネタにして散々言ってたのは華原の方だったし自分的には、自分はあんなに言って自分が言われたからって傷つくもなって思いましたね。
まぁ確かにあの演出みたいなのは要らんかったと思いますけど・・・・。

コレTBSではなかったですかね?フジだったか・・・・。

TBSでも散々な演出ありましたよ、結婚式も何でやったのかもあるし、その後オールスター感謝祭でのモノマネ?偽物からの本物グローブが出て歌うという演出最悪もう見てられなかったです。
結婚式の放映での繋がりで断れなかったのか知れんけどアレはないわ!と・・・。
話それましたが、すいません

あの・・・前のコメント気を悪くされましたか?
私が勝手にコメしてるだけだし、沢山ある中で全部返すのは大変だと思いますし全然良いんですけど、何時も長々書いてますし、マメにコメントする訳でもないですし・・・怒られているのかと気になりましてすみません・・・。
やまびこ
2020年11月22日 17:14
こんにちは。この時期については、個人的に自由な時間があったこともあり、割とよく覚えています。ただ、色々単発的に出てきても、少しも希望を感じることが出来ませんでした。当時は知りませんでしたが、今回の記事の内容によると、クリエイティブな着想よりも、契約等に追われながらの創作だったようで、これでは良い仕事が出来るわけはないと感じました。どのみちおカネのために仕事をするのであれば、TM名義の仕事の方が、大きくは売れなかったのだろうと思いますが、最低限の売上を期待できるので、よほどマシであったような気がするのですが、、、そうした意味でも、バクチ的な動き、しかもかなり望みの薄いバクチを打ち続けていたように見えます。心理的には、夏休みの最終日の夜に宿題の答えを丸写しする子ども、行為としては、借金を返済しようと馬券を買うために更に借金を重ねているような状況だったのでしょうかね。こんな時こそ、消しゴムでも買うと言い放った我々FANKSをあてにして欲しいものですけど、、、なんか、ここ数か月間の小室さんの活動もそんな方向に行っていないか心配です。

この場をお借りして一応訴えておきたいと思います。
小室さん、おカネが必要な場合はTM名義の仕事が手堅いですよ。
創作できなくても、過去のライブ映像や音源を出すとある程度の収益に繋がると思いますよ。さすがに消しゴムは買いませんけど、ライブ音源と映像のためなら、いくらでも出します。

以上
haru
2020年11月27日 14:11
来年2月24日に小室ソロ「Digitalian is eating breakfast」SPエディションBOXがリリースされます。

 otonanoのHPに内容が出ていましたが、ライブ映像は既に商品化されている物の寄せ集めなのでガッカリ。ライブ完全版を出してくれよ…。(最初から一部しか撮ってないのかもしれませんが。)

 あと「tk-trap」も同時発売ですが、こちらのライブ映像は単品でディスク化は初めてかな?個人的には映像だけでなく音源も見聞きした事が無い「Gia Corm~」が楽しみです。
名無しの通りすがり
2020年12月02日 03:50
ブログ主、こんにちは。
玉置成実(たまきなみ)さんと小室さんに関連する情報を書き込みます。

以下、参照願います。

玉置成実
2003~2008年ソニーレコーズに所属。

2006年 Get Wildをカバー(小室哲哉プロデュース)

2006年 7月12日にアルバム『speciality』リリース。
※get wild以外に10. Reach For The Rainbow(作曲・編曲:nishi-ken)収録。

2007年 3月14日にシングル『CROSS SEASON』リリース。(作曲・編曲:浅倉大介)

参考までに。
名無しの通りすがり
2020年12月02日 04:06
訂正と追記。
先のコメントに失礼と間違いがあり、2点訂正させてください。

ブログ主→ブログ主さん

ソニーレコーズ→(正)ソニー・ミュージックレコーズ

追加情報。
Reach For The Rainbow(作曲・編曲:nishi-ken)は、アルバムのみの収録曲です。
haru
2020年12月07日 17:28
来週18日(金)19時から東海ラジオで特別番組 「TM NETWORK SF Rock Station 2020』 が放送され、5年半振り?にメンバー3人が公の場で揃います。

 https://www.tokairadio.co.jp/topics/info/tmn.html

 思い出話に終始するのか、新たな活動が始まるのか…。
青い惑星の愚か者
2020年12月17日 20:31
>秀さん
細木番組のI'm proudについては、あんな下劣な演出をするような番組にしか出られなくなっているんだなあ…という絶望しかなかったです。
あんな風に扱われるなら、出ない方がマシなんじゃないかとも思うんですが、忘れられるよりも炎上して思い出してもらう方が良いってところですかね。


>ルルさん
yoshikiは色々と「気づいて」いたのでしょう。
でもなんだかんだ言って、小室さんと仲良いんですよね。
不思議な関係です。

偽物てのは、たぶん軟式globeですよね。
あれは本人たちもうれしかったんじゃないでしょうか。
世間的にはオワコンだったところを、バラエティで世間の記憶を呼び戻してもらえたし。

前回のは返答が抜けていたみたいですみません。
たくさんのコメントに一度に回答すると、目移りして抜けることはたまにあります。


>やまびこさん
当時はせっかくやまびこさんが自由な時期だったのに、肝心の活動は散々でしたね。
私は最近のブログ記事執筆は、誰も興味がない話題をひたすらまとめるニッチ産業の従事者の気分でやっています。

