FANKS intelligence Days~DEVOTION~の振り返り

2023年の全国ツアー「FANKS intelligence Days~DEVOTION~」の締め括りとなるDay24・25東京国際フォーラム2公演が、11/29・30に開催されました。
私は当初29日のセミファイナル公演のみに参加する予定でしたが、直前になって30日のチケットを譲ってくださる方が現れたため、幸運にも東京公演に両日参加することができました。


ツアーが終わった翌日12/1の「TK Friday」では、小室さんがツアーのネタバレ話をしてくれました(以下の叙述でも参考にしています)。
セットリストも「TK Friday」で公開されました。
木根さんと小室さんがボーカルを取った謎曲の曲名も判明したので、これに依拠して以下に掲げます。


ただし途中で追加された「Angie」は、「TK Friday」のセットリストには含まれていなかったので、以下にはこれを追加しています。
また「inter 1」「inter 2」は小室さんのキーボードソロ演奏で、12曲目の「小室Keyboard Solo」と別表記にする理由はないのですが、「TK Friday」では「inter 1」「inter 2」「TK SOLO」として表記を区別していたので、いちおうそれに準拠しておきます。

Opening(Avant)
01. Whatever Comes
02. Mission to Go
03. 君の空を見ている
04. Show my music beat
05. Fool On The Planet
06. Still Love Her
07. Timemachine
inter 1
08. Come On Everybody
09. Action
inter 2
10. Time To Count Down (TK Remix)
11. Devotion
12. 小室哲哉Keyboard Solo
13. Angie
14. The Point of Lovers' Night
15. Children of the New Century
16. Get Wild
End Roll (Intelligence Days)



今回のツアーは3ヶ月弱、12会場16公演の規模で開催されました。
これは実に1991~92年の「Tour TMN EXPO」以降の30年間でもっとも多くの会場で開催されたツアーとなります。
公演数では18公演開催された2008年の「TM NETWORK play SPEEDWAY and TK Hits!!」がありますが、このツアーは日替わりを入れて各会場2公演行なわれたので、9会場での開催です。
要するに今回は1999年に再結成以来、TMがもっとも多くの地方を回ったツアーだったということになります。


この規模で地方を回ってくれたのは、本当にうれしかったです。
このおかげで参加できた方も少なくなかったのではないでしょうか。
メンバーの年齢を考えても、地方を細かく回る全国ツアーはもうやらない可能性も考えていたのですが、良い方向で裏切ってくれました。
これを契機に各地の眠っていたファンが目覚めてくれればよいですね。
この後はすぐに「STAND3 Final」が控えていることですし、楽しみです。


今回私が参加したのは9/7府中公演Day10、10/10・11大阪公演Day14・15、11/25倉敷公演Day23、11/29・30東京公演Day24・25の6公演でした。
さらに各所からいただいた情報も参照しつつ、今回のツアーの内容を振り返ってみたいと思います。


公演時間は当初1時間45分程度でしたが、「Angie」に歌を入れるようになって3分ほど長くなりました。
東京国際フォーラム公演ではさらに追加映像が入って1時間50分を超え、去年の「FANKS intelligence Days」と同じくらいになりましたが、それ以外の会場では去年よりも公演時間が漸減したことになります。


2004年の「Double-Decade "NETWORK" in YOKOHAMA ARENA」が2時間未満で終わった時には短いと批判されましたが、今では2時間未満が基本になってきたようです。
ただ今回はこの点の不満はあまり聞きません。
TM3人の年齢の問題がある上、ファン自身の加齢もあって、長時間の公演を求める声も減っているのかもしれません。


今ツアーは「劇場版シティーハンター」の上映に合わせて開催されたことからも分かるように、映画とのコラボレーションを前面に出していました。
1曲目が「Whatever Comes」、締めが「Get Wild」なのは、両曲が「劇場版シティーハンター」のオープニングテーマ・エンディングテーマであることを踏まえています。
私が今回のラストを「Timemachine」かな?とか予想していたのは、見当違いも甚だしかったです。


他にも映画の中で使われた「君の空を見ている」「Devotion」「Angie」や、映画では使われなかったもののかつて「シティーハンター2」のエンディングで使われた「Still Love Her」が演奏されました。
これらの曲は「Still Love Her」を除き、映画で流れた順番に演奏されました。


今回のツアーの特徴として、「Get Wild」以外の定番曲、すなわち「Self Control」「Be Together」「I am」などが軒並み演奏されなかったことが挙げられます。
エンディングSEの「Intelligence Days」を除けば、演奏曲で去年のツアーとかぶるのは「Fool On The Planet」「Time To Count Down (TK Remix)」「Get Wild」の3曲だけです。
しかもこの中で「Time To Count Down」は、去年も最後の2公演しか演奏されなかった曲です。


今回はツアータイトルに「DEVOTION」とあることもあり、私はアルバム「Devotion」の収録曲を中心に演奏すると予想していました。
「Devotion」の過半は去年のツアーで演奏された曲で構成されていますから、今ツアーは多くが去年のツアーと演奏曲がかぶることになるんじゃないかと思っていたのですが、これはうれしい誤算です。
「Devotion」収録曲の内、新曲「Devotion」「君の空を見ている」は演奏しましたが、既発表曲からは「Time To Count Down」「Timemachine」しか演奏していません(他にエンディングSEの「Intelligence Days」あり)。
アルバムからは合計4曲しか演奏しなかったことになります。
準新曲の「How Crash?」すら演奏しませんでした。


これに対して「シティーハンター」関連の楽曲からは「Whatever Comes」「君の空を見ている」「Still Love Her」「Devotion」「Angie」「Get Wild」の6曲が演奏されたわけですから、実は今回は「Devotion Tour」というよりは「City Hunter Tour」という方が実態に近かったことになります。
実際に11/8にアップされた公式動画でも、今ツアーを「シティーハンターとシンクロしたライブ」と言っています(28秒くらいから)。


なお「Angie」は映画中で使われていましたが、まだ商品化はされていません。
ツアーではスタジオ音源発表に先駆けて、曲を聞くことができたことになります(歌を聴けたのは最後の5公演だけですが)。


私は「シティーハンター」には何の関心もないのですが、去年とかぶりの少ない選曲になったこと自体は大歓迎です。
小室さんもできるだけ色んな曲を演奏するため、去年やった曲は極力外したのかもしれません。
この点は今後の40周年ライブにも期待したいと思います。


今回演奏された曲から「シティーハンター」関連の6曲と小室さんのソロを除くと、残りは9曲となります。
その内の2曲は「Devotion」収録の「Time To Count Down」「Timemachine」、1曲は新曲「Show my music beat」です。
他の6曲は「Mission To Go」「Fool on the Planet」「Come On Everybody」「Action」「The Point of Lovers' Night」「Children of the New Century」でした。


最大の驚きの選曲は「Mission To Go」です。
この曲、生演奏されることがあると思ったファンはいたでしょうか?
去年の「it's gonna be alright」から引き続き、再結成後のレア曲を1曲ずつ入れる方針だったのかもしれません。


これまで「Quit30」収録の未演奏曲には、この曲と「ある日ある時いつか何処かで」「STORY」「if you can...」の4曲がありました。
私はアルバムのリリース当時から、ずっと「STORY」「if you can...」を生で聞きたいと思っており、今ツアー開催前にも、聞きたい曲として(やるはずないと思いながら)「if you can...」を挙げていました。
結果として「Quit30」からレア曲が選ばれると言う予想は的中したわけですが、まさかこの曲とは…。
実はこの曲、私がアルバム中で一番興味がない曲なんですが、おそらく「任務(mission)」というキーワードが40周年を控えた自分たちに適合するものと考えたのだと思います。


他の5曲について、「Fool on the Planet」を除く4曲は、去年演奏しなかった曲から選ばれました。
ただしこれらはいずれも30周年で演奏されており、レア感があるかというと、そうでもなかったです。
この中でも「The Point of Lovers' Night」「Children of the New Century」については、歌詞を考慮した選曲だったと推測します。


まず「The Point of Lovers' Night」では、2番で過去映像を映して歴史を振り返る演出がありました。
これは2番Aメロの歌詞「いつから僕は君と知り合った?とても昔の思い出のようさ」にかぶせてあるのでしょう。
過去映像を出す演出は去年の「I am」でも見られましたが、この演出を効果的に出せる曲として、「The Point of Lovers' Night」が選ばれたのだろうと思います。


