7-40 TM NETWORK play SPEEDWAY and TK Hits!!②

5/9・23、木根さんレギュラーのかつしかFM「夜ドン!」にウツが出演しました。
「LIVE UTSU BAR 「それゆけ歌酔曲!!」ギア-レイワ3」やBlu-ray「SPIN OFF T-Mue-needs」のプロモーションがメインの目的でしたが、昔の話も少し話してくれました。
(目新しい話はなかったですけど)


私は聞いていませんが、ウツは5/18にTOKYO FMの「住吉美紀 Blue Ocean」にも出演しました。
2週間遅れくらいでポッドキャストが公開されるようなので、関心ある方はお待ち下さい。
 *(加筆)公開されませんでした。
また小室さんは5/23にニッポン放送の「冨田明宏 music trend」に出演しました。


ウツの「LIVE UTSU BAR 「それゆけ歌酔曲!!」ギア-レイワ3」は、緊急事態宣言もあり、どうなるかと思いましたが、どうやらこのまま観客を入れる形で開催するようです。
恒例のニコ生配信も行なわれます(東京6公演のみ)。
なお2020年に発売されたライブ写真集3種(「Dragon The Carnival」「それゆけ歌酔曲!!」「SPIN OFF T-Mue-needs」)の電子版が、「それゆけ歌酔曲!!」開始の5/25に配信されるとのことです。


3人の活動と直接関わる話ではないですが、宝塚歌劇で「シティハンター」の舞台版「『CITY HUNTER』-盗まれたXYZ- 」上演されます。
日程は宝塚大劇場で8/7〜9/13、東京劇場で10/2〜11/14です。
「Get Wild」「Still Love Her」「Running To Horizon」などは使われるのでしょうか。


また「マドモアゼル・モーツァルト」が、2009年から12年ぶりに上演されるそうです。
ただし今回は音楽座ではなく、TOHOが主催のようです。
音楽は小室哲哉・高田浩となっており、おそらく昔小室さんが作った曲を高田浩さんがアレンジするんでしょう。
10/10~31に東京建物Brillia Hallで上演されるとのことです。


小室さんは特に目立った活動はしていませんが、最近気になることがあります。
去年11/30から長らく更新されていなかった小室さんの公式twitterが、「Running To Horizon (206 Mix)」を配信した4/28頃から、盛んにtweetするようになったのです。
しかも去年はほぼMusicDesign絡みのお仕事のみ発信していましたが、今年は小室さん自身のことに限らず、昔のTM曲に関する話題やウツ・木根さん関係の話題も盛んにリツイートしています。


このtwitterは小室さん本人が書いているのではなくスタッフの方が担当しているようですが、いずれにしろ最近アピールする対象が変化していることは間違いないと思います。
以前指摘したように、小室さんは去年11月頃から活動の拠点をMusicDesignと別のところに置くようになってきたようですが、その傾向がより明確になってきたように見えます。
誤解を恐れずに言えば、11月まではMusicDesignを拠点に実業家たちと組んだ活動を目指していたのが、それ以後はTMを強く意識した活動にシフトしているのではないかと感じられます。
その背景には、MusicDesignの「GroundTK」「TK/MusicDesign/父母ヶ浜」があまり採算がよくなかったこと、そもそもここにコミットしていた実業家たちが音楽では素人に過ぎず、音楽活動のパートナーとしての能力はなかったこと、などがあったのではないかとも憶測します。


もしもそうだとすると、現在小室さんは復帰プランの変更を模索している最中なのかもしれませんが、その結果としてTM寄りの方向に向かっているのならば、むしろ喜ばしいことです。
実は水面下ですでに色々と計画が進んでいるとかならいいなあと思います。
まあ、すべて確かな根拠はない推測の上での話なんですけど。


では本題に入ります。
今回で第7部で扱うべきTMのオリジナル作品およびライブは、全部書き終えます。
第7部自体はまだ続きますが、残りはいわば消化試合みたいなものです。
実はその消化試合がけっこうきつかったりするんですけど、それはともかく始めます。

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会場にSEとしてインスト曲のCD音源が流れる。
このパターンはtribute LIVEや「TM NETWORK -REMASTER-」で一貫して見られたものだったが、この時は「War Teachers」という意外な選曲だった。