小室さんとしても、ダラダラでもTMをやる方がマシなことは分かっていたと思うんですが、TMの収入ではどうしようもない状況下で、一発逆転を目指す方向で行っていたんしょうね。
そんな状況になった時点でもうアウトなんですけど。


>haruさん
Digitalianの映像は、これ以上は無理かもですね。
未収録分は絶対にあるんですが、(ボーカルの)修正が大変で収益的に成立しないのかもしれません。
tk-trapはBlu-rayだけで良いと思うんですけど、なんでも抱き合わせ商法ですね。

SFロックステーションは、何を話すんでしょうね。


>名無しの通りすがりさん
玉置さんの情報、承りました。
ただ申し訳ありませんが、書き込みの意図がよく分かりません。
このブログの記事に誤りがあり、修正すべきということでしょうか?
(Get Wildのリリース日の誤りの指摘かと思い再確認しましたが、やはり2005年で良いようです)。
名無しの通りすがり
2020年12月23日 05:46
ブログ主さん、こんにちは。
コメントの返信ありがとうございます。

前回の書き込みの意図。
玉置さんに曲提供した経緯の、ブログ主さんの疑問

玉置は2003年のデビュー以来チャートl0位内の常連だったが、 この時どうぃう経緯で小室に白羽の矢が立ったのかは不明である。
特にタイアップがあったわけでもなく(むしろ小室が関与しなかったカップリング曲「CASTAWAY」 にタイアップが付いた)、なぜ「GetWild」が選ばれたのかも分からない。
あるいは新曲で依頼されたが、満足のが作れなかったのかもしれない。
(ブログ内の疑問を抜粋)

この部分について、少し推察できそうな情報のみ書き込みしました。

Get Wild のリリース情報は、自分の書き込み間違い。ブログ主さんの指摘のとおりです。誠にすみません。

以下、素人の推察です。
玉置さんの曲提供話に、丸山さんの紹介があった?

nishi-kenさんと仕事関係や人脈が絡みそうなニアミス?

小室さんからの紹介で、朝倉さんの曲提供話に繋がった?

リリース情報に、そのあたりを匂わす動きを感じました。

説明不足、失礼しました。
みーこ
2021年02月15日 16:07
7-15の返信有難うございました。
いよいよ現代(ブログ更新時期のこと)に追いついて来てしまいました。
(攻めてません。いろいろ近況報告とかすっとばしてきたので、追いついたら最初に戻ろうと思います)

今回の7-33を読んでいると、小室さんにとってTMは聖域なのかなって思いました。汚したくないというか、稼ぐためだけに使いたくないというか。globのようにウツ木根を思い通りにできないこともあるとは思いますが。TMはKCOとはまた違う癒しの場なのかもって。
その後を知っているだけに、TMと二人の存在は救いですね。
青い惑星の愚か者
2021年02月15日 19:24
そうですね。
当時はTMについて腰が重いように見えていましたが、逆に特別だからそうなっているのかなと、私も感じています。
その点では、ギリギリのところで一線を守れてきたのかなと思います。
秘密結社まゆゆ
2022年07月23日 21:59
最近、安倍元首相の暗殺事件をきっかけに、統一教会と日本政界との関係が、マスコミで相次いで報じられていますね。私がふと思いだしたのが、小室哲哉さんが2005年に、創価学会の機関紙「聖教新聞」のインタビューに登場した件です。インタビューでは、次のようにコメントしていました。

「聖教新聞が、決して一極に偏ることなく、人間主義という理想を掲げ、普遍性をもち、公正に人と社会を見つめ、報道されていることは、大変価値あることだと認識しています。1万5000号、そして発行部数550万部という数字も、聖教新聞が単なる宗教機関紙にとどまらず、“普通のメディア”として多くの市民が情報を得られる、健全な成熟したメディアであると受け止めています。」

 当時の所属事務所だった吉本興業の東京広報室は、「本人は普通の取材活動の一環として発言しただけで、信仰とかいうことではない。創価学会員ではありません」とコメントしました。この件については、「週刊現代」2005年1月15日号からの引用記事が、インターネットに存在しています。

・阿修羅「小室哲哉が創価朝鮮学会を絶賛」
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/189.html

 TMメンバーの木根さんが、創価学会の信徒であることが、小室さんが聖教新聞に登場したきっかけだったのでしょうか。2005年ごろの小室さんは、苦境に立たされていたので、聖教新聞にも登場することで自分を宣伝したのかもしれません。小室さんはKEIKOさんと結婚した時に、靖国神社で挙式をしたくらいですから、創価学会の信徒では無いことは事実でしょう。でも、自分が信仰しているわけでは無い宗教団体の機関紙にも登場してアピールをするというのは、選挙の時に宗教団体に票集めをお願いしている政治家みたいですね。

青い惑星の愚か者
2022年07月28日 07:43
この頃の小室さんは仕事がうまくいかなくなり借金返済に追われて判断力がおかしくなっていたということだと思います。
細木数子に傾倒したり、怪しい動物保護団体のサイトに登場したり、嫁の実家に金をばらまいたりしていたのと同根でしょう。

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