「Children of the New Century」では、オリジナル曲からちょっとした変更がありました。
歌詞中の「1999君はどこにいる」の部分が「2029君はどこにいる」とされたのです。
Day12仙台公演2日目からは、この部分でスクリーンの演出映像に「2029」の文字が映されるようになったそうで、TM側としてアピールしたいところなのでしょう。
 *(追記)本記事多摩のターボさんの証言では、Day10府中公演でも「2029」が出ていたとのことです。


この曲の数字を変える演出としては、2000年の「Log-on to 21st Century」で、「1999君はどこにいる」が「2001君はここにいる」に変更されたことがありました。
現実が原曲の「1999」を越えたことを踏まえた演出でした。


一方今回の「2029」は、2024年の40周年記念の活動が終わってもその後がある、少なくともやめることは想定していないと言うファンへのメッセージに他なりません。
この点について公式から具体的なフォローはありませんが、曲で伝えると言う方針なのでしょう。
まだ気が早いですが、TMもファンも健康を保って、2029年の45周年を迎えたいですね。


以上2曲はTM30周年ライブだけでなく、2020年の「SPIN OFF T-Mue-needs」でも演奏されており、なぜか最近よくやる曲になっています。
個人的に「Children of the New Century」はそんなに好きな曲でもなく、せっかくレア曲枠を増やしたのなら本当のレア曲をやって欲しいとも感じました。
しかしライブの演出上の判断ならば、私の好き嫌いは措いて、ここに積極的な意義を見出したいと思います。


ちなみに8月に小室さんがアップした動画に「Ignition, Sequence, Start」をBGMにしているものがあり、私はこの曲やるのか!とすっかり舞い上がってしまいました。
実際には全然やらなかったわけですが…。
そういうことで今回の私は勝手に期待値を上げてライブに参戦してしまったため、余計にがっかりすることになったことも申し添えます。


ただ今回のライブの目玉は選曲ではありません。
「Devotion」収録曲やシングル「Whatever Comes」を除き、ほとんどの曲がライブ用の新アレンジになっており、注目すべきはむしろこの点でした。
たとえば「Time To Count Down」は去年のライブアレンジに准じて「Devotion」に収録されたばかりでしたが、このたびは賛美歌風のボーカロイドが加わり、さらにアップデートされました。


「Action」も昔からCDとライブで大きくアレンジが異なり、ライブバージョンで演奏すること自体に意味がある曲でもあります。
この曲は他曲と比べると従来のライブと近いアレンジで演奏されましたが、Aメロではこれまでなかったピアノ音色のシンセが入っていたりしました。


アレンジしづらいバラードも、「Fool on the Planet」「Still Love Her」は新しくなっていました。
正直、そろそろ「Fool on the Planet」はいいんじゃないかと思っていたのですが、今回のクラシック風アレンジは素晴らしく、選曲がどうこうではなく演奏してよかったと感じました。
「The Point of Lovers' Night」もオーケストラ風の荘厳なオケになっていました。
これらのアレンジには、小室さんが年末年始にオーケストラを率いて開催した「billboard classics -HISTORIA-」の影響もあるのかもしれません。


「Mission To Go」は今回ライブ初披露なのに、ライブ用にイントロ・アウトロが増え、間奏も変わっていました。
小室さん、音を作りたくて仕方ないのかもしれません。
「Children of the New Century」も、冒頭のサビの後、ウツの声をサンプリングしたり、サビ前にタメの時間を作ったりと、工夫を凝らしていました。
私は先ほど、この曲があまり好きではないと書きましたが、実はこの曲のライブアレンジの中では今回のものが一番好きです。


ライブの締めに当たる「Get Wild」は、意外とあっさりとしていました。
30周年の時は長大なシンセソロの後に「Get Wild」という流れが定番化していましたが、今回は「Come On Everybody」「Time To Count Down」「The Point of Lovers' Night」の前にシンセソロを入れており、ソロ演奏の位置について様々な可能性が考慮されたように見えます。
私としては、シンセソロの後は必ず「Get Wild」という流れは脱却してほしかったので、この方針は歓迎いたします。


今回のツアーで驚かされた演出は3つありました。
一つは「Come On Everybody」です。
この曲の前には長時間の小室さんのシンセ演奏がありますが、その後半は完全に「Kiss You」のイントロでした。
去年のライブ音源に通じるオーケストラヒットの音も入っており、この後は「Devotion」に収録された「Kiss You(TK Remix)」が披露されるだろうと、誰もが思ったはずです。
80年代のライブを思わせる「I Kiss You For Bright & Dark」のサンプリングボイスが鳴り響き、テンションが上がりました。


ところがそこで始まった歌は「Come On Everybody」でした。
ライブに参加した方は驚いたはずです。
実はイントロの段階でも「Come On Everybody」のフレーズは入っていたのですが、そっちに行くとは全然思っていませんでした。


おそらくこの部分は、ウツが最近ソロツアー「それゆけ!!歌酔曲」で披露している「マッシュアップ」をTMにも取り入れたものでしょう。
イントロと歌で別の曲を組み合わせるという手法です。
ウツが提案した可能性もあると思います。
小室さんのオーケストラライブもそうですが、各人がソロ活動で試みたものをTMにフィードバックすると言う良い循環ができているように思いました。


注目演出の2点目として、TMとファンとの合唱がありました。
ウツが観客に合唱を求めた曲としては「Still Love Her」「Come On Everybody」「Time To Count Down」「The Point of Lovers' Night」がありましたが、特に「Still Love Her」はオケの音が控えめにされていたこともあり、どの会場でも観客の声が響き渡りました。


去年の「FANKS intelligence Days」の横浜追加公演では、「Time To Count Down」の時にモニターに「Sing Along in Your Heart」(心の中で一緒に歌って)のメッセージが出ましたが、TMも本音では久々のステージで観客の声をいっぱい聞きたかったのだと思います。
特に小室さんは3月の「Hit Factory #2」最終公演の時も「TK Friday」で「声出しできないかな」と言っていましたし、ファンの声が聞きたくて仕方なかったようです。
TMのライブでこんなに声出しを求められることは珍しく、面白い試みではありました。


演出3点目として挙げるのは、序盤の意外なサプライズでした。
去年のツアーでは4曲目で一度ウツが引っ込み、木根さんのソロコーナーとなりましたが、今回も3曲目でウツが引っ込みました。


木根さんは短いギターソロの後、歌を歌いました。
しかしこの曲、聞いたことがありません。
てっきり何かのカバーかと思ったのですが、調べてもさっぱり分からず。
どうやらオリジナルの新曲らしいです。
フォーク風の曲調から見て、いかにも木根さんの曲です。


夏頃、木根さんがウツから「Tender is the Night」を歌うことを提案されたという情報がありましたが、この時点で木根さんが歌うことは決まっていたのでしょう。
木根さんがメインボーカルを取っている「Looking At You」「月はピアノに誘われて」は割と何度もやっていることもあり、それ以外の曲をやることを検討したものの、結局新曲をやることになったものと思われます。
いや、木根さんの「Tender is the Night」、めちゃ聞きたいんですけどね。


サプライズはこれだけでは終わりませんでした。
木根さんが1番を歌い終わるとスポットライトが小室さんに移り、今度は小室さんが歌い出したのです! これはびっくり。
小室さんがTMのライブでメインで歌ったのって、1992年「EXPO Arena」以来じゃないですか?
歌自体は微妙だったけど、そんなことはいいです! むしろそれでいいんです! ひゃっほー!
出来ればこの流れで、次のツアーでは「Think of Earth」をやってほしいものです。


ツアーリハーサルの段階では、木根さんが一人でやることになっていたそうで、縦笛やアコーディオンをやろうという話も出てきたそうです。
しかしリハーサル2・3日目になって、小室さんが自分も参加することを提案し、木根さんも「いいね!」と言って同意したそうです。
「TK Friday」によれば、この曲はまず小室さんが作詞して、木根さんが曲にしたようです。
 *(加筆)作曲も小室さんであることがアフターパンフレットに書かれていました。
曲名は長く不明でしたが、「TK Friday」「Show my music beat」であることが明かされました。


リハーサルの時、ウツは久保こーじさんに、「この曲いい曲だよな」と評価していたそうですが、さらに続けて「もうちょっとちゃんとやればいいんだよな」とも言っていたとのことです。
小室さんは、ウツに歌ってもらえばよいというようなことを言っていましたが、さてどうなるでしょうか。