これはTM名義の曲ではなく、小室哲哉制作の「ぼくらの七日間戦争」のサウンドトラック中の1曲である。
観客も、すぐに曲名が浮かんだ者は少なかっただろう。
2003年の「tribute LIVE」以来、「Give You A Beat」「Bang The Gong」「Childhood's End」「nuworld」「EXPO」「Malibu」と来て、もうSEに使う曲がなくなってしまったと考えられる。


なお2008/5/25 Zepp Tokyoの最終公演のみ、「War Teachers」が使われず、無音の中でウツ以外のメンバーが現れ、音合わせをしてから演奏を始めるという演出に変わった。
この変更の趣旨はよく分からないが、この日にDVDの収録があったことと関わるのだろうか。
(なぜDVDに「War Teachers」を入れられないのかはよく分からないが)


ウツ以外のメンバーが舞台袖から登場し、持ち場に付くと、SEが終わって演奏が始まる。
ツアー本番の1曲目は、1980年リリースのSPEEDWAYの2ndアルバム「Base Area」から、「Close Your Eyes」である。
「TM NETWORK play SPEEDWAY and TK Hits!!」のツアータイトルに沿いながら、観客に意外感を与える選曲である。
ウツは1曲目のイントロで登場し、歌に入った。


この曲はかつて1996年のウツのソロライブ「Tour easy attraction」で演奏されたが、その時はバラード調のアレンジで演奏されていた。
それに対してこの時は、オリジナルに近いロックアレンジである。
なお歌詞の「俺を見つめないで」の部分は、TM風に「僕を見つめないで」に変更された(「Tour easy attraction」では「俺」のまま)。


ただし意表を突かれたファンの反応はイマイチで、その後のMCでも「ハプニング」と言われる始末だった。
そのためこのパターンは初日3/27横浜Blitz公演のみとなり、3/28以後「Close Your Eyes」は中盤の「Girl Friend」の前に演奏されるようになった。


代わって3/28以後1曲目とされたのが「Come On Everybody」である。
セットリスト組み換えに当たり、「TM NETWORK -REMASTER-」で演奏した曲から選んで追加したのだろう。
以後本ツアーは、演奏曲が1曲増えた。


「Action」
これも「REMASTER」で演奏した曲からの選曲だった。
「All-Right All-Night」
2021年現在では、本ツアーがこの曲の最後の演奏となる。
「Double-Decade Tour」の時とは異なり、オリジナルに準じたアレンジで、イントロも原曲の通りである。


1度目のMC。
ここではたいてい、大したことのない雑談が3人で行なわれた。
ウツは冒頭でツアータイトルを言うのが恒例だったが、今回はツアータイトルが長いため、初期は「TM NETWORKのツアーへようこそ」などと言ってごまかしていた。
最終的には「SPEEDWAY and TK Hits!!へようこそ」で固まった。


MCの後は「SPEEDWAY」の新曲から、日替わりで2曲が演奏された。
各会場1日目が「Diving」「Red Carpet」、2日目が「Teenage」「Pride in the Wind」である。


「Diving」では、原曲通りウツと木根がアコギを演奏するが、さらにドラム・エレキギターが加わったことで、ライブバージョンというべきものに変わっている。
サビで色の名前を言うところでは、ステージがその色の照明で照らされる演出があった。


「Red Carpet」では、曲名にちなんで赤の照明がステージを照らした。
木根は電子ピアノを担当した。
アウトロでは、ライブ独自の電子ピアノパートである。
なお次の「Teenage」もだが、小室のコーラスはすべて録音で、生歌はなかった。


「Teenage」は木根のハーモニカで始まる。
この曲、ツアーファイナルの5/25には、木根がハーモニカを持つのを忘れるというハプニングがあった。
木根は慌てて途中からフェイドインしながらハーモニカを入れたが、ウツはこの時右を向いてぎょっとした顔をしていた。
だがDVDでは編集の妙か、なんとなくちゃんとやっているように見える。
当然この後のMCでは、木根がウツから散々突っ込まれた。