以上、今ツアーの見どころなどを述べてきました。
以下では具体的なライブの流れを見ていきます。
ちなみにモニターに映る映像は時とともにアップグレードされましたが、私の限られた記憶に頼って書くものなので、正確には把握していません。
基本的には最後に見た東京国際フォーラム公演の映像を基準とし、顕著な変更があった場合はそのことも明記するようにします。


初日の府中公演の日、会場に入ったら驚きました。
真っ暗なステージに、3本のビルに見立てたLEDモニターが設置されていたのです。
今回のツアーのイメージは「都市」でしたが、それがヴィジュアル的に表現されていました。


真ん中と右のビルのてっぺんには、映像が映されています。
右ビルには「Whatever Comes」「Devotion」「Get Wild」のCMが順番に映ります。
真ん中のビルには「Whatever Comes」のジャケットの写真と、1988年「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」オープニングの映像が映っていました。
ちなみに開演前のステージの様子は、11/8の公式動画で知ることができます。


「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」オープニング映像については、少し説明が必要です。
これは1987年「Fanks Cry-Max」の時に宇宙から地球に送られたバトンをビルの屋上で3人が受け取る映像ですが、その場所はツアースポンサーのKDDの本社ビルで、まさしく新宿にあります。
すなわちこの映像は、ステージが新宿であることを表現しているわけです(真ん中のビルは現KDDIビルをイメージしていることになるでしょうか)。


ステージは夜の新宿をイメージしていると考えられます。
これは言うまでもなく、「Whatever Comes」を主題歌とする「劇場版シティーハンター」の舞台です。
今回のTMのライブステージは、新宿の出来事という設定になります。
去年の「FANKS intelligence Days」では、ファンの願いを受け止めたTM NETWORKが宇宙から地球へと向かったわけですが、彼らの地球での潜伏地は新宿と考えられます。


なお楽曲のCMが一通り流れた後には、両ビルにツアーグッズの宣伝が流れます。
Day10府中公演で表示されたのはツアーグッズだけでしたが、Day13大阪公演ではソロ関連商品の宣伝も追加されました。
宣伝された商品は、小室さんの写真集「DE:TOURS」、ウツのソロアルバム「U30 Contract」、木根さんのベスト盤「キネコレ」でした。
ステージのセットをライブコンセプトの表現とCMの双方に使うのは、なかなか秀逸なアイデアと思いました。
小室さんのアイデアでしょうか。


やがてCM映像が消え、ステージが真っ暗になります。
これは新宿の街が深夜を迎え、寝静まったことを表現しています。
3基のビル型LEDスクリーンは以後モニターとなります。
モニターには、暗い空間に立つ3人の姿を映した映像が映ります。
ここのアウトテイクは、ツアー開催直前に小室さんのinstagramにアップされていました


夜の新宿を歩く3人の姿が順番に映し出されます。
まずは小室さんが登場。
ここの映像も、instagramで事前に公開されていました。


モニターに「2min. 27sec.」の文字。
2分27秒が何を意味しているのかはよく分かりません。なんでしょう?
ちなみにこの時点で開演から4分ほど経過しているので、2分27秒は開演後の経過時間ではありません。
*追記:本記事Tom07さんのコメントによれば、2分27秒の表示が出てから2分27秒後に3人が登場するそうです。


続いてウツ登場し、モニターに会場の場所(「OSAKA」など)が表示されます。
最後は木根さん。「●●miles」という形でマイル数が表示されます。
Day10の府中は11.3マイル、Day14・15の大阪は247.13マイル、Day23の倉敷は342.66マイル、Day24・25の東京は4.13マイルでした。


なおライブのエンディングでも、やはり次の会場とマイルの表示があります。
Day11の仙台は214.75マイル、Day16の宇都宮は59.92マイルでした。
これらの数値を見るに、マイルは加算されるわけではなく、ある場所から各会場に至る距離を示しているようです。
東京・府中の数値が小さいことを見るに、起点は首都圏でしょう。


私はこの数値を、ステージの舞台である新宿のある場所から会場の距離と推定していました。
エンディングではある場所を起点としていることが地図で示されますが、ysanjoさんによればこれは新宿住友ビルらしいです
府中の森芸術劇場からgoogle mapの距離測定機能を使って計ってみると、新宿住友ビルまでの距離が11.25マイルで、四捨五入して11.3マイルですから、問題はないようです。


同様に住友ビルからの距離を測ると、ほとんどの会場は0.3マイル(約0.5km)程度の誤差の内に収まります。
この程度の誤差ならば、会場内のどこを基準にするかの違いと考えてかまわないでしょう。
ただDay11仙台エレクトロンホールまでは189.34マイルしかなく、モニターに出た214.75マイルとは結構違います。
これはどう考えればよいのか、解決案がある方は、教えていただけると幸いです。
もしかしたら単なる私の記憶違いかもしれないのですが…(ライブのたびに数値を暗記して終演直後にメモしていました)。


オープニングSEの音数が増え、盛り上がっていきます。
この曲は「Avant」というタイトルであることが「TK Friday」で明かされました。
「AVANT」=「軍の前線」は、異世界から地球にやってきた3人のことを意味しているのでしょう。


モニター映像では、地上に並んで立つ3人の背後から、赤い光線が発せられています。
これに合わせてステージからも、客席に向けて赤い光線が送られてきます。
去年の「FANKS intelligence Days」では地球から宇宙船にバトンが届けられる軌跡が赤い光線で表現されましたが、今回の光線も宇宙船と地球の間で通信を行なっている様子を表現しているのでしょう。


ならばこの光線の向こうには、宇宙船があるはずです。
TMはその宇宙船で地球に来て、新宿の地に降り立ったと考えることができます。


TM NETWORKは「How Do You Crash It?」で地球の潜伏者からこのバトンを受け取り、「FANKS intelligence Days」では宇宙から地球に向けて発進しました。
そして地球に到着し、新宿で宇宙船から降り立った後の物語が、今回の「FANKS intelligence Days~DEVOTION~」ということになります。


モニターにはおなじみの「TM NETWORK」のバトンが映し出されます。
曲の盛り上がりが臨界点に達した頃、真ん中のモニターの下から3人が出てきます。
会場、ウォー!
ここまでの展開はとてもすばらしく、また久しぶりに声出しOKなライブだったこともあり、私も府中ではウォー!と叫びました。


スポットライトを全身に浴びた木根さんが、エレキでギターを決めます。
「劇場版シティーハンター」オープニングの「Whatever Comes」でライブはスタートです!
モニターには「Avant」から引き続き、夜の新宿を歩く3人の映像が流れます。


観客は1曲目から積極的に腕を振っていました。
終盤のサビ繰り返しでは腕振りをどう合わせるのか戸惑いましたが、ウツを見ながらついていきました。
あと「Going To Kick」の部分では、予想通りウツが片足でキックをしていました。


今回は事前にネタバレされた通り、去年と同じくサポートメンバーはおらず、3人だけで演奏しました。
配置は客席から見て中央がウツ、左が小室さん、右が木根さんで、去年と同じです。


衣装は同じデザインの色違いでした。
スーツ姿で、ジャケットの上と下がグラデーションで違う色になっています。
3人とも下が黒で、上はウツが赤、小室さんが白、木根さんが紫でした。
ただしウツは途中で3回着替えがあり、衣装がお揃いだったのは最初と最後だけでした。
小室さんがthreadsに上げた写真では、ライブ中盤(5~7曲目)の3人の衣装が分かります。


ちなみにツアー直前の8/26に「Animelo Summer Live Axel 2023」に出演した時は、3人は「Whatever Comes」のジャケット画像に準じた衣装を着ていました。
てっきりツアー衣装もこれなのか?と思っていたら、全然違いました。
あの衣装は「Animelo Summer Live」のためだけに用意したのでしょうか?


2曲目は「Mission To Go」
イントロや間奏に新しいフレーズが追加されています。
この曲では木根さんがシンセを担当し、小室さんとともにツインキーボードでの演奏となりました。


モニターには英語・フランス語等のフレーズがちりばめられた映像が流れます。
私、がんばって読み取ろうとしたのですが、「The phrase "mission to go" doesn't have a specific meaning on its own」「Devotion can manifest in various ways」など、あまり意味がなさそう文ばかりだったので、頑張って読むのはやめました。


3曲目は新曲「君の空を見ている」
モニターには立方体が横に流れる映像や、長方形が並んで傘状に回転する映像が映されます。
木根さんはこの曲ではアコギを演奏しました。
多分今後は演奏されないでしょうから、前曲と合わせて貴重な機会でした。


ウツ、「木根尚登、小室哲哉、For the FANKS」と言って退場。
本ライブのサプライズコーナーです。
まずは木根さんがアコースティックギターで短い即興演奏。
ベートーベンの第九の一節などを演奏しました。


これが終わると、木根さんが小室さんと一緒にフォーキーなイントロを演奏します。
そして聞いたことのない歌。
2番ではまさかの小室さん歌唱。
未発表曲「Show my music beat」です。


Day10府中公演ではこの曲で、木根さんと小室さんがそれぞれ1番・2番を歌って終わったのですが、Day11仙台公演以後は小室さんが3番を歌い、木根さんが続いてワンフレーズ歌った後、最後に合唱で締めました。
多分間違いもあるでしょうが、一応聞き取った歌詞を文字にしておきます。

(木根)
静か過ぎたあの夏に僕らは君につぶやいた
必ずきっとこの場所にギターをかかえて戻るよと
let you know show my music beat
let you know show my heartbeat
let you know show my music beat
let you know show my heartbeat

(小室)
喧騒が消えた夏僕らは君にささやいた
必ずきっとこの部屋のピアノの前に座るよと
let you know show my music beat
let you know show my heartbeat
let you know show my music beat
let you know show my heartbeat

(小室)
地球を飛び交うスーパーマンではないから
音を奏でて何かを伝えるためなら
一人じゃ何もできない
そんな僕らを君は待ってくれていた
let you know show my music beat
let you know show my heartbeat
let you know show my music beat
let you know show my heartbeat

(木根)
すべての国が大地がいろんなところで
そろそろ悲鳴を上げている
せめてこの場所のこの瞬間くらいは
明るい声を聴きたい

(合唱)
let you know show my music beat
let you know show my heartbeat
let you know show my music beat
let you know show my heartbeat
let you know show my music beat
let you know show my heartbeat
let you know show my music beat
let you know show my heartbeat


なお2番の「この部屋の」の部分は、Day21札幌公演では「札幌の」となり、以後の広島・倉敷・東京公演でも同様の演出がありました(広島は聞いていませんが)。
またDay17の名古屋初日公演では、小室さんが間違えて木根さんのパートを歌ってしまい、途中で気づいて木根さんに「どうぞ」と譲る仕草をしたそうです(自分が間違えたくせに)。
小室さんもこのコーナー、結構気負っていたのでしょうか。


サビの歌詞ではファンに対して、演奏とともに自分の鼓動も聞いてほしいと伝えています。
ライブをやることは自分たちも嬉しく、胸が高鳴っていると言っているのです。
これは再起動後2度目の全国ツアーを開催できたことの喜びの表明にほかなりません。


「TK Friday」で小室さんが言ったことによれば、この歌詞はコロナの時のファンと自分たちの気持ちを歌ったものだと言います。
1番の「静か過ぎたあの夏」はコロナが5類になる前の去年の夏を指すとのことです。
2番の「喧騒が消えた夏」も同じでしょう。


これは明らかに去年夏に開催された「FANKS intelligence Days」のことを言っています。
ファンが声を出せず、久々のツアーにもかかわらず静かなライブになってしまったことを、TMは残念に思ったし、ファンも残念だっただろうと推測しているわけです。


そこでTMはまたピアノやギターを弾きに来るとファンに誓いました。
その時はファンの歓声が鳴り響く喧噪の中で演奏したいという思いが、言外に表現されています。
こういう誓いの言葉が実際にファンに向けて発せられたことはないですが、3人は心の中でそのように誓っていたということでしょう。
そして今回のツアーは、その誓いを実現する場であるということです。


その上で3番ではファンが次のライブを待ってくれていたことへの感謝、4番ではライブ会場でファンの明るい声を聴きたいという気持ちを表明しています。
TMは全国ツアーでファンと一緒に時間と場所を共有できることを喜んでいます。
そのことをこんなに包み隠さない言葉で伝えてくれたことは、多くのファンにとってうれしいことだろうと思います。


この後はウツが黒地で柄入りの衣装に着替えて復帰。
頑張って歌った小室さんと木根さんに拍手します。
次の曲は「Fool on the Planet」
演奏回数に比してライブアレンジが少なかったこの曲、初めて大きなアレンジが加えられ、クラシック風になりました。
このアレンジ、とても良かったです。


モニターには新宿の実景とCGが映し出されます。
「見下ろした街並みに」の部分では、街を上から俯瞰した情景が映されますが、これは歌詞を意識したものでしょう。
サビ繰り返しの部分では、夜の街にビルが生えてくる謎CGもありました。


木根さんのアコギ演奏で始まる「Still Love Her」
オケも小室さんのシンセも控え目で、歌を聞かせるアレンジです。
モニター映像がこの曲だけなかったのも、視線をステージの3人に集中させるためでしょう。
ウツによれば今回演奏するかどうか迷ったそうですが、すでに述べた合唱演出もあり、印象深い曲になりました。
2番の後にはいつも通り木根さんのハーモニカが入りますが、その間にはウツがアコギを装着し、木根さんからアコギ演奏を引き継ぎました。
アウトロはイントロ同様、木根さんのアコギで締めました。


なおこの曲のイントロでは、木根さんのミスが頻発しました(そんなに難しいフレーズでもなさそうなのに)。
Day14大阪初日では木根さんがミスをして、一回仕切り直しをしましたし、Day24東京初日でも木根さんの演奏が変で、小室さんが途中でシンセでフォローしていました。
blu-ray収録の最終日にやらかさなくてよかったです。
ただウツはその最終日に、「僕が住むこの街を君は何も知らない」を「君が住むこの街を~」と歌ってしまいました。
ああもうウツったら…


次は「Devotion」バージョンの「Timemachine」
私はこのアレンジでの演奏を是非一度聞きたかったので、うれしい時間でした。
モニターは、下から光が昇っていく神秘的な映像でした。
なおこれまでウツはこの曲のサビで「タイムマシーン」を「タイムマスィーン」と歌っており、「Devotion」でもそれは同様だったのですが、今ツアーでは「タイムマシーン」と歌っていました。
発音が変と言う指摘を受けてのことと思われますが、アルバムではあえてこれまでの歌い方を再現していたのでしょうか。


3曲目の「君の空を見ている」からここまで5曲、ずっと木根さんの曲か、小室さんと木根さんの共作(「Still Love Her」)が演奏されました。
こんなに木根曲が続けて演奏されるライブ、これまでのTMではなかった気がします。
1988年の「Kiss Japan Tour」後期公演(「クリストファー」「Telephone Line」「Come Back to Asia」)、1988年「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」「Fool on the Planet」「Time Passed Me By」「Telephone Line」)、2000~01年の「Tour Major Turn-Round」「Pale Shelter」「We Are Starting Over」「Electric Prophet」)の3曲連続でも多い方でした。
木根曲連続演奏では最長記録かもしれません。


「Timemachine」のアウトロからつながる形で、小室さんのソロ演奏が始まります。
「Come on Let's Dance 2014」に近いスペーシーな雰囲気を感じました。
「Come On Everybody」のサビのフレーズが一瞬入り、その後は「Kiss You(TK Remix)」のサンプリングフレーズが流れます。


ウツは再度着替え、黒の衣装で登場します。
謎の長いLEDの棒を持っています。
ウツがこの棒を白く点灯させ、「Kiss You(TK Remix)」のオーケストラヒット風の音に合わせて動かすと、それに合わせてモニターの光が動くという演出がありました。
正直何をやっているのか謎で、ウツも会報で「僕は何をやっているんだ?」と言っていました(笑)。
ちなみに大阪2日目では、おそらくミスで、アウトロで使う赤色をここで出してしまっていました。


小室さんによれば、この棒は本当はライトセーバーにしたかったのに、思っていたより太くなってしまったそうです。
そういえば「30th Final」の後、ライトセーバーが使えるようになったら次のTMを始めるとか言っていましたよね!
そんなに大事だったのか、ライトセーバー…。


長いタメを経て歌が始まると、曲は「Kiss You」ではなく「Come On Everybody」になります。
「Kiss You(TK Remix)」と同様の、ドラムを強調したオケになっていました。
木根さんはここからエレキギターです。
モニターには立方体が積みあがってビル状になっていく幾何学的CGが映されます。
サビでは「Still Love Her」と同様に観客に合唱を求めました。