「Pride in the Wind」では、木根が「Red Carpet」と同様に電子ピアノを担当した。
間奏の鍵盤は小室と木根の共演で、かつてツインキーボードだったSPEEDWAY時代の演奏を髣髴とさせるものとなった。


2曲の演奏を終え、またMC。
ここは長時間で、10分を超えることもあった。
メンバー紹介もここで行なわれたが、大部分は昔の話や近況などが語られた。


初期の数公演では、ここで木根がTMの不遇な曲を擬人化して愚痴を言わせるコーナーを行なった。
登場人物としては、「一途な恋」「愛をそのままに」「さよならの準備」「アクシデント」「I Want TV」などがあった。


MCの後、3/28横浜Blitz公演以後は「Close Your Eyes」が演奏され、ついで「Girl Friend」が演奏された。
「Girl Friend」は本ライブ屈指のレア曲である。
小室はイントロや間奏で、オリジナルのフレーズの上に独特なピアノ音色のシンセを重ねた。
アウトロでは木根のハーモニカで締めた。


続いて「Seven Days War」が演奏されたのは、かつて「Girl Friend」とシングルのA面・B面の関係にあったことが関わるのだろう。
アレンジは「REMASTER」と同様だった。


次いで「TK Hits!!」コーナー。
TM名義ではない小室楽曲のインスト演奏である。
ツアー終盤になると、ウツが冒頭に「TK Hits!!」と一言言い置いて退場するようになった。
おそらくファンから、「何がTK Hits!!だったんだ」という声が届けられたのだろう。


ここは日替わりで、各会場1日目は「SPEED TK-Remix」、2日目は「Together Now」が演奏された。
前者はハリウッド映画「SPEED 2」で使われた曲、後者はFIFAワールドカップテーマ曲としてJean Michel Jarreと共作した曲で、いずれも90年代プロデューサー時代の小室が欧米進出の夢に近づいた頃を象徴するものである。
この頃の小室が、何を一番アピールしたかったのかうかがうことができる選曲である。


この後は「humansystem」の曲が続く。
まずは「Kiss You」
北島のエレキギターが強調されたロック色の強い音である。
赤と青の照明の中での演奏シーンは、同曲の前後の演奏例と比べてもセクシーに映る。


次の「Resistance」はこのライブでも、「Girl Friend」と並ぶレア曲である。
取り立てて書くべきところもないが、これを聴けて嬉しかったファンは多かっただろう。


「Be Together」は通常のアレンジ・演出で、サビ前のクルッも行なわれた(ただし小室は回らない)。
間奏ではウツがマイクを上に放り投げてキャッチするパフォーマンスがあったが(これ以前から行なわれていた)、5/11のZepp Nagoya公演では、受け取り損ねてマイクがコロコロ転がってしまうという大失態を冒している。


次からは(個人的に)本ライブ最大の見せ場、インストコーナーである。
この部分は日々内容が変わったが、以下、当方で把握している限りで演奏内容を見てみよう。
なおウツ・木根のFC会報では、この部分は「TK Hits!! 2」と呼ばれている。
TMの曲しか演奏してないのだが、小室を中心に演奏されたからだろうか。


初日の3/27には、「REMASTER」と同様に「CAROL」が演奏された。
小室のシンセ単音の演奏の後、北島・そうる・木根が加わり、セッションによる荘厳な演奏に移るという流れも「REMASTER」と同じだったが、小室の弾き方がジャズ風の奏法になった。


3/28からは冒頭に「Time To Count Down」のイントロが加えられ、その後で「CAROL」が演奏されるようになった。
5月になると「Time To Count Down」の前に「Pictures at an Exibition」のフレーズが演奏されるようになった。
「Pictures at an Exibition」は、5/1のSHIBUYA AX公演では演奏されなかったが、5/17のZepp Osaka公演では演奏されていたことが確認できるので、その間にセットリストに加わったらしい。


4/27 Zepp Fukuoka公演からは、「CAROL」の後に「Malibu」が追加された。
前半は原曲に沿ったアレンジで「Malibu」を演奏するが、後半は演者の掛け合いによる即興の演奏になり、毎回異なるプレイを楽しむことができた。
「Smoke On The Water」など、洋楽の著名なナンバーのフレーズを遊びで挟むこともあった。