ウツはかなりの頻度で、2番サビの締め「きっと今夜ここで会えるさ」に入るタイミングを間違えました。
少なくとも最初の5公演(府中・仙台・大阪)は全滅だったようです。
2番サビに入った直後、ウツがワンフレーズ丸ごと歌わず後ろを向く時間があり、そのためカウントを間違いやすくなってしまったものと思われます。


1989年「紅白歌合戦」や1994年「TMN 4001 Days Groove」でも同じ曲でミスったことが思い出されます。
この曲、ウツの鬼門なのでしょうか。


アウトロでもイントロと同じオーケストラヒット風の音が続けて入ります。
そしてこれが終わるのに合わせて、ウツがLED棒を赤く点灯させました。
後期公演になると、この後にウツが棒を1分くらい振り回して遊ぶ謎の時間が設けられるようになりました。


次は結構意外な選曲だった「Action」
この曲は配信ライブ「How Do You Crash It?」でも演奏しましたが、生ライブでは2012年「incubation Period」以来です。
木根さんはシンセを担当します。


この曲では、3枚のモニターに各一人のアップ映像が映りました。
1番ではステージと同様に左小室・中央ウツ・右木根の並びなのですが、2番では一つずつずれて、左ウツ・中央木根・右小室となり、間奏では左木根・中央小室・右ウツとなり、サビ繰り返しでは元に戻ります。
3人の動きをじっくり見ることができてよかったです。


Day23倉敷公演では、ウツが1番Aメロを立膝で歌い、立ち上がってからはマイクスタンドを持ち上げるなど派手な動きを見せました。
Day22広島公演でも同様だったそうですが、Day15大阪公演では見た記憶がないので、多分後期公演で始まった演出と思います。
ただDay24・25東京公演では普通に立って歌い、マイクスタンドのパフォーマンスもしませんでした。
いろいろと試行錯誤していたことがうかがえます。


サビではウツが小室さんの方に寄って行って、二人が向かい合いながら歌いました。
ウツも小室さんもピョンピョン跳ねます。
ここはとても良いシーンでした。
2番後の間奏では木根さんによるシンセの乱れ弾きもありました。
個人的に今回のツアーで一番好きな時間だったのがこの曲でした。


小室さんのシンセソロ。
機械音が鳴り響きます。
ここはウツと木根さんの休憩タイムで、二人はステージの後ろに置かれた椅子に座っていました。


「Time To Count Down」
イントロでは、ビルが下から生えてくるように見えるCGがモニターに映し出されますが、実際には生えているのではなく、TMが上空から地上に降りてきている表現でしょう。
TMは「Fool on the Planet」では新宿の上空にいましたが、この曲で地上に降り立ったのだろうと思います。


この曲は「TK Remix」バージョンに基づいて演奏されましたが、イントロや間奏でボーカロイドによる賛美歌風の声が加わり、荘厳な雰囲気を高めています。
最後の東京公演では、このボーカロイドの声がさらに強調されていました。
またすでに述べたように、演奏中に何度も出てくる「ラーラー」の部分では、会場に合唱が求められました。
この間、モニターには9~0をカウントダウンする映像が映されました。


次は新曲「Devotion」
モニターにはアルバムジャケットに基づいた絵が映し出されます。
色はアルバムと同じ赤の時の他、青の時もありました。
「No No No」のところでは小室さんが元気に歌って会場を盛り上げます。
後期公演では、木根さんが2番冒頭のギターを、ステージ中央でスポットライトを浴びながら決めました。
これはDay20熊本公演からだったそうです。


ウツ退場。
小室さんのソロコーナーです。
前半はツアーで一番攻撃的なソロ演奏でした。
ここは聞くたびに少しずつ変わっていた気がします。
特に最終日Day25は、即興で新しいフレーズを追加していました。


曲がいったん止まり、賛美歌風の歌が流れます。
小室さんは上からオルガンの音を重ねます。
Day10府中公演ではこれを数分間披露しましたが、Day11仙台公演以後はこれが2分程度に短縮されました。
代わりに加わったのが、「劇場版シティーハンター」で使われた「Angie」です。
小室さんによれば、府中の時点では映画が公開されていなかったので、「Angie」は演奏しなかったそうです。


「Angie」は当初小室さんのピアノとボーカロイドで披露されましたが、Day17名古屋公演以後はウツも登場し、歌を入れるようになります。
ウツは中央の階段に腰掛け、座りながら歌います。
モニターには二人の姿の上に、ゆらめく炎も合成して映されました。


なお小室さんによれば、この曲はThe Whoの「Tommy」がイメージ元とのことです。
私は「Tommy」を聞いたことがないので、よくわからないのですが。


「The Point of Lovers' Night」
ウツはイントロの間に最初の衣装に着替えて登場します。
木根さんのパートはエレキからシンセに変更。
原曲がロックテイストのこの曲が、生ギターと生ドラムがない中で演奏されました。
弦楽器のイメージの音が入り、クラシック風のアレンジになっています。


この曲のイントロでは、冒頭に出た赤い光線がモニターに映し出されます。
これは「Angie」の前のシンセソロの時も映っていました。
TMの母船である宇宙船から連絡が入り、そろそろ帰還の時間であることが伝えられているのかもしれません。
ライブもいよいよ終盤です。


1番では「Action」と同様に、3枚のモニターにステージの3人が1人ずつ映されますが、2番ではそれが消え、小さな過去映像がたくさん出てきます。
先に述べたように、2番の歌詞に合わせた演出でしょう。
最後は8月の「Animelo Summer Live」の時の3人の写真が一瞬移ります。
古今のTMの歴史を実感させる演出でした。
去年のツアーでも、終盤の「I am」で同様の演出がありましたね。


「Children of the New Century」
木根さんのパートはエレキに戻ります。
原曲に基づく演奏でありながら、ところどころで新しいパートを加えています。
先に述べた通り、この曲では「1999」が「2029」になり、45周年もやるつもりであることが示唆されました。


冒頭では曲名に合わせて3人の子供の映像がモニターに映ります。
その後は炎風の効果映像が映され、ステージからは赤い光線が客席に向けて放たれます。
全体として「赤」色の強いステージ演出でした。


最後の「Get Wild」は、荘厳な音色のイントロで始まります。
火薬の特効が入ると「Get Wild (Sick Individuals Remix)」のフレーズが流れました。
このフレーズは間奏でも使われます。
個人的にTMのライブでは他人のアレンジに依拠しない演奏にした方がよかったと思いますが、引退からの復帰後の小室さんはこのアレンジが好きですよね。
モニター映像は夜の街を上空から見下ろすものでした。


なお火薬の特効は、会場の都合でDay21札幌公演では使うことができず、モニターに炎の絵を出して対応したそうです。
またDay16宇都宮公公演では、火災報知器が反応して、ライブ中に警報が鳴り響くというアクシデントもあったとのこと。


木根さんは1番でアコギ、2番でエレキに持ち替えました。
1曲の中で変えるんだ!と思いました(ちなみに、なぜかアコギの方が目立つ不思議)。
後ろに流れるオケは1番を抑え目にし、2番以後は派手な音にして盛り上げました。


この曲ではDay21札幌公演以後、小室さんがMind Controlを持って前に出てくるようになりました。
1番と2番では木根さんと持ち場を交換し、満遍なくファンサービスをします。
特にDay23倉敷公演では、小室さんが私のすぐそばに来て間奏などを弾いてくれました。
小室さんの表情や動きを目の当たりにできる至福の時間でした。
なおDay22広島公演以後(もしかしたらDay21札幌も?)、「Get Wild」最後のサビ繰り返しで、ウツが小室さんにマイクを向けて歌わせる演出もありました。


去年の追加公演でも、「I am」では復活したMind Controlが使われましたが、今回はなぜかDay20熊本公演までは使われなかったようです。
私も府中・大阪では「なんで使わないんだろう?」と思いました。
本当になんで使わなかったのでしょうか。


演奏が終わると、3人はステージ前方に集まり、観客に手を振ってから退出します。
スクリーンに3人のシルエットが映し出され、去ったことが示されます。
この部分、Day21札幌公演以後は、3人の左に冴羽獠と槇村香、右に美樹・海坊主・野上冴子のシルエットが追加されました。
(いずれも「シティーハンター」の登場人物)
「シティーハンター」とのコラボ感を前面に出してきましたね。


あるいはこのライブは、「劇場版シティーハンター」と同じ時間軸で行なわれたという設定で、エンディングはその双方が同時に終わったことを表現しているのかもしれません。
「劇場版シティーハンター」で使われた曲がライブでも同じ曲順で演奏されたのはそのためとも考えられます。
「劇場版シティーハンター」にも新宿の街を歩く3人が登場しますしね。


去年と同じくエンディングSEの「Intelligence Days」が流れます。
モニターには宇宙船に向かう3人の姿。
宇宙船は「T」が上下反転した形をしていますが、これってもしかして、「I am」の頃の母船と同じやつ?




モニターの宇宙船からもステージからも、赤い1本の光線が出ています。
オープニングと同様、ステージの向こうに宇宙船が控えていることを表現しています。


モニターにエンドロールが流れます。
これまでと異なり、横に動くエンドロールでした(見づらい!)。
その後はモニターに3人の写真と40周年のロゴが映ります。
さらに日本地図と次回会場の場所およびマイル数、そして開催日が表示され、BGM「Intelligence Days」が終わります。


Day23倉敷公演までは以上でライブは終わったのですが、Day24・25東京公演のみ追加演出がありました。
モニターには、ビル内でDJをしている小室さん、部屋でピアノを弾き、メモをしている木根さん、バーでお酒を飲んでいるウツの3人が順番に移されます。
小室さんは衣装などを見るに、10/1に新宿Na-Luckyで開催された「Sythesizer improvisation Live Performance」の映像のようです。


モニターにメモが映ります。
そこには以下のメッセージがありました。
(一瞬しか見えなかったので記憶違いがあるかもしれません)

End of 40th
2024 April xxxx
16.07 miles


2024年4月某日に「End of 40th」があるということです。
1月から3月には次のツアー「Stand3 Final」の開催が発表されていますから、その後に「End of 40th」が控えているということになります。
しかしそれ以上の具体的な情報はありません。


ちなみに私は気づきませんでしたが、この時16.07milesが表示されたのは中央モニターで、左モニターと右モニターにはそれぞれ6.69milesと244.99milesのメモも映っていたそうです。


なお東京公演の追加動画は、夜の街にたたずむ小室さんの頭上に赤い光線が光るシーンで終わります。
母船から指令が来たのでしょうか。
モニターには「instagram:tmnetwork_id」のアカウントが表示され、ライブの全演出が完了しました。


このinstagramのアカウントには、Day24終了後には何の情報もありませんでしたが、Day25の後には追加演出で使われた3人の動画の一部がアップされました。
おそらく今後このアカウントで、様々な情報が発信されるはずです。


それにしても去年の「FANKS intelligence Days」でも、ライブの最後にfanksintelligence.comのサイト開設が告知されましたが、今回は最後にinstagramのアカウント開設の告知がありました。
ツアーが終わるごとにコンテンツが一つずつ増えていくのでしょうか。


Day25東京公演の終了後、観客が会場から退場すると、宣伝用のビラが配られました。
その中にはよしもとミュージックからリリースされる商品の告知とともに、「2024年4月から行われるアリーナツアー」の記載が。
追加映像のメッセージは、このアリーナツアーに関わるものに違いありません。
つまり1・2・3月に次の全国ツアーをやった後、4月からは大都市でアリーナツアーを開催するというわけです。
次のツアーが始まらないうちに、次の次のツアーの告知とは!


ファンの間では、早速メモの検討が始まりました。
Day10以来続いてきたmiles表記の意味を考えれば、16.07miles・6.69miles・244.99milesは新宿住友ビルからライブ会場の距離を表しているはずです。
正確な会場はともかくとして、とりあえず距離から見て首都圏2会場・関西1会場での開催となりそうです。


それにしても多少ショックなのは、これが「End of 40th」とされていることです。
つまりTM40周年記念のライブはこのアリーナツアーで終わりのようです。
小室さんも「TK Friday」で、40周年のライブは40本だと言っていました。
現在発表されている「Stand3 Final」までで34本なので、全部で40本とするとあと6本です。
会場が3ヶ所ならば各会場2公演となりますね。


私は30周年の時のように、記念日の2024年4月から1年間も40周年企画はあるのではないかと思っていたのですが、残念ながら40周年のTMはあと半年もせず店じまいとなる模様です。
「Children of the New Century」の「2029」のメッセージを見るに、40周年で終わりという去年の小室さんの発言が覆されたようなのが救いですが。


以上が今ツアー「FANKS intelligence Days~DEVOTION~」のレポートでした。
去年のパターンを考えれば、ライブ映像はWOWOWで放送した後にblu-rayで発売されるはずです。
会場にはWOWOWから花が届いていたので、WOWOWで放送されるのは確実と思われます。
Day25にはカメラが入っていたので、この日の映像が使われるのでしょう。


今ツアーは初日公演から3ヶ月弱を経て、ようやくその全貌を紹介することができました。
ただ現時点での状況は、去年の「FANKS intelligence Days」のレポート時と大きく異なるところがあります。
それはツアーファイナルを以て一連の活動がひと段落した去年の活動と異なり、今回はあと2本のツアー(2本のライブではなく!)が控えているということです。


6月の「Devotion」リリースに始まる今年の活動を評価するには、まだ道半ばです。
来年のツアー「Stand3 Final」と、その後のアリーナツアーを見届けることで、おそらく今回のツアーの評価は最終的に定まるはずです。
まだしばらく、彼らの活動を観察し続けなければなりません。


小室さんによれば、「Stand3 Final」では演奏曲を「そうとっかえ」「ターンオーバー」すると言っていました。
今回のツアーのセットリストを見ても、「Get Wild」「Devotion」「Whatever Comes」あたりを残し、残りは全部変更するくらいになるかもしれません。
一方アリーナツアーでは、「総動員」を考えているそうです。
大規模ライブにふさわしく、代表曲を盛り込んだライブにするのでしょう。
個人的には「Stand3 Final」でレア曲枠にどの曲が選ばれるのかが気になっています。


次のライブは来年1/18の「Stand3 Final」初日、Day26の三郷公演となりますが、現時点で私はチケットを入手していません。
もしも入手できればブログで速報など書けるのですが、現状でその見込みはありません。
前回も書きましたが、どなたか譲っていただける方がいらっしゃれば、大変うれしいです。
そのような方がいらっしゃれば、メール(tm_on_the_planet%yahoo.co.jpの%を@に置き換え)かX(旧twitter)のDMでご連絡お願いします。


その他いくつか近況の整理をしておきます。
まずDay25の会場で配布されたチラシに、よしもとミュージックの新商品の宣伝がありました。
これに合わせて、ずいぶん前から準備されていたよしもとのTM40周年記念サイトに情報が掲載されました。
これによれば、TMの吉本在籍時代にリリースされたDVD「Live in Naeba '03」のblu-ray化と、アルバム「Easy Listening」「SPEEDWAY」のリマスター版が、2024/1/17にリリースされます。


この中で「Live in Naeba '03」はライブ会場での限定販売だったため、この頃にTMを追いかけていなかったファンは入手困難だったはずです。
その意味で本作の一般向け販売はうれしい方もいるでしょう。


さらに上記3商品をセットにして、40ページのブックレットを加えた「TM NETWORK 40th Anniversary BOX」が11000円で発売されます。
よしもとでリリースされた商品には、他にも音源集「キヲクトキロク」、DVD「Double-Decade Tour "NETWORK"」「TM NETWORK -REMASTER-」がありますが、今回のBOXはそれらを除いた中途半端な収録内容となっています。
おそらく単価を安くして売れやすいパッケージにしたのでしょう。
すでに予約受付中で、恒例の店舗ごとの特典も発表されています。


このBOXで注目されるのは、4月から始まるアリーナツアーの先行予約用シリアルナンバーが封入されていることです。
これまでも「How Do You Crash It?」「Devotion」「Whatever Comes」にシリアルナンバーが入っていましたが、これら新作はともかくとして、今回のBOXをシリアル狙いで買うかどうかは、悩む方もいるでしょう。
会場が大規模なアリーナですから、席にこだわらなければ多分チケット自体はそんなに苦労しなくても取れるでしょうし。
ここらへんは、各人お考え下さい。
ちなみに私は買いません。