「Malibu」がセットリストに追加された頃、「CAROL」のアレンジも全く異なるものになった。
遅くても5/1 SHIBUYA AX公演では変更されていたことが確認される。
確証はないが、4/27 Zepp Fukuoka公演で「Malibu」の追加と同時に「CAROL」のアレンジも変更したのかもしれない。


木根は「CAROL」ではアコースティックギター、「Malibu」ではベースを担当した。
「Spin Off from TM」「Spin Off from TM 2007」で披露したベースを、この時にも見せたことになる。
TMでは2000年の「Log-on to 21st Century」以来、久々のことだった(本記事haruさんコメント)。


地方公演の最後になる5/17・18 大阪公演の頃には、「CAROL」の演奏時間が初期公演の倍近くに拡大されていた。
これまでに「Pictures At An Exhibition」「Time To Count Down」「Malibu」が追加されたこともあり、インストコーナー全体の時間は初期公演よりも10分以上増えていた。


この頃の「CAROL」では、賛美歌風のコーラスのサンプリングボイスが加えられた。
序盤はピアノ音色のシンセのみのゆったりした演奏で始まるが、中盤からは演奏の緩急が大きく変わり、一時は大変なアップテンポになって会場を盛り上げた。
小室の演奏はよりジャズ風の雰囲気を強め、リズミカルに鍵盤を叩くようになる。


他のメンバーとの掛け合いも、即興の要素が顕著になった。
小室と木根の掛け合いも見ものだった。
木根のギターソロの時間も設けられ、アコギのボディを打楽器風に指で叩く奏法を披露している。
これは「REMASTER」武道館公演のギターソロでも少し用いられたもので、押尾コータローのライブで見て関心を持ち、試みたものという。


大阪公演に続くファイナルの5/24・25 Zepp Tokyo公演も、インストコーナーは大阪公演とほぼ同じ展開だったが、冒頭の「Pictures at an Exhibiton」はオルガン音色からピアノ音色に変わった。
また、なぜか最終日の5/25には「CAROL」の時間が短縮されてしまった。
DVD収録を考慮して、あまり長くならないようにしたのだろうか。
映像が収録されたのは5/25だけだったので、長時間演奏の「CAROL」の映像記録は現存していないことになる。


舞台効果としては、天井から20以上の小さな照明が降りてきて、色を変えながら上下に動く演出があり、Zepp Tokyo公演でのみ用いられた。
これはドット・イメージと言う照明装置らしい。
その様子はDVDの「Malibu」「Love Train」の映像で見ることができる。

7-40.jpg

なお2009年、堂本光一が世界で初めてこれをライブで用
いたと言われたが
、実はTMの方が早い(もっともTMも最初というわけではなかっただろうが)。
ドット・イメージはその後開発が進み、より大きく複雑な動きができるようになった。
TMも2021~22年の「How Do You Crash It?」シリーズのライブでは、13年ぶりにこれを大々的に用い、ライブ演出の目玉とした。


以上一連のジャムセッションが終わると、「REMASTER」でも恒例だったそうる透のドラムプレイが始まる。
ただしこの時は、途中から小室のシンセおよび北島のギターも加わっており、「REMASTER」のようにそうるのソロではなかった。


この時小室が加えたシンセは、「Love Train」イントロのサイレン風の音である。
このドラムが「Love Train」のイントロであることが、ここで観客に伝わった。
「REMASTER」武道館公演でドラムソロから「Love Train」につなげられたのに準じる演出だが、この時はドラムソロと「Love Train」が融合した形になった。


なお「REMASTER」の渋谷C.C.Lemonホール公演では、オープニングSEの「EXPO」にサイレン音を重ね、1曲目「Love Train」につなげた。
本ツアーでもその時と同様に、サイレン音を次の「Love Train」のサインとして用いたというわけである。
個人的に「Love Train」は好きな曲ではないのだが、この時のアレンジは大好きで、歴代で一番好きな「Love Train」である。


本編ラストの「Welcome Back 2」
「REMASTER」では盛り上がりがいまいちだったこの曲だが、観客がライブハウスにまで来る精鋭揃いであることもあり、この頃にはちゃんと盛り上がるようになった。
ウツは「REMASTER」武道館公演で封印していた「2」サインを復活させている。