それにしても今回のよしもとの商品は、長く引っ張った割にはがっかり感が強いです。
もっとも要望が多いであろう「Log-on to 21st Century」「TM NETWORK play SPEEDWAY and TK Hits!!」の映像は権利の問題から出しづらいのかもしれませんが、「Double-Decade Tour」のホールツアーや「Double-Decade Tour Final」のDVDでカットされた「Beyond The Time」「Human System」、または2000年の「Rendez-vous in SPACE」や2002年の「Laugh & Peace Premium Night」、2007年の「TM NETWORK -REMASTER-」の横浜・渋谷公演など、まだ見たいものはいろいろあります。
現状で「Double-Decade Tour "NETWORK"」「TM NETWORK -REMASTER-」のblu-rayリリースが発表されていないのは、追加でアップデート版を出す予定があるためかもしれないので、虎視眈々と見守っていたいと思います。


あと気になるのは、せっかくTMがSONYに復帰したのに、SONY時代の音源・映像の商品化の話が全然出ないことです。
「Gift from FANKS」「Live Historia」でネタ切れとは思えないのですが。
40周年企画がまだ続くなら良いのですが、そろそろ終わりが見えてきたことですし、記念商品のリリースをにおわせるくらいしてほしいです。
とりあえず「Electric Prophet」「FANKS Dyna-Mix」「FANKS "Fantasy" Dyna-Mix」あたりの完全版映像のリリースを待望しています!


ずいぶん前から告知があった東海ラジオの「TM NETWORK SFロックステーション」の放送が、12/6の25~27時(正確な日付は12/7)になることが告知されました。
「FANKS intelligence Days~DEVOTION~」を振り返りつつ、来月から始まる「Stand3 Final」の話もしてくれるはずです。


12/6には「Whatever Comes」のアナログ盤がリリースされることが以前から告知されていましたが、さらに「Angie」のスタジオ音源も配信されることが「TK Friday」で告知されました(0時配信開始)。
なお「TK Friday」では、その音源も先行で聞かせてくれました。


12/6にはラジオ特番や新商品リリースが重なっています。
なぜか「FANKS intelligence Days~DEVOTION~」のオフィシャルレポートがまだ出ていませんが、ここらへんも12/6頃に出るかもしれません。
もしかするとこの日にさらに何かの告知があるかも?


この後、12/15にはウツ・木根さんの「年忘れ!! 2023 歌酔曲&Kフォーク 師走だョ!全員集合」、12/21には木根さん出演の「ノスタルジイ・ソングス Vol.3」、12/23には小室さんのファンイベント「TETSUYA KOMURO STUDIO 1st Meeting」が開催されます。
この中で「歌酔曲&Kフォーク」については、e+で生配信されることが決定しました。
アーカイブはないらしいので、ご覧になる方はご注意ください。


11/29発売の「B-PASS ALL AREA vol.18」には、ウツのインタビューが掲載されました。
ソロアルバム「U30 contrast」の内容に関するものです。
結構充実した内容でした。


この後のブログ更新について、「Stand3 Final」に参加した後には必ず行ないます。
今のところ2/9のDay28名古屋初日公演には参加できるので、2月上旬の更新となるでしょうか。
もちろんその一ヶ月前の三郷公演に参加できれば、その時に更新します(参加できるかなあ…)。


ただ2月まで2ヶ月放置するのもアレなので、年末年始くらいには更新に来て、「SFロックステーション」やアフターパンフレットの話を書くかもしれません。
しかし今年の更新はこれが最後になる可能性もあるので、最後に一言書いて、今回の記事を締めます。


皆さん、良いお年を!
来年のTM40周年記念イヤーも楽しみましょう!

(2023/12/3公開、12/28加筆)
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この記事へのコメント

Tom07
2023年12月03日 18:39
2分27秒は表示されてから2分27秒後に3人が登場する時間だと思います
念の為に時計のストップウォッチ機能で測りました
AKA
2023年12月03日 19:26
更新お疲れ様です。DEVOTIONが発売されてツアーが発表されてから「絶対この内容通りになる訳がない。だってTMだぜ?!」と思っていた通り、むしろそれ以上の予想をいい意味で裏切ってくれたツアーでした。初めて行ったライブがギリギリ滑り込みの終了ライブで、その次が去年のぴあMMだった自分としては二度と生で聴けないと思っていた(しかも3人編成で)曲が何曲も出てきたのには感激でした。来年のツアー前半は更に変わってくるに違いないと信じてます。TM NETWORKですから。
kuri566
2023年12月03日 20:02
読みごたえたっぷりの詳細なレポートありがとうございます。ずっと管理人さんのレポ、府中からずっと待ってましたよ。自分が、参加した仙台からも、ツアー中に形を変えていったというのが、よくわかりました。Angieの歌、気になります。年明けにWOWOWですかね。STAND3funalで総とっかえされるセトリが今から楽しみです。
ちなみに「Log-on to 21st Century」の「2000君はここにいる」は、「2001(トゥーゼロゼロワン)」だったような。
青い惑星の愚か者
2023年12月03日 20:52
>Tom07さん
なんとそうでしたか!
情報ありがとうございます。
本文に追記しておきます。


>AKAさん
DEVOTIONの内容に準じたライブにはならないと見極めていたとのこと、さすがですね。
小室さん、今回の40周年は全力投球している感があります。
来年のツアーも予想を裏切ってくれそうですね。


>kuri566さん
レポートお待たせいたしました。
私も3ヶ月間具体的な話を書けず、うずうずしていました。
WOWOWは、たぶんアリーナツアーの発表と合わせて放送されると思います。
1月下旬じゃないでしょうかね。
Log-onの件、ご指摘ありがとうございます。おっしゃる通りです!直しておきました!
GAUZE
2023年12月04日 17:10
今ツアーの振り返りライブレポート、誠にお疲れ様でございましたー\(^o^)/。遠征できない身の自分としては地方公演の情報はとても助かります。
「Angie」の追加はあれど、基本的なセトリは変えずアレンジや構成で公演を重ねる毎にバージョンアップしていく姿勢は本当にファンからしても誇らしい限りですよね。自分は府中初日と国際フォーラム2daysしか観ていなく、その間の変更点はtwitter上でしか確認できなかったのであまりの変貌っぷりに驚きを隠せませんでした…(^_^;)。

開演前のビルスクリーンの映像で、やはり『KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX』のOP映像は気になりましたねー。西新宿のKDD(現:KDDI)ビルの屋上がロケ地のあの映像でシティーハンターの舞台である新宿とリンクさせ、更に今回のセトリに歌詞の年号を変えた「Children of the New Century」を入れた事で、当時のツアーを解雇しつつ更にTMの未来を示唆して過去・現在・未来を表現したその構成に震えが止まりませんでした。
因みにマイル数の距離検索の起点で新宿住友ビルが有力視されてますが、自分は試しにKDDIビルで横浜に向けて16.07mileでやってみました。結果はパシフィコ横浜になってしまったので、起点はやはり新宿住友ビルで間違いなさそうですね(;´Д`)。

あと今回の個人的な着目点としては、やはり「TIMEMACHINE」の位置がラストではなくセトリの中盤で演奏されたことが上げられます。『4001days Groove』以降ラストで演奏されることで終了のトラウマを捩じ込まれましたが、今回のツアーでデビュー当時のライブのような立ち位置に戻ったことが印象的でした。
「Fool on the Planet」も今回は中盤で演奏されましたが、前述した『KISS JAPAN DYNA-MIX』ツアーでも中盤で披露されていたので偶然かとは思いますが気になる一致を想起してしまいました。

そして来年早々次のツアーが始まるわけでありますが、僕も初日の三郷公演のチケットが取れず悔しい思いをしております…orz。それでも、まだまだ先を見せてくれるTMの活動からは目が離せませんね〜(*^^*)。
にゃろ
2023年12月04日 21:17
フォーラム30日では、お会いできて良かったです。また来年ですねなんて挨拶してたのに(笑)

私は、府中、宇都宮、ファイナルと参加しましたが、どれもうきゃーと踊りまくっているので皆さまほど詳細は覚えておらず…(汗)

カモエビは、騙されましたよね。昨年KISSYOUが評判良かったから今年も!?と思いきや、こちらのブログでやってほしい曲目であげたカモエビ来たー!!