曲が終わると、ウツが「どうもありがとう!」と言って、他のメンバーともども退場する。
観客からはアンコールの声。
メンバーが再登場し、ウツがまた「どうもありがとう」と言って適当な雑談をした後、アンコール曲を演奏した。
曲は「Beyond The Time」である。


3/27はその後またメンバーが退場し、三度目の登場の後でダブルアンコールとして「Self Control」を演奏した。
だが3/28以後はアンコールで2曲を続けて演奏するようになり、ダブルアンコールの形式はなくなった。
「Beyond The Time」「Self Control」「REMASTER」と大差ないアレンジだった。


「Self Control」は日替わり曲で、各会場2日目はこれが「Get Wild」に変わった。
「Get Wild」ではイントロでそうる透のドラムが入り、小室が連打する「GeGeGeGe」のサンプリングボイスと絡まりあって、大変攻撃的なイントロとなった。


この「Get Wild」は現在まで音源・映像とも商品化されていない。
2017年には歴代の「Get Wild」を集めた「Get Wild Song Mafia」なる謎アルバムがリリースされたが、このツアーの「Get Wild」も入れてくれればよかったのにと思う。
多分この時の「Get Wild」は、永遠に日の目を見ることはないだろう。


以上の演奏がすべて終わると、ウツは何度目かの「どうもありがとう!」を告げ、他のメンバーとともに退場する。
会場には「REMASTER」の時と同様に、退場曲「You Can Find」が流れて、ライブの終わりを告げた。


この時点ではメンバーにとってもスタッフにとっても、本ツアーは次のTM25周年ライブの前哨戦という位置づけだったはずだ。
しかし結果としては、TMの活動はこのツアーの終わりを以て、4年近い中断期に入ることになる。

(2021/5/24執筆、2022/5/23加筆)
SPEEDWAY - TM NETWORK
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この記事へのコメント

やまびこ
2021年05月25日 05:41
更新を有難うございます。2012年に武道館のチケットと抱き合わせで出たDVDを流しながら読ませて頂きました。まず、忘れないうちにですが、、、「ドットイメージ」という照明は、この時期 ALFEE のライブでも多様されていた記憶があります。業界のはやりだったのかもしれませんね。あの照明、アリーナクラスの会場で遠くから見ると、なかなか圧巻なのですが、ライブハウスだとどうだったのでしょう、、、、記憶に残っていませんw

さて、このDVDについては、たいした見所を感じることもなく流すだけのことが多かったのですが、こうしてブログで教えて頂くと、演奏としては割と聞き所があったことに気づかされました。ただ、リニューアル前からのライブを知っていると、Incubation PeriodやFinal MIssion並にアレンジして、全体の構成が作られないと、物足りなさを感じてしまうように思います。あとは、雑談MCも好きではなく、私としてはかなり微妙な時間でした(ソロツアーではそうした時間は耐えるべきものと諦めがつきますが、TMとしては、、、)
そして、最後の部分で触れられている通り、このツアーの後、4年間の沈黙に入るわけですが、2015年以降我々が経験している「休止期間」は、メンバーにとっても、ファンにとっても、最長のブランクになるわけですね。あと一回は期待して良いような風向きになっているような気がしますが、私としては、先生が最後の場所としてTM NETWORKを選んでくれれば、とても幸せなことのように思います。
みーこ
2021年05月26日 15:53
一番見たいセッション部分がDVDでカットされてるのが何より残念でなりません。(私はDVD持ってませんけどね)
小室さんにとっては事件前の最後の幸せな時間だろうになあ。
あとやまびこさんとは逆で申し訳ないのですが、
私はラジオの流れから3人の雑談トークけっこう好きなんですよね。だけど商品化されると大抵トーク部分はカットされてしまうのが残念でなりません。
後発ファンは当時のライブなどDVDでしか見れないから、カットされると二度と知ることができないので、妙な特典をつけて金額を吊り上げるくらいなら、完全収録とか、特典映像につけるとかしてくれるといいのになあ。あと「初回限定」とか「FC限定」という言葉は呪いの言葉に聞こえます。
中古で手に入るものもありますが。
haru
2021年06月01日 17:04
明日発売の通常版Blu-ray「SPIN OFF T-Mue-needs」が今日届き視聴しました。

 2018、19年とウツソロツアーを見に行けなかったので13年振りのSPIN OFFは生で見たいと思いましたが、コロナ禍の中島根県と都会を行き来するのは気が引け、また私自身10月初めに右目の手術をしたこともあり今回も会場に行くことが出来ませんでした。ニコ生配信の利用の仕方もよく分からなかったです。

 M-Tresが出す通常版Blu-rayは昨年までは4月半ばにリリースしていたのに今年は随分遅く、ようやくライブを見ることが出来ました。著作権の関係か途中カットされていた部分もあったので改めて管理人さんのライブリポートを読ませていただきました。

 TM本体の活動につながって行ってるとは思いますが、具体的な動きが出るのはまだまだ先ですかね…。
青い惑星の愚か者
2021年06月01日 20:06
>やまびこさん
やまびこさんは大阪しか参加していないそうなので、多分このツアーのドットイメージは御覧になっていないと思います(最後の東京2公演のみで使用)。
ドットイメージはおっしゃる通りALFEEも使っていましたが、もう少し後のようです(wikipediaによれば2011年から)。
もちろんTMが最初というわけではないんでしょうけど、早かったんだろうとは思います。
誰が提案したのか分かりませんが、新製品をすぐに使いたがる当たりは、80年代から続く志向なんじゃないかな。
私は大会場で見たことはないので、どんなふうに見えたのか気になります。
TMも25周年では、アリーナで大々的に使うことも考えていたのかもしれません。

ライブへの不満は、当時私も同じことを考えていました。
これ以前にSPIN OFFをやっていた頃、TMならもっと魅力的なステージが見られるはずなのにと思っていたのに、蓋を開けてみればあまり変わらないなあと。
細かいところでは見るべきところもあったんですが(濃厚なセッションはこの時だけでした)、ライブのアピールになるポイントがなかったのは、やはり小室さんとしてもそういうのが浮かばないままに企画されたツアーだったからだろうと思います。


>みーこさん
セッションの時間、小室さんも楽しそうにしていたんですよね。
そこが半分くらいにカットされちゃったのは残念でした。
特典商法については、当時の私もたいがい切れていました。

M-tresもウツの売上が数千枚レベルに落ちる中で、一般にアピールする商品を作って広く売るよりは、固定ファン一人当たりからいかに多くのお金を取るかという方向に向かっていて、その商法がtributeを介してTMにも向けられてきたんだと思います。
この時代になるとDVDまで買う人は多くがFC会員という状況になっていたので、不満の声は大きくなかったのかもしれませんが、おっしゃる通り後の人がTMの歴史を追おうとする場合、大きな障害になっていると思います。
まあSPEEDWAYツアーの場合はそもそも小室事件でお蔵入りしていたものなので、特典にでもならなければ映像の公表自体がなくなっていたような気もしますけど。


>haruさん
去年から、生のライブの参加はなかなか悩ましいですよね。
haruさんと同じ理由で涙を飲んでいる人は多いと思います。
通常版のリリース日については、多分宣伝効果および会場での販売の都合も考えて、ウツのソロツアーの日程に合わせているんだと思います。
去年4月にblu-rayが発売されたのも、歌酔曲が4月から開始の予定だったからでしょう(結局観客を入れたライブは行なえませんでしたが)。

blu-rayがメタルをカットしたのは、おっしゃる通り著作権者に楽曲使用料を支払わないといけないからだと思うんですが、それならフォークも同じだと思うんですよね。
曲数はフォークの方が多いので、むしろ削るべきはこっちのような気もするんですが、多分トークを聞きたいファン心理を考慮したんだと思います。
正直、あのメタルの演奏がそれほど見たいかといえばそうでもないですし。
あと通常版の場合は関係ないですが、FC盤で歌酔曲vsフォークのTime Machineだけ入れて、あの素晴らしい愛~をカットしたのも、同様の理由かもしれません。
秘密結社まゆゆ
2021年06月23日 08:18
「週刊プレイボーイ」2008年11月24日のp42~44には、『小室哲哉容疑者が本誌に語った「預金100億」の人生バブル」という記事がありました。この中では、約1年半前(正確な号数は不明)のインタビュー記事からの引用がありました。
小室さんは、次のように述べていました。