チルドレンはアレンジ凄くて、特に府中の客席のオロオロ感がね(笑)私も含めてですけど。

宇都宮のゲワイでのサイレン、会場では私、新しいアレンジだと思ってました。

2022年のツアーも大満足でしたが、デボーションツアーもまた更に良かったので、年明けのSTAND3も楽しみです。
多摩のたーぼ
2023年12月04日 21:19
いつもながらの読み応えたっぷりのレポート、ありがとうございます。Children of〜の2029の表記ですが、私は初日の府中のみ参戦で、1番を聞いて「あれ、2029と言った?」と思ったら2番ではモニターに数字が出て、やっぱりと思った記憶があります。ずいぶん時間も経ってしまい絶対そうだと言い張れるほどでは無いのですが…
なおなお
2023年12月06日 12:59
少し思ったのですが、2022年のツアーは(Day1~9)は40周年に含まない可能性もあります。
アクリルキーホルダーの枠が中心を含めると最大Day50になります。
仮にDay40で終了すると、キーホルダー的に微妙な気がしますので。

とにもかくにも、3人とFANKSが健康でありながら、長い活動になることを期待しています!
やまびこ
2023年12月08日 15:32
詳細な解説を有難うございます。
今回私は7都市8公演に通い、まさにTM NETWORKと一緒に日本を回った実感もありました。が、それでも結構見落としていた点があったことに気づきました。

あとは、初日と国フォには参加できませんでしたが、仙台から熊本まで割と継続的に通えたこともあり、音や演出が変わっていく様子を見ることが出来たような気がします。

中には、福岡と熊本の間で変わったところもあり、メンバーも常に改良点を適応していたのだろうと思います。

私としては、特に小室さんが、かなりエネルギーを注いでいたことが感じられたことが、すごく嬉しかったです。
そして、北海道以降のMind Controlの盛り上がり方は、ツアー全体でも突出していたように思います。

さて、吉本から発売される商品ですが、映像は単品も出るようですね。敢えて書きますけど、あの頃の活動の「薄っぺらさ」を思うと、今回のツアーは本当に素晴らしかったと思います。人間は、年齢ではなく、意識の違いで大きく変わるんだと感じました。

FANKSであり続けて良かった、と心の底から実感できたツアーでした。

私の予想はだいたい外れるのですが、アリーナツアー6本で合計40本になっても、「Forward to 2029」などと称して、すぐに次の活動をしてくれそうな気がしていますwww
サキコ
2023年12月14日 19:43
お久しぶりです!11/23 広島公演に行ってきました!QUIT 30 以来のTMライブで、また一時は小室さんの引退もあり諦めていましたが、今回3人揃ったコンサートを拝見し、その素晴らしさに感動で胸が張り裂けそうでした!この「振り返り」を読んで当日を思い出すことができ、とても嬉しいです。

それから10/13 渋谷HMVでのフォトブックイベントにも行ったんです!この日はたまたま仕事が休みで何となく申し込んだら、なんと当選!…といっても、メインのトーク&サイン会ではなく、Wチャンスのポストカードお渡し会でしたが。でも16歳の頃からずっとお会いしたいと思っていた小室さんにお会いでき、2~3言交わせて、本当に長年の夢がかないました!小室さんの姿を長く見られるよう、列は後ろのほうに並びましたが、並んで部屋に入って小室さんの姿を見た瞬間、例えて言うならマイケル・ジャクソンに会ったかのような衝撃でした!薄茶のサングラスにジーパンのかっこいい~小室さんは、ポストカードを手渡す際に、すぐに渡さず少し待ってくれるんです!なので思っていたことを早口で、一応伝えることができました!優しく微笑んで「ありがとう~」と言って下さいました!本当は、あなたがどんなに素晴らしいか、あの曲のここでいつも涙ぐむ、あの時こう思った◎△$♪×¥●&%#?!!!などなど言いたいことはたくさんあったのですが、もう仕方ないですね。

コンサートは、パフォーマンスも映像も素晴らしく、何度も思わず「すごい!」と言ってしまいました。映像効果は、特にステージが上がっていくような錯覚に陥る部分が良かったですね。小室さんのボーカルが聞けたのも嬉しかったです。でも休憩なしの出ずっぱりで、大丈夫かなと少し心配になりました。最後のショルキーは、スタッフが持ってきて小室さんに掛ける姿を見て、やったー!という思いでした!そしてウツのタイムマシーンは、ちゃんと[ ʃ ]の発音になっていましたね!やはりウツはTMにおいてが、最も魅力的だと思いました。まだまだ感想はあるのですが、これくらいにしておきます。今後も記事を楽しみにしています。
青い惑星の愚か者
2023年12月28日 09:02
>GAUZEさん
ビルにKDDオープニング映像を映したのと、セットリストにChildrenを入れたのは関連していたのですかね。そこまでは考えていませんでしたが、たしかにKDDではオープニングに登場した気球がChildren後のシンセパフォーマンスで登場するということで、両者は関連が深いところですし、着想としてはそこまであった可能性がありますね。

演奏位置については、エレプロはメジャタンツアーで最後という縛りがなくなりましたね。
あとジャスワンはDDツアーで、CAROLとは別に単曲でも演奏できるようになりました。
Timemachineは、なんとなく演奏位置が決まっていた最後の曲でしたね。

三郷、確保したかったですね…!!!(血涙)


>にゃろさん
アフターパンフレットによれば、どうやらKISS YOUも演奏予定で音源を準備していたのが削られたみたいですね。
宇都宮のゲワイ(こう書くとウツソロバージョンみたい)、サイレンも自然に取り込んでしまうとは、楽曲としての懐の広さを感じます(?)。


>多摩のたーぼさん
府中にも2029はありましたっけ?
私は見た記憶がないのですが、ライブはなかなか追検証が難しいですね…。
とりあえず本文に加筆しておきますね。ありがとうございます。


>なおなおさん
キーホルダーのスペースに色が入っていくのはTMの情報収集日(Intelligence Days)の数に対応しているものなので、それが「40周年」かどうかは理屈上は関係ないように思います。
もしかしたら40周年の後でTMが再開した時に、41番目が入るのかもしれません(根拠なし)。
あと2022年ツアーが40周年に含むことは、石坂さんがアフターパンフで40周年だから40本と言っている以上、動かないかなと思います。


>やまびこさん
ツアーの最大の魅力は内容が進化していく点にあると思うので、それを追いかけられたのは意味があると思います。
私もまあまあ行きましたが、8本はすごいですね。

Get Wildは、Mind Controlを使うようになってから、観客の盛り上がり方が変わったと思います。
やはりみんな見たいんだろうなと思いました。つうかなんでそれまで使わなかったのか?(執着)

Day41はいつになるでしょうかね。
全国ツアーが難しいなら、毎年1本ずつやって41周年はDay41、42周年はDay42とかにしても良いと思います。


>サキコさん
9年ぶりのライブだったんですね。感動もひとしおだったと思います。
小室さん、ほんと出ずっぱりでしたよね。全力でやってくれているんだと思います。

サイン会にも行かれたとのこと。長く見られるように後ろに並んだと言うあたり、その発想はありませんでした(笑)。私は2011年にピアノコンサートで握手した時、ひとこと伝えることができましたが、本人を前にするとなかなか言葉が出なくて、「TM NETWORKの活動を待っています」とだけ言いました。
fe
2024年01月14日 23:39
こんばんは。

… … …

あのフォークなナンバー、全くの新曲だったんですか!?「Show my music beat」ってタイトル何ですか!?

私はてっきりどなたかの楽曲のカヴァーだとずっと思っていました。遠のく意識の中で「そういえば『EXPO』関連の企画で『フォークパビリオン』なんてあったな…誰だっけ…こんなにアコギとぶつかり合う様に対等に渡り合うハモンドが目立つフォークの曲って、あったっけかな…」と全く整理できないために前回のコメントでも敢えて触れなかったのです(汗)。

もしスタジオ音源化がどうなるか。「GREEN DAYS」みたいにご丁寧にも会場で「新曲です」なんてプレゼンテーションされなかったもんだから、いざ録音したら、それこそ大変身してしまう。そんな奇妙な期待やワクワクが芽生え始めました。

失礼しました。
青い惑星の愚か者
2024年01月21日 02:22
Show~はアフターパンフで曲名が明かされた他、twitterでも曲名が出ていますよ。
https://twitter.com/tetsuyakomurotk/status/1730915452602478643
私も最初聞いた時はカバーかもと思いましたが、歌詞が明らかにファンに向けたものでしたね。