「貯金通帳は途中からケタがわからなくなって、見なくなりました。通帳って99億円までしか記帳されないんです。100億円以上は入らないから」

「税金もすごく取られるんですよ。一番多い年が25億円ぐらいだったかな。3年間で60億か70億ぐらい払いましたね。節税?どうでもよくて、持っていけばいいんじゃないかって」

記事では、『小室哲哉「作曲シングル売り上げ』ベスト20」のランキングがありました。いずれの曲も1994~97年に集中しており、やはりこの時期が小室さんの音楽人生および、日本のCD市場が最盛期だったのだと改めて思いました。
青い惑星の愚か者
2021年07月05日 23:22
100億以上の桁に達していたというのは、2008年5月のテレビ出演でも語っていました。当時持ちネタとして、各所で語っていたんでしょうね。
秘密結社まゆゆ
2021年07月10日 16:02
音楽雑誌「What`s IN?(ワッツイン)」2008年5月号のp48~53には小室さんのロングインタビューが掲載されていました。過去の記事に登場した小室・TM関連記事の縮尺版や、同年のTMツアー「SPEEDWAY and TK HITS」の紹介など、それなりに充実した良記事でした。

p53では、「今年の末から、25th Anniversary Yearが始まる予定です。そこでは80‘sの時代感を出す方向に、今のところは傾いています」と、自身の逮捕で実現しなかったTM25周年企画の方向性についても、少しだけ語っていました。
青い惑星の愚か者
2021年07月10日 17:57
What's In?の記事は、その後の部分も含めて次の記事で引用しつつ取り上げています。
特に小室さんについてはこの頃まともな文字資料が乏しいので、それなりに貴重ですね。
haru
2021年08月29日 15:19
性懲りもなくまた指摘してしまいますが…。

 木根さんがエレキベースを担当したのはTMのライブではこの時だけだろう、と書いてありますが2000年7月のLog-on to 21st Centuryで既にベースを披露しています。ログオンライブの模様を一部紹介した特番を見ると「CAROL組曲」で木根さんがエレキベースを弾いている様子が確認出来ます。また続・電気じかけ~には当日ベースを弾くことになった経緯を自ら記しています。
青い惑星の愚か者
2021年09月06日 18:36
指摘ありがとうございます。
Log-onのことはまったく忘却しておりました。
訂正しておきますね!
haru
2021年09月07日 16:48
ログオンライブの特番を見た時「木根さんがエレキベース弾いてる!」と驚いたことを今でも覚えています。

 木根さんって器用ですよね。キーボード、アコギ、ハーモニカにベースと複数の楽器を人前で披露出来るのだから。それだけに数年前”エアギター”という言葉だけ広まって何かそういう印象を持たれてしまったことはホントに残念です。

 まぁ、木根さん自らウケを狙って余計な事を言ったのが一番良くないのですが…。

 
 ところでSPEEDWAYツアーはチケットが全く取れず見に行けなかったライブで、インキュベが開催された武道館でDVD付きパンフレットを買い4年越しにようやくライブの様子を一部知ることが出来ました。

 当時ライブ全編の撮影はしていただろうからDVDの発行元であるエムトレスには素材が残っているのかな…。TMのライブの中ではつまらない部類に入るのだろうけど、個人的には全編見てみたいと思っています。

 今後完全版を世に出すには単品では難しそうだし、2000年代のライブのBlu-ray Boxの一枚としてならアリなんだろうけど、これもポニーキャニオン・R & C・エムトレスと販売元がバラバラだから実現は極めて困難でしょうね…。
青い惑星の愚か者
2021年09月18日 15:49
昨今のGet Wildのプチブームが昂じてTMリバイバルブーム!みたいなのが来たら、もしかしたら再始動後の映像のコンプリートBD BOXなんかが出ませんかね(無理そうだけど)。
Log-on、Double-Decade Tour、SPEEDWAYツアー、ALL THAT LOVEを全部入れれば、まあまあ値段が張っても私なら買います。